【転職向け】株式会社ヤプリは本当に「やばい」のか徹底調査

「ヤプリへの転職、大丈夫?」

「激務でやばいって本当?」

「実際のところ、働きやすいの?」

といった不安の声を耳にします。

転職活動において、企業のリアルな評判は非常に気になります。

ですが、インターネット上のうわさだけを信じてしまうと、大切なキャリアの選択を誤るかもしれません。

しかし、ご安心ください。

本記事では、株式会社ヤプリの「やばい」と言われる理由から、実際の働きやすさ、将来性までを詳しく解説します。

この記事を読むことで、ヤプリが本当に「やばい会社か」どうか分かり、安心して転職活動ができるようになります。

記事のポイント

  • 悪い口コミと良い口コミ
  • 離職率と退職理由
  • 平均年収と将来性
  • おすすめできる人・できない人

目次

ヤプリはやばい?激務?「悪い口コミ評判」

ヤプリに関するネガティブな口コミでは、いくつかの不満が挙げられています。

転職を考える上で、マイナス面を知っておくことも重要です。

  • 福利厚生と給与水準への不満
  • 部門間連携とやりがいの課題
  • 独特の社風とプレッシャー

「激務で常に疲弊する」といった極端な声は少ないものの、待遇面などへの不満があるようです。

くわしく見ていきましょう。

福利厚生と給与水準への不満

社員からは「住宅補助や退職金など基本的な福利厚生はない」との声があります。

また「他のIT企業と比較すると給与水準が安い」という指摘も見られます。

  • 評価制度が曖昧だった
  • ボーナスに期待できなかった
  • 評価者の好みで年収に差

給与面ではベンチャーらしく控えめだという評価が「やばい」と言われる要因かもしれません。

待遇面での満足度は、人によって差があるようです。

部門間連携とやりがいの課題

働き方に関しては「プロジェクトを円滑に進めるのが難しい」との口コミがあります。

営業・ディレクター・デザイナー・開発の認識が合わず、部門間の連携不足が課題だったようです。

  • 業務がスムーズに進まない
  • 仕事にやりがいを感じない
  • 自社プロダクトに物足りなさ

組織的な課題が、一部の社員のモチベーションに影響していた可能性があります。

「仕事にやりがいを感じられなかった」という声もあり、自社プロダクトに物足りなさを感じていたかもしれません。

独特の社風とプレッシャー

労働時間は比較的落ち着いているものの、内面的なプレッシャーに関する指摘があります。

「常に向上心を持ち続けないといけないプレッシャーがあり、メンタル維持が大変」という声です。

  • 称賛しあう文化がある
  • 尖った人がいない
  • 褒め合う文化が宗教じみている

社内では褒め合う文化が根付いており、良い意味でも悪い意味でも独特の雰囲気があるようです。

こうした文化が合わない人にとっては、ストレスになる可能性がありそうです。


ヤプリの「離職率と退職理由」

ヤプリの離職率について、公式な公開データは見当たりません。

しかし、創業者の庵原CEO自身が「社員数50名規模の頃が最も離職率が高かった」と語っています。

  • 過去の離職率と背景
  • 具体的な退職理由
  • 有給消化率と育成面の課題

創業から拡大期にかけて人事部門が不在で、人材管理を軽視しすぎたことが要因だったようです。

現在の状況とあわせて、くわしく見ていきましょう。

過去の離職率と背景

庵原CEOによれば、社員数が50名規模の頃に離職率が最も高かったとのことです。

人事部門が不在だったため“守り”の部分が弱く、人材管理を軽視していたと述懐しています。

  • エンジニアに大きな負担
  • セールスに大きな負担
  • 結果として退職者が増加

この時期は、エンジニアやセールスに大きな負担がかかり、退職者が増える結果となったようです。

会社の急成長に伴う、組織的な課題があったことが伺えます。

具体的な退職理由

社員口コミから見える退職理由としては「仕事にやりがいを感じられなかった」点が挙げられます。

「部署間の連携不足で業務が進めにくかった」という指摘も、前述の通りありました。

  • 働き方の方針が変わる戸惑い
  • 会社の方向性とのズレ
  • 向上心を求められる疲れ

「常に高い向上心を求められる環境に精神的な疲れを感じた」という声もあります。

