「サイバードは激務でやばい？」
「人間関係は大丈夫？」
「将来性はあるの？」
といった不安の声を耳にします。
転職活動において、企業のネガティブな評判はとても気にかかる点です。
ですが、表面的なうわさだけで判断してしまうと、優良な転職先を見逃すかもしれません。
しかし、ご安心ください。
本記事では、サイバードの労働環境や評判、将来性について徹底解説します。
この記事を読むことで、サイバードが本当に「やばい会社か」どうかが分かり、安心して転職活動ができるようになります。
記事のポイント
- 過去の「激務」と現在の「ホワイト」な実態
- 良い口コミと悪い口コミの比較
- 年収や将来性の客観的データ
- サイバードがおすすめな人の特徴
サイバードはやばい？激務？「悪い口コミ評判」
サイバード株式会社には「やばい」や「激務」といったネガティブな評判が一部で見受けられます。
過去の労働環境や一部の口コミが、そのような印象を形成している要因と考えられます。
- 過去の激務な労働環境
- 現在の労働環境（改善点）
- 評価制度や将来性への不安
悪い口コミ評判には、過去の実態と現在の課題が混在しているようです。
くわしく見ていきましょう。
過去の激務な労働環境
2010年代前半までは、長時間残業や過酷な業務負荷が問題視されていた時期がありました。
「できる人に仕事が集中し、80時間の残業はザラだった」という証言も残っています。
- 残業も仕事量も多かった
- 周囲で退職が相次いだ
- 月80時間超の残業も
当時は一部の社員に業務が偏り、激務となっていた状況がうかがえます。
こうした背景が「激務でやばい」という印象につながったと考えられます。
現在の労働環境（改善点）
近年、サイバードでは働き方改革により労働環境が大きく改善されています。
2017年の労働基準監督署からの是正勧告以降、残業規制が徹底されました。
- 月間平均残業は約30～34時間
- 有給休暇取得率は約66%
- WLB満足度は4.5点/5点
「月45時間以内の残業規制が徹底され、警告も入る」との社員証言があります。
過去の「激務」の状況は、現在では大幅に是正されていると言えるでしょう。
評価制度や将来性への不安
労働環境が改善する一方で、評価制度や将来性に関するネガティブな口コミも存在します。
「仕事ができなくても残業した人のほうが評価される」といった不満の声が寄せられています。
- 事業の将来性が低い
- 新規事業への投資不足
- 経営層の手腕に不満
また、「問題を先延ばしにする管理職がいて、現場が問題提起しても変わらない」という指摘もあります。
これらの課題が、一部の社員にとっての「やばい」という評価につながっている可能性があります。
サイバードの「離職率と退職理由」
サイバードの離職率に関する正式な公開数値は、残念ながらありません。
しかし、社員の口コミからは「出入りが激しい」という複数の証言が寄せられています。
- 離職率の実態
- 主な退職理由（キャリアアップ）
- 主な退職理由（不満・その他）
過去に業務負荷が高かった時期は、特に高い離職率であったと推測されます。
くわしく見ていきましょう。
離職率の実態
口コミによれば、「周囲で退職が相次ぎ、新人もすぐ辞めてしまう」状態だった時期があるようです。
近年は働き方が改善されたため、当時と同じ離職率とは一概に言えません。
- 正式な離職率は非公開
- 「出入りが激しい」との声
- 業界平均並みかやや高めか
在籍年数が3～5年程度で転職していく人が、一定数存在すると見られています。
離職率自体は低くないものの、その背景には多様な理由が存在します。
主な退職理由（キャリアアップ）
退職理由の一つとして、キャリアアップやステップアップのための自主的な退職が挙げられます。
「退職時には特に問題なく送り出してもらえた」というポジティブな声もあります。
- ステップアップのための退職
- 独立起業や他社での昇進
- 次のキャリアへの踏み台
「私の部署でも数ヶ月で3名が独立のため辞めた」という証言も確認できました。
成長志向の社員が、経験を積む場として活用している側面もあるようです。
主な退職理由（不満・その他）
