「ニーズウェルってやばいの？」
「激務って本当？」
「給料が低いって聞いたけど…」
と、転職活動中に不安を感じていませんか。
独立系システムインテグレータである株式会社ニーズウェルには、さまざまな評判があるようです。
ですが、ネガティブな情報だけをみて「やばい会社」と判断してしまうと、優良な転職先を見逃すかもしれません。
しかし、ご安心ください。
本記事では、ニーズウェルの実態をくわしく解説します。
この記事を読むことで、ニーズウェルが本当に「やばい会社か」どうか分かり、安心して転職活動ができるようになります。
記事のポイント
- ニーズウェルの悪い口コミと良い口コミ
- 離職率と退職理由の実態
- 平均年収と将来性
- おすすめできる人・できない人
ニーズウェルはやばい？激務？「悪い口コミ評判」
ニーズウェルには、給与面や評価制度に関するネガティブな評判がいくつか見られます。
社員の口コミサイトでの総合評価は5点中2.6から3.0程度と平均的な水準です。
- 給与と待遇面への不満
- 評価制度への不信感
- 業務内容と将来性への懸念
- 労働時間の実態
「やばい」と言われる要因について、くわしく見ていきましょう。
給与と待遇面への不満
給与水準が低く、昇給幅も小さい点に不満を持つ社員の声が目立ちます。
「毎年給与は上がるが上がり幅は非常に小さい」という実態があるようです。
- 昇給幅が非常に小さい
- 役職に就かないと大幅アップ不可
- 退職金制度がない
以前は支給されていた決算賞与が出なくなったことへの不満も報告されています。
「新卒ばかり大事にして社員より株主を重視する会社になった」との厳しい指摘もあります。
評価制度への不信感
評価制度が確立されておらず、上司が現場を見ていないため適切に評価されないという不満があります。
現場の頑張りが正当に評価されにくく、昇進や昇給に繋がらないと感じる社員がいるようです。
- 評価制度が確立されていない
- 上司が現場の仕事ぶりを見ていない
- 適切に評価されず辞める社員も多い
こうした評価への不信感が、社員のモチベーション低下を招いている可能性があります。
キャリアパスを描きにくいと感じる一因にもなっていると考えられます。
業務内容と将来性への懸念
業務内容が3次受け案件の派遣が中心で、上流工程に携わりにくいとの批判があります。
「単なる派遣会社で、短期案件が多く現場がコロコロ変わる」という口コミも見られました。
- 3次受け案件がほとんど
- 上流工程に携わりたい人には不向き
- 役職者の相次ぐ退職
管理職クラスの退職が相次いだ時期があり、会社の将来性に不安を感じる社員もいたようです。
自身のキャリア停滞を懸念する声も、退職理由として挙げられています。
労働時間の実態
「激務」かどうかは、部署やプロジェクトの時期によって大きな差があるようです。
平均残業時間は月20時間から30時間程度と報告されています。
- 平均残業は月20～30時間程度
- 繁忙期は月70時間を超えることも
- 有給休暇消化率は約60～70%
開発ピーク時には深夜残業や休日出勤が発生する一方、手待ち時間が生じる現場もあるようです。
極端な長時間労働が常態化しているわけではなく、休みも比較的取れている状況がうかがえます。
ニーズウェルの「離職率と退職理由」
ニーズウェルの離職率は、業界平均と比較するとやや高めの水準にあるようです。
特に中堅社員の定着率に課題がある可能性が示唆されています。
- 離職率の傾向
- 主な退職理由
くわしく見ていきましょう。
離職率の傾向
10年以内の離職率は男性68.0%、女性67.0%と、情報通信業界の平均より高い水準です。
10年間で社員の約2/3が退職している計算になり、長期的な定着率は低いと言えます。
- 10年以内離職率は男性68.0%
- 情報通信業界の平均より高い
- 新卒の短期定着率は改善傾向
一方で、新卒社員の入社3年以内離職率は改善傾向にあります。
2024年度採用者では離職率が約3.6%（56名中2名）となっており、新卒の早期離職は多くありません。
主な退職理由
退職を検討する最も多い理由は、給与や昇給への不満です。
「昇給額が低すぎる」という声が多く、待遇改善を求めて転職するケースが目立ちます。
- 給与・昇給への不満
