【転職向け】ドリコムは本当に「やばい」のか徹底調査

「ドリコムは激務って本当?」

「ブラック企業でやばい?」

「実際のところ、どう?」

といった不安の声を耳にします。

ネット上では、ネガティブな評判も散見されるため、応募をためらってしまう方もいるかもしれません。

ですが、そういった悪いウワサだけを信じてしまうと、優良なキャリアチャンスを逃す恐れがあります。

しかし、ご安心ください。

本記事では、ドリコム株式会社の労働環境や評判について、くわしく解説します。

この記事を読むことで、ドリコムが本当に「やばい会社か」判断でき、安心して転職活動ができるようになります。


記事のポイント

  • ドリコムの「やばい」評判の真相
  • 実際の労働環境と離職率
  • 年収や会社の強み
  • 転職すべきかどうかの判断材料

目次

ドリコムはやばい?激務?「悪い口コミ評判」

ドリコムには「激務でやばい」という、ネガティブな評判が存在しているようです。

実際に社員の口コミからは、労働環境の厳しさをうかがわせる声が確認できます。

  • 長時間労働の実態
  • 部署による労働環境の差
  • 不透明な社内体制

「ブラック企業的だ」と評される背景には、いくつかの具体的な要因があると考えられます。

各項目について、くわしく見ていきましょう。

長時間労働の実態

社員口コミを見ると、過去には長時間労働が常態化していた時期があったのは事実のようです。

「終電まで毎日働くため体力に自信がないと続かない」といった証言もみられます。

  • 休日中も仕事する人が多い
  • 体調を崩し休職する人が多い
  • 毎月誰かが消えていく状況

特にゲーム開発の現場では、プロジェクトによって深夜残業が慢性化していた様子がうかがえます。

こうした過酷な労働環境が、「激務でやばい」という評判の一因になっているのでしょう。

部署による労働環境の差

もっとも、すべての社員が過酷な環境にいたわけではない、という指摘もあります。

「プロジェクトや人によって仕事量はまちまち」という声が、その実態を表しています。

  • 暇な人もいれば忙しい人もいる
  • 仕事の負荷に偏りがある
  • 社風自体はカジュアル

全員が悲惨な状況ではなかったものの、ハードワークや組織課題に起因する悪い口コミは確かに存在します。

不透明な社内体制

労働環境にくわえて、社内体制や組織運営に関する否定的な口コミも存在します。

「一部の上層部と仲がいい人間だけが偉くなる」といった、人事の不透明さを指摘する声がありました。

  • 上の人間関係の確執がドロドロ
  • 長期的なプランなしの人員配置
  • 突然の退職勧告があった

派遣社員や正社員が、ある日突然、人員整理の対象になったというエピソードも報告されています。

こうした組織の混乱が、社員の不満や不安につながっていた可能性は否定できません。


次に、離職率や退職理由についても、具体的な情報を見ていきます。


ドリコムの「離職率と退職理由」

離職率の高さも、ドリコムが「やばい」と評される理由のひとつとして挙げられます。

公開されている情報からも、過去に社員数が大きく減少した時期があることがわかります。

  • 従業員数の減少と離職率
  • 新卒と中途の定着率の差
  • 主な退職理由

経験の長い技術者が相次いで会社を去った、というショッキングな報告も見受けられました。

離職の背景にある具体的な理由を、くわしく見ていきましょう。

従業員数の減少と離職率

ドリコムの従業員数は2018年3月期の387名から、2021年3月期には257名まで減少しています。

わずか数年で社員数が約3割も減った計算になり、退職者の増加などが推測されます。

  • 入社四年以上のエンジニアが多数退職
  • 組織再編(子会社売却など)
  • 2008年前後にも人員整理

業績低迷にともなうリストラや組織再編が、離職率に影響した側面もあるようです。

こうした人員の流出は、在籍する社員の士気にも影響を与えたと考えられます。

新卒と中途の定着率の差

一方で、新卒入社者に限定すると、定着率は高いという異なるデータも存在します。

リクナビの情報では「入社3年後定着率90%以上」と記載されているのが確認できました。

  • 過去3年新卒の早期離職者0名
  • 新卒の採用人数が少ない
  • 平均勤続年数は5.7年

全体での平均勤続年数は5.7年程度と、業界平均並みかやや短めの水準にとどまっています。

新卒と中途入社組を含めた全体とでは、定着の状況に違いがあるのかもしれません。

主な退職理由

社員から挙がった退職理由としては、前述の激務による健康不安などが挙げられます。