業務負荷や評価への不満が、退職理由となるケースも報告されています。
「労働時間の長さとタスク過多で精神的に限界を感じ退職した」という深刻な声もあります。
- 精神的な限界による退職
- 先輩社員のパワハラ気質
- 会社の将来性への不安
「会社方針と自身のキャリアの不一致」を理由に挙げる社員もいました。
育児や家庭の事情といった、ライフイベントに伴う退職も存在します。
サイバードの「パワハラの有無」
サイバードにおけるパワーハラスメントの有無については、一部で事例が報告されています。
ただし、全社的・恒常的に蔓延しているわけではなく、特定の人物や部署の問題という印象です。
- 過去のパワハラ・労務トラブル事例
- 現在の社内環境と人間関係
過去の事例を教訓に、現在はハラスメント防止の意識も高まりつつあるようです。
くわしく見ていきましょう。
過去のパワハラ・労務トラブル事例
社員の口コミには、「先輩社員がパワハラ気質であり精神を病んだ」という具体的な証言があります。
2017年には、裁量労働制下での過重労働と退職強要が問題となった事件も発生しました。
- 上司に相談しても改善されず
- 月100時間超の残業
- 労基署から是正勧告
当該ケースでは、上層部に訴えても改善されなかったという会社側の対応も指摘されています。
こうした深刻なケースが、過去に存在したのは事実です。
現在の社内環境と人間関係
現在のサイバードでは、多くの部署で良好な人間関係が築かれているようです。
「上司との風通しも良く誰とでも気軽に話せる環境」との社員口コミも寄せられています。
- 職場の人間関係満足度71%
- 飲み会は強制参加なし
- オープンで穏やかな社風
同僚同士で休日にレジャーに行くほど、仲が良い職場との声も確認できました。
多くの社員は人間関係の良さを感じており、過度に心配する必要はないでしょう。
サイバードの「良い口コミ評判」
サイバードには、働きやすさや人間関係、やりがいに関するポジティブな口コミも多く集まっています。
特に、柔軟な働き方や社内の風通しの良さが高く評価されている点が目立ちます。
- 人間関係と風通しの良さ
- 柔軟な働き方とワークライフバランス
- 仕事のやりがいと評価制度
- 女性の働きやすさと福利厚生
社員の総合満足度も5点満点中3.6～3.7点と、比較的高水準を維持しています。
くわしく見ていきましょう。
人間関係と風通しの良さ
「社員同士仲が良く、上司とも気軽に話せる風通しの良い職場」である点が挙げられます。
フラットでコミュニケーションが活発な社風が、社員から高く評価されています。
- 誰とでも気軽に話せる環境
- 休日にBBQや温泉に行く仲
- 会社イベントは参加自由
会社主催の飲み会なども月1～2回程度あったものの、強制参加ではない点が良かったとの意見もあります。
良好な人間関係は、サイバードの大きな魅力の一つと言えそうです。
柔軟な働き方とワークライフバランス
柔軟な働き方とワークライフバランスの良さも、非常に高く評価されています。
「フルリモートワークに完全移行したことでプライベートを充実させやすい」との声が多数あります。
- 全社員リモート勤務が基本
- 有給休暇が取りやすい
- 勤務時間の納得度76%
スケジュールも個人管理が徹底されており、有給を自由に消化できる環境です。
「他社よりホワイトなイメージ」を持つ社員もいるほど、働きやすさに定評があります。
仕事のやりがいと評価制度
仕事のやりがいや、成果に対する正当な評価も良い口コミとして挙げられます。
「仕事はハードだったが、成果を出せば給与に反映されるのでやりがいがある」との意見です。
- 成果重視（実力主義評価3.4/5）
- 新人でも大きなチャレンジ可能
- 20代の成長環境3.7/5
自分で考えたことをすばやく実行し、PDCAを回すことで成長できたという声もあります。
若手が経験を積み、スキルアップするには良い職場環境と言えるでしょう。
女性の働きやすさと福利厚生
女性が働きやすい環境である点も、ポジティブに評価されています。
女性社員比率が高く、「子持ちの社員も多く急な早退や在宅勤務にも理解がある」とのことです。
- 男性社員の育休取得者あり