- 評価されない風土
- 将来への不安・キャリア停滞
頑張りが報われないと感じる評価制度や、キャリアパスが描けないという停滞感も理由です。
「優秀な技術者が減り将来性に期待が持てない」と感じて退職を選ぶ人もいるようです。
ニーズウェルの「パワハラの有無」
転職希望者にとって、社内のハラスメントの有無は非常に気になる点です。
結論から言うと、一部でパワハラが問題になった事例が報告されています。
- パワハラ事例の報告
- 会社の取り組み
くわしく見ていきましょう。
パワハラ事例の報告
過去に一部の部署でパワハラやサービス残業が問題になったとの口コミがあります。
「どこの企業でもある話だが」と前置きしつつも、問題の存在が示唆されています。
- 一部の部署でパワハラが問題化
- 2024年にYahoo!知恵袋で相談投稿
- 上司が原因で退職した社員もいた
2024年には、上司からのパワハラがひどいという新卒社員の親族からの相談も投稿されました。
その上司の下で働いていた別の社員も、パワハラが原因で辞めたらしいと語られています。
会社の取り組み
会社全体にパワハラが蔓延しているわけではなく、個別の問題である可能性が高いです。
OpenWorkの評価では「法令遵守意識 4.3/5」と非常に高いスコアがついています。
- 法令遵守意識の評価は高い
- サービス残業は現在問題視されず
- メンター制度を導入
会社としてハラスメント防止や残業代支払いの遵守には努めていると推測されます。
新入社員向けに他部署の先輩が相談に乗るメンター制度を導入し、悩みを打ち明けやすい環境作りも進めています。
ニーズウェルの「良い口コミ評判」
ネガティブな評判がある一方で、ニーズウェルには多くの良い口コミも存在します。
特に、未経験者に対する教育体制や社風を評価する声が挙がっています。
- 未経験者への手厚い研修
- 幅広い経験と裁量権
- ワークライフバランスと人間関係
くわしく見ていきましょう。
未経験者への手厚い研修
新入社員の約80%がプログラミング未経験で入社しており、手厚い研修制度が整っています。
文系出身者でもゼロからITスキルを習得できる環境は、大きな魅力と言えるでしょう。
- 新入社員の約8割が未経験
- メンター制度が「心強い」と好評
- 先輩が個別に教えてくれる社風
他部署の先輩が月1回程度相談に乗る「メンター制度」は、新人から好評を得ています。
「未経験者でも先輩が個別に教えてくれるのでスキルアップできる」との声もあります。
幅広い経験と裁量権
金融系を主軸としつつ、物流・通信・公共など多様な業界のシステム開発に関与できます。
AIやRPA、DX支援など最先端技術分野にも注力しており、新しい挑戦が可能です。
- 金融以外にも多様な業界を経験可能
- AIやDXなど最先端分野にも注力
- 若手にも大きな仕事が任される
売上の約半分はエンドユーザーとの直接取引であり、顧客と直接向き合える案件も豊富です。
「若手にも大きな仕事を任せてもらえる」という声もあり、早い段階から経験を積めます。
ワークライフバランスと人間関係
繁忙期を除けば比較的落ち着いており、有給休暇も取りやすいとの口コミがあります。
年間休日は125日以上と制度上の休日も多く、プライベートの時間を確保しやすいです。
- 休みは比較的取りやすい
- 年間休日125日以上
- 風通しの良さスコアは平均以上
OpenWorkでの「風通しの良さ」スコアは3.1/5と平均以上です。
「チーム内で協力し合う体制が整っており、相談しやすい環境」との肯定的な意見も見られます。
ニーズウェルの「会社概要」
株式会社ニーズウェルは、金融系システム開発を主軸とする独立系システムインテグレータです。
1986年に設立され、2017年には株式上場を果たしています。
- 基本情報と事業内容
- 沿革と拠点
くわしく見ていきましょう。
基本情報と事業内容
本社は東京都千代田区のニューオータニ ガーデンコート13階にあります。
東証プライム市場に上場しており、資本金は9億800万円（2024年9月30日時点）です。
- 社名：株式会社ニーズウェル
- 設立：1986年10月1日
- 上場市場：東証プライム（3992）
事業内容は、業務系システム開発を中心にIT基盤構築やソリューションサービスを提供しています。
