「応研は若手がすぐ辞めるって本当?」
「営業は激務でサービス残業が多いの?」
「社風が古くてパワハラがあるか不安…」
など、応研への転職に不安を感じているかもしれません。
インターネット上の口コミでは、ネガティブな評判も確かに見受けられます。
ですが、悪い情報ばかりをうのみにしてしまうと、優良な転職先を見逃すおそれがあります。
しかし、ご安心ください。
本記事では、応研の元社員の評判や、実態をくわしく解説します。
この記事を読むことで、応研が「やばい会社か」どうか分かり、安心して転職活動ができるようになります。
記事のポイント
- 悪い口コミと良い口コミ
- 離職率やパワハラの有無
- 会社概要と強み
- 平均年収と就職難易度
- 総合評価と注意点
応研はやばい?激務?「悪い口コミ評判」
応研に関するインターネット上の口コミには、いくつかの懸念点が指摘されています。
特に「激務」や「古い体質」といったネガティブな評価が一定数存在します。
- 営業職の残業と業務範囲
- 開発職の技術面と指示系統
- 社風と評価制度への不満
営業部門の残業問題や、若手が活躍しにくいといった声が挙がっています。
くわしく見ていきましょう。
営業職の残業と業務範囲
営業職については、業務範囲が多岐にわたり残業が非常に多いとの指摘があります。
見積作成や代理店対応などに追われ、月20時間超の残業が常態化している部署もあるようです。
- 月20時間分の固定残業代
- 超過分は申請しづらい雰囲気
- サービス残業が多いとの指摘
形式上は超過分の残業代を申請可能ですが、実際には難しい状況がうかがえます。
業務負荷の大きさが、一部で「激務」といわれる理由かもしれません。
開発職の技術面と指示系統
開発職など他部門では、残業は比較的少ない傾向にあると報告されています。
しかし「社内ルールが曖昧で上司の指示も不明確」といった不満の声があります。
- 新しい技術の導入に消極的
- 製品機能が古臭いとの指摘
- 先端技術を学べない環境か
スキルアップを目指す技術者にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
部署によって、抱える問題の種類が異なるようです。
社風と評価制度への不満
社内の世代間ギャップを指摘する声があり、「若手社員と年配社員に溝がある」と感じる人もいます。
若手は委縮しており、ベテラン社員が売上の高い販売代理店を独占しているとの指摘も見られます。
- 若手営業が活躍しにくい環境
- 営業成績の不公平さを感じる
- 年功序列的な評価制度か
こうした状況が、若手のモチベーション低下や不公平感につながっていると考えられます。
組織風土や評価のあり方に課題を感じる社員がいることがわかります。
応研の「離職率と退職理由」
応研では、公式な離職率のデータは公表されていません。
しかし、口コミでは「若手社員が次々辞めていく」といった声が複数報告されています。
- 若手社員の離職状況
- 新人教育体制の問題点
- 評価制度と将来性への不安
特に若年層の定着に関して、何らかの課題がある可能性がうかがえます。
くわしく見ていきましょう。
若手社員の離職状況
複数の口コミサイトで、「退職率がかなり高い」との指摘が見受けられます。
特に新入社員や若手社員の早期退職が目立つとの情報があります。
- 入社した若手が次々辞める
- 早期退職につながる背景
- 若年層の定着に課題あり
一方で、「退職時に無理に引き止められることはなかった」という声もあります。
会社を去る際は、比較的円満に退職できる傾向もあるようです。
新人教育体制の問題点
退職理由の一つとして、新人教育制度が整っていない点が挙げられています。
研修制度はあるものの「研修後ほぼ放置され、自己学習が基本」との声があります。
- 研修制度が整っていない
- 自己学習についていけない
- 質問しにくい雰囲気
業務で分からないことを質問すると「研修でやったでしょ?」と厳しく詰められることもあるようです。
新人へのフォロー体制の不足が、ミスマッチや早期離職の原因となっているかもしれません。
評価制度と将来性への不安
昇給がほとんど望めず、将来性に不安を感じて退職するケースもあるようです。