急成長する企業ゆえの変化の激しさが、退職理由になり得ることが分かります。

有給消化率と育成面の課題

一方で、ヤプリでは有給休暇消化率が高いというデータも報告されています。

ある調査では**有給消化率が96.7%**と報告されており、休みが取りやすい環境のようです。

  • 休みは取得しやすい
  • 内面的なプレッシャー
  • 組織変更についていく大変さ

OpenWork上の指標では「人材の長期育成」の満足度が2.2/5と低めです。

長期的なキャリアを築く仕組みや育成体制には、まだ課題がある可能性を示唆しています。


ヤプリの「パワハラの有無」

調査した限り、ヤプリで特筆すべきパワハラの告発やスキャンダルは見当たりませんでした。

社員口コミや評価サイトを見ても、具体的な指摘は確認されていません。

  • パワハラに関する口コミ
  • 風通しの良さとコンプライアンス
  • ハラスメントの少ない健全な職場

むしろ、社風はフラットで風通しが良いとの評価が多く見られます。

くわしく見ていきましょう。

パワハラに関する口コミ

ヤプリにおいて「上司からの理不尽な圧力」や「ハラスメントが横行している」といった口コミはありません。

OpenWorkでは「風通しの良さ」が4.1/5と高水準になっています。

  • 役職や立場に関係なく意見
  • トップダウン型ではない組織
  • 全社員が自由にアイデア

役職や立場に関係なく意見を述べやすい雰囲気が整っているとの声があります。

こうした文化であるため、典型的なパワハラ体質とは距離があると推測されます。

風通しの良さとコンプライアンス

法令遵守意識についての社員評価も高く、OpenWorkでは「コンプライアンス意識」が4.3/5です。

会社としてハラスメント防止や法令順守に配慮した組織運営がなされていることが伺えます。

  • 男性の育児休業取得
  • 不妊治療休暇の利用推奨
  • ライフイベントを尊重する風土

福利厚生面でも、男性社員の育児休業取得や不妊治療休暇の利用が推奨されています。

社員のライフイベントを尊重する風土も、パワハラ的な圧力が少ない背景でしょう。

ハラスメントの少ない健全な職場

もちろん、表面化している情報からの推察であり、内部の軋轢がゼロとは言い切れません。

どの企業でも、上司と部下の関係性が常に良好とは限らないものです。

  • 公に報じられた事件はなし
  • 社員の満足度指標は高い
  • 健全な職場環境の可能性

ただヤプリの場合、公に報じられたパワハラ事件は確認されませんでした。

社員の満足度指標から見ても、ハラスメントの少ない健全な職場環境である可能性が高いと考えられます。


ヤプリの「良い口コミ評判」

ヤプリには、ネガティブな評判だけでなくポジティブな評判も多く報告されています。

働きやすさや職場環境に関する良い口コミが、まず挙げられます。

  • 快適なオフィス環境
  • 独自の福利厚生と働きやすさ
  • 良好な人間関係と社風
  • プロダクトへの誇りとやりがい

社員がリフレッシュしながら働ける快適なスペースが整っているようです。

くわしく見ていきましょう。

快適なオフィス環境

「オフィスに併設されているカフェが素晴らしい」という声があります。

六本木グランドタワー41階に位置する本社オフィスは眺望も良いとのことです。

  • 見晴らしが良い
  • 社内パスでドリンク飲み放題
  • 働きやすい環境

社内パスを購入すればドリンクが飲み放題になるなど、働きやすい環境が整えられています。

快適なオフィス環境は、働く上でのモチベーションにもつながりそうです。

独自の福利厚生と働きやすさ

福利厚生の面では、IT業界の健康保険組合(IT健保)に加入している点が評価されています。

「医療費補助や保養所などは充実している」ことが社員から評価されています。

  • 男性社員の育児休業
  • 不妊治療へのサポート
  • ダイバーシティへの理解

前述の通り、男性社員の育児休業取得や不妊治療へのサポート制度もあります。

ダイバーシティやワークライフバランスへの理解がある会社として良い評判が見られます。

良好な人間関係と社風

人間関係や社風に関する肯定的な評価も目立っています。

社員同士の仲が良く「人の雰囲気の良さ」が社内の長所だと語る声があります。

  • 上下関係がフラット
  • コミュニケーションが活発