会社の将来性への疑問や、経営不振への不安が転職を決意させたという声もありました。

  • 人を育てない風土
  • 成長実感が得られない
  • 評価や人事の不公平感

「突然の人員整理に遭い、人道的に信じられない会社だ」と語る元社員もいます。

労働環境にくわえ、キャリア形成や経営への不安も退職の引き金になっていたようです。


ドリコムの「パワハラの有無」

ドリコムにおけるパワハラの有無についても、転職希望者にとっては気になるところです。

公に報じられた事件や訴訟といった情報は見当たりませんでした。

  • ハラスメント的な言動の口コミ
  • 会社のハラスメント防止の取り組み

ただし、社員の口コミレベルでは、上司の言動に不満を示すものが存在します。

実際にどのような声があるのか、くわしく見ていきましょう。

ハラスメント的な言動の口コミ

一部の社員が、ハラスメント的と感じるような行為を経験したと証言しています。

「パワハラに近い上司の対応です」と、納得できない人事異動を強制された経験を語る声がありました。

  • 理由不明な異動を強制
  • 総務部の女性から無視や嫌味
  • 陰湿なコミュニケーション

「稼ぎを出していない部署の人間は追い出すべき」という価値観が蔓延していた、という指摘もあります。

これらは個人の体験ですが、不快なコミュニケーションが存在した可能性はうかがえます。

会社のハラスメント防止の取り組み

一方で、会社全体としてはハラスメント防止や労務管理に取り組む姿勢も見られます。

とくに2020年頃からは、労務環境を改善するための施策が進められているようです。

  • 36協定遵守の意識が強い
  • 残業が多い社員への面談
  • 男性の育休取得実績あり

上場企業としてコンプライアンス教育や労務管理も強化されていると考えられます。

もし問題が発生した場合でも、人事への相談や社内制度を活用しやすい環境になりつつあるようです。


ドリコムの「良い口コミ評判」

これまでネガティブな評判を紹介しましたが、ドリコムには良い口コミや評価も存在します。

社員のポジティブな声からは、同社の魅力的な側面が見えてきます。

  • 良好な人間関係と社風
  • 明確な給与・評価制度
  • 成長機会とやりがい
  • 働き方改革の進展

悪い面だけでなく、こうしたポジティブな情報もバランスよく知ることが大切です。

評価されているポイントを、くわしく見ていきましょう。

良好な人間関係と社風

社内の雰囲気や人間関係の良さを評価する声が、まず挙げられます。

「職場の人間関係は基本的に良好。気さくに話しかけてくれる人も多い」と元社員は述べています。

  • 相談などもしやすい環境
  • 面白い経歴の人が多い
  • 上司が上司らしくなく話しやすい

エンターテインメントの会社らしく、フランクで自由な社風が特徴のようです。

開放的なカフェスペースでカジュアルにミーティングする光景もあったとのことです。

明確な給与・評価制度

給与や評価制度の明確さも、社員から好意的に語られているポイントです。

「給料の設定は明確な評価制度に基づいているので分かりやすい」という30代元社員の声があります。

  • 実力や成果に応じて公平に処遇
  • 中途採用でも高い給料が保証
  • 年収650万円以上の求人多数

業界水準と比べても遜色ない給与が期待でき、評価の透明性がモチベーションにつながるようです。

中途入社でも、交渉次第で高めの年収からスタートできる可能性があります。

成長機会とやりがい

若手であっても成長できる機会や、仕事のやりがいについても良い評判があります。

社内には「手を上げればいろんな成長の機会をもらえる」という風土があるとされています。

  • 外部セミナー参加も支援
  • 20代で責任ある仕事を任される
  • 20代成長環境で「5.0」評価

「クリエイティブ部署の皆は本当にゲームが好きで、ワクワク仕事をしていた」という証言もあります。

自ら積極的に挑戦する意志がある人には、大きな裁量を与えてくれる会社だといえるでしょう。

働き方改革の進展

近年では働き方改革が進んだことにより、ワークライフバランス面での評価も改善しています。

残業削減の取り組みやリモートワークの導入が、ポジティブな声につながっているようです。

  • 休日はしっかり休める
  • 休日出勤もほぼ無い
  • 有給休暇の取得率は60%以上

男性の育児休業取得実績や、柔軟な時短勤務制度も整えられています。

社員の意見を聞いて職場環境を改善しようとする姿勢は、「ホワイト企業寄り」との見方もあります。


ドリコムの「会社概要」

ここで、ドリコム株式会社の基本的な会社概要についても確認しておきましょう。

