日曜の夜、ふとスマホで給与明細を開いて、小さくため息をついたことはありませんか?
あるいは、転職サイトから届いたスカウトメールの想定年収を見て、「あれ、これって今の自分より高いんじゃ…?」と二度見したこと
「NTTドコモソリューションズ 年収低い」と検索したあなたは、たぶん今、そんな気持ちを抱えています
NTTドコモソリューションズ(旧:NTTコムウェア)は、安定していて、働きやすくて、まわりからは「いい会社だね」と言われる
それは本当です
でも、年収だけは、どうしても納得がいかない
この「いい会社のはずなのに、モヤモヤする」という気持ち、すごくわかります
そして、その気持ちを誰かに「あなたの感覚はおかしくないよ」と言ってほしいんですよね
先に結論をお伝えします
あなたが「年収が低い」と感じるのは、気のせいでも、能力不足でもありません。会社の「構造」の問題です
そして、本当に大事なのは「辞めるか・残るか」をいますぐ決めることではなく、その前に「自分の市場価値」という客観的な数字を知ることです
ここを飛ばして感情だけで動くと、せっかくの安定や福利厚生まで失って後悔します

でも先輩、自社開発の会社に転職すれば、年収なんて一気に上がるんじゃないですか?SNSでもみんな言ってますよ。



リョウくん、その前にやることがあります。自分の値段も知らずに値札のない店に飛び込むのが、一番危ないんですよ。まずは落ち着いて、順番に整理しましょう。
- NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)の年収は本当に低いのか、データでの答え
- なぜ「低い」と感じるのか、3つの構造的な理由
- それでも在籍するメリットは何か(年収だけで判断しないために)
- 「残るべきか・辞めるべきか」を自分で判断する3ステップ
- 転職で年収を上げた人と下げた人の、決定的な違い
読み終わるころには、自分を責める気持ちが消えて、「焦らなくていい、でも”これ”だけは今日やろう」という落ち着いた一歩が見えているはずです
NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)の年収は本当に低いのか


まず最初に、あなたの一番知りたいことに答えます
「自分の年収が低い気がするけど、これって気のせい?それとも本当に低いの?」
結論から言うと、気のせいではありません
ただし、ここで大事なのは「だから会社が悪い」と短絡的に決めつけないことです
まずは感情を脇に置いて、数字を一緒に見ていきましょう
その前に1つだけ、前提を整理させてください
NTTコムウェア(エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社)は、2025年7月1日に商号を変更し、「NTTドコモソリューションズ株式会社」になりました
つまり、旧社名で覚えている人も、新社名で検索した人も、見ているのは同じ会社です
この記事では、どちらの読者も置いていかないように「NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)」と併記して進めます
平均年収はいくら?全体・職種別の実態


まず大前提として、NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)は上場していない会社です
そのため、有価証券報告書のような「会社が公式に出した平均年収」は存在しません
そこで参考になるのが、現職・元社員が自分の年収を書き込んでいる口コミサイトの集計値です
転職口コミサイトのOpenWorkでは、正社員327〜334人分のクチコミから集計した平均年収が約626〜627万円(平均年齢およそ33歳)となっています
ここで気をつけてほしいのは、これは「会社の公式発表」ではなく「社員の自己申告の集計」だということです
とはいえ、実際に働いている人たちの肌感覚に近い数字ではあります
さらに見てほしいのが、職種ごとの平均年収です
同じ会社の中でも、職種によって年収にはっきり差があります
主要なIT職種の平均年収を、グラフで見てみましょう


引用元:OpenWork「NTTドコモソリューションズ(旧:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社)年収・給与制度」より
このグラフで注目してほしいのは、「ITエンジニア」の平均年収が、社内の職種の中でも下のほうにあるという点です
PM・ディレクション職の約868万円と比べると、ITエンジニア職の約609万円は、同じ会社とは思えないほどの差があります
つまり、あなたが「低い」と感じているなら、それは社内の構造としても、ある意味で正しい感覚なんです
手を動かして開発している人が、必ずしも一番報われているわけではない
これは、多くのSIer(=企業のシステム開発を請け負う会社)に共通する悩みでもあります
若手(入社5年目まで・20代)の年収が特に低いという声


