転職活動中にアイ・エス・ビー(ISB)の情報を集めていると、
「アイ・エス・ビーはやばい」
「激務できつい」
「まともな人ほど辞める」
といった不安な声が目に入ることがあります。
気になった企業の悪い評判を見つけると、応募をためらってしまいますよね。
ですが、インターネット上のうわさや一部の意見だけで判断してしまうと、優良な企業を見逃すことにもなりかねません。
しかし、ご安心ください。
本記事では、アイ・エス・ビー(ISB)が本当に「やばい」のか、さまざまな角度から徹底解説します。
この記事を読むことで、アイ・エス・ビー(ISB)が「やばい会社か」どうか客観的に分かり、安心して転職活動の判断ができるようになります。
記事のポイント
- 悪い口コミと良い口コミ
- 離職率やパワハラの有無
- 会社概要と強み
- 平均年収と就職難易度
- おすすめできる人・できない人
アイ・エス・ビーはやばい?激務?「悪い口コミ評判」
「激務できついのでは」という声もありますが、実態は業界平均的との評価が多いようです。
口コミでは「残業体質」や評価・待遇面への不満が「やばい」と言われるポイントのようです。
- 残業や労働時間の実態
- 評価制度への不満
- 女性の働きやすさと福利厚生
同業他社でも見られる指摘であり、特段アイ・エス・ビーだけが極端に悪いわけではないようです。
くわしく見ていきましょう。
残業や労働時間の実態
忙しいプロジェクトの時期には22時まで残業することも珍しくないようです。
暇な時でもなんとなく1時間残ってしまう空気があるとの声がありました。
- 仕事がなくても1時間残業
- 定時で帰る人はほぼいない
- 常態的な長時間労働文化
このように、所定労働時間を超えて働く文化が一部で見られるようです。
一方で「できる人に仕事が集中し、できない人には優しい」との指摘もあります。
評価制度への不満
「できる人にはどんどん仕事が回ってきてキャパを超える場合も多い」と述べられています。
結果として、優秀な人ほど負担が重くなり離れていくという厳しい指摘もありました。
- 給料が低い割にやる事多い
- まともな人ほど辞めていく
- 数字でしか評価されない
若手が責任の重い仕事をしていても正当に報われない、といった意見も見受けられます。
技術スキルよりもマネジメント・営業スキルが評価され出世しやすい風土との指摘もあります。
女性の働きやすさと福利厚生
開発現場で女性管理職はほぼ皆無で、多くは結婚・出産を機に退職するとの声があります。
評価に男女差はないが長時間働ける男性が優遇されがちだといいます。
- 住宅手当は寮を除いてない
- 都心で賃貸だと厳しい
- 忘年会の予算が寂しい
福利厚生面でも、「他社と比べ寂しい」との不満が寄せられています。
社員からの総合評価は5点中3.0程度で業界平均並みです。
アイ・エス・ビーの「離職率と退職理由」
離職率は公開されていませんが、業界平均並みかやや高めとの印象があります。
平均勤続年数は約12.2年と比較的長い一方、若手の入れ替わりも一定数あるようです。
- 離職率の実態
- 主な退職理由
- 前向きな転職理由
優秀な人材がキャリアアップや待遇改善を求めて他社に転じるケースが少なくないようです。
くわしく見ていきましょう。
離職率の実態
社員口コミでは「従業員を大切にしていないと感じ、離職率も結構高い」といった声も見られました。
毎年60名規模の新卒採用を行っており、人材流出の補填という側面が推測されます。
- まともな人ほど辞めてしまう
- 平均勤続年数は約12.2年
- 若手の入れ替わりが一定数
一部の社員は長期勤続しているものの、人の入れ替わりは発生している状況です。
退職理由としては、キャリアの方向性や給与面が挙げられています。
主な退職理由
退職理由として多いのは、「キャリアの方向性を自分で選びにくい」点です。
また「給与面の不満」も理由に挙げる人がいました。
- やりたいキャリアを選びにくい
- 景気による賞与減
- 給料が低い割に仕事量多い
「社員への還元が少ない」ことへの不満が動機になることもあります。
残業代が青天井で出るため、働いた分だけ給料はもらえるとの声もありました。
前向きな転職理由
「スキルアップやキャリアアップのためのポジティブな転職」も多いとの指摘があります。
アイ・エス・ビーで経験を積んだ後に、最先端の開発に携わりたいと考えるようです。