金融機関向けシステム開発で高い実績を持ち、コンサルティングから運用・保守まで一貫して手掛けています。
沿革と拠点
1986年に東京都北区で創業し、1992年からシステム開発に進出しました。
2023年12月に創業者の船津浩三氏から松岡元氏へ社長が交代しています。
- 1986年に創業
- 2017年に株式上場
- 長崎開発センター（第二本社）あり
拠点は東京本社のほか、長崎県長崎市に長崎開発センター（第二本社）を設置しています。
首都圏の案件を受託するニアショア開発拠点として、2019年に開設されました。
ニーズウェルの「強み」
ニーズウェルのビジネス上の強みは、大きく3つの点に集約されます。
金融業界での豊富な実績と、独立系ならではの顧客基盤が特徴です。
- 金融系システム開発力
- 直接取引による顧客基盤
- DXソリューション提供力
くわしく見ていきましょう。
金融系システム開発力
売上の約7割を占める業務系システム開発の中核は金融分野です。
生命保険会社や銀行の基幹システム開発を長年手掛けてきた実績があります。
- 売上の約7割が業務系システム開発
- 金融業界向けシステムで豊富な実績
- 業務ノウハウと高い技術力
金融業界からの安定したIT投資需要が、同社の業績を支える堅調な柱となっています。
業務ノウハウと高い技術力に対し、金融クライアントから厚い信頼が寄せられています。
直接取引による顧客基盤
ニーズウェルの売上構成の65%は、エンドユーザーとの直接取引が占めています。
独立系SIerとして大手ベンダーに依存せず、約300社の顧客と直接ビジネスをしています。
- 売上の65%がエンドユーザー直取引
- 取引実績のある顧客数は約300社
- 独立系SIerとして顧客を開拓
直接取引比率の高さは、収益性や案件の安定性にも寄与しています。
「顧客の業務を深く理解し最適解を提案できるパートナー」として評価されています。
DXソリューション提供力
近年はAIやRPAなどデジタル技術を活用し、顧客のDX支援に注力しています。
従来の受託開発中心から、ソリューションサービス中心へのビジネスモデル転換を図っています。
- AIやRPAを活用したDX支援
- ソリューションサービス中心へ転換中
- Microsoft Power Platform導入支援
2023年にはMicrosoft Power Platform導入支援サービスを開始しました。
市場ニーズに合わせ柔軟にサービスを広げ、ワンストップで課題に応えられる体制を整えつつあります。
ニーズウェルの「平均年収」
ニーズウェルの平均年収は、業界平均と比較するとやや低めの水準にあるようです。
ただし、近年は会社側も賃金水準の向上に取り組む姿勢を見せています。
- 年収水準と実態
- 給与構成と昇給
くわしく見ていきましょう。
年収水準と実態
最新の有価証券報告書（2024年度）による平均年収は、約505万円です。
全上場企業の平均年収651万円と比べると、約150万円程度低い水準となります。
- 平均年収は約505万円（2024年度）
- 上場企業平均より約150万円低い
- OpenWork回答者平均は440万円
OpenWorkの回答者60名の平均年収は440万円（平均年齢32歳）でした。
30代後半で501万円、40代前半で568万円程度が推計されています。
給与構成と昇給
基本給は低めに設定され、残業代や賞与で補われる傾向があるとの声があります。
「役職に就いても大幅な昇給は見込めない」という社員の口コミも見られました。
- 基本給はやや低め
- 昇給幅は非常に小さい
- 2024年に高水準賃上げを発表
賞与（ボーナス）の平均は年間80万円程度と、同業平均より少なめです。
しかし、2024年3月には平均昇給率3.6%、最高25%のベースアップを行うと発表しています。
ニーズウェルは「勝ち組？」
ニーズウェルへの就職・転職が「勝ち組」と言えるかについて考察します。
給与水準や知名度の観点では、典型的な“勝ち組企業”とは言えないかもしれません。
- 世間的な評価
- 安定性とキャリア
くわしく見ていきましょう。
世間的な評価
平均年収が業界平均より低めで、大手IT企業と比較すると見劣りします。