  • 人間関係の満足度81%

上下関係がフラットでコミュニケーションが活発なため、人間関係の満足度が81%と高水準です。

ギスギスした競争というよりは「褒め合う文化」でチームワークを重視しているようです。

プロダクトへの誇りとやりがい

ヤプリの提供するノーコードアプリプラットフォームは、業界をリードする存在です。

「こんなに高品質なアプリをノーコードで作れるのはすごい」という製品への誇りを示す声もありました。

  • 業界最強のプラットフォーム
  • 大手クライアントのアプリ
  • クライアントの業績に影響

大手クライアント企業のアプリを手掛ける機会も多く、やりがいを感じやすいようです。

自社のサービスを通じて、クライアントの働き方に大きな影響を与えられる点も魅力です。


ヤプリの「会社概要」

株式会社ヤプリは、2013年2月14日に設立された会社です。

本社は東京都港区六本木の六本木グランドタワー41階にあります。

  • 基本情報と事業内容
  • 上場と財務状況
  • ミッションとビジョン

創業時3名でスタートし、現在は約282名(2025年現在)の従業員がいます。

くわしく見ていきましょう。

基本情報と事業内容

代表者は、代表取締役 CEOの庵原保文(いはら やすふみ)氏です。

事業内容は、スマートデバイスに特化したインターネットサービス事業となっています。

  • クラウド型アプリ開発
  • 「Yappli」の開発・提供
  • ノーコードで開発・運用

プログラミング不要(ノーコード)で企業のスマホアプリの開発・運用・分析を一貫して行えるサービスが主力です。

アプリを起点とした顧客管理システム「Yappli CRM」も展開しています。

上場と財務状況

ヤプリは、2020年12月22日に東証マザーズ(現グロース)へ上場を果たしました。

証券コードは4168で、上場市場は東証グロース市場です。

  • 資本金13億58百万円
  • 2019年に30億円調達
  • 主要株主にヤフー系列

資本金は13億58百万円(資本準備金含む、2024年3月時点)となっています。

創業から7年で上場を果たした、急成長スタートアップと言えます。

ミッションとビジョン

ヤプリは、ミッションとして「デジタルを簡単に、社会を便利に」を掲げています。

ビジョンとしては「Mobile Tech for All」を掲げています。

  • モバイルDXを推進
  • インフラになることを目指す
  • 企業の課題解決が使命

ノーコードによってあらゆる企業・業界のモバイルDXを推進するインフラになることを目指しています。

スマホアプリの内製ハードルを下げ、多くの企業の課題解決につなげることが使命です。


ヤプリの「強み」

ヤプリの強みを考えると、まずプロダクトそのものの競争力が挙げられます。

国内トップクラスの導入実績と継続利用率を誇っている点です。

  • プロダクトの競争力と顧客基盤
  • オールインワンのサービス提供
  • 市場環境と事業拡大
  • 堅調な業績と財務基盤

導入企業は500社以上、契約継続率は99%にのぼり、顧客満足度が非常に高いです。

くわしく見ていきましょう。

プロダクトの競争力と顧客基盤

ヤプリのアプリ開発プラットフォームは「ノーコード」で簡単に高品質なアプリを開発できる点が評価されています。

契約継続率が99%と高く、一度導入した企業がほとんど解約しないほどです。

  • 導入企業500社以上
  • 稼働アプリ数893
  • 大企業を含む顧客

2024年末時点でヤプリ上で稼働するアプリ数は893に達しています。

この圧倒的な実績と顧客基盤の広さが、競合他社に対する優位性と言えるでしょう。

オールインワンのサービス提供

ヤプリの強みは「オールインワン」であることです。

単なる開発ツールではなく、開発から運用・分析、さらにCRMまで一貫して提供できます。

  • 40種類以上の豊富な機能
  • デザインテンプレート
  • 外部システムとの連携性

40種類以上の豊富な機能やデザインテンプレートを備え、企業のマーケティング施策に必要な機能が揃っています。

導入企業は、**「簡単・速い・継続改善できる」**というメリットを常に享受できます。

市場環境と事業拡大

世の中のDXニーズの高まりや、スマホアプリを自社活用したい企業の増加が追い風です。