- 専門性を伸ばしたい
- 希望が会社都合で決まる
- 望む待遇・環境を求めたい
自分の希望を伝えても、結局は会社都合でお金優先の案件が決まってしまうとのことです。
「この経験は後で生きるから」と説得されることが多いという声もありました。
アイ・エス・ビーの「パワハラの有無」
アイ・エス・ビーでは今のところ顕著なパワハラ報道や大きな内部告発は確認されていません。
社員口コミを見ても、ハラスメントの話は聞いたことがないという声がありました。
- パワハラの現状
- 部署による雰囲気の違い
- 会社の体制
総合的に見て、組織的・常態的なパワハラが横行しているとの情報はありません。
くわしく見ていきましょう。
パワハラの現状
一部上場企業ということもありハラスメント防止の体制は整っているようです。
社内研修でもコンプライアンス遵守が徹底されているとのことです。
- コンプライアンス教育は万全
- セクハラ・パワハラ聞かない
- 性格に難がある人は多少いる
社員からは「性格に難がある人は多少いる」との声はありますが、ハラスメントレベルではないようです。
会社としてパワハラを放置する姿勢はないと見られます。
部署による雰囲気の違い
「厳しい物言いの上司が全くいないわけではない」との声もあります。
「部署によって雰囲気が異なる」とも言われており、一概には言えないようです。
- 定時で帰りづらい雰囲気
- 嫌味を言われたことはない
- 他部署は22時以降も仕事
これはハラスメントというより部署ごとの労務環境の差と考えられます。
上司次第でプレッシャーの感じ方が変わる面はあるでしょう。
会社の体制
現時点で社名が明るみに出るようなパワハラ事件は起きていません。
社内制度上もハラスメント相談窓口や労働組合が機能しているようです。
- ハラスメント相談窓口がある
- 労働組合が機能している
- コンプライアンス重視の風土
「労働組合が頑張って交渉している」という声も一部にはあります。
一般的な「ブラック企業」に見られるような露骨なパワハラ文化は確認されていません。
アイ・エス・ビーの「良い口コミ評判」
良い評判としてまず挙がるのは、働きやすさや待遇面の安定です。
「サービス残業はなく、残業代はきっちり全額支給される」という点が強調されています。
- 働きやすさと待遇の安定
- 給与面と福利厚生
- 事業の安定性とやりがい
総合して、「安定性があり福利厚生も整っていて、働きやすい会社」との評価が一定数あります。
くわしく見ていきましょう。
働きやすさと待遇の安定
労務管理は厳格で違法な長時間労働を抑制する取り組みが進んでいます。
100時間超の残業や会社に泊まり込むような話は聞かなくなったとの声もあります。
- 残業は事前申請制
- 有給休暇の平均取得率75%
- 年間休日122日程度
テレワーク導入など働き方柔軟化も進み、ワークライフバランスは評価されています。
こうした点から、「どちらかと言えばホワイト企業だと思う」という評価が出ています。
給与面と福利厚生
近年業績好調に伴い賞与が増加傾向にあり、収入はまずまずとの声があります。
頑張れば頑張った分だけ給与に反映されるため「給料に不満はない」という意見も見られました。
- 新入社員から有給20日付与
- 独身寮を安価に利用可能
- 資格取得奨励金制度が充実
福利厚生についても、「独身寮を安価に利用でき、新人時代に助かった」と好意的です。
資格支援や研修制度に力を入れている点も強みとして語られています。
事業の安定性とやりがい
官公庁や大手メーカーなど大口顧客との取引が多く、プロジェクト規模が大きい傾向があります。
自身が担当したシステムが社会で広く使われる機会もあるため、やりがいを感じる社員もいます。
- 作ったものが世に出る実感
- 社会を支えている誇り
- 一部上場で無借金経営
「一部上場企業として無借金で安定しており、じわじわ業績を伸ばしている」点も安心感に繋がっています。
社内イベントも適宜あり、チームワークや一体感を感じられる場が設けられているとのことです。
アイ・エス・ビーの「会社概要」
※アイ・エス・ビー本社受付。未来的なデザイン空間が特徴です。
アイ・エス・ビーは、1970年6月設立の独立系ソフトウェア開発・情報サービス企業です。
本社は東京都港区港南にあり、東証プライム市場に上場しています。