就職偏差値は約54程度とされ、「やや易しめ」の難易度と評価されています。
- 平均年収は業界平均より低い
- 就職偏差値は約54（やや易しめ）
- 世間一般での知名度は高くない
中堅独立系SIという立ち位置であり、世間一般での知名度は高くありません。
所属しているだけで一目置かれるような、ブランド力の高い企業ではないでしょう。
安定性とキャリア
一方で、堅実に成長を続け、2025年9月期には売上高100億円を突破しています。
増収増益（営業・経常は微減）を達成しており、倒産リスクが低く安定性がある点は大きなメリットです。
- 売上高100億円を突破（2025年9月期）
- 増収増益で安定成長中（営業・経常は微減）
- 上場企業の正社員というステータス
「上場企業の正社員」というステータスは、十分に誇れるものです。
若手にも責任ある仕事を任せるため、実力を付ければステップアップ転職も狙える環境です。
ニーズウェルの「就職難易度」
ニーズウェルの就職難易度は、IT業界の中では「やや易しめ」と評価されています。
新卒採用では、プログラミング未経験者を積極的に受け入れている点が特徴です。
- 新卒採用の難易度
- 中途採用の難易度
くわしく見ていきましょう。
新卒採用の難易度
就職偏差値は約54程度とされ、日東駒専クラスの大学生でも十分チャンスがあります。
採用人数も毎年50名から60名と比較的多く、採用大学も幅広い層にわたります。
- 就職偏差値は約54（やや易しめ）
- 新卒社員の8割が未経験
- 技術力よりコミュニケーション力重視
新卒社員の8割がプログラミング未経験で、人物重視の選考であることがうかがえます。
面接では、IT業界でやっていく意欲やチームで協働する力が見られるようです。
中途採用の難易度
中途採用の難易度も、中小SIerとしては平均的な水準です。
20代から30代で基本的な開発経験があれば、書類選考は通りやすいでしょう。
- 中小SIerとして平均的な難易度
- 基本的な開発経験があれば有利
- 未経験からIT挑戦の門戸も開く
直近は人手不足感があり、中途入社を歓迎する雰囲気があるとされます。
専門スキルよりもコミュニケーション力や勤勉さを評価する傾向があり、未経験者にも門戸が開かれています。
ニーズウェルの「総合評価」
ニーズウェルは「安定成長中の中堅SI企業」であり、良くも悪くもミドルクラスの評価です。
社員の口コミ評価は5点中2.5から3.0程度と、おおむね中間的な評価に収まっています。
- 口コミサイトの評価
- 長所と短所のまとめ
くわしく見ていきましょう。
口コミサイトの評価
OpenWorkの全体評価は2.99/5、キャリコネ総合評価は2.6/5です。
Yahoo!しごとカタログの評価も2.8/5と、各サイトで中間的な評価となっています。
- OpenWork評価 2.99/5
- キャリコネ評価 2.6/5
- Yahoo!しごとカタログ評価 2.8/5
この評価は、同社の長所と短所が拮抗していることを表していると考えられます。
「抜群に良い」でも「酷いブラック」でもない、平均的な中堅IT企業という位置付けです。
長所と短所のまとめ
長所は、新人研修・教育体制や幅広いプロジェクト経験、チームワークの良さです。
未経験者を受け入れ育成する文化や、金融分野に強みを持つ安定した経営基盤も魅力です。
- 長所：新人教育、幅広い経験、安定基盤
- 短所：給与水準、評価制度、将来性
- ブラック企業ではないが課題も存在
短所は、給与水準の低さや昇給・評価制度への不満、将来性への不安が挙げられます。
極端な長時間労働はありませんが、待遇面で不満を持つ人が転職していく傾向が強いです。
ニーズウェルが「おすすめできる人」
ニーズウェルでの勤務が向いているのは、安定志向で着実に成長したい人です。
特に、IT業界未経験からエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたい人におすすめです。
- 未経験から挑戦したい人
- 安定志向で働きたい人
- チームワークを重視する人
くわしく見ていきましょう。
未経験から挑戦したい人
プログラミング未経験の新人を多数受け入れ、研修やメンター制度で育成する文化があります。