ヤプリのサービス需要は年々拡大しています。

  • リテール業界でのOMO
  • 従業員向けアプリ導入
  • 「Yappli UNITE」開始

社内向けアプリ構築サービス「Yappli UNITE」を2023年に開始し、新たなニーズにも応えています。

このように事業領域を拡大できる柔軟性と市場の成長性が、今後もビジネスを拡大できるポテンシャルです。

堅調な業績と財務基盤

ヤプリは2021~2022年は赤字決算でしたが、2023年以降に経営体質を改革しました。

生産性向上とコスト管理に取り組んだ結果、2024年には上場後初めて通期黒字化を達成しています。

  • 売上高は二桁成長
  • 営業利益は2期連続増益
  • 利益率も改善傾向

売上高は2年連続で二桁成長を続け、営業利益も2期連続で増益となっています。

財務的な安定は社員にとっても安心材料であり、会社の強みと言えるでしょう。


ヤプリの「平均年収」

ヤプリの平均年収は、公開情報によれば約672万円です。

Yahooファイナンスの企業情報(2025年11月更新)に記載されています。

  • 公開データと業界水準
  • 社員口コミとのギャップ
  • 転職時の確認ポイント

平均年齢35.2歳に対して平均年間給与が6,720千円(約672万円)とのことです。

くわしく見ていきましょう。

公開データと業界水準

平均年収約672万円という数字は、日本全体の平均と比べると高めです。

しかし、IT業界の上場企業として見ると突出して高い水準ではなく、業界平均的な水準と言えそうです。

  • 平均年齢35.2歳
  • 平均年収6,720千円
  • 業界平均的な水準

転職を考える際は、この水準を一つの目安として捉えると良いでしょう。

次に、社員の体感としての年収を見てみます。

社員口コミとのギャップ

一方、社員口コミからは**「給与水準は同業他社と比べて安い方」**との指摘も見られます。

OpenWorkなど第三者サイトのデータでは、平均年収は約571万円という数値もあります。

  • 評価制度が曖昧
  • ボーナスに期待できない
  • 一般社員は500~600万円台

この差異は、Yahoo掲載の平均年収には役員クラス等も含むため高めに出ている可能性があります。

社員の体感としては「もう少し欲しい」「評価が適正でない」という声もあるようです。

転職時の確認ポイント

総合すると、ヤプリの年収水準はIT業界の中堅クラス相当と言えそうです。

極端に高給でも低賃金でもない水準ですが、期待値には注意が必要です。

  • 固定残業代の内訳(40時間)
  • 賞与の有無
  • 希望年収とのすり合わせ

転職を考える際は、固定残業代の内訳(40時間分が含まれることが多い)など条件面をしっかり確認すべきです。

自分の希望とすり合わせることが、入社後のミスマッチを防ぐために重要でしょう。


ヤプリは「勝ち組?」

結論から言えば、株式会社ヤプリは「勝ち組」の部類に入る企業と評価できます。

その根拠はいくつかありますが、まず事業の成功度が挙げられます。

  • 事業の成功度と業績
  • 市場からの評価
  • 社員にとってのメリット

2013年創業のスタートアップながら、2020年末に東証マザーズ市場に上場を果たしました。

くわしく見ていきましょう。

事業の成功度と業績

ヤプリは上場後も事業は堅調に成長を続けています。

2024年には売上約55億円、営業利益5.5億円を計上し、上場後初の黒字決算を達成しました。

  • 売上高は年々拡大
  • 当期純利益7.4億円
  • 直近四半期も増収増益

直近の四半期業績でも増収増益を維持しており、力強い成長が見られます。

業績面で明らかに成功軌道に乗っていることは、「勝ち組企業」と言える大きな要素です。

市場からの評価

市場からの評価・期待も高まりつつあります。

2019年には総額30億円の大型の資金調達を実施し、成長資金を確保しました。

  • HRアワード受賞
  • 業界での表彰獲得
  • 独占的ポジションを確立

導入社数の多さや継続率の高さから、プロダクト市場での独占的ポジションも築いています。

「モバイルアプリ開発と言えばヤプリ」と言われるほどのブランド力があります。

社員にとってのメリット

ヤプリのような成長企業で働くことは、キャリア上「勝ち組」感があるかもしれません。