- 企業の基本情報
- 主な事業内容
- 主要取引先と業績
創業50年以上の歴史を持ち、安定した基盤を築いている会社です。
くわしく見ていきましょう。
企業の基本情報
資本金は24億円余り、連結従業員数は2,620名(2024年末時点)にのぼります。
グループ会社は国内に8社、ベトナムにオフショア開発拠点を構えています。
- 設立は1970年6月
- 東証プライム上場(9702)
- 全国8ヶ所に事業所を展開
全国規模でサービスを提供しており、グローバル展開も行っています。
事業内容はシステム開発からプロダクト販売まで多岐にわたります。
主な事業内容
主力はシステム開発事業で、組み込みソフトウェア開発や業務系システム開発を手掛けています。
ソフトウェアの検証業務やインフラ構築・運用保守サービスなどITインフラ全般にも取り組んでいます。
- モバイル・車載・医療分野
- 官公庁・金融・通信分野
- 独自プロダクトの開発・販売
もう一つの柱はプロダクト事業で、オリジナルの業務パッケージソフトの開発・販売を行っています。
ソリューション事業とプロダクト事業を両輪として、幅広い顧客ニーズに応えています。
主要取引先と業績
主要な取引先は大手メーカー系や金融機関系のグループ企業、大手SIer、官公庁などです。
携帯電話キャリアではKDDI、通信機器メーカーではNECなどと古くから関係が深いとみられています。
- 売上高は約339億円(2024年)
- 営業利益率は8%弱
- 無借金経営で財務は安定
売上高はここ数年、IoT需要などを背景に増収傾向にあります。
独立系SIer中堅として確固たる地位を築いています。
アイ・エス・ビーの「強み」
アイ・エス・ビーには、事業領域の幅広さなどいくつか際立った強みがあります。
特定の業界や製品に依存しない強みを持ち、収益源の分散による安定性が評価されています。
- 事業領域の幅広さ
- ワンストップサービス提供能力
- 技術力と組織力
- 経営の安定性
これら「幅広い事業」「ワンストップサービス」「技術者集団」という強みで競争力を発揮しています。
くわしく見ていきましょう。
事業領域の幅広さ
業務系システムから組み込み系ソフト、AI・IoTソリューションまで非常に多様な分野を手掛けています。
社員からも「一部の業務が途絶えても会社として存続できる」という声が上がっています。
- 特定の業界に依存しない
- 収益源の分散による安定性
- 独立系ならではの機動力
独立系企業ならではの機動力で様々な分野にチャレンジできることも強みです。
次に、ワンストップでサービスを提供できる能力も強みとなっています。
ワンストップサービス提供能力
コンサルティングから開発、導入後の運用・保守に至るまで一貫してサービスを提供できます。
顧客企業にとっては窓口が一本化されスムーズで手厚い対応が受けられる点が評価されています。
- 上流から下流までトータル
- 柔軟なワンストップ対応
- 顧客の細かなニーズに応える
大手SIerでは分業になりがちなところを、柔軟に対応できる点が差別化要因と言えます。
高い技術力とそれを支える組織力も、同社の大きな強みです。
技術力と組織力
創業以来培ってきた「組み込みソフト開発の技術力」に定評があります。
OSの性能をチューニングする高度なスキルは日本でもトップクラスとの評価もあります。
- エンジニア集団2000名超
- 充実した研修・資格支援
- ベトナム子会社でコスト対応
研修制度や資格支援制度が充実しており、社員のスキルアップを会社がバックアップする風土があります。
チーム力で顧客課題に向き合える点も大きな強みです。
経営の安定性
自己資本比率が高く財務的に安定しており、無借金経営である点も強みです。
大きな経営リスクが見当たらない点は、取引先や社員からの信頼感に繋がっています。
- 自己資本比率が高い
- 無借金経営で安定
- 自社プロダクトにも取り組む
市場環境の変化に対応すべく、自社プロダクトにも取り組んでおり、売上全体の約20%です。
利益率向上に向けたチャレンジも継続中です。
アイ・エス・ビーの「平均年収」
アイ・エス・ビーの平均年収は、公開情報によれば概ね570万~600万円前後です。
最新の有価証券報告書によると平均年間給与は約572万円(平均年齢37.1歳)です。
- 平均年収の水準
- 年齢別の目安
- 賞与と昇給