文系出身でも一から学ぶ意欲があれば活躍でき、IT業界への第一歩を踏み出しやすい環境です。
- 新入社員の約8割が未経験
- 手厚い研修とメンター制度
- 文系出身でも安心して応募可能
「ITに興味あるけどスキルがない」という人にとって、安心してチャレンジできる会社でしょう。
実際に、未経験者でも先輩が個別に教えてくれるためスキルアップできるとの声もあります。
安定志向で働きたい人
上場企業で業績も堅調なため、会社の安定性を重視する人に向いています。
倒産リスクは低く、年間休日125日以上でワークライフバランスも保ちやすい傾向です。
- 上場企業で業績が堅調
- 倒産リスクが低い
- 年間休日125日以上
無理なく長く勤めたい、安定した基盤の上で働きたい人にはマッチするでしょう。
有給休暇も比較的取りやすいとの口コミがあり、プライベートも大切にできます。
チームワークを重視する人
「チーム内で協力し合う風土」「相談しやすい環境」との評判があります。
周囲と協調して働くのが好きな人や、穏やかな人間関係を求める人におすすめです。
- 協力し合う風土
- 相談しやすい環境
- メンター制度などサポート体制あり
社内は穏やかな人柄の社員が多いと言われ、過度な競争やギスギス感は少ないと推察されます。
メンター制度など、部署を越えてサポートし合う文化が根付いています。
ニーズウェルが「おすすめできない人」
反対に、ニーズウェルでの勤務があまり向かないタイプの人もいます。
高い収入や専門性、明確な評価制度を強く求める人にはミスマッチとなる可能性が高いです。
- 高収入や早期昇進を望む人
- 専門技術や上流工程を志向する人
- 明確な評価制度を求める人
くわしく見ていきましょう。
高収入や早期昇進を望む人
平均年収が業界平均より低めで、昇給幅も小さいため、短期間で高年収を得たい人には不向きです。
「役職に就いても大幅な昇給は見込めない」との声もあり、野心的な人には物足りません。
- 平均年収が業界平均より低い
- 昇給幅が小さい
- 早期の出世は望み薄
実力主義でどんどん昇進し、給与を上げていきたい人にはマッチしないでしょう。
給与水準に不満を持ち、転職していく中堅社員も多いのが実情です。
専門技術や上流工程を志向する人
業務は基幹系システムの開発・保守や、下流工程・短期案件も多いとされます。
最先端の専門技術を極めたい人や、コンサルティング業務に携わりたい人には向きません。
- 下流工程・短期案件も多い
- 最先端技術の研究職ではない
- コンサル業務はほぼない
「上流工程に携われずプロパーに使われるだけ」と感じるケースもあるようです。
「技術を極めたい人には昇給面でも報われないかも」という意見もあります。
明確な評価制度を求める人
評価基準が不透明で、上司が現場を見ていないため正当に評価されないという不満が根強くあります。
実績を公平に評価してもらい、納得感を持って働きたい人にはフラストレーションが溜まるでしょう。
- 評価基準が不透明
- 上司が現場を見ていない
- 正当に評価されないとの不満
頑張りが報われにくいと感じる風土は、モチベーション維持の妨げになる可能性があります。
明確な基準に基づいて評価されたい人には、おすすめできない環境と言えます。
ニーズウェルで働く際の「注意点」
ニーズウェルで働くにあたっては、いくつか心構えや注意点があります。
主体的にキャリアを設計し、自己管理を行う姿勢が求められるでしょう。
- 繁忙期の自己管理
- 主体的なスキル習得
- キャリアパスの設計
くわしく見ていきましょう。
繁忙期の自己管理
プロジェクトのピーク時には、残業が月70時間を超えることもあったと報告されています。
納期前には深夜作業や休日出勤が発生する可能性もゼロではありません。
- 繁忙期は残業月70時間超も
- 体調管理とセルフコントロールが重要
- 限界を感じたら早めに相談
常態化しているわけではないものの、繁忙期に備えた体調管理は不可欠です。
無理をしすぎず、限界を感じる前に上司や人事へ相談することが大切です。
主体的なスキル習得
入社後の研修以降は、自主学習が求められる場面が多いようです。
「最初だけ研修で、あとは自分で勉強してと言われる」という声もあります。
- 研修後は自主学習が中心