「評価制度が不透明で年功序列的」といった不満の声も見受けられます。
- 昇給は年数頼みとの指摘
- 評価基準がわからない
- 上長が業務を把握していない
上司も部下の業務を把握しておらず、何を基準に評価されているか不明確だと感じられています。
評価や昇給面への不信感が、退職の動機になっている可能性が考えられます。
応研の「パワハラの有無」
パワーハラスメントの有無については、社員の感じ方に違いがあるようです。
「パワハラ的なことも特にありません」という肯定的な声も存在します。
- 深刻なハラスメントの報告事例
- 部署や上司による環境差
- トップダウンな組織風土
全社的にパワハラ体質とは断言できないものの、一部で問題が発生している可能性はあります。
くわしく見ていきましょう。
深刻なハラスメントの報告事例
一部の元社員からは、深刻なハラスメント被害をうかがわせる証言も報告されています。
「部署の上司から厳しい詰問を受け、精神的に追い詰められた」というケースです。
- 先輩から罵倒された経験
- 退職時にうつ病と診断
- 「窓から飛び降りたい気分」
こうした証言からは、特定の部署で深刻な問題が発生していた可能性が読み取れます。
社員全員が感じているわけではない点が、この問題の難しいところです。
部署や上司による環境差
職場環境は、配属される部署や上司によって大きく異なると考えられます。
「全体的に問題ないです」と感じる社員がいる一方で、前述のような深刻な事例もあります。
- パワハラは特にないとの声
- 部署や上司次第で差がある
- 一概に体質とは断言できず
会社としては2022年のパワハラ防止法施行に合わせた研修も行っているようです。
環境改善への取り組みは進められているものの、注意が必要な側面と言えるでしょう。
トップダウンな組織風土
社内の風土として、トップダウンの色が強いという指摘があります。
「社長がワンマンで部長クラスでも意見できない」と感じる社員もいるようです。
- 社長がワンマンとの指摘
- 上司に意見しにくい雰囲気
- 上司との関係に萎縮
こうした風土が、上司による厳しい指導を助長している可能性も否定できません。
上司次第では、厳しい指導がパワハラと受け取られるケースもあると考えられます。
応研の「良い口コミ評判」
応研には、ネガティブな評判だけでなく多くの良い評判も寄せられています。
特に製品力や会社の安定性、働きやすさの面で高く評価されています。
- 製品力と会社の安定性
- 働きやすさと休日・休暇
- 社風と教育・支援制度
「ホワイト企業」と感じる社員もいるなど、ポジティブな側面も多く持っています。
くわしく見ていきましょう。
製品力と会社の安定性
応研の主力製品「大臣シリーズ」は業界内での知名度が非常に高いです。
「長い歴史と実績のあるソフトを扱っているので経営が傾く心配はない」との声があります。
- 会計ソフト「大蔵大臣」
- 市場シェアNo.1の製品あり
- 売上も毎年伸びている
企業信用格付けでは最上位の「aaa」を19年連続(2005年から2023年)取得しています。
財務的な安定感は抜群で、不景気でも安心感がある点は大きな強みです。
働きやすさと休日・休暇
ワークライフバランスを取りやすい環境であるとの評価も見られます。
年間休日は127日と比較的多く、完全週休二日制(土日祝休み)です。
- 年間休日127日
- 完全週休二日制(土日祝)
- 有給休暇取得率65%前後
残業時間も平均月17時間から20時間程度と、20時間以内が目安とされています。
営業職など一部を除き、プライベートの時間も確保しやすい傾向にあるようです。
社風と教育・支援制度
社風については「穏やかな人が多く、人間関係は良好」といった声があります。
同期同士で競争する雰囲気はあまりなく、話しやすい雰囲気だと評価されています。
- 研修期間が長く手厚い
- 資格取得の費用は会社負担
- 産休・育休の取得実績あり
研修制度や資格取得支援も整っており、文系出身でもスキルを習得できる体制です。
女性の働きやすさ向上の取り組みも報告されており、サポート体制は充実しているようです。
応研の「会社概要」