同業他社と比べれば平均的かやや高めの年収水準と言えます。
くわしく見ていきましょう。
平均年収の水準
転職サイトでもアイ・エス・ビーの平均年収は約580万円とのデータが掲載されています。
日本の全産業平均年収よりやや低いものの、システムインテグレーター業界の平均は上回っています。
- 平均約570万~600万円
- 業界平均(約470万)超
- 残業代は青天井で支給
残業代が青天井で支給されるため、働いた分年収は上乗せされます。
平均残業時間は月20~30時間程度ですので、残業代込みで約580万円前後になります。
年齢別の目安
年齢別の目安では、20代後半で年収350~400万円台になります。
30代前半で450万円前後、35歳前後で500~550万円、40代で600万円超といった推移です。
- 30歳時点で450~480万円
- 40歳時点で600万円前後
- 役職によっては1000万円も
係長クラス以上になれば700万円超も可能でしょう。
若手~中堅の給与レンジは業界標準的で、突出して高給ではないようです。
賞与と昇給
賞与(ボーナス)は年2回(夏冬)支給され、年間4~5ヶ月分程度と推察されます。
ある社員は「ボーナスは1回あたり1.5ヶ月分出た」と述べています。
- 賞与は年2回(夏冬)
- 昇給は年1回
- 地道に勤めれば着実に増える
昇給は年1回で、評価に応じて基本給が数千円~1万円強上がるケースが多いようです。
20代で毎年1万円程度昇給したという報告もあり、着実に年収は増えていきます。
アイ・エス・ビーは「勝ち組?」
「アイ・エス・ビーは勝ち組か?」という問いに対しては、見方によって評価が分かれるでしょう。
東証プライム上場企業で安定した業績を上げており、社会的信用もあります。
- 世間一般の評価
- 匿名掲示板での評価
- 総合的なポジション
平均年収も同業平均より高めであり、一定の成功ルートに感じられるかもしれません。
くわしく見ていきましょう。
世間一般の評価
世間一般で「勝ち組」と呼ばれる企業と比べると、地味で平凡な部類との評価もあります。
投資家からも「安定していることが取り柄の平凡な会社」と評されています。
- 爆発的な成長はない
- 高収益で脚光浴びない
- 平凡だが安定している
爆発的な成長や高収益で脚光を浴びるタイプではありません。
安定志向で堅実にキャリアを積みたい人にとっては、恵まれた環境でしょう。
匿名掲示板での評価
2ちゃんねる等の匿名掲示板では、独立系SIerの格付けで中堅下位として扱われることもあります。
過去には「負け組」ランクにアイ・エス・ビーの名が挙げられていました。
- 独立系SIer中堅下位
- 「やめとけ」との書き込み
- 偏差値的なランクは「43」
「アイ・エス・ビーはやめとけ」というような書き込みも見られます。
地方の独立系SIerなどと比べれば同社は十分勝ち組との声もあります。
総合的なポジション
要するに、アイ・エス・ビーを「勝ち組」と見るかは基準次第です。
野心的に高収入を狙う人からすると、勝ち組とは言えないかもしれません。
- 大負けしないが大勝ちもない
- 中堅安定企業
- 堅実なキャリアの一つ
総合的には「大負けはしないが大勝ちもない、中堅安定企業」というポジションです。
業界平均以上の条件を得られる意味では「勝ち組寄り」とも言えます。
アイ・エス・ビーの「就職難易度」
就職難易度は総合的に見ると中程度(ミドルクラス)と考えられます。
毎年の新卒採用人数は約50~65名程度と比較的多く、採用大学も幅広い層にわたっています。
- 全体的な難易度
- 採用実績校
- 選考プロセス
誰もが知る超難関企業のような入社ハードルの高さは無いでしょう。
くわしく見ていきましょう。
全体的な難易度
基本的なコミュニケーション能力とITへの適性・意欲があれば、十分チャンスがある会社と言えます。
一方で、東証プライム上場という看板や安定した事業から毎年一定の人気もあります。
- 難易度は中程度
- 難しすぎず易しすぎず
- 中堅上場企業レベル
就職サイトのレビューではエントリーシートや面接でそれなりの対策をしたという声もあります。
「易しくはないが、誰もが落とされる超難関でもない」レベルと考えてよいでしょう。
採用実績校
採用実績校は、旧帝大クラスや有名私大から地方国公立まで多数の学校名が並んでいます。