「年収が低い」と感じている人の中でも、特に声が大きいのが20代〜入社5年目あたりの若手です
これも、口コミを見ると理由がはっきりします
OpenWorkには、こんな声が投稿されています
「大卒で5年目ぐらいまでの給与は非常に低く、残業代や各種手当がないと相当つらい。」(社員クチコミ)
引用元:OpenWork「NTTドコモソリューションズ(旧:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社)年収・給与制度」より
「残業代や手当がないと相当つらい」という言葉が、若手のリアルを物語っています
基本給そのものが、若いうちは抑えられている、ということです
具体的な金額のイメージも見てみましょう
別の口コミサイトには、若手の担当エンジニアの実例が載っています
「業界水準だと思います。賞与は年2回。前年度の評価で金額が変わります。」(ITエンジニア / 担当 / 在籍3〜5年 / 新卒入社)※年収420万円・月給26万円・賞与105万円/年
引用元:エンゲージ会社の評判「エヌ・ティ・ティ・コムウェアの年収・給与」より
この「業界水準だと思います」という言葉に、実は引っかかってほしいんです
なぜなら、この人は「業界の中だけ」を基準にしているからです
SIerという「業界の中」では平均的でも、IT業界全体やもっと広い転職市場で見たとき、その評価が同じとは限りません
「業界水準だから、まあこんなものか」とあきらめるのは、すこし早いんです
安定はしている
でも、若いうちは突き抜けて上がることはない
この「安定と引き換えに、若手のうちは我慢」という構造が、あなたのモヤモヤの正体の1つです
大手SIer・NTTグループ内と比べた立ち位置


次に気になるのは、「同業他社と比べてどうなのか」ですよね
大手SIerと呼ばれる富士通・NEC・日立・NTTデータは、有価証券報告書ベースの平均年収がおおむね900万円台です
一方、NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)は、就職四季報では786万円という記載、口コミ集計では約627万円
ここで正直にお伝えしておきます
この数字たちは、計算のもとになっている対象や方法がバラバラなので、「○○社より△△万円低い」と正確な差額を言い切ることはできません
そういう不誠実な比較はしたくないんです
ただ、傾向としては言えることがあります
それは、大手SIerの中で見ても、NTTグループの中で見ても、年収水準は「低めの位置」にあるという見方が、複数の媒体に共通しているということです
そして、それは外野だけが言っていることではありません
当事者である社員自身が、こう書いています
「給与制度:NTTグループで横並び。主要8では低い方。」(社員クチコミ)
引用元:OpenWork「NTTドコモソリューションズ(旧:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社)年収・給与制度」より
「主要8では低い方」というのは、NTTグループの主要各社の中でも給与水準は低い側、という現場の実感です
つまり、あなたが感じている「低いかも」は、気のせいではないし、わがままでもありません
同じ会社の人が、同じことを感じています
まずはそのことに、ホッとしてください
そして次の章では、「ではなぜ低いのか」という構造の話に進みます
ここがわかると、あなたは「自分を責める必要がなかった」と気づけます
なぜNTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)の年収は低いと感じるのか【3つの構造的理由】


「低い」ことが確認できたら、次に知るべきは「なぜ低いのか」です
ここが、この記事でいちばん大事な章かもしれません
なぜなら、理由がわかると、あなたは「自分のせいだ」という思い込みから解放されるからです



結局これって…私の能力が足りないから、年収が上がらないってことなんでしょうか。それなら、転職しても同じ気がして。



違います、ミサキさん。これはあなたの能力の話ではなく、会社の「仕組み」の話です。仕組みの中にいると、それが当たり前に見えてしまう。だから、いったん外から眺めてみましょう。
年収が低いと感じる理由は、大きく3つの構造に分けられます
1つずつ、ていねいに見ていきます
理由①:年功序列・年次で決まる給与カーブ