大手企業ほどの安定性はないにせよ、成長フェーズの上場IT企業という経歴は転職市場でも評価されます。

  • 転職市場で評価されやすい
  • 市場価値向上につながる
  • 成功体験を得られる

会社と共に自分も成長し、成功体験を得られるという点で、ヤプリに身を置くことは良い経験になるでしょう。

事業の将来性や会社の勢いという観点では、ヤプリは明確に勢いのある企業です。


ヤプリの「就職難易度」

ヤプリの就職難易度は中程度からやや高めと考えられます。

ベンチャー企業ながら上場企業ということで応募者も多く、選考は比較的しっかり行われているようです。

  • 選考プロセスと応募状況
  • 求める人材像と質問例
  • 新卒採用と中途採用の違い

転職会議(JobTalk)には23件もの面接体験談が投稿されています。

くわしく見ていきましょう。

選考プロセスと応募状況

選考プロセスは少なくとも2~3回の面接があると報告されています。

複数回の面接を経て内定に至ったケースや、途中で不採用になったケースなど様々です。

  • 面接は2~3回
  • 筆記やプレゼンの可能性
  • 応募者も多いと推測

場合によっては筆記やプレゼンテーションなどが課されることもあるようです。

応募者が多いことが予想されるため、しっかりとした準備が必要になります。

求める人材像と質問例

ヤプリはスタートアップらしく、自走力(セルフスターター)と共創力を重視しているようです。

最終面接では「チームで連携しながら自走力・共創力を持って取り組めるかを見られる」との体験談があります。

  • 自走力と共創力
  • 自社への理解と熱意
  • 論理的かつ前向きな動機

「入社したら何をやりたいか」など、自社への理解と熱意も問われる傾向があります。

「経験者を採用せず未経験のあなたを採用するメリットは?」といった厳しめの質問も飛ぶようです。

新卒採用と中途採用の違い

ヤプリはここ数年新卒採用も開始していますが、採用人数は多くありません。

社員の多くが中途入社者で占められている状況です。

  • 新卒の採用人数は少ない
  • 新卒には主体性とタフさ
  • 志望動機・業界研究が重要

新卒であっても、やる気があれば仕事をどんどん任せてもらえる環境のようです。

新卒選考でも「IT業界の将来性や自身のキャリアプランをしっかり語れる」準備が必要でしょう。


ヤプリの「総合評価」

複数の社員口コミサイトの評価を総合すると、ヤプリの総合評価スコアはおおむね5点満点中3.5前後です。

平均的には「可もなく不可もなく、やや良い」程度の評価と言えます。

  • 口コミサイトのスコア
  • 長所と短所
  • 評価のまとめ

項目別に見ると、際立つ長所と短所が混在している状態です。

くわしく見ていきましょう。

口コミサイトのスコア

長所側の評価としては「ワークライフバランスの満足度」「職場の人間関係」などが高得点です。

エン・ジャパン「カイシャの評判」では**人間関係の満足度81%**と高水準です。

  • 勤務時間の納得度86%
  • 休日休暇の納得度82%
  • 風通しの良さ4.1

OpenWorkでも「風通しの良さ4.1」「挑戦・イノベーション3.5」などポジティブな評価です。

「仕事を通じた社会貢献度」や「事業の独自性」への共感度も高いようです。

長所と短所

短所側の評価としては「待遇面の満足度2.8」「人材の長期育成2.2」などです。

給与・人事制度・キャリア開発の面で、低めの点数が付けられています。

  • 待遇面の満足度2.8
  • 人材の長期育成2.2
  • 年収評価2.8

「会社の成長性や将来性」は3.1~3.3と中間評価になっています。

若いうちに成長できる環境だが報酬面では割り切りが必要、といった評価バランスです。

評価のまとめ

こうした点を勘案すると、ヤプリの総合評価は**「社風・事業◎、待遇△」**と要約できるかもしれません。

社員のモチベーションは事業や仲間から得られるものが大きいようです。

  • 働きがいやチームの雰囲気
  • 給与面や組織体制の整備
  • 業界上位3%のスコア

OpenWorkでは「スコア3.5は業界上位3%に入る」というデータもあるほどです。

総合的には安定した評価であり、「ブラック企業」といった極端な低評価はありません。


ヤプリが「おすすめできる人」