- 復職率100%
- 健康経営優良法人に認定
育児休暇や短時間勤務制度、副業許可など多様な働き方への支援も整っています。
福利厚生や制度面への満足度も高く、安心して長く勤めやすい職場です。
サイバードの「会社概要」
サイバード株式会社は、1998年9月に設立されたモバイルコンテンツ企業です。
日本のモバイルインターネット創成期から、業界をリードしてきた歴史を持ちます。
- 設立と事業内容
- 主力コンテンツ「イケメンシリーズ」
- 沿革と親会社
モバイルとコンテンツを軸に、技術トレンドに合わせて進化を続けている企業です。
くわしく見ていきましょう。
設立と事業内容
本社所在地は東京都品川区西五反田で、社員数は約252名（2025年現在）です。
事業内容はモバイル向けコンテンツサービスや、ゲームの企画開発運営が中心となります。
- 1998年9月設立
- 平均年齢は37歳前後
- 資本金は1億円
企業向けマーケティング支援サービスや、EC事業なども幅広く手掛けています。
ブロックチェーンゲームやNFTを活用した、新領域にも挑戦しています。
主力コンテンツ「イケメンシリーズ」
サイバードの事業で特に有名なのが、女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」です。
2012年のタイトルリリース以来、累計会員数は500万人を超えるヒットコンテンツとなっています。
- 累計会員数500万人超
- 自社IPを活用した事業
- 舞台化やグッズ販売も展開
この自社IP（知的財産）を活用し、ゲームを起点にクロスメディア展開も行っています。
他社の有する人気IPの、ゲーム開発受託なども手掛けています。
沿革と親会社
2000年にジャスダック上場を果たしましたが、2008年にMBOで上場廃止しています。
2018年6月には、株式会社アエリアが全株式を約70億円で取得し完全子会社化しました。
- 2000年にジャスダック上場
- 2008年にMBOで非上場化
- 2018年にアエリアが子会社化
現在サイバードはアエリアグループの一員として、事業を展開しています。
代表取締役社長は、アエリア創業者でもある長嶋貴之氏が務めています。
サイバードの「強み」
サイバードには、長年の事業経験に裏打ちされたいくつかの明確な強みが存在します。
特に、自社IPのブランド力と、業界内での豊富な実績は大きな武器です。
- 自社IP「イケメンシリーズ」のコンテンツ力
- モバイル業界での実績と柔軟性
- 働きやすい組織文化
- 親会社アエリアとのシナジー
これらの強みを活かし、エンターテイメント企業としての価値を高めています。
くわしく見ていきましょう。
自社IP「イケメンシリーズ」のコンテンツ力
サイバードの最大の強みは、自社IP「イケメンシリーズ」に代表される圧倒的なコンテンツ力です。
「『イケメンシリーズ』の根強いファン基盤が強み」との社員の声も上がっています。
- 累計会員数 数百万規模
- 女性向けIP創出のノウハウ
- 安定した売上の維持
長年培ってきた女性向け恋愛ゲームのノウハウとブランド力は、他社の追随を許しません。
ファンコミュニティを軸に、安定した売上を維持できている点は非常に強力です。
モバイル業界での実績と柔軟性
モバイルコンテンツ業界での長い実績と、柔軟な事業展開力も強みです。
1990年代末からモバイルに特化し、ガラケー時代から数々のヒットを生み出してきました。
- 20年以上の事業継続
- 環境変化への対応力
- 先端技術へのキャッチアップ
市場環境やテクノロジーの進化を常に見据え、サービスを提供する姿勢を持っています。
近年ではNFTやメタバースといった、新領域にも参入しています。
働きやすい組織文化
働き方や組織文化も、サイバードの忘れてはならない強みの一つです。
「フルリモートワークで出社不要、有給取得も容易」といった働きやすさが挙げられます。
- 社員の自主性を尊重する文化
- テレワークのフル活用
- 健康経営優良法人の認定
社員一人ひとりの自主性を尊重する企業文化が、深く根付いていることが窺えます。
人材定着や採用面においても、ホワイト企業的な側面は強みとなっています。