1つ目の理由は、年功序列と「年次で決まる給与カーブ」です
NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)には、グレード(=等級)と呼ばれる社内のランクがあります
そして、このグレードと勤続年数によって、給与のだいたいの範囲が決まる仕組みになっています
これを、エスカレーターに例えてみます
年功序列の給与カーブは、上りのエスカレーターのようなものです
乗っていれば、毎年すこしずつ上には行けます
でも、自分の足で駆け上がろうとしても、進むスピードはエスカレーター(=会社の制度)が決めています
どんなに頑張っても、若いうちはステップの上限が決まっている。これが「若手のうちは上がりにくい」の正体です
口コミにも、「給与は業績評価で昇給する仕組みなので、全く上がらない年もある」という声があります
頑張った・頑張っていないに関わらず、制度の枠の中でしか動かない
これは「あなたの努力不足」ではなく、「制度の設計」の話なんです
理由②:NTTグループ内での序列と”横並び”文化


2つ目の理由は、NTTグループという巨大な組織の中での「立ち位置」と「横並び文化」です
NTTグループは、たくさんの会社が集まってできています
そして、グループ全体で給与水準のバランスを取ろうとする「横並び」の発想が、根強くあります
先ほどの社員の声「NTTグループで横並び。主要8では低い方」が、まさにそれを表しています
横並びというのは、悪いことばかりではありません
急に給料が下がるリスクも小さい、ということだからです
でも、裏を返すと、こういうことになります
- 個人がどれだけ成果を出しても、給与で「突き抜ける」ことが起きにくい
- 大規模・安定志向のため、全体最適が優先され、個人の上振れが抑えられやすい
- システムを担う子会社という位置づけ上、グループ内でも給与は上位ではなくなりやすい
つまり、「安定」と「年収の上振れにくさ」は、同じコインの裏表なんです
あなたが手にしている安定は本物です
でも、その安定の構造そのものが、年収を急に上げにくくしている
これも、あなた個人の問題ではありません
理由③:「実力主義へ移行」しても若手の年収はすぐ上がらない


3つ目の理由は、すこし複雑です
実は近年、NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)でも、評価制度を「年功序列から実力主義へ」と見直す動きがあります
口コミでも、こんな2つの声が同時に存在しています
「年功序列という雰囲気がなくて、評価制度が変わった。」(SE / 新卒入社 / 在籍3年未満)/「年功序列が廃止され実力主義になったため、資格がないと昇給しにくくなった。」(社員クチコミの傾向)
引用元:エンゲージ会社の評判「エヌ・ティ・ティ・コムウェアの年収・給与」、OpenWork「NTTドコモソリューションズ年収・給与制度」から傾向を要約
「制度が実力主義に変わった」と聞くと、つい「じゃあ、待っていれば自分も上がるかも」と思いたくなります
でも、ここに落とし穴があります
実力主義になるというのは、「評価や資格を勝ち取った人が上がる」という意味であって、「全員が自動的に上がる」という意味ではないからです
口コミの「資格がないと昇給しにくくなった」が、それを表しています
制度が変わったこと自体は、前向きな話です
でも、「制度が変わったから、待っていればそのうち年収が上がる」と解釈してしまうと、危ない
結局のところ、若手のうちは、制度がどうあっても急には上がりにくいのが現実です



いいですか。「制度が変わった」と「あなたの年収が上がる」は、まったく別の話です。会社の変化を待つのではなく、自分の現在地を自分で確かめにいく。そこからしか、本当の打ち手は見つかりません。
3つの理由をまとめると、こうなります
- ① 年功序列・年次で給与カーブが決まり、若手のうちは上限がある
- ② NTTグループの横並び文化で、個人が給与で突き抜けにくい
- ③ 実力主義に移行しても、それは「全員が上がる」話ではない
どれも、あなたの努力や能力の問題ではありません
ここまで読んで、すこし肩の力が抜けたなら、それでいいんです
それでもNTTドコモソリューションズに在籍するメリットは本物【年収だけで判断しない】