筑波大学、早稲田大学、明治大学、近畿大学、東京電機大学など実に幅広いです。
- 工業高等専門学校や専門学校
- 文系理系問わず多数
- 裾野が広い採用
これだけ裾野が広い採用をしていることから、人物本位で採用していると推察できます。
文系出身で研修からエンジニア職に就いている社員も多数います。
選考プロセス
新卒採用では適性検査と複数回の面接が課されます。
人物重視でコミュニケーション力やチーム協調性を見ているようです。
- 面接はオーソドックス
- 内定後のフォローが手厚い
- 中途採用も随時実施
「面接で変な質問はされずオーソドックスだった」との報告もあります。
中途採用(キャリア採用)も随時行われており、即戦力人材を対象としています。
アイ・エス・ビーの「総合評価」
アイ・エス・ビーの総合評価は、「平均的なホワイト寄り中堅企業」です。
社員からの口コミ評価では総合スコア3.0~3.2前後(5点満点)に収まっています。
- 社員口コミの評価
- バランス型の企業
- 社外からの評価
飛び抜けて良いわけではないものの、極端に低評価でもありません。
くわしく見ていきましょう。
社員口コミの評価
項目別に見ると「労働時間の満足度」や「休日休暇の満足度」は3点台で比較的高いです。
「ストレスの低さ」や「人間関係の満足度」もまずまずの評価です。
- 給与満足度は2点台後半
- 成長環境も2点台後半
- ホワイト度スコアは2.9
一方、「給与の満足度」や「成長環境」は2点台後半でやや物足りなさがある評価です。
ワークライフバランスは平均以上だが、待遇・キャリア面は平均的と総括できます。
バランス型の企業
良い点・悪い点を総合すると、「ブラック企業ではないがスーパーホワイトとも言い切れない」との評価です。
残業代支給や有休取得のしやすさなど遵法精神はしっかりしており、ブラック企業ではありません。
- 大きな欠点も少ない
- 突出した魅力も少ない
- 中庸な魅力を持った企業
一方で、給与・評価面での不満がゼロではなく、社員の離職も一定数あります。
これは同規模のSIerにはよくある傾向であり、特段悪いわけではありません。
社外からの評価
社外からの評価としても、安定堅実な中堅企業と見做されています。
採用市場でも「隠れホワイト企業」と紹介されることがあります。
- 隠れホワイト企業
- 業界平均を上回る評価
- 労働時間・休暇面で満足
転職クチコミサイト「キャリコネ」のホワイト度チェックでは総合評価3.0で業界平均2.8を上回ります。
「本当にやばい会社」では決してなく、むしろ安心できる部分の多い会社です。
アイ・エス・ビーが「おすすめできる人」
アイ・エス・ビーでの勤務を特におすすめできるのは、安定志向の人などです。
上場企業の安定感があり、長期勤続する社員も多いため、腰を据えて働きたい人に向いています。
- 安定志向・バランス重視の人
- 多様な経験・成長意欲のある人
- チームワーク・安定収入を求める人
大手ほど競争が激しくなく、ベンチャーほど将来不安もない、中堅ならではの働きやすさがあります。
くわしく見ていきましょう。
安定志向・バランス重視の人
平均残業時間は月20~30時間程度と大きくはなく、有休も取得しやすい環境です。
サービス残業もなく残業代は全額支給され、フレックスやテレワークも導入されています。
- 安定志向の人
- ワークライフバランス重視
- 堅実なキャリアを築きたい
自分のペースで働きたい人に適しており、福利厚生や制度も整っています。
仕事と生活のバランスを重視する人にはおすすめできる会社です。
多様な経験・成長意欲のある人
事業領域が幅広く、組込みから業務系、AI・IoTまで様々なプロジェクトがあります。
独立系ならではの多様な案件に携われるため、特定分野に偏らず経験を積みたい人にも良いです。
- 様々な開発分野を経験したい
- 研修・資格支援を活用したい
- 自ら学ぶ意欲がある
研修制度や資格支援制度も充実しており、自己研鑽を後押しする仕組みがあります。
会社のサポートを受けながら着実にスキルアップできる環境です。
チームワーク・安定収入を求める人
2,000名超のエンジニア集団として組織的に課題解決にあたる文化があります。
協調性を持って働ける人に向いており、チームプレーが好きな人には働きやすいでしょう。
- チームワークを重視する人
- 地方勤務や転勤も可能