同社は「with entertainment」をミッションに掲げる、日本のゲーム開発会社・出版社です。

  • 設立と沿革
  • 事業内容
  • 組織規模と主要株主

上場企業として20年以上の歴史を持つ、中堅のエンタメ企業といえます。

会社の基本情報を、くわしく見ていきましょう。

設立と沿革

ドリコムは2001年11月13日に、当時京都大学の学生だった内藤裕紀氏によって創業されました。

ブログサービス事業で急成長を遂げ、設立からわずか5年後の2006年2月には東証マザーズに上場しています。

  • 現在は東京本社が拠点
  • 本社は品川区大崎
  • 2021年に目黒区から移転

ベンチャー発のゲーム会社としては老舗の域に入りつつある企業です。

かつてのブログ事業は2009年にライブドア社へ譲渡されています。

事業内容

現在の主軸は、スマートフォン向けのゲーム事業となっています。

人気アニメやゲームのIPを活かしたモバイルゲームの企画・開発・運用を多数手がけています。

  • ブロックチェーンゲームにも挑戦
  • 出版・映像事業も展開
  • ウェブトゥーンの企画も

ゲームと出版を2本柱としながら、AI技術の活用など新領域にも挑戦中です。

「総合エンタメ企業」への発展を目指し、事業の多角化を進めているのが特徴です。

組織規模と主要株主

従業員数は2024年3月31日時点で369名となっており、数百名規模の組織です。

社員の平均年齢は38歳で、平均勤続年数は6.4年というデータがあります。

  • 資本金は17億9299万円
  • 売上高は105億円(2022年3月期)
  • 内藤社長が筆頭株主

主要株主として、バンダイナムコエンターテインメントが約19%を出資しています。

バンダイナムコグループの持分法適用関連会社という位置づけでもあるのです。


ドリコムの「強み」

ドリコムには、他のゲーム会社にはないいくつかの強みが存在します。

同社の競争力の源泉となっている、ポジティブな要素について分析します。

  • 有力IPを活用したゲーム開発力
  • 新規事業への積極性と技術力
  • 適度な企業規模と機動性
  • バンダイナムコとの協業関係

これらの強みは、働く社員にとってもメリットとして作用する可能性があります。

同社の優位性を、くわしく見ていきましょう。

有力IPを活用したゲーム開発力

第一の強みは、有力なIP(知的財産)を活用したゲーム開発力にあります。

『ONE PIECE トレジャークルーズ』など、人気作品のゲームを多数開発・運営してきた実績が豊富です。

  • 『ONE PIECE』は世界的ヒット
  • 有名IP案件に関われるパイプ
  • 『Wizardry』の版権を取得

IPビジネスに強みを持ち、ファンマーケティングのノウハウを蓄積している点は大きな武器です。

近年は自社オリジナルIPの育成にも、積極的に取り組んでいます。

新規事業への積極性と技術力

第二に、新規事業への積極的な姿勢と、技術へのチャレンジ精神が挙げられます。

ブログサービスからモバイルゲーム企業へと、事業転換(ピボット)した歴史があります。

  • Web3やブロックチェーン
  • AI・クラウド技術の活用
  • 常に新たな収益源を模索

最新トレンドを積極的に事業に取り込む柔軟性が、市場環境の変化に対応できる力になっています。

社員にとっても、新規事業に関わるチャンスが多いのは刺激的だといえるでしょう。

適度な企業規模と機動性

従業員数300名前後という、企業規模の程よい大きさも強みの一つです。

大企業ほど硬直的でなく、ベンチャーほど手薄でもない、バランスの取れた体制です。

  • 安定性と機動性の両立
  • 意思決定のスピードが速い
  • 経営層との距離感が近い

組織が肥大化していないため、部署間の連携やフラットな議論がしやすい環境です。

大企業では味わえない裁量権の大きさやスピード感を持って働ける魅力があります。

バンダイナムコとの協業関係

最後に、バンダイナムコグループとの強力な協業関係も無視できません。

同社はバンダイナムコエンターテインメントから約19%の出資を受けています。

  • 大型IPゲームを共同開発
  • 新会社BXDの設立実績
  • 『アイドルマスター』も開発

大手の持つマーケティング力やIP資産と、自社の開発力を組み合わせる戦略が取れます。

業界内での広いネットワークを活かした、パートナー戦略の巧みさも強みです。


ドリコムの「平均年収」

転職希望者にとって、平均年収は非常に重要な判断材料のひとつです。

ドリコムの給与水準は、ゲーム業界の中でも平均かやや高めと考えられます。

