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リコージャパンの年収が低いのは甘え?市場相場で確かめる

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給与明細を開くとき、ボーナスの支給額を見るとき、ほんの一瞬だけ指が止まること、ありませんか

「リコージャパンの年収って、もしかして低いんじゃないか」

そう感じてこのページにたどり着いたあなたは、たぶん今、自分の感覚が正しいのかどうかを確かめたいはずです

先に結論からお伝えします

「リコージャパンの年収が低い」と感じるその違和感は、甘えではありません

同年代の市場相場と照らし合わせたときに生まれる、正当なズレの感覚なんです

ただし、ここで止まってしまうのはもったいない話です

この記事は、あなたに「今すぐ転職しろ」とけしかける記事ではありません

リコージャパンに残るという判断も、転職を検討するという判断も、あなた自身が事実をもとに選べるようになる、そのための記事です

この記事で分かること
  • 「リコージャパンの年収が低い」というあなたの感覚は正しいのか
  • リコージャパンの年収は実際いくらで、なぜ「低い」と感じるのか
  • リコージャパンに残るべき人と、転職を検討すべき人の違い
  • 残るにせよ転職するにせよ、最初に踏み出すべき小さな一歩

読み終わるころには、頭の中にあった「なんとなく年収が低い気がする」というモヤモヤが、「自分が次に何をすればいいか」という具体的な行動のイメージに変わっているはずです

正直、年収が低いって不満に思うの、自分の甘えなんじゃないかって思ってて……。大企業に入れたのに贅沢ですかね?

いいえ、その違和感にはちゃんと理由があります。まずは感情ではなく、数字で一緒に確かめていきましょう。話はそれからです。

それでは、ひとつずつ整理していきましょう

目次

「リコージャパンの年収が低い」と感じるあなたへ|その違和感は、正しい

「リコージャパンの年収が低い」と感じるあなたへ|その違和感は、正しい

まず、この記事でいちばん伝えたいことを先にお伝えします

リコージャパンの年収が「低い」と感じているなら、その感覚はおそらく正しいです

それは、あなたの努力が足りないからでも、感謝が足りないからでもありません

同じ年代、同じ職種で働く人たちの「相場」と比べたときに生まれる、ごく自然な違和感なんです

なぜそう言い切れるのか、その根拠はこの記事の後半でデータをもとに順番にお見せします

ここではまず、あなたが抱えている「罪悪感」のほうを先に下ろしてもらいたいんです

「不満を感じる自分が甘えなのか」と思っていませんか

「不満を感じる自分が甘えなのか」と思っていませんか。自宅のデスクで給与明細を見る30代男性エンジニアが肩を落とす

給与明細を開くとき、無意識に少し身構えていませんか

「リコージャパンって、世間的には大きくて安定した会社だ」

「それなのに年収に不満を持つなんて、自分はわがままなんじゃないか」

そうやって、自分の気持ちに自分でフタをしていませんか

でも、同じように感じている人は、あなただけではありません

転職や就職の口コミサイトには、こんな声が実際に投稿されています

「年収420万円、月給26万円、賞与105万円。同年代の人と比べて圧倒的に少ない。なんでこんな給与なのかと泣けてくる」(営業職 / 新卒入社 / 在籍3〜5年 / 男性)