応研株式会社は、1980年創業のソフトウェア開発企業です。
中堅・中小企業向けの基幹業務パッケージソフト「大臣シリーズ」で知られています。
- 事業内容と主要拠点
- 企業データ(従業員数・業績)
- 代表者と上場区分
福岡と東京に本社機能を置く、独立系のソフトウェア会社です。
くわしく見ていきましょう。
事業内容と主要拠点
主力事業は「大臣シリーズ」の開発・販売・サポートです。
「大蔵大臣」や「給与大臣」など、複数の業務パッケージを自社開発しています。
- 福岡と東京の2本社制
- 全国9拠点に展開
- 会計ソフト「大蔵大臣」
本社は福岡市天神と東京都渋谷区代々木にあり、全国9か所に拠点を持ちます。
地元福岡に根差しつつ、全国へ営業網を展開している点が特徴です。
企業データ(従業員数・業績)
従業員数は348名(2024年4月時点)で、中堅のIT企業といえます。
資本金は10億円、売上高は62億1,100万円(2023年12月期)です。
- 設立1985年4月(創業1980年)
- 従業員数348名(2024年4月)
- 売上高62億1,100万円(2023年)
売上高は2022年12月期の52億4,000万円から増加しており、成長傾向にあります。
営業利益も16億1,400万円(2024年12月期)と、高い収益を上げています。
代表者と上場区分
代表者は、代表取締役社長の原田 明治氏です。
原田氏は1980年の創業者であり、現在も経営のトップを務めています。
- 代表取締役社長 原田 明治氏
- 1980年創業時からの社長
- 非上場(未公開企業)
応研は非上場の独立系ソフトウェア会社であり、株式市場には公開していません。
オーナー企業として、安定した経営基盤を築いていることがうかがえます。
応研の「強み」
応研の最大の強みは、その高い製品力と信頼性にあります。
主力の「大臣シリーズ」は累計導入社数が多く、顧客企業から強い支持を集めています。
- 高い製品力と市場シェア
- 抜群の財務安定性
- 一貫体制とサポート力
これらにより、不況期でも安定した経営を続けられる基盤を持っています。
くわしく見ていきましょう。
高い製品力と市場シェア
基幹業務パッケージ「大臣シリーズ」は、応研の確固たる製品ブランドです。
特に会計ソフト「大蔵大臣」は、業界で高い知名度と一定の市場シェアを誇ります。
- 市場シェアNo.1の製品あり
- 公益法人会計ソフトで強み
- 公共福祉向け「福祉大臣」
官公庁や公益法人向けの会計システム分野でも強みを持っています。
特定領域では競合他社をリードしている可能性が高いと考えられます。
抜群の財務安定性
応研は、非常に高い信用力を持つ企業として評価されています。
日本SME格付けで最上位「aaa」を20期以上連続で取得しています。
- SME格付け最上位「aaa」
- 売上高は年々増加傾向
- 2023年は62億円超を達成
売上高も増加傾向にあり、2020年12月期の約35.6億円から大きく伸長しています。
盤石な財務基盤は、働くうえでの大きな安心材料となるでしょう。
一貫体制とサポート力
自社で開発から販売、保守までを一貫して行える体制も強みです。
顧客対応のスピードが速く、きめ細かなサポートが可能となっています。
- 開発~販売~保守まで完結
- 全国ネットワークで代理店支援
- 顧客ニーズへの迅速な対応
全国に配置された営業・インストラクターが、中小企業のIT導入を下支えしています。
自社商品への誇りと責任を持って働ける環境であるといえます。
応研の「平均年収」
応研の平均年収は、公開情報や口コミから推測すると概ね400万円台前半とみられます。
ただし、回答者の年齢構成によって数値は変動するため注意が必要です。
- 平均年収の水準
- 初任給と各種手当
- 昇給と評価の実態
突出して高給ではありませんが、中小企業のIT企業としては標準的な水準です。
くわしく見ていきましょう。
平均年収の水準
複数の口コミサイトでは、平均年収419万円(平均年齢29歳)などのデータがあります。
20代の若手社員の年収は300万円台後半から400万円台前半が中心と考えられます。
- 平均年収400万円台前半か