  • 公式データの平均年収
  • 口コミサイトでの年収実態
  • 新卒初任給と中途採用の年収

公式に開示されている数値と、社員の口コミによる体感には少し差があるようです。

年収に関する情報を、くわしく見ていきましょう。

公式データの平均年収

ドリコムが公式に開示している平均年間給与は、2024年3月期で約718.8万円です。

日本全体の平均給与約459万円と比較すると、かなり高い水準にあることがわかります。

  • 平均年収は上昇傾向
  • 5年間で15%ほど上昇
  • 平均年齢は38歳

30代後半で年収700万円台というのは、IT企業として健闘している数字といえるでしょう。

生涯年収の試算でも、日本平均より高めの約2.7億円という結果が出ています。

口コミサイトでの年収実態

一方で、社員の口コミサイトでは、自己申告ベースの平均年収はもう少し低い数字が出ています。

例えばOpenWorkでは社員41人の回答から平均約519万円という集計があります。

  • エン転職では平均579万円
  • 若手社員の投稿が中心か
  • 40代前半で800万円程度

この差は、回答者の勤続年数や役職によるものと推測されます。

勤続を重ねて管理職クラスになれば、公式の平均年収に近づいていくものと考えられます。

新卒初任給と中途採用の年収

新卒の初任給については、モデルケースで月収33万円程度(年俸制)との記載があります。

年額に換算すると約396万円となり、大学卒の初任給としては比較的高めです。

  • 45時間分の固定残業代込み
  • 中途採用はスキルに応じて提示
  • 賞与は年俸に含まれる

中途採用者には、前職の年収やスキルに応じて高めのオファーが期待できる状況です。

実績重視の給与制度であるため、入社後も成果を出せば年収アップが見込めます。


ドリコムは「勝ち組?」

ドリコムで働くことは、果たして「勝ち組」といえるのでしょうか。

企業としての立ち位置や、社員のキャリアの観点から考察します。

  • 企業としてのポジション
  • 社員のキャリアとしての評価
  • 経営状態と将来性

この問いに対する評価は、何を「勝ち」ととらえるかによって分かれるところです。

さまざまな側面から、くわしく見ていきましょう。

企業としてのポジション

企業として見た場合、2006年に上場を果たした成功企業であることは間違いありません。

ですが、現在の時価総額は約138億円程度で、業界の巨大ヒットを持つ企業と比べると中堅です。

  • 任天堂やCygamesが勝ち組
  • ドリコムは中堅どまり
  • 20年以上生き残っている

多くのベンチャーが淘汰される中で、上場を維持し事業を継続している点は評価できます。

大勝ちしているとは言えないものの、「勝ち残り」組であるとはいえるでしょう。

社員のキャリアとしての評価

社員のキャリアにとっても、「勝ち組」かどうかは一概には判断できません。

上場企業であるドリコムでの経験は、一定の箔がつきキャリアの拡大につながる可能性があります。

  • 人気IPに関わった実績
  • 成長環境として評価する声
  • 早期離職のリスクもある

労働環境の厳しさから体調を崩したり、短期間で退職したりするケースも存在します。

長く勤め上げることが難しい側面もあり、その場合は勝ち組とは言えないかもしれません。

経営状態と将来性

経営状態に目を向けると、直近では赤字決算が続いている点が気になります。

2025年3月期は、新作ゲームの不振により13億円の赤字見込みへと下方修正されました。

  • 2024年度以降も赤字が続く
  • 株価は上場来で大きく下降
  • 成長投資期ともとらえられる

ヒット作が出れば一気に巻き返す可能性もあり、次のヒット次第といえるでしょう。

新作『Wizardry VA』の貢献で売上高自体は前年同期比2倍以上になるなど、増収もしています。


ドリコムの「就職難易度」

ドリコムへの就職や転職を考えるうえで、その難易度も知っておく必要があります。

難易度は、新卒採用と中途採用で分けて考えるのが適切です。

  • 新卒採用の難易度
  • 中途採用の難易度

全体としては、新卒は中程度、中途の経験者は比較的狙いやすいという構図が見えます。

それぞれの採用形態について、くわしく見ていきましょう。

新卒採用の難易度

新卒採用では、毎年の採用人数は6名から10名程度とそれほど多くありません。

人気ゲーム企業の一つであることから応募は集まると推測され、競争倍率は相応に高いと考えられます。

  • ポテンシャルや熱意重視
  • 学歴フィルターは特にない
  • 新卒定着率100%(過去3年)