親会社アエリアとのシナジー
2018年から親会社となった、アエリアとのシナジーも強みと考えられます。
アエリアグループ内には、ゲーム開発会社やEC事業など多彩な企業が属しています。
- グループ間連携の余地
- 経営資源の融通
- 強固な戦略的後ろ盾
親会社の財務基盤やネットワークを活かし、大胆な投資や事業拡大が可能です。
グループ連携で新規プロジェクトを立ち上げる余地がある点も、恵まれた強みです。
サイバードの「平均年収」
サイバードの平均年収は、おおよそ500万円台前半から中盤と推定されます。
IT・ゲーム業界の中では突出して高い水準ではなく、ミドルクラスの水準と言えます。
- 平均年収の具体的な金額
- 給与制度と評価体系
- 賞与（ボーナス）と福利厚生
日本の全産業平均よりは高めですが、大手ゲーム会社ほどの高収入ではありません。
くわしく見ていきましょう。
平均年収の具体的な金額
転職系サイトの社員口コミでは、平均年収520万円（平均年齢34歳）との数値が公開されています。
Yahooしごとカタログでも平均年収約549万円との情報があり、概ね500万円台中頃が相場でしょう。
- 平均年収520万円（エン・ジャパン）
- 平均年収約549万円（Yahoo）
- 30代で500万～600万程度か
20代後半で400万～500万円、30代で500万～600万円程度がボリュームゾーンと考えられます。
社員口コミでも「給与水準は業界内では平均的」との意見が多く見られます。
給与制度と評価体系
社内の給与制度としては、年功序列ではなく成果主義の傾向があります。
「成果を出せば給与に反映される」との社員口コミもある通り、実績に応じた昇給が行われます。
- 実力主義の評価（3.4/5）
- 業績に連動した給与評価
- 残業代は全額支給
事業の調子によって年収の伸びに差が出ることは、念頭に置く必要があります。
残業代が全額支給されるため、残業時間次第で年収が上振れするケースもあります。
賞与（ボーナス）と福利厚生
賞与（ボーナス）に関しては、業績連動型で年2回支給されます。
近年は業績が赤字傾向であることから、賞与は控えめから標準程度と推測されます。
- 賞与は業績連動型で年2回
- 住宅手当や退職金制度あり
- 給与・待遇満足度63%
福利厚生面では住宅手当や選択制退職金制度、リモート手当の支給などが行われています。
働きやすさなど非金銭的報酬も加味すれば、総合的な満足度はまずまずでしょう。
サイバードは「勝ち組？」
サイバードが「勝ち組企業か」という問いに対しては、評価が分かれるところです。
結論としては、「業界内で突出した勝ち組とは言えないが、堅実な企業」という位置付けになります。
- 業績面での評価
- ニッチ分野での強み
- 社員から見た「勝ち組」度
大勝ちしている企業ではないものの、決して「負け組」でもない中堅ポジションです。
くわしく見ていきましょう。
業績面での評価
売上や利益の面から見ると、近年は業績が伸び悩み、赤字決算も計上しています。
連結売上高は約47.6億円（2023年度）から52.9億円（2022年度）で推移しています。
- 近年は赤字決算を計上
- 成長性・将来性は低い評価
- 売上規模は業界トップではない
社員からも「会社の成長性・将来性は低い（2.3/5）」という厳しい評価があります。
劇的な成長を遂げている「勝ち組」と断言するには、課題がある状況です。
ニッチ分野での強み
一方で、特定のジャンルで確固たる強みを持ち、安定収益を上げている点は評価できます。
女性向け恋愛ゲームというニッチ市場において、長期にわたりユーザー支持を得ています。
- ニッチ市場での確固たる地位
- 持続的に収益を生むIPを所有
- 堅実に稼げるビジネスモデル
コアなファン層による安定した収益源となっている点は、企業として強いです。
派手さはないものの、堅実に稼げるビジネスモデルを築いています。
社員から見た「勝ち組」度
社員の視点では、総合満足度3.6/5前後と高く、社員にとっては「勝ち組の職場」との見方もできます。
ホワイトな環境で安定的に働けるという意味では、恵まれていると言えるでしょう。