引用元:エン カイシャの評判「リコージャパンの年収・給与」より

「泣けてくる」

この一言に、たくさんの気持ちが詰まっていると思いませんか

これは決して、弱音でも甘えでもありません

毎日まじめに働いている人が、同年代の相場とのズレに気づいてしまった、というだけのことです

気づいてしまったこと自体は、悪いことではありません

むしろ、自分の市場価値に目を向けられたという意味では、大事な一歩を踏み出しているんです

結論:あなたの「低い」という感覚には、ちゃんと理由がある

結論:あなたの「低い」という感覚には、ちゃんと理由がある。SIerの会議室で先輩エンジニアが若手に真剣に語りかける

「低い気がする」という感覚は、ふわっとした気のせいではありません

そこには、はっきりとした理由があります

この記事の後半で、その理由を大きく3つに分解してお見せします

ここで、ひとつだけ約束させてください

この記事は、あなたを転職に追い込むための記事ではありません

リコージャパンには、年収以外の魅力もちゃんとあります

だから、残るという判断も、立派な選択肢として最後までフェアに扱います

ゴールは、あなたが「なんとなく不安」な状態から抜け出して、事実をもとに自分で進路を選べるようになることです

つまり、感情で「辞める・辞めない」を決める前に、まず「本当に低いのか」を数字で確かめるんですね。

その通りです。順番が大事なんです。数字を見て、不満の正体を分解して、それから「残る・転職する」を考える。この順番なら、後悔しにくくなります。

リコージャパンの年収は実際いくら?データで現在地を確認する

リコージャパンの年収は実際いくら?データで現在地を確認する

「低い気がする」を「低い、または低くないと、数字で言える」状態に変えていきましょう

そのためには、まず正しいデータを見る必要があります

そして実は、ここで多くの人がつまずく落とし穴があるんです

まず整理|「リコー」と「リコージャパン」の年収は別物です

まず整理「リコー」と「リコージャパン」の年収は別物。オフィスで2人の会社員が2枚の資料を見比べて驚く

ネットで「リコー 年収」と検索すると、「平均年収860万円」といった数字が出てきます

それを見て、「え、自分の年収と全然違う」と落ち込んだ経験はありませんか

実は、そこには大きな勘違いが隠れています

「リコー」と「リコージャパン」は、名前は似ていますが、年収の水準がそもそも違う会社です

  • 株式会社リコー … メーカー本体。有価証券報告書ベースの平均年収は約860万円(2023年度)
  • リコージャパン株式会社 … 国内の販売・サービスを担う会社。口コミサイトの集計では平均458万〜569万円台

つまり、ネットで見かける「860万円」は、メーカー本体であるリコーの数字です

あなたが働いているリコージャパンの数字ではありません

この2つを混同したまとめ記事も世の中には多いので、まずここをはっきり切り分けておきましょう

なぜ「販売会社」は本体より年収水準が下がりやすいのか

一般的に、メーカー本体(製品を企画・開発する会社)と、その製品を売る販売会社では、給与のテーブルが分かれていることが多くあります。本体は研究開発や本社機能が中心で、利益率の高い事業を担うため平均年収が高くなりやすい一方、全国の顧客に対面で営業・サポートを行う販売会社は、人数も多く、職種の幅も広いため、平均年収は本体より低めに出やすい構造があります。これはリコーグループに限った話ではなく、多くの大手メーカーグループに共通する傾向です。だからこそ「グループ全体の平均」ではなく「リコージャパン単体の数字」で自分の現在地を見ることが大切なんです。

リコージャパンの平均年収は、調査サイトでこれだけ振れる

リコージャパンの平均年収は調査サイトで振れる。在宅勤務のデスクで男性エンジニアがノートPC画面を見て首をかしげる

では、リコージャパン単体の平均年収はいくらなのでしょうか

ここで知っておいてほしいのは、「正解の数字はひとつではない」ということです

主要な口コミサイトの集計値を並べると、こんなふうに数字が振れています

【横棒比較作成】リコージャパンの平均年収は調査サイトでこれだけ振れる。エン カイシャの評判:458万円 / OpenWork:473万円 / OpenMoney:514万円 / はたらくホンネ:569万円
引用元:エン カイシャの評判「リコージャパンの年収・給与」OpenWork「リコージャパン株式会社 年収・給与制度」OpenMoney「リコージャパンの年収・給与制度」から各社の閲覧時点の集計値を要約

同じ「リコージャパンの平均年収」なのに、458万円から569万円まで、100万円以上の幅があります

なぜこんなにバラつくのかというと、サイトごとに集計している人数も、回答者の平均年齢も違うからです

たとえば平均年齢が高いサイトほど、年収の数字は自然と上振れします

ここから言えることは、ひとつです

ネットの「平均年収」をひとつだけ拾って鵜呑みにしても、あなた個人の現在地は分からない

これは後半の話につながる、とても大事なポイントなので覚えておいてください

職種別に見ると、もっとリアルが見えてくる

職種別に見るとリアルが見えてくる。IT企業のオフィスで3人の社員が年収グラフを囲んで驚いた表情

会社全体の平均年収だけでは、まだぼんやりしています

もう一歩踏み込んで、職種別の平均年収を見てみましょう

OpenWorkの社員クチコミの集計では、職種ごとにこれだけの差が出ています

【横棒比較作成】リコージャパンの職種別 平均年収(OpenWork集計)。カスタマーエンジニア:366万円 / 営業:464万円 / エンジニア・SE:482万円 / 企画:573万円。カスタマーエンジニアを強調
引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 年収・給与制度」より(閲覧時点の集計値)

同じ会社の中でも、カスタマーエンジニアと企画職では、平均年収に200万円前後の開きがあります

とくに、複合機などの保守を担うカスタマーエンジニアの平均年収が、職種の中でいちばん低い水準に出ています

もしあなたがこの職種なら、「低い気がする」という感覚は、データの上でも裏づけられているということです

そして、いちばん胸に刺さるのは、若手から出ているこんな声です

「年収事例340万円。給料は低い部類に入ると思います。キャリアを積んだ先輩たちが、かなり低めの給料で嘆いている」(カスタマーエンジニア / 新卒入社 / 在籍3年未満 / 男性)