- 安定した収入を得たい人
勤続すれば着実に昇給していき、業界平均より高い収入を得られます。
極端な高収入でなくても安定した給与が欲しい人にはフィットします。
アイ・エス・ビーが「おすすめできない人」
反対に、アイ・エス・ビーでの勤務があまり合わない可能性がある人もいます。
例えば、最先端・高難度の仕事ばかりを求める人には物足りないでしょう。
- 最先端・自己裁量を求める人
- 高年収・成果主義を望む人
- 常駐形態・ブランド力を気にする人
安定志向の人には合いますが、逆に変化や野心を求める人にはミスマッチとなりやすいでしょう。
くわしく見ていきましょう。
最先端・自己裁量を求める人
案件は大手企業からの受託や常駐が中心で、革新的な自社サービス開発に没頭できません。
配属や仕事内容も会社の受注状況次第で、必ずしも望む案件に就けるとは限りません。
- 最先端の仕事ばかりしたい
- 仕事内容を自分で選びたい
- 勤務地変更が嫌な人
自分のやりたいことを最優先したい人にはフラストレーションが溜まる可能性があります。
常駐先は様々で、「どこに飛ばされるか分からない」との声もあります。
高年収・成果主義を望む人
平均年収は業界平均程度で、外資系IT企業のような爆発的な昇給は見込めません。
「給料が低い割にやることは多い」と感じる社員もおり、給与水準に不満を持つ人には向かないです。
- 高年収・急成長を望む
- 実力主義で若くして稼ぎたい
- 技術志向が強い人
「技術的なスキルは評価されにくく、マネジメントスキルがある人が出世する」との指摘もあります。
純粋な技術者志向で評価されたい人にはもどかしく感じられるでしょう。
常駐形態・ブランド力を気にする人
常駐先では自社より顧客企業のルールに従う必要があり、自由度は低いです。
他社内で働く働き方にストレスを感じる人には向きません。
- 常駐による制約を嫌がる
- 競争的な環境を求める
- 会社のブランド力にこだわる
アイ・エス・ビーは一般的な知名度は高くなく、社名ブランドを重視する人には物足りないです。
いい意味で穏やかな社風で、がむしゃらに成長を求めるタイプには刺激が少ないかもしれません。
アイ・エス・ビーで働く際の「注意点」
実際にアイ・エス・ビーに入社・勤務する際には、いくつかの注意点があります。
まず、客先常駐が主になる点を理解しておくことが重要です。
- 客先常駐と配属
- 労働時間とスキルアップ
- 評価制度と福利厚生
自社オフィスではなく他社のオフィス環境・勤務規則に合わせる必要があります。
くわしく見ていきましょう。
客先常駐と配属
プロジェクト開始前には勤務地(顧客先)をよく確認し、長時間通勤の可能性も考慮しましょう。
都心から離れた現場の場合、通勤負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。
- 常駐先の勤務地を確認
- 配属希望は過信しない
- 柔軟な対応が求められる
配属の希望はある程度通りますが、最終的な配属は会社都合になることもあります。
希望が通らない場合でも、「この経験は後で役立つ」と前向きに捉える柔軟さが求められます。
労働時間とスキルアップ
平均残業は月20時間程度ですが、プロジェクト状況によって増減します。
もし残業が月45時間を超えそうな場合は、労組や人事に相談することも必要です。
- 長時間労働の兆候に注意
- スキルアップは自主性を持つ
- 研修制度は受動的にならない
研修制度は整っていますが、受動的でいると宝の持ち腐れになります。
計画的に資格取得や研修受講の目標を立て、自己研鑽しましょう。
評価制度と福利厚生
アイ・エス・ビーでは年功序列に加え昇格試験や資格要件などが設定されています。
若手のうちは大きな差が付きにくいため、着実に試験合格・スキル習得していくことが昇進への近道です。
- 評価制度を理解する
- 福利厚生を活用する
- 人脈構築も意識する
独身寮や住宅手当など条件を満たせば恩恵が大きい制度は早めに申請しましょう。
有給休暇は初年度から20日付与されるため、計画的に休暇を取りリフレッシュすることが大切です。
よくある質問|アイ・エス・ビーは「やばい」のか徹底調査
アイ・エス・ビーに関してよく寄せられる質問について、情報をもとに回答します。
転職や就職を検討する上で気になるポイントをまとめました。
- 不祥事が過去にあった?