- 総合満足度は3.6/5前後
- ホワイトな環境で働ける
- キャリア面では物足りなさも
ただし、事業成長が緩やかなため、爆発的な自己成長機会は少ないかもしれません。
業界で花形の有名企業と比べると、見劣りすると感じる人もいるでしょう。
サイバードの「就職難易度」
サイバードの就職難易度は、業界の中では中程度（ミドルクラス）と考えられます。
誰でも簡単に入れるほど易しくはなく、トップ企業ほど門戸が狭いわけでもないレベル感です。
- 新卒採用の難易度
- 中途採用の難易度
- 選考のポイント
一定の実力と熱意があれば、十分にチャンスがある企業と言えるでしょう。
くわしく見ていきましょう。
新卒採用の難易度
新卒採用に関して言えば、採用人数はそれほど多くなく毎年数名から十数名程度とみられます。
競合の大手ゲーム会社に比べると小規模ですが、選考は丁寧に行われているようです。
- 採用人数は数名～十数名
- 自社コンテンツへの愛着重視
- 職種ごとの実力選考あり
特に、同社のゲームやサービスが好きであることが重要とされています。
応募者の母集団もそれなりにレベル感はあり、しっかりとした準備が必要です。
中途採用の難易度
中途採用（キャリア採用）の難易度は、ポジションによって異なります。
現在サイバードは通年で中途採用を行っており、複数職種の募集が掲載されています。
- 通年で中途採用を実施
- 実務ですぐ活躍できるか重視
- ゲーム業界経験者は歓迎
募集要項では、ゲーム業界での実務経験や相応のスキルが挙げられています。
未経験からの転職は難易度が高いため、業界経験者向けと言えます。
選考のポイント
就職難易度を測る一つの指標として倍率がありますが、残念ながら非公開です。
中途で応募した人の体験談として、「面接は和やかで話しやすかった」等があります。
- 面接は和やかで人物重視
- 堅苦しい圧迫面接はなし
- 企業文化へのフィット感
企業文化にフィットするか、エンタメが好きかといった点が評価ポイントでしょう。
同社のサービスや作品への理解を深めておくことが、選考突破のカギとなります。
サイバードの「総合評価」
サイバードの総合評価は、社員にとって働きやすく安定した中堅エンターテインメント企業となります。
総合的な満足度は概ね5点満点中3.5～3.7点と良好です。
- 総合評価と満足度
- 長所（働きやすさ）
- 短所（将来性への不安）
ワークライフバランスや社風の評価が高い一方、将来性にはやや不安が残るバランスです。
くわしく見ていきましょう。
総合評価と満足度
社員からの総合満足度は3.6～3.7/5と、比較的高い水準です。
内部から見た印象は良いものの、外部からの知名度は大手に比べ見劣りする面もあります。
- 社員満足度 3.6～3.7/5
- 就活生評価 3.2/5
- 堅実で良心的な中堅企業
エン・ジャパン調査では「20代成長環境3.7」といった数値も示されています。
総じて「堅実で良心的な中堅コンテンツ企業」として評価できるでしょう。
長所（働きやすさ）
長所としては、働きやすさ、人間関係の良さ、コンテンツ力、安定性が挙げられます。
仕事のやりがい評価も比較的高く、クリエイティブ職には実績を積みやすい会社です。
- リモート・休暇・柔軟性
- 人間関係の良さ
- 親会社の支えによる安定性
社員は自社サービスに誇りと愛着を持って働いている人が多いようです。
経営面では親会社の支えがあり、倒産リスクは低いと考えられます。
短所（将来性への不安）
短所や課題としては、事業の伸び悩みと将来性への不安が指摘されます。
社員評価でも「会社の成長性2.3」「経営陣の手腕2.5」と低めです。
- 会社の成長性評価 2.3/5
- 経営陣の手腕評価 2.5/5
- キャリアパスが限定的
既存IPに頼りがちな現状から、次の一手を打てるかが問われています。
キャリアパスが限定的で、「昇進のポストが少ない」との声もあります。
サイバードが「おすすめできる人」
サイバードへの転職をおすすめできる人には、いくつかの明確なタイプがあります。
会社の文化や事業内容に、自身の価値観がマッチするかが重要です。
- コンテンツへの情熱がある人
- ワークライフバランス重視の人