ここまで読むと、「やっぱり辞めたほうがいいんだ」と思ったかもしれません
でも、ちょっと待ってください
年収の話ばかりしてきましたが、あなたが今の会社で「悪くないな」と感じている部分も、ちゃんとありますよね
その「悪くない部分」は、決して気のせいではありません
むしろ、世の中の多くの会社が持っていない、本物の価値です
年収という1点だけを見て判断すると、これを丸ごと失います
有給ほぼ100%消化・フルリモート・フレックスという働きやすさ


まず、働きやすさです
口コミには、こんな声があります
「有給休暇がほぼ100%とれる。基本フルリモートのためプライベートの予定も立てやすい。また、フレックス制度が導入されている。」(社員クチコミ)
引用元:OpenWork「NTTドコモソリューションズ(旧:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社)すべての社員クチコミ」より
「まったり、競争少なし、仕事のプレッシャー少なし」という社風の声もあります
これを「当たり前」と思わないでほしいんです
世の中には、有給を申請するだけで気をつかう職場、深夜のトラブル対応が当たり前の職場、毎日が締め切りに追われる職場が、本当にたくさんあります
有給がほぼ100%取れて、フルリモートで、フレックスが使える
これは、いわば「見えない年収」です
給与明細には載りませんが、あなたの生活の質を確実に支えています
NTTグループの安定性・福利厚生・退職金


もう1つの本物の価値が、NTTグループならではの安定性と福利厚生です
転職を考えるとき、つい「年収(額面)」だけを見比べてしまいます
でも、実際にあなたを支えているものは、額面の数字だけではありません
- 大企業グループならではの雇用の安定性(業績の波で給与が乱高下しにくい)
- 住宅関連の手当や各種補助といった福利厚生
- 勤続年数を重ねるほど効いてくる退職金や企業年金
- 長く働くことを前提にした制度(産休・育休・時短勤務など)
特に退職金や企業年金は、若いうちはピンとこないかもしれません
でも、勤続年数が長くなるほど効いてくる「後払いの給与」のようなものです
これらを計算に入れずに「目先の額面」だけで比べると、判断を間違えます
「年収だけ」で辞めると損をする失敗パターン


ここまで読んで、こう思った人もいるはずです
「結局、メリットも多いなら、辞めないほうがいいってこと?」
いいえ、そうは言っていません
「年収という1つの要素だけで、感情的に判断するのは危ない」と言っているんです
実際に、こういう失敗パターンがあります
提示された額面だけを見て転職を決めた
でも、入ってみたら福利厚生がほとんどなく、残業も多く、退職金もない
手取りは少し増えたけれど、生活の余裕も将来の安心も減ってしまった
「額面は上がったのに、トータルでは損をした」という、いちばんもったいないパターンです



えっ、じゃあ結局、辞めないほうが安全ってことじゃないですか!?もう何を信じればいいんですか。



落ち着いて、リョウくん。「辞めるな」とも「辞めろ」とも言っていません。「年収だけで判断するな」と言っているんです。では何を基準に判断すればいいのか——それが、次の章の本題です。
ここまでで、2つのことがわかりました
1つ、年収が低いのは構造の問題で、あなたのせいではない
もう1つ、それでも在籍するメリットは本物で、年収だけで判断すると損をする
では、何を基準に「残るか・辞めるか」を考えればいいのか
その答えに、次の章でたどり着きます
「年収が低い」の本当の正体は”市場価値を知らない不安”だった


ここで、すこし踏み込んだ話をします
「NTTドコモソリューションズ 年収低い」と検索したあなたが、本当に抱えているもの
それは、実は「年収」そのものではないかもしれません
もっと深いところにある不安が、「年収が低い」という言葉になって表に出ているだけ、ということが多いんです
退職検討理由の本音は「お金」より「成長の停滞」


NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)の退職検討理由を見ていくと、あることに気づきます
挙げられている理由が、必ずしも「給料が安いから」だけではないんです
「日々の業務が調整業務しかなく、今後成長していくのに不安がある」「この会社で自身のキャリアプランが描けない」「キャリアアップが望めない」
引用元:OpenWork「NTTドコモソリューションズ退職検討理由」、就活会議「NTTドコモソリューションズ 退職理由・離職率」から傾向を要約
「調整業務しかない」「キャリアプランが描けない」「キャリアアップが望めない」
これらは全部、お金の話ではなく「成長」と「将来」の話です
「年収が低い」という言葉の裏には、たいてい、こういう本音が隠れています
「このまま調整業務だけをして、市場価値が上がらないまま年を取るのが怖い」
お金の問題に見えて、実はキャリアの問題なんです
そして年収は、その不安を映す「いちばんわかりやすい鏡」にすぎません
もしあなたが、年収という言葉でモヤモヤを表現していたなら、一度こう問い直してみてください
「自分が本当に怖いのは、低い給料?それとも、成長が止まること?」
「辞める/残る」の二択で消耗するのをやめる


多くの人が、ここで消耗します
「辞めるべきか、残るべきか」
毎晩のように、この2つの選択肢の間で気持ちが行ったり来たりして、答えが出ないまま、また朝が来る
でも、よく考えてみてください
その2択で悩み続けても、答えが出ないのには理由があります
判断するための材料が、手元にないからです
今のあなたは、地図を持たずに分かれ道に立って、「右か左か」で悩んでいる状態です
どれだけ悩んでも、地図がなければ正解は選べません
必要なのは「決断」ではなく「地図」なんです
そして、その地図にあたるのが「自分の市場価値」という客観的な数字です



つまり、いますぐ「辞める」か「残る」かを決めなくていい、ということですか?まずは”地図”を手に入れるのが先、と。



その通りです。市場価値という数字がわかって初めて、「残る」も「辞める」も、自信を持って選べるようになります。逆に言えば、それを知らずに決めた選択は、どちらに転んでも後悔が残りやすいんです。
「辞める/残る」の二択は、いったん脇に置きましょう
あなたが今やるべきなのは、決断ではなく、地図を手に入れることです
NTTグループの開発・運用経験は市場でどう評価されるか


「でも、NTTグループ出身の自分なんて、市場で評価されるんだろうか」
そう思っている人は、とても多いです
でも、それは社内の評価軸だけで自分を見ているから、そう感じるだけかもしれません
転職市場の目線で見ると、評価のされ方はまったく違います
- 多くの人が使う大規模システムを、止めずに動かし続けた運用経験
- 関係者が多いプロジェクトを、調整しながら前に進めた経験
- 品質やセキュリティの基準が高い現場で、きちんと仕事をしてきた信頼性
あなたが「調整業務ばかりで成長できていない」と感じているその経験は、見方を変えると「大規模・ミッションクリティカルな現場を回した経験」になります
これは、欲しがる会社がたくさんある、希少なスキルです
そして、そもそもIT業界全体が、深刻な人材不足の方向に向かっています
経済産業省が公表した試算を見てみましょう
これは、IT人材の「足りなさ」が将来どうなるかを、3つのシナリオで予測したものです


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」より
2018年の時点で、すでに約22万人のIT人材が不足していました
そして2030年には、低めに見積もっても約16万人、真ん中のシナリオで約45万人、多いシナリオでは約79万人が不足すると試算されています
これはあくまで「試算値」であって、確定した未来ではありません
また、2019年に公表されたデータなので、最新の状況をそのまま表すものでもありません
ただ、はっきり言えることがあります
マクロで見れば、IT人材は「足りない」方向に動いている。だから、経験のあるエンジニアの市場価値は、構造的に下がりにくいということです
ただし、ここで安易に「だから誰でも転職で年収が上がる」とは言いません
職種やスキルの分野によって、需要には濃淡があるからです
だからこそ、「自分の経験は、市場でどう評価されるのか」を一度きちんと確かめる価値があります
焦って今すぐ辞める必要は、まったくありません
でも、「自分の市場価値を知る」ことだけは、早めにやっておいて損はありません
NTTドコモソリューションズに残るか転職するかを判断する3ステップ


では、具体的にどう動けばいいのか
「残る」か「辞める」かを、後悔なく自分で判断するための3ステップを紹介します
大事なのは、この3ステップは「転職するための手順」ではない、ということです
「残る」という判断を、自信を持ってするためにも必要な手順です
今の自分が、転職市場でいくらと評価されるのかを数字で知る
やってきた業務を「何をしたか」ではなく「何を解決したか」で書き出す
ITに詳しいプロに、自分の経歴の「市場での値段」を翻訳してもらう
1つずつ、くわしく見ていきましょう
ステップ①:自分の市場価値を客観的に把握する