- 自発的に勉強しスキルを伸ばす姿勢
- 資格取得などを自ら目指す
上司も忙しく、付きっきりで教えてくれる環境ではないため、主体的に学ぶ姿勢が重要です。
自ら勉強会に参加するなど、成長機会を作っていく必要があります。
キャリアパスの設計
評価制度への不満や、役職ポストの詰まりを感じる社員もいるようです。
会社任せにせず、自分なりのキャリア目標を持って働く主体性が求められます。
- 評価制度が不透明な面も
- 自分なりのキャリア目標を持つ
- 評価面談を有効活用する
定期的な評価面談の場を活用し、自分の取り組みを積極的にアピールしましょう。
将来的な転職も視野に入れ、市場価値の高いスキルを意識して磨くことも重要です。
よくある質問｜ニーズウェルは「やばい」のか徹底調査
ニーズウェルに関して、転職希望者が抱きやすい疑問についてお答えします。
- 将来性はある？
- 社長はどんな人？
- 2chの評判は？
将来性はある？
一定の将来性と安定性は認められますが、大幅な飛躍には課題もある状況です。
業績は着実に拡大傾向にあり、2025年9月期には売上高100億円を突破しました。
- 売上高100億円を突破し堅調に成長
- 金融系既存顧客との安定取引が基盤
- DXソリューション事業へ転換中
金融分野の安定基盤に加え、DX支援などソリューション事業への転換も進めています。
一方で、中堅・ベテランの人材流出が続けば、技術ノウハウの蓄積に影響が出る懸念もあります。
社長はどんな人？
代表取締役社長は、2023年12月に就任した松岡 元（まつおか はじめ）氏です。
「生え抜きの技術畑出身で現場を知る若手リーダー」と言えるでしょう。
- 松岡 元（まつおか はじめ）氏
- 2006年入社の生え抜き技術畑出身
- 2023年12月に社長就任（当時45歳）
2006年にニーズウェルへ入社し、技術部門を経てトップに就任しました。
DX推進やソリューション事業に強い意欲を持ち、平均昇給率3.6%の賃上げを実施するなど社員待遇改善にも配慮する姿勢を見せています。
2chの評判は？
匿名掲示板（旧2ちゃんねる、現5ちゃんねる）では、ネガティブな評価が目立つようです。
「所詮下請けSESだからやめとけ」「給料が安い」といった辛辣なコメントが見られます。
- ネガティブな評価が目立つ
- 「下請けSES」「給料安い」
- 匿名ゆえ誇張や真偽不明情報も
「新人がどんどん辞める」「優秀な奴はみんな辞める」など、人材流出を指摘する声もあります。
ただし、匿名掲示板ゆえの誇張や真偽不明の情報も含まれるため、鵜呑みにせず参考程度に留めるべきです。
まとめ｜ニーズウェルは本当に「やばい」のか徹底調査
ニーズウェルが「やばい」かどうか徹底調査した結果、その実態が見えてきました。
- 悪い評判: 給与が低く昇給幅が小さい。評価制度が不透明。
- 離職率: 10年定着率は低いが、新卒の短期離職は改善傾向。
- パワハラ: 一部で事例報告あり。会社として対策は実施。
- 良い評判: 未経験者への研修が手厚い。幅広い業界経験が可能。
- 会社概要: 金融系に強い独立系SIer。東証プライム上場。
- 強み: 金融系開発力、エンドユーザー直取引65%、DX推進。
- 平均年収: 約505万円（2024年度）と業界平均より低め。
- 勝ち組か？: 高給・高知名度ではないが、安定成長企業。
- 就職難易度: 「やや易しめ」。未経験者も積極採用。
- 総合評価: 5点中2.5～3程度の平均的中堅企業。
- おすすめな人: 未経験者、安定志向、チームワーク重視の人。
- おすすめできない人: 高収入志向、専門・上流志向、評価重視の人。
- 注意点: 繁忙期の自己管理と、主体的なキャリア設計が必要。
- よくある質問: 将来性は安定成長。社長は技術畑出身の若手。
結論として、ニーズウェルは極端なブラック企業ではありません。
しかし、給与や評価制度に不満を持つ社員が一定数おり、それが「やばい」と言われる要因です。
未経験からIT業界で安定的に働きたい人には良い環境ですが、高収入や専門性を求める人にはミスマッチとなるでしょう。
ご自身のキャリアプランと照らし合わせ、慎重に判断することをおすすめします。
この記事が、あなたの後悔のない転職活動の一助となれば幸いです。