- 20代後半営業で約410万円
- 30代後半で年収750万円例も
年収レンジはおおむね300万円から750万円程度と推測されます。
管理職クラスになると700万円以上になるイメージです。
初任給と各種手当
2025年4月実績の初任給(大卒)は、勤務地によって異なります。
東京勤務で月給273,500円、福岡勤務で月給231,500円となっています。
- 東京勤務 初任給273,500円
- 福岡勤務 初任給231,500円
- 固定残業代3万円(20時間分)
固定残業代20時間分3万円を含んでおり、超過分は別途全額支給と説明されています。
ほかにも世帯主には住宅手当(東京3万円など)が支給される制度があります。
昇給と評価の実態
賞与は年2回(8月・12月)支給され、業績により決算賞与もあります。
一方で、昇給については「昇給率が低く上がりにくい」との口コミが多い点に注意が必要です。
- 昇給は年1回(4月)
- 昇給率が低いとの声多数
- 実態は年功序列的か
実力主義を掲げてはいますが、実態は年功的でベースアップは小幅との声があります。
給与満足度は平均以下であり、高年収を目指す環境ではないようです。
応研は「勝ち組?」
応研は、業界内で中堅のソフトウェア企業として確かな地位を築いています。
オービックビジネスコンサルタントなど上場競合と比べると売上規模は小さいです。
- 業界内での立ち位置
- 高い収益性と財務体質
- 成長性と今後の課題
しかし、非上場企業としては事業規模が大きく、堅実に利益を上げている企業です。
くわしく見ていきましょう。
業界内での立ち位置
基幹業務ソフト業界において、応研は中堅上位クラスに位置付けられます。
OBCやPCA、MJSといった売上高100億円規模の競合が存在します。
- 業界内では中堅企業
- 競合はOBCやPCAなど
- 非上場企業としては優良
応研の売上規模(単体50億円から60億円台)は、これらトップクラスの半分以下です。
ですが、独立系企業として確固たる顧客基盤を持っている点が強みです。
高い収益性と財務体質
応研の収益性は非常に高く、営業利益率は約30%近くに達する期もあります。
パッケージビジネスの強みにより、継続的な利益を生むモデルが確立しています。
- 営業利益率が約30%と高水準
- ストックビジネスモデル
- 財務的に「勝ち組」部類
高い信用格付けが示すとおり、自己資本比率も高いと推測されます。
財務的な観点からは、「勝ち組」部類の優良企業と評価できます。
成長性と今後の課題
近年はクラウド対応製品「大臣NXクラウド」の投入などで成長を図っています。
2025年には日立システムズとの戦略的提携を発表し、新市場開拓にも意欲的です。
- クラウド化やDX支援を推進
- 日立システムズとの提携
- 新興クラウドソフトとの競争
一方で、freeeやマネーフォワードといった新興クラウド会計ソフトも台頭しています。
「製品が古いままでは将来性が低い」という社員の厳しい評価もあり、変革が課題です。
応研の「就職難易度」
応研の就職難易度は、中堅規模のIT企業としては中程度と推測されます。
新卒採用では毎年一定数の募集があり、文系理系を問わず応募可能です。
- 採用の門戸と実績校
- 選考フローと特徴
- 中途採用の状況
特定の大学に限定せず、学歴より人物重視の傾向がうかがえます。
くわしく見ていきましょう。
採用の門戸と実績校
応研は「文系出身で活躍する開発社員も多数いる」と公式に回答しています。
採用実績校の公式公開はありませんが、九州大学には24名のOB/OGが在籍しています。
- 文系理系問わず応募可能
- 九州大学にOB/OG24名在籍
- 学歴より人物重視の傾向
福岡本社という土地柄、九州エリアの学生に人気があると考えられます。
首都圏の中堅大学やIT系専門学校出身者なども採用されているようです。
選考フローと特徴
新卒の選考フローは、ES・SPI試験、会社説明会、一次面接、最終面接が基本です。
面接では「志望理由や人柄など基本的なことが聞かれた」という体験談があります。
- ES・SPI、面接2回が基本
- 開発職は別途筆記試験あり
- 営業職は運転免許が必須