すべての出発点が、これです
まず、「今の自分が、社外でいくらと評価されるのか」を数字で知ること
多くの人が、これを一度もやったことがありません
入社してからずっと、社内の給与テーブルという「1つのものさし」だけで自分を測ってきたからです
でも、ものさしは1本では足りません
市場価値を知る方法は、いくつかあります
- 転職サービスの年収診断ツールや年収予測機能を使ってみる
- 転職エージェントのヒアリングを受けて、想定年収を聞いてみる
- 同じような経歴の人が、どんな求人に応募できているかを見てみる
大事なのは、出てきた数字に一喜一憂しないことです
高くても低くても、それは「今の自分の現在地」を示す、ただの座標です
現在地がわかって初めて、「ここに残る」も「別の場所に動く」も、地図の上で考えられるようになります
ステップ②:職務経歴書で経験を「課題と解決」で棚卸しする


2つ目のステップは、職務経歴書を書いてみることです
これは「転職する」と決めていなくても、やる価値があります
なぜなら、書く過程で「自分が何をやってきたか」を棚卸しできるからです
ここで多くの人がやってしまうのが、「担当した業務を、ただ並べる」書き方です
NG:「◯◯システムの保守運用を担当」「△△の調整業務を担当」
OK:「◯◯システムで月◯件発生していた障害に対し、◯◯の手順を整備して再発を防いだ」「関係部署◯つにまたがる調整を引き取り、遅れていた案件を予定どおりに着地させた」
違いは「何をしたか」ではなく「どんな課題を、どう解決したか」を書いているかどうかです
「課題と解決」で書き直すと、不思議なことが起きます
「調整業務ばかりで何もしていない」と思っていた自分が、実は「人を動かして物事を前に進めてきた」ことに気づくんです
この棚卸しは、転職するにしても、残るにしても、必ずあなたの自信になります
ステップ③:IT特化型エージェントを複数比較して相談する


3つ目は、プロの力を借りることです
ステップ①の市場価値も、ステップ②の職務経歴書も、自分1人でやると主観が混じります
だから、ITやエンジニアの転職に詳しいプロに「翻訳」してもらうのが、いちばん早くて正確です
ここで1つ、注意点があります
転職エージェントには、大きく「総合型(ITも他業種も扱う)」と「IT特化型(エンジニア専門)」があります
そして、口コミの傾向には、こんな違いが出ています
「IT特化型は担当者が技術や業界の構造を理解しているので、経歴の棚卸しや市場価値の説明が的確。一方、ITに詳しくない担当だと、経歴の価値が正しく伝わらず、年収レンジの低い求人ばかり提案されてしまう」
引用元:転職口コミサイト・転職メディアの評判傾向を要約
総合型が悪い、という話ではありません
「IT職の市場価値を、ちゃんと翻訳できる担当者に当たるかどうか」が分かれ目なんです
だからこそ、IT特化型を軸に、複数のエージェントを比較するのが鉄則です
1社だけだと、その担当者の主観や、得意分野に偏った求人しか見えなくなります
そして、もう1つ大事なことを伝えさせてください
エージェントに登録・相談すること=転職する、ではありません
「市場価値を知るための情報収集」として使っていいんです
相談した結果、「やっぱり今は残ろう」と決めるのも、まったく問題ありません
むしろ、それは「数字を見たうえで残る」という、自信を持った選択です
ちなみに、転職と聞くと「年収が下がるのでは」と不安になる人もいます
実際のデータを見てみましょう
転職サービスのdodaが発表した、転職した人の年収の変化を示す数字です