ヤプリへの転職をおすすめできる人像として、いくつかのタイプが挙げられます。

まず、ベンチャーマインドがあり成長志向の強い人です。

  • 成長志向の強い人
  • 自社サービスに誇りを持ちたい人
  • ワークライフバランス重視の人

20代であっても大手クライアント案件を任されたり、新しいプロジェクトに挑戦できる環境です。

くわしく見ていきましょう。

成長志向の強い人

ヤプリは「20代の成長環境」が社員評価で3.6と高めです。

若手のうちに実力をつけたい人には、うってつけの環境と言えるでしょう。

  • 若手のうちに実力をつけたい
  • 変化に柔軟に対応
  • 自ら学び取る意欲

変化に柔軟に対応し、自ら学び取る意欲がある人ほどやりがいを感じられるはずです。

最新のマーケティング手法やDXに携わりたい人にも魅力あるフィールドです。

自社サービスに誇りを持ちたい人

ヤプリのプロダクトは、業界トップクラスのプラットフォームです。

社会へのインパクトも大きく、**「自分たちの技術で世の中を便利にする」**というミッションに共感できます。

  • ミッションに共感できる
  • ノーコードの可能性にワクワク
  • 自分の関わったアプリが世に

ノーコードやモバイルアプリの可能性にワクワクする人には、非常にやりがいのある職場です。

導入企業には有名ブランドも多く、自分の関わったアプリが世に出る達成感を味わいたい人に向いています。

ワークライフバランス重視の人

平均残業時間は月20~24時間程度とされ、過度な残業や休日出勤は少ない環境です。

有給消化率も高く、休みやすさの面で満足度が高い会社です。

  • 平均残業月20~24時間
  • 有給消化率が高い
  • 柔軟な働き方を求める

仕事とプライベートを両立したい人には向いていると言えます。

育児や介護などライフイベントと両立している社員も多いようです。


ヤプリが「おすすめできない人」

一方で、ヤプリへの転職をあまりおすすめできない人もいます。

高待遇や安定を最優先する人には、ミスマッチかもしれません。

  • 安定・高待遇を最優先する人
  • 整備された制度を求める人
  • 変化やプレッシャーが苦手な人

ヤプリは上場企業とはいえベンチャー気質が強く、給与水準や福利厚生は大企業ほど充実していません。

くわしく見ていきましょう。

安定・高待遇を最優先する人

ヤプリでは、年功序列的な昇給や手厚い諸手当は期待できません。

退職金や社宅などが整った環境を求める人には、合わない可能性が高いです。

  • 給与が安いとの声
  • 退職金や住宅補助なし
  • 待遇面で物足りない

社員からも「他のIT企業より給与が安い」「退職金や住宅補助など基本的な福利厚生がない」といった声が出ています。

待遇面で物足りなく感じる可能性があることは、認識しておくべきです。

整備された制度を求める人

ヤプリは、まだ人事評価制度や教育制度が発展途上の面があります。

研修やキャリアパスが整備された環境で、手厚く育成されたい人には向いていません。

  • 評価に不透明さを感じる
  • 人材の長期育成の評価2.2
  • 受け身で指示待ちタイプ

OpenWorkでも「人材の長期育成」の評価が2.2と低く、自分で主体的に成長機会を掴みに行く必要があります。

受け身で指示待ちタイプの人や、会社にキャリアの面倒を見てほしい人にはおすすめできません。

変化やプレッシャーが苦手な人

ヤプリは組織変更や方針転換が適宜行われる、ダイナミックな環境です。

安定したルーチン業務を好む人や、環境の変化にストレスを感じやすい人には不向きでしょう。

  • 組織体制がころころ変わる
  • 学習意欲が低い
  • プレッシャーに弱い

「常に向上心を持ち続けないといけないのが精神的にきつい」という意見もあります。

のんびりマイペースに働きたい人や、競争や目標達成プレッシャーが苦手な人には合わない可能性があります。


ヤプリで働く際の「注意点」

ヤプリで働く上での注意点や心構えとして、いくつかのポイントが挙げられます。

まず、固定残業代の確認と自己管理が重要です。

  • 給与・福利厚生の確認
  • メンタルヘルスとコミュニケーション
  • キャリアプランと自己管理

ヤプリの給与には月40時間分の固定残業代が含まれているケースが多いです。

くわしく見ていきましょう。