開発職志望の場合は、フローチャートを用いた試験など専門テストが課されます。
営業職志望者は、客先訪問で車移動が多いため運転免許の取得が求められます。
中途採用の状況
中途採用も、営業・SE・サポート職などで適宜行われています。
中途採用では即戦力が求められるものの、馴染みやすい環境のようです。
- 営業・SE・サポート職で募集
- 即戦力を求める傾向
- プロパーとの待遇差なし
「最近は中途採用を増やしており、プロパー(新卒組)との待遇差はない」とのコメントもあります。
中途入社者にとっても、キャリアを築きやすい環境であるといえます。
応研の「総合評価」
応研の総合評価は、「堅実で安定した社風の中、メリハリがある会社」と言えます。
働きやすさの面では、ホワイト企業的な要素を多く持っています。
- 働きやすさ(休日・残業)
- 待遇面(給与・評価)
- 将来性(安定と課題)
休日の多さや残業の少なさ、福利厚生の充実が挙げられます。
くわしく見ていきましょう。
働きやすさ(休日・残業)
年間休日127日、平均残業月20時間以下など、労働条件は恵まれています。
特に福岡本社勤務の場合、8時30分から17時30分定時で働きやすい環境です。
- 年間休日127日
- 平均残業月20時間以下
- 福利厚生も充実
社員同士も穏やかで人間関係のストレスは少なめとの声もあります。
居心地の良い職場だと感じる人も多いでしょう。
待遇面(給与・評価)
一方で、待遇面では給与の伸び悩みや評価制度への不満が課題です。
評価制度も年功序列色が残り、頑張りがすぐに昇給昇格につながらないとの指摘があります。
- 給与の伸び悩みが課題
- 若手の早期離職
- 年功序列色が残る評価
安定志向で落ち着いて働きたい人には長所となり得ます。
スキルを身につけつつ、腰を据えて働く環境と割り切ることもできます。
将来性(安定と課題)
基幹システム需要は堅調で、顧客基盤も厚いため短期的な安定性は高いです。
2025年現在の業績は右肩上がりで、財務も盤石です。
- 短期的な安定性は高い
- 業績は右肩上がり
- 社員の将来性評価は低め
しかし、業界競争が激しい中、イノベーションを起こせるかが長期的課題です。
社員の声からは将来性2.2/5点という低評価もあり、今後への不安も垣間見えます。
応研が「おすすめできる人」
応研の社風や特徴から、特定の志向を持つ人におすすめできる企業です。
会社の安定性やワークライフバランスを重視する人に向いています。
- 安定志向で腰を据えたい人
- 会計・業務ソフトの専門性
- 福岡など地方で働きたい人
逆に、急成長や最先端技術を求める人にはミスマッチの可能性があります。
くわしく見ていきましょう。
安定志向で腰を据えたい人
応研は業績が安定しており、激しいノルマ競争も少ない環境です。
「落ち着いた環境で長く勤めたい」という堅実志向の方にマッチします。
- 安定した業績と社風
- 長期的に安定収入を得たい
- ワークライフバランス重視
完全週休二日制で年間休日も127日あり、プライベートも確保しやすいです。
昇給は緩やかですが、長期的な安定収入を望む人には適しています。
会計・業務ソフトの専門性
自社製品が会計・販売管理などに特化しているため、専門知識を深められます。
ユーザー企業や販売パートナーとの関わりを通じ、中小企業の経営管理の知見が広がります。
- 業務ドメインの知識を深めたい
- 資格取得支援制度あり
- 人の役に立つサポート業務
資格取得支援制度を活用し、日商簿記やIT系資格で専門性を高めることも可能です。
営業・インストラクター職は、顧客をサポートする役割にやりがいを感じる人向けです。
福岡など地方で働きたい人
開発部門は福岡本社に集中しており、地方でITキャリアを築きたい人に適しています。
福岡は生活コストも東京より低いため、地元志向のエンジニアには魅力的です。
- 開発部門は福岡本社に集中
- 地元志向・地方志向の技術者
- エリア限定職の選択も可能
社宅や住宅手当制度もあり、地方勤務者を支援する体制が整っています。
営業職も全国転勤ありの総合職とエリア限定職を選べます。
応研が「おすすめできない人」
応研の安定志向や保守的な側面は、一部の人には向かない可能性があります。