引用元:パーソルキャリア「転職サービス『doda』、『2024年度版 決定年収レポート』を発表」より
転職した人のうち、年収が「増えた」人の割合は59.3%でした
これは過去6年間で最も高い数字です
ただし、この数字の見方には注意が必要です
「約6割が上がった」ということは、裏を返せば「約4割は、横ばいか下がっている」ということでもあります
「転職すれば必ず上がる」わけではないんです
上がる側に入るか、下がる側に入るか
その分かれ目は「準備」です。これは次の章でくわしく解説します
市場価値を測るなら、まずここ。経験者向けIT特化型エージェント3選


「IT特化型を複数比較して」と言われても、どこを見ればいいか分からない、という人も多いはずです
そこで、求人数・サポートの手厚さ・年収交渉の実績で選ばれている、経験者向けのIT特化型転職エージェントを紹介します
どれも登録・相談は無料です。まずは「自分の市場価値を聞く」目的で使ってみてください
ITエンジニア経験者向け


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転職で年収を上げた人・下げた人の違い【準備が9割】


正直な話をします
転職して、年収が変わらなかった人や、下がってしまった人も、確かにいます
さっきのデータでも、約4割は上がっていませんでした
でも、よく見ると、上がった人と下がった人には、はっきりした違いがあります
才能でも運でもありません。準備の差です
年収を上げた人がやっていた共通の準備


年収を上げた人がやっていたことは、実はとてもシンプルです
派手なテクニックではなく、地味な準備の積み重ねでした
- 動く前に、自分の市場価値(相場)を把握していた
- 職務経歴書を「課題と解決」で書き、自分の強みを言語化していた
- エージェントを複数比較し、提案を1社の主観で決めなかった
- 年収交渉を自分1人で抱えず、エージェント経由でおこなった
気づきましたか
これは全部、この記事の「3ステップ」とほぼ同じです
つまり、年収を上げた人は、特別なことをしたわけではなく、「当たり前の準備」を飛ばさなかっただけなんです
年収を下げた人がやってしまった失敗


逆に、年収を下げてしまった人の失敗も、パターンがはっきりしています
そして、その多くは「準備を飛ばしたこと」が原因です
- 今の年収をベースに希望年収を低く設定し、本来もらえる額を下回るオファーを受けた
- エージェント1社に丸投げし、紹介された求人をそのまま受けた
- 焦って、最初に出た内定をよく考えずに承諾した
- 福利厚生や退職金を計算に入れず、額面だけを比べた
特に多いのが、いちばん上の「今の年収をベースに希望を決めてしまう」失敗です
あなたが今、年収が低いと感じているなら、その低い年収をスタート地点にして交渉してしまうと、低いまま着地します
だからこそ、ステップ①の「市場価値の把握」を、いちばん最初にやる必要があるんです
準備を飛ばした人が、約4割の「上がらなかった側」に入ってしまう
逆に言えば、準備さえすれば、上がる側に回れる可能性は十分にあるということです
専門性・希少性で年収アップ幅は変わる


もう1つ知っておいてほしいのが、同じ「エンジニア」でも、専門分野によって転職時の年収の上がり方が違う、ということです
dodaのレポートから、転職時の平均年収アップ幅が大きいIT職種を見てみましょう


引用元:パーソルキャリア「転職サービス『doda』、『IT職種の転職前後の平均年収レポート』を発表」より
セキュリティエンジニアで約64万円、データサイエンティストで約63万円、インフラエンジニアで約44万円
専門性や希少性が高い職種ほど、転職時の年収アップ幅が大きい傾向があります
ただし、これも誤解しないでください
これは「その職種の人の平均」であって、「その職種に移れば誰でも64万円上がる」という意味ではありません
個人差は、とても大きいです
そして、これはNTTドコモソリューションズの社員が転職した場合の数字でもなく、あくまで市場全体の傾向です
ここで本当に伝えたいのは、こういうことです
「自分の経験が、市場ではどの専門分野として評価されるのか」を知ることが、市場価値を測ることの本質だということです
同じ運用経験でも、「インフラ」「セキュリティ」という専門性の言葉に翻訳できれば、評価のされ方が変わることがあります
その翻訳こそ、ステップ③で紹介した「IT特化型エージェント」に手伝ってもらうべき部分なんです
NTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)の年収に関するよくある質問