- 2chの評判は?
- 客先常駐が基本?
- 採用大学の実績は?
不祥事が過去にあった?
結論から言うと、アイ・エス・ビーに過去目立った不祥事はありません。
しかし、2023年、子会社での不正に伴う特別損失計上はありました。
- コンプライアンス教育は万全
- HP不正アクセス被害はあった
- 顧客情報漏洩はなし
2025年4月に自社ホームページが不正アクセス被害を受けましたが、これは外部からの攻撃によるものです。
特筆すべき不祥事のないクリーンな企業であり、安心して働ける環境と言えるでしょう。
不祥事が過去にあった?
結論から言うと、アイ・エス・ビー本体で新聞沙汰になるような、大規模不祥事は確認されていません。
しかし、2023年には子会社での不適切な取引に関して特別調査委員会が設置され、不正関連損失が計上されています。
- コンプライアンス教育は継続的に強化
- HP不正アクセス被害は発生
- 顧客情報漏洩は確認されず
2025年4月には、自社ホームページが第三者による不正アクセスを受け、一部ページが改ざんされましたが、
現時点で顧客の個人情報流出は確認されていません。
アイ・エス・ビー本体として大規模な不祥事は確認されていないため、比較的安心して働ける環境と言えるでしょう
2chの評判は?
匿名掲示板での評判は、辛辣な意見も見られるものの概ね業界内での位置付け相応です。
SIer業界の格付けスレッドなどでは、中堅~中堅下位グループに分類されています。
- 独立系SIer中堅下位
- 「やめとけ」との否定的コメント
- 炎上するほどの悪評はない
「アイ・エス・ビーはやめとけ」というような否定的コメントも散見されます。
匿名ゆえ誇張もあり得るため、2ch情報を鵜呑みにするのは禁物です。
客先常駐が基本?
はい、客先常駐が基本です。
エンジニアの多くは、顧客企業のオフィスに常駐して開発業務を行います。
- 顧客先オフィスでの作業がメイン
- 勤務地・就業時間は相手先次第
- 正社員雇用で福利厚生あり
これは同社が独立系SIerであり、受託開発・技術支援的業務が中心であるためです。
常駐先次第で職場環境が左右される点には、柔軟な適応が求められます。
採用大学の実績は?
アイ・エス・ビーの採用大学実績は非常に幅広く、多彩な学校から学生を採用しています。
国公立・私立合わせて100校以上の名前が挙がっています。
- 旧帝大から専門学校まで
- 文系理系問わず採用
- 学歴フィルターは特になし
具体的には、東京工業大学、早稲田大学、近畿大学、木更津高専など様々です。
学歴より人柄・素質を重視している印象で、広く門戸を開いていると言えます。
まとめ|アイ・エス・ビーは本当に「やばい」のか徹底調査
最後に、本記事の調査結果をまとめます。
- 悪い口コミ: 残業体質や評価・待遇面への不満が中心。
- 離職率: 業界平均並みかやや高め。キャリアアップや給与不満が理由。
- パワハラ: 顕著な報道や告発はなく、コンプライアンス体制は整備。
- 良い口コミ: 残業代全額支給や有休取得率75%など働きやすさに定評。
- 会社概要: 1970年設立、東証プライム上場の独立系SIer。
- 強み: 幅広い事業領域、ワンストップサービス、技術力、安定経営。
- 平均年収: 約570万~600万円で業界平均よりやや高め。
- 勝ち組?: 「大負けしないが大勝ちもない、中堅安定企業」という評価。
- 就職難易度: 中程度。採用大学は幅広く人物重視。
- 総合評価: 「平均的なホワイト寄り中堅企業」で「やばい」会社ではない。
- おすすめな人: 安定志向、ワークライフバランス重視、多様な経験を積みたい人。
- おすすめできない人: 最先端志向、高年収・成果主義、常駐が嫌な人。
- 注意点: 客先常駐が基本である点や、評価制度の理解が必要。
- よくある質問: 大きな不祥事はなく、2ch評価は中庸、常駐基本、採用大学は幅広い。
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