超大手ゲーム会社に比べれば知名度は劣るため、難易度は中程度とも言えます。

ゲーム愛の強い学生には門戸が開かれていますが、しっかり選考されている印象です。

中途採用の難易度

中途採用に関しては、経験者であれば比較的ハードルは低めと評価されています。

「実務経験やスキルがある方であれば、難易度は比較的低め」との評があります。

  • 多くのポジションで中途募集
  • 即戦力人材を積極採用
  • 未経験からの挑戦は難易度高

ゲーム業界やWeb業界での経験者であれば、書類選考は通りやすい傾向です。

募集要件にマッチする経験を持つ方にとっては、狙い目の企業といえるでしょう。


ドリコムの「総合評価」

これまでの情報を踏まえ、社員からの総合的な評価はどうなっているのでしょうか。

企業口コミサイトのデータを見ると、満足度はおおむね中程度という結果が出ています。

  • 口コミサイトでの総合点
  • 評価の分かれるポイント
  • 時期による評価の変化

サイトによってバラつきがありますが、5点満点中3点前後という評価が多いようです。

総合評価の内訳を、くわしく見ていきましょう。

口コミサイトでの総合点

「エン転職(カイシャの評判)」では、32人の社員回答による総合評価が3.6点(5.0点満点)です。

一方で、転職会議(就活会議)に転載された評価では、総合評価2.9点という数値も見られます。

  • おおむね可もなく不可もなく
  • やや辛口くらいの評価
  • 平均的な評価の企業

突出した高評価企業ではないものの、極端に低いわけでもないバランス型の印象です。

総合評価は、あくまで参考値としてとらえることが賢明でしょう。

評価の分かれるポイント

カテゴリ別に見ると、「やりがい」や「年収」は平均的ですが、「ワークライフバランス」は低めです。

「20代成長環境」は評価点が高めな一方、「人材の長期育成」は低い点が付けられています。

  • 仕事自体は魅力的
  • 労務管理や育成に課題
  • プラス面とマイナス面が拮抗

自分が重視するポイントで、評価が高いか低いかに注目することが大切です。

例えば「やりがい」重視の人には評価が高く、「WLB」重視の人には評価が低い傾向です。

時期による評価の変化

総合評価は、時期による変化も考慮して見る必要があります。

2020年前後から働き方改革が進んだことで、労働環境は改善傾向にあるようです。

  • 最近入社した社員の評価は上向きか
  • 「ホワイト企業寄り」との声も
  • 業績悪化による不安もある

会社への信頼度が増している様子もうかがえますが、業績変動も評価に影響するでしょう。

総合評価の数字は、そうしたプラス面とマイナス面が混在した結果といえます。


ドリコムが「おすすめできる人」

ドリコムの社風や仕事内容から、入社をおすすめできる人の特徴が見えてきます。

「エンタメ開発への強い情熱と向上心があり、変化や裁量を楽しめるタフな人材」が求められます。

  • エンタメへの強い情熱がある人
  • 成長意欲と挑戦心が高い人
  • フラットな文化と激務耐性

こうした特徴に当てはまる方にとって、ドリコムはやりがいを感じられるフィールドとなるでしょう。

具体的にどのような人か、くわしく見ていきましょう。

エンタメへの強い情熱がある人

まず、ゲームやアニメなどエンターテインメントへの情熱が強い人におすすめです。

社員もサブカル好きやゲーム好きが多い傾向にあり、好きなことを仕事にできる充実感を得やすい職場です。

  • 人気IP作品づくりに関わりたい
  • 皆ゲームが好きでワクワク
  • 作品への情熱が原動力

「皆ゲームが好きで、ワクワクして仕事をしていた」という声が、その環境を表しています。

自分の好きな世界で、作品づくりに携わりたいという強い思いがある人に向いています。

成長意欲と挑戦心が高い人

若いうちから大きな仕事に挑戦し、急成長したい人にも最適です。

社歴や年齢に関わらず、手を挙げればチャンスを与えてくれる風土があります。

  • 20代で責任ある仕事を任される
  • 変化や新技術を楽しめる
  • 実力主義で評価されたい