特に、急成長や変化を求める人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
- 最先端技術に携わりたい人
- 高報酬やスピード出世を望む人
- 保守的・トップダウンな風土
転職活動においては、ご自身のキャリアプランと照らし合わせることが重要です。
くわしく見ていきましょう。
最先端技術に携わりたい人
応研の製品開発は保守性重視で、最新技術の採用には慎重な側面があります。
AIやクラウドネイティブなど、最先端技術に触れたいエンジニアには不向きかもしれません。
- 開発は保守性・安定性重視
- 新しい技術の採用に慎重
- 技術者として急成長したい
社内の技術スタックはC#やVBから派生した独自フレームワークなどが主流です。
若手が伸び悩むとの評価もあり、技術者として急成長したい人にはミスマッチの恐れがあります。
高報酬やスピード出世を望む人
給与カーブは緩やかで、実力主義でスピード出世を目指す環境ではありません。
成果主義というより年功序列・横並び傾向が強いため、不満が溜まりやすいでしょう。
- 給与カーブが緩やか
- 年功序列・横並び傾向
- 管理職ポストが限られる
「実力次第で早期に役職や高給を得たい」という野心的な人には向かないといえます。
年収1000万円超えなどを目指すキャリアパスは描きにくいです。
保守的・トップダウンな風土
社風は落ち着いている反面、トップダウンでやや保守的との指摘があります。
「社長ワンマンで意見できない」など、風通しの悪さを感じる部署もあるようです。
- トップダウンで保守的
- ベンチャー的な自由さはない
- テレワーク導入に消極的(部署による)
ベンチャー企業のようなフラットで自由闊達なカルチャーを求める人には合いません。
部署や職種によっては、テレワークの取り組みが十分でなく、出社前提という声もあります。
応研で働く際の「注意点」
応研へ転職・就職する際には、いくつか心に留めておくべき点があります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、事前の理解が重要です。
- 配属部署による働き方の違い
- 自主的な学習姿勢の必要性
- サービス残業への意識
これらを理解したうえで、ご自身のキャリアプランを考えることが大切です。
くわしく見ていきましょう。
配属部署による働き方の違い
応研では、配属される部署によって忙しさや働き方が大きく異なります。
営業部門は残業が多く、開発部門(福岡)は比較的定時で帰りやすい傾向です。
- 営業は残業多く出張あり
- 開発は福岡配属で残業少なめ
- 職種と勤務地の選択が重要
開発職を志望する場合、勤務地は全員福岡配属となる点に留意が必要です。
ご自身の希望と適性を考え、職種や勤務地を選ぶことが大切になります。
自主的な学習姿勢の必要性
研修制度は整備されていますが、「研修後は自主学習が多い」との声もあります。
業務をこなしながら、自分で勉強して知識を深める積極性が求められます。
- 研修後は自主学習が基本
- 受け身の姿勢は評価されにくい
- 資格取得支援の活用
分からないことは遠慮せず先輩に質問する姿勢が重要です。(先輩は優しく教えてくれるとのこと)
資格取得支援制度を活用し、簿記やIT資格を取ることも推奨されます。
サービス残業への意識
営業職の固定残業代20時間分を超える残業は、本来申請すれば支給されます。
口コミでは「申請しづらい雰囲気」との指摘がありましたが、近年は労務管理も厳格化しています。
- 固定残業は20時間分
- 超過分は申請する権利がある
- 未払い残業は抱え込まない
未払い残業代の申請は正当な権利であり、無理してサービス残業を抱え込むべきではありません。
恒常的に業務が20時間を超える場合は、上長と相談し改善を図ることが肝心です。
よくある質問|応研は「やばい」のか徹底調査
応研への転職や就職を検討する際によくある質問についてお答えします。
ここでは5つの代表的な疑問点をピックアップしました。
- 初任給は?
- ホワイト企業?
- 採用大学の実績は?
- 社長はどんな人?
- 上場してる?