最後に、検索している人からよく出てくる細かい疑問に、まとめて答えておきます
- NTTコムウェアとNTTドコモソリューションズは違う会社ですか?
-
同じ会社です。NTTコムウェアが2025年7月1日に商号を変更し、NTTドコモソリューションズになりました。年収・給与制度の話も、旧社名時代の口コミがそのまま参考になります
- 年収が低くても、福利厚生を考えれば在籍した方が得ですか?
-
これは人によります。福利厚生・退職金・働きやすさを「見えない年収」として金額換算できる人もいれば、目先の額面アップやキャリアの伸びを優先したい人もいます。だからこそ、自分の市場価値という数字を知り、「在籍した場合」と「転職した場合」を同じ土俵で比べることが大切です
- 30代・40代になれば年収は上がりますか?
-
年功序列の要素があるため、年次とともに上がっていく傾向はあります。ただし、若手のうちは上がりにくく、また役職定年など、ある年齢で頭打ち・減額になる構造も大企業には一般的にあります。「待っていれば自動的に右肩上がり」とは考えず、上がり方のカーブそのものを一度確認しておくことをおすすめします
- NTTグループ内の他社に異動した方が年収は上がりますか?
-
グループ内には「横並び」の文化があるため、劇的に変わるとは限りません。とはいえ、グループ内の異動・公募も選択肢の1つではあります。いずれにしても、まず社外の市場価値を知ったうえで、「グループ内異動」「社外転職」「現職維持」を並べて比較するのが、後悔の少ない進め方です
- 在籍中に転職の相談をしても大丈夫ですか?会社にバレませんか?
-
在籍しながら情報収集・相談をするのは、ごく一般的な動き方です。エージェントへの登録や面談は、現職に通知されるものではありません。むしろ、辞めてから慌てて動くより、在籍して収入が安定しているうちに、落ち着いて市場価値を確かめるほうが、リスクの低い進め方です
まとめ:年収が低いと感じたら、辞める前に「市場価値」を知ることから始めよう


長い記事を、ここまで読んでくれてありがとうございます
最後に、大事なポイントを振り返ります
- 年収が低いと感じるのは、年功序列・横並び文化・実力主義移行という「構造」の問題。あなたの能力不足ではない
- それでも、安定・福利厚生・働きやすさという在籍メリットは本物。年収だけで判断すると損をする
- 「年収が低い」の本当の正体は、たいてい「市場価値を知らない不安」と「成長が止まる恐怖」
- 「辞める/残る」を即決する前に、市場価値という”地図”を手に入れる
- 転職した人の約6割は年収アップ。ただし約4割は上がっていない。差は「準備」
あなたは、真面目に働いてきました
その上で「年収が低いかもしれない」と気づいた
それは、後ろ向きなことではありません
自分のキャリアを、自分で考え始めたという、とても前向きなサインです
焦って今すぐ辞める必要は、ありません
でも、「自分の市場価値を知る」という一歩だけは、今日からでも始められます



残るのも、辞めるのも、あなたの自由です。誰にも決められません。ただ、その判断だけは、感情ではなく”数字”を見てからにしてください。地図を持って選んだ道なら、どちらを選んでも、あなたはきっと後悔しません。
最後に:あなたの市場価値を、無料で確かめる方法


この記事を閉じたあと、まず何をすればいいか
答えはシンプルです。IT特化型の転職エージェントに登録して、自分の経歴をプロに見てもらうこと
登録も相談も無料で、これが「市場価値という地図」を手に入れる、いちばん確実な方法です
ITエンジニア経験者向け


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それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
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- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
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ひとつずつ中身を確認していきましょう
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キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
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- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
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- 未経験採用が95%
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- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
もう一度言います。相談することは、転職することではありません
数字を知って、「やっぱり残ろう」と決めるのも、立派な答えです
大事なのは、モヤモヤを抱えたまま何年も過ごすのではなく、自分の現在地を知ったうえで、自分のタイミングで選ぶこと
あなたのキャリアの主導権は、会社の制度ではなく、あなた自身にあります
その第一歩を、今日、踏み出してみてください