- 安定志向でスキルアップしたい人
自社のIPに誇りを持ち、情熱を注げる人にはやりがいを感じられる職場です。
くわしく見ていきましょう。
コンテンツへの情熱がある人
まず「自社コンテンツへの愛着やエンタメへの情熱がある人」が挙げられます。
女性向け恋愛ゲームやモバイルサービスが主力のため、世界観が好きな方に向いています。
- 乙女ゲーム文化が好きな方
- ユーザー目線の企画ができる方
- 自社IPに誇りを持てる人
実際に「コンテンツ愛がある人には居心地が良い環境」と社員も述べています。
ユーザーに喜びを届けたいというマインドを持つ人には、非常に向いています。
ワークライフバランス重視の人
次に、「ワークライフバランスを重視する人」にもおすすめできます。
フルリモートや柔軟な勤務制度が整っており、有給も取りやすい環境です。
- プライベートの時間を確保
- 育児・介護との両立
- 働き方の自由度を求める人
プライベートの時間を確保しつつ、仕事も頑張りたいという人には理想的です。
男性の育休取得実績もあり、復職率は100%という支援体制です。
安定志向でスキルアップしたい人
また、「安定した環境で着実にスキルを伸ばしたい人」にもおすすめです。
極端な残業やハードワークを強いられることは少なく、落ち着いて業務に向き合えます。
- 落ち着いて業務に向き合える
- 20代の成長環境は十分
- 腰を据えてIPを育てたい人
成長環境も20代であれば十分整っており、現場で経験を積み重ねたい人に向いています。
目の前のユーザーに良いサービスを提供することに、やりがいを感じる人にフィットします。
サイバードが「おすすめできない人」
反対に、サイバードへの転職をあまりおすすめできない人のタイプも存在します。
自身のキャリアプランや、仕事に求めるものが会社と合わない可能性があります。
- 急成長や高年収を望む人
- 最先端・大型開発志向の人
- 刺激や変化を求める人
年収レンジはミドルクラスで、破格の待遇は望めません。
くわしく見ていきましょう。
急成長や高年収を望む人
まず、「急激なキャリアアップや高年収を至上目的とする人」には物足りない可能性があります。
短期間でマネージャー職に就きたいなど、野心的な出世欲の強い人には環境が穏やかすぎるかもしれません。
- 年収レンジはミドルクラス
- 社内のポストは限られる
- ビッグプロジェクトは少ない
20代で年収1000万円といった待遇は、望むことが難しいでしょう。
実力主義とはいえ、成長スピードは大手企業ほど速くありません。
最先端・大型開発志向の人
次に、「最先端のハイエンドゲーム開発に携わりたい人」にも向いていないでしょう。
サイバードの主力はスマホ向けのシナリオ型ゲームであり、開発文化が異なります。
- コンシューマー大型タイトルではない
- 最先端3Dゲームではない
- 高度なグラフィック技術は不要
高度なグラフィック技術や、大規模予算プロジェクトを求める人は物足りなさを感じるかもしれません。
家庭用ゲーム大手や、グローバル展開する企業の方がマッチするでしょう。
刺激や変化を求める人
また、「仕事に刺激や変化を常に求める人」にも合わない可能性があります。
良くも悪くも安定した環境のため、劇的な変革やスピード感は抑えめです。
- ルーティンワークが苦手
- ベンチャー的なスピード感はない
- 大胆な挑戦は望めない
経営判断として堅実路線をとる傾向があり、予算が付かず大きな動きが取れないこともあります。
ベンチャー的なスピード感や、大胆な挑戦を望む人には物足りないでしょう。
サイバードで働く際の「注意点」
サイバードで働くにあたり、入社後に認識しておくべき注意点がいくつかあります。
恵まれた環境を最大限活かすためにも、事前の理解が重要です。
- 部署や職種による業務負荷の差
- 主体的なキャリアパスの構築
- コンプライアンスと労務管理の意識
- 業績動向への注視
ホワイト企業ですが、職種によっては繁忙期に忙しくなるケースもあります。
くわしく見ていきましょう。
部署や職種による業務負荷の差
まず第一に、部署・職種ごとの業務量や残業時間の差を理解しておくことです。