20代社員の成長環境について、満点評価「5.0」を付けた社員もいるほどです。

好奇心旺盛でチャレンジ精神があり、自分の成果で勝負したい人には向いています。

フラットな文化と激務耐性

フラットでカジュアルな職場文化を好み、コミュニケーションが活発な環境が好きな人にも合います。

上下関係の厳しさが緩和されており、上司にも意見を言いやすい雰囲気です。

  • 上司をニックネームで呼ぶ
  • フランクな職場がよい
  • 多少の激務も乗り切れる

ただし、多少の激務も情熱で乗り切れる体力と気力、タフさも求められます。

仕事熱心でワーカホリック傾向のある方には、むしろマッチするともいえるでしょう。


ドリコムが「おすすめできない人」

反対に、ドリコムの環境がミスマッチとなる可能性が高い人の特徴もあります。

「安定志向で受け身、ライフワークバランス重視タイプの人」には、おすすめできません。

  • ワークライフバランス重視の人
  • 安定志向で変化を好まない人
  • 受け身で手厚い指導を望む人

こうした方々にとって、ドリコムの環境はストレスフルになる可能性が高いです。

なぜおすすめできないのか、くわしく見ていきましょう。

ワークライフバランス重視の人

定時で帰れる職場や、残業が少ない環境を最優先に望む方には向きません。

プロジェクトの繁忙期には、終電近くまで働く日が続くこともあるためです。

  • プライベート時間をしっかり確保したい
  • 体力に自信がない
  • 家庭の事情で時間制約がある

「平日も毎日終電まで働く」との声もあり、激務に耐えられない人には厳しいでしょう。

近年は改善傾向にあるとはいえ、完全にホワイトな勤務体系ではない点は覚悟が必要です。

安定志向で変化を好まない人

ドリコムは事業環境の変化に合わせて、組織改編や方針転換を機動的に行う会社です。

大企業的な安定や安心感を求め、決まったルーチン業務をこなしたい人には不向きです。

  • プロジェクト中止や人員配置転換
  • 変化がストレスに感じる
  • 長期プランなしと感じることも

不確実性への耐性がないと、組織の動きに不安を感じてしまうかもしれません。

こうした変化を楽しめない人にとっては、ストレスの多い環境といえます。

受け身で手厚い指導を望む人

ドリコムは基本的に「自走できる人」が評価され、手厚い教育体制は期待できません。

「人を育てることをしない環境」と辛口に評されることもあり、自主的に学ぶ姿勢が求められます。

  • 指示待ちタイプの人
  • 手取り足取り教えてほしい
  • ストレス耐性が低い

メンタルヘルスを崩しやすい人や、プレッシャーに弱い人にもおすすめできません。

主体性を発揮できないと活躍が難しく、周囲のサポートが手薄だと感じてしまうでしょう。


ドリコムで働く際の「注意点」

ドリコムへの入社を検討する、あるいは入社した人が注意すべきポイントを整理します。

厳しい側面もある環境で、自身のキャリアをプラスにするためにはいくつかの心構えが必要です。

  • 自己管理とプロジェクトの把握
  • 積極的な学習姿勢と人間関係
  • 経営状況の把握とハラスメント対処

自己管理と主体性、そして周囲とのコミュニケーションがキーワードになります。

入社後に後悔しないための注意点を、くわしく見ていきましょう。

自己管理とプロジェクトの把握

まず最も重要なのは、自身の健康管理、セルフケアを徹底することです。

繁忙期の長時間労働で、過去には体調を崩す社員もいたという指摘があります。

  • 無理なときは早めに相談
  • 有給休暇で休息をとる
  • 配属先の業務量を把握

自分の身は自分で守る意識を持ち、燃え尽きないよう注意しましょう。

配属されるプロジェクトの状況を事前に把握し、心構えをしておくことも大切です。

積極的な学習姿勢と人間関係

ドリコムでは自発的に動く人が評価されるため、積極的な学習姿勢が求められます。

待ちの姿勢ではスキルアップが難しく、自ら学ぶ意識でいることが成長のコツです。

  • 「自ら学ぶ」姿勢
  • 社内の勉強会やセミナー参加
  • 社内ネットワークの構築

同時に、プロジェクトを円滑に進めるため、社内の人間関係を構築することも重要です。