給与・福利厚生の確認

入社前に、雇用条件として固定残業の扱いを確認することが重要です。

月40時間までは残業代込みの年収であることを、認識しておく必要があります。

  • 固定残業40時間分
  • 住宅補助・退職金なし
  • 自助努力が必要

また、住宅補助や退職金がないなど、大企業のような福利厚生は期待できません。

退職金代わりの資産形成は自分で積み立てるなど、自助努力が必要になる面があります。

メンタルヘルスとコミュニケーション

社内には優秀で意欲的な人が多く、「向上心を持ち続けなければ」と自分を追い込みすぎる恐れがあります。

オンオフの切替やセルフケアを心掛け、心身の健康を維持しましょう。

  • 向上心とメンタルのバランス
  • 積極的なコミュニケーション
  • 部署間の連携が重要

また、部署間の連携が重要な業務が多いため、積極的なコミュニケーションが求められます。

「認識のズレで案件が進みにくい」といった事態を避けるため、密に連絡を取るよう注意しましょう。

キャリアプランと自己管理

人材育成の仕組みはこれから強化される段階であるため、キャリアプランは自分で描く必要があります。

5年後10年後の自分のキャリアプランを、主体的に考えることが必要です。

  • キャリアプランは自分で
  • 自主的なキャリア開発
  • インサイダー情報に注意

マネジメント志向なのかスペシャリスト志向なのかを上司に伝え、自主的なキャリア開発を意識しましょう。

上場企業ゆえインサイダー情報の取り扱いにも気を遣う必要があります。


よくある質問|ヤプリは「やばい」のか徹底調査

ヤプリへの転職に関して、よくある質問にお答えします。

多くの人が気になるポイントを、情報をもとに解説します。

  • 社長が炎上した過去はある?
  • 将来性ある?

社長の過去や、会社の将来性について確認していきましょう。

転職活動の参考にしてください。

社長が炎上した過去はある?

はい、2024年にヤプリの社長である庵原保文氏がSNS上で軽い炎上状態になった出来事があります。

きっかけは、実業家の田端信太郎氏とのやりとりでした。

  • 田端氏が経営に苦言
  • 庵原社長がXで反論
  • 「批評家は楽だよね」と投稿

庵原社長が自身のXアカウントで「批評家は楽だよね」と絡む投稿をしたのです。

この発言が「上場企業の社長として如何なものか」と一部で批判を浴びる騒ぎとなりました。

将来性ある?

会社としての将来性は十分にあると見られます。

ヤプリのビジネスモデルはサブスクリプション型(BtoBのSaaS)であり、安定したストック収益があります。

  • 契約企業の継続率99%
  • 契約アプリ数893件
  • 2024年に黒字化達成

**契約企業の継続率が99%**と非常に高く、解約がほとんど出ないため売上が堅調に伸び続けています。

2024年末時点で契約中のアプリ数は893件に達し、2025年12月期の業績予想も増収増益見込みです。


まとめ|ヤプリは本当に「やばい」のか徹底調査

株式会社ヤプリについて、様々な観点から調査結果をまとめました。

決して「ヤバい(ブラックな)会社」ではないことが分かりました。

  • 悪い口コミ: 給与や福利厚生への不満が一部で見られます。
  • 良い口コミ: フラットな社風と働きやすさ、プロダクトへの誇りが強みです。
  • 離職・パワハラ: 過去に離職率は高かったものの改善傾向で、パワハラの報告はありません。
  • 強み・将来性: プロダクト力が高く、黒字化も達成し将来性は十分あります。
  • 年収・難易度: 年収はIT業界平均水準、就職難易度は中程度からやや高めです。
  • 総合評価: 「社風・事業◎、待遇△」とまとめられます。
  • おすすめな人: 成長意向が強く、自社サービスに共感できる人です。
  • 注意点: 主体性と自己管理、ベンチャーマインドが求められます。


「勝ち組企業」として業績好調な反面、社員それぞれが主体性を求められる環境です。

ヤプリへの転職は、モバイル市場のリーディングカンパニーで挑戦したい人には絶好の環境と言えるでしょう。

あなたのキャリアプランとヤプリの文化が合致するかを見極め、次の一歩を踏み出すきっかけにしてください。

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