「プロデューサークラスの人たちは毎日21～22時まで残業している印象」とのコメントもあります。
- 全社平均は残業少なめ
- プロデューサー職は多忙傾向
- 繁忙期の見極めが重要
全社平均ではホワイトですが、特定の職種や繁忙期は忙しくなる傾向です。
自分が配属される部署の実情を、事前に聞いておくと良いでしょう。
主体的なキャリアパスの構築
第二に、キャリアパスを主体的に描く必要がある点です。
会社規模が大きくない分、明確な社内公募制度や異動ローテーションは整備されていません。
- 明確なローテーション制度なし
- 自発的な行動が重要
- 意識的なキャリア開発が必要
上長に希望を伝える、実績を積むなど自発的に動くことが求められます。
意識的にキャリア開発しないと、成長機会を逃す恐れもあります。
コンプライアンスと労務管理の意識
第三に、コンプライアンスや労務管理の改善に関する意識です。
2017年の是正勧告を受け、現在は労働時間の管理が厳格になっています。
- 月45時間を超える残業は警告
- サービス残業は厳禁
- オンオフのメリハリ推奨
勤務時間の自己申告をごまかしたり、サービス残業をしたりするのは厳禁です。
会社の方針に従い、オンオフメリハリある働き方を心がけることが大事です。
業績動向への注視
最後に、会社の業績動向にアンテナを張っておく点も挙げます。
2024年には、2.5次元舞台事業の継続見直しによる特別損失計上もありました。
- 不採算事業の整理も
- 当事者意識を持つ
- スキルアップを続ける姿勢
自分の担当事業の状況を把握し、当事者意識を持って動くことが求められます。
安定企業とはいえ市場環境次第で変化は起こりうるため、油断は禁物です。
よくある質問｜サイバードは「やばい」のか徹底調査
サイバードへの転職を考える際、多くの方が疑問に思う点について回答します。
特に「過去の事件」や「経営状態」に関する質問が、よく寄せられます。
- 事件が過去にあった？
- 経営状態は赤字？
過去の労務トラブルや、近年の業績についてくわしく解説します。
不安な点を解消していきましょう。
事件が過去にあった？
2017年に裁量労働制の不適切運用をめぐる労務トラブル（是正勧告）があったのは事実です。
当時、月80時間前後の残業を強いられた女性社員が適応障害となり、退職を迫られた件です。
- 2017年に労務トラブル発生
- 裁量労働制の適用は無効
- 渋谷労働基準監督署が是正勧告
労働基準監督署が「裁量労働制の適用は無効」と判断する、異例の展開となりました。
現在は労務環境も改善されており、過去のイメージだけで判断するのは適切ではありません。
経営状態は赤字？
直近数年間の決算を見ると、純損失（赤字）が計上された年が続いているのは事実です。
2022年12月期に最終損失1300万円、2023年12月期も最終損失900万円の赤字です。
- 2022年、2023年と最終赤字
- 赤字幅は比較的小さい
- 売上高も減少傾向
赤字幅自体は比較的小さく、会社の規模から見れば致命的な額ではありません。
親会社の支援もあり、すぐに経営が行き詰まる心配は低いでしょう。
まとめ｜サイバードは本当に「やばい」のか徹底調査
サイバードが本当に「やばい」のか、多角的に調査した結果をまとめます。
過去の「激務」イメージは改善され、現在は「ホワイト」な側面が強い企業です。
- 過去の激務は事実だが現在は大幅改善
- WLB満足度高く働きやすい環境
- 人間関係は良好との声が多い
- パワハラは過去に事例あるも現在は対策
- 年収はミドルクラス（520万程度）
- 強みは自社IPと安定した組織文化
- 将来性・成長性には一部不安あり
- 経営状態は小幅な赤字が継続中
結論として、サイバードは「やばい」会社ではなく、堅実で働きやすい中堅企業と言えます。
自身の価値観と合うか見極め、転職活動の参考にしてください。
サイバードの実態が理解できた今、あなたのキャリアプランと照らし合わせてみてください。
もし「自分に合っているかもしれない」と感じたなら、次のステップに進む絶好の機会です。
充実した転職活動のために、まずは専門のエージェントに相談してみることをおすすめします。