幸い「職場の人間関係は良好」との声もあり、自分から交流すれば協力体制を築きやすいでしょう。

経営状況の把握とハラスメント対処

ドリコムは業績の変動が大きいため、会社の経営状況にもアンテナを張る必要があります。

万が一の組織再編などに備え、自社の業績に無関心でいないことが大事です。

  • 新規タイトルの動向を注視
  • 自分のキャリアの備え
  • ハラスメントは早めに相談

もしハラスメント的な問題が生じた場合は、早めに人事や上長に相談しましょう。

近年はコンプライアンスが重視されており、会社も適切に対応する体制が整いつつあります。


よくある質問|ドリコムは「やばい」のか徹底調査

最後に、ドリコムに関してよく寄せられる質問について、情報をもとに回答します。

転職活動中の不安や疑問を解消するため、具体的なトピックに絞って解説します。

  • 炎上した過去はある?
  • 赤字って本当?
  • ゲームの代表作は?

これらの点も、ドリコムという会社を理解する上で重要な要素となります。

一つひとつの質問に、簡潔にお答えしていきましょう。

炎上した過去はある?

はい、ドリコムには過去に大きく分けて2つの炎上事例があります。

一つ目は2007年の「ドリコムブログ広告炎上」で、広告表示位置の変更がユーザーの強い反発を招きました。

  • 記事本文内に広告が紛れる
  • ユーザーが離れサービス低迷
  • ブログ事業はライブドアへ譲渡

二つ目は2017年の『きららファンタジア炎上』で、リリース直後の不具合や課金アイテム不正増殖の噂が原因です。

サービス開始10日で長期メンテナンスに至るなど、運営不信を招く大きな騒動となりました。

赤字って本当?

はい、直近の業績では赤字計上が事実となっています。

2025年3月期は、新作ゲームの不振による減損処理などで、13億円の赤字予想となりました。

  • 当初は5億円の黒字予想だった
  • 2024年度以降も四半期赤字
  • 新作『Wizardry VA』に投資中

売上高自体は新作の貢献で前年同期比2倍以上に増えていますが、コストがかさみ利益はマイナスです。

これは成長のための戦略的赤字ともとらえられますが、投資が実らなければリスクも伴います。

ゲームの代表作は?

ドリコムの代表的なゲーム作品としては、まず『ONE PIECE トレジャークルーズ』が挙げられます。

2014年のサービス開始以降、国内外で長期ヒットしている看板タイトルです。

  • 『ジョジョSS』(サービス終了)
  • 『ダービースタリオン マスターズ』
  • 『アイドルマスター シャイニーカラーズ』

その他、『きららファンタジア』(サービス終了)や、最近では自社IPの『Wizardry Variants Daphne』も主力です。

有名なIPを用いた作品の開発・運営実績が非常に豊富なのが特徴といえます。


まとめ|ドリコムは本当に「やばい」のか徹底調査

ドリコムが本当に「やばい」のか、さまざまな情報から調査した内容をまとめます。

  • 悪い評判: 過去の激務や不透明な人事は事実。
  • 離職率: 一時期高く、従業員数も減少したが新卒定着率は高い。
  • パワハラ: 組織的なものはないが、個別の不満は存在。
  • 良い評判: 人間関係の良さ、明確な評価、成長機会、働き方改善。
  • 会社概要: 2001年設立の上場中堅エンタメ企業。バンナムと協業。
  • 強み: IP開発力、新技術への挑戦、機動力、パートナー戦略。
  • 年収: 平均約718万円と高水準だが、口コミとは差も。
  • 勝ち組?: 中堅としての「勝ち残り」だが、経営は不安定要素あり。
  • 難易度: 新卒は中程度、中途経験者は比較的低め。
  • 総合評価: 3点前後と平均的。やりがいとWLBで評価が割れる。
  • おすすめな人: 情熱と成長意欲がありタフな人。
  • 不向きな人: 安定志向でWLB重視の人。
  • 注意点: 自己管理と主体性、経営状況の把握が重要。
  • よくある質問: 炎上歴あり、直近は赤字、『ワンピ』が代表作。


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