これまでの情報をもとに、各質問に簡潔に回答していきます。
ぜひ参考にしてください。
初任給は?
大卒新卒の場合、地域によりますが東京勤務で月給27万3,500円、福岡勤務で月給23万1,500円(2025年4月実績)です。
この金額には、月20時間分(3万円)の固定残業代が含まれています。
- 東京勤務 273,500円
- 福岡勤務 231,500円
- 固定残業代20時間分含む
超過した残業代は別途全額支給と会社は説明しています。
院卒(開発職)の場合は月給22万2,000円程度の例もあり、条件によって異なります。
ホワイト企業?
一概に断言はできませんが、「ややグレー寄りのホワイト企業」と評価できます。
平均残業月18時間程度、年間休日127日など、労働条件は良い面が多いです。
- 残業少なめ・休日多い
- 福利厚生も整っている
- 部署によりサービス残業懸念
一方で、部署によってはサービス残業やパワハラ気質の上司の存在も報告されています。
「真っ黒ではないが純白とも言えない」というのが実情でしょう。
採用大学の実績は?
公式な採用実績校は公表されていませんが、学歴フィルターは特にないと推測されます。
九州大学のOB/OGが24名在籍しているデータがあり、地元国立大学からの採用が確認できます。
- 学歴フィルターは特になし
- 九州大学の採用実績あり
- 文系理系不問で人物重視
その他、九州圏の私大や関東圏の中堅大学、専門学校からも幅広く採用しているようです。
文系出身で開発職として活躍する社員も多数いるとのことです。
社長はどんな人?
代表取締役社長は、1980年創業者の原田 明治(はらだ めいじ)氏です。
長年にわたりトップを務め、会社の成長を牽引してきたリーダーです。
- 1980年の創業者
- 代表取締役社長 原田 明治氏
- 「ワンマン」との声も
社内からは「ワンマン」という声も一部で聞かれます。
保守的ながら着実な経営で、企業を安定させていると評価されます。
上場してる?
いいえ、応研は非上場企業(未公開企業)です。
創業以来オーナー企業として経営されており、株式市場には公開していません。
- 非上場(未公開企業)
- オーナー企業として経営
- 具体的な上場計画なし
高い収益性と厚い自己資本があり、現時点で上場による資金調達の必要性が低いと考えられます。
2025年現在、具体的な上場計画は公表されていません。
まとめ|応研は本当に「やばい」のか徹底調査
- 悪い口コミ:営業の残業問題や古い体質、若手の活躍しにくさを指摘する声あり。
- 離職率:若手の離職が目立つとの指摘。教育体制や評価制度への不満が理由か。
- パワハラ:部署や上司による差が大きく、一部で深刻な事例も報告されている。
- 良い口コミ:製品力と会社の安定性は抜群。年間休日127日など働きやすさも評価。
- 会社概要:福岡・東京の2本社制。大臣シリーズで知られる中堅IT企業。
- 強み:高い製品力、SME格付け「aaa」の財務安定性、一貫したサポート体制。
- 平均年収:400万円台前半が中心か。初任給は高めだが昇給は緩やか。
- 勝ち組?:財務的には「勝ち組」。業界内では中堅上位で、成長の課題も抱える。
- 就職難易度:中程度。文理不問・人物重視だが、開発職は専門テストあり。
- 総合評価:安定志向には良いが、成長志向には物足りない。グレー寄りのホワイト。
- おすすめな人:安定志向、専門性を磨きたい人、地方(特に福岡)勤務希望者。
- おすすめできない人:最先端技術志向、高報酬・スピード出世希望者、保守的風土が苦手な人。
- 注意点:部署による環境差、自主的な学習姿勢、サービス残業への意識が必要。
- よくある質問:初任給は地域差あり(東京27万~)、非上場企業。
応研が「やばい」かどうかは、個人の価値観やキャリアプランによって評価が分かれます。
本記事で解説した多角的な情報を参考に、ご自身の軸と照らし合わせてみてください。
安定した基盤で専門性を磨きたい方には、応研は魅力的な選択肢となるでしょう。
ご自身の転職活動が成功することを心よりお祈り申し上げます。