引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 年収事例」より

これが、いちばん怖い話だと私は思います

今の自分の年収が低いだけなら、「これから上がるはず」と思えます

でも、キャリアを積んだ先輩たちが嘆いている姿を見てしまうと、10年後の自分の姿まで見えてしまうんです

ただ、ここで強調しておきたいことがあります

この数字は、あくまで社員が自己申告した「閲覧時点の集計値」です

口コミサイトには不満を持つ人の声が集まりやすい、というクセもあります

だからこそ、最後に頼りになるのは「あなた自身の市場価値」という具体的な数字です

その確かめ方は、記事の後半でしっかりお伝えします

なぜ「低い」と感じるのか|年収不満の”正体”は3つに分解できる

なぜ「低い」と感じるのか|年収不満の"正体"は3つに分解できる

「年収が低い」という言葉は、実はかなり大ざっぱな言葉です

その一言の下には、もっと具体的な3つのモヤモヤが隠れています

この3つを切り分けられると、自分が本当は何に不満なのかが、はっきり見えてきます

年収不満の”正体”3つ
  • 正体①:昇給カーブが緩い(年1回・上がり幅が小さい)
  • 正体②:スキルが伸びている実感がない
  • 正体③:複合機市場の縮小と希望退職という、将来への不透明感

ひとつずつ見ていきましょう

正体①:昇給カーブが緩い(年1回・上がり幅が小さい)

昇給カーブが緩い。企業のオフィスで給与明細を手にした中堅男性社員が大きくため息をつく

1つ目の正体は、昇給のスピードです

口コミを見ると、リコージャパンの昇給は年1回(4月)で、年功序列の色が濃いという声が多く見られます

そして「若手のうちは、上がり幅が小さい」という声も目立ちます

実際に、こんな傾向の声が集まっています

「昇給は年1回だが、あまり年収が上がらない」「給料の上がり幅がない」「給与水準については、正直なところ競争力がない」

引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 年収・給与制度」から傾向を要約

頑張っても、その努力が翌年の数字でほとんど返ってこない

これは、想像以上に人のモチベーションを削っていきます

たとえるなら、坂道を全力で走っているのに、メーターがほとんど動かない車に乗っているような感覚です

「今が低い」だけなら、まだ耐えられます

でも「これから先も、急には上がらなそうだ」と分かってしまうと、不満は一気に重くなります

あなたが感じているモヤモヤの一部は、たぶんこの「昇給カーブの緩さ」から来ています

正体②:スキルが伸びている実感がない

スキルが伸びている実感がない。SIerの開発現場で若手エンジニアがモニターの前で浮かない表情を浮かべる

2つ目の正体は、年収そのものとは少しズレた場所にあります

それは、「この職種、この会社で、自分のスキルは伸びているのか」という不安です

口コミサイトには、退職した若手のこんな声があります

「職種としての成長性が無かった。このまま続けても、身につくスキルが広がらないと感じた」(カスタマーエンジニア / 新卒入社 / 在籍3年未満 / 退職済み / 男性)

引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 退職検討理由」より

ここに、大事なことが隠れています

「年収が低い」という不満は、多くの場合「この先も上がらなそう」というスキル停滞の不安とセットになっているんです

逆に言えば、スキルが伸びている実感さえあれば、今の年収が多少低くても「投資期間だ」と思えます

つまり、本当に苦しいのは「低い年収」と「伸びない実感」の両方が重なったときなんです

えっ、自分はただ給料が低いのが嫌なんだと思ってました。でも言われてみると、「このスキルで5年後大丈夫かな」っていう不安のほうが大きいかも……。

私も同じです。お金の不満だと思っていたけど、本当は「成長している手応えがない」のがしんどいんですよね。ここを分けて考えるの、大事ですね。

正体③:複合機市場の縮小と希望退職という、将来への不透明感

複合機市場の縮小と将来への不透明感。オフィスの窓際で男性社員が腕を組み遠くを見つめて考え込む

3つ目の正体は、会社の「これから」に対する不透明感です

ペーパーレス化が進み、複合機やプリンターの市場は、長い目で見ると縮小傾向にあります

そして実際に、リコーグループでは2024年10月から2025年2月末にかけて、約1,000人規模の希望退職が募集されました

こうした動きを目にすると、「自分の会社の10年後はどうなるんだろう」という不安が、じわじわと心に積もっていきます

管理職クラスからも、こんな声が出ています

「中堅・若手が将来を描けず、離職者が続出している」(SE / 新卒入社 / 在籍10〜15年 / 課長)

引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 退職検討理由」より

若手だけでなく、課長クラスの人が「若手が将来を描けない」と感じている

これは、あなたの不安が「気のせい」ではないことの、ひとつの裏づけだと思います

ただし、ここはフェアにお伝えしておきます

リコージャパンも、ただ手をこまねいているわけではありません

従来の「モノを売る」営業から、お客様の課題を解決する「コトを売る」ソリューション営業へと、ビジネスのかたちを変えようとしています

だから「会社に未来がない」と決めつける必要はありません

大事なのは、その変化の途中にある不透明感が、今のあなたの不満を増幅させている、という事実を冷静に見ることです

同年代の市場相場と比べてみる|あなたの年収は「相場」とどれだけ違う?

同年代の市場相場と比べてみる|あなたの年収は「相場」とどれだけ違う?

ここまでで、不満の正体が3つに分解できました

次にやることは、「自分の年収を、外の世界のものさしと比べてみる」ことです

社内だけを見ていると、低いのか高いのか、本当のところは分かりません

ITエンジニアの年代別 平均年収という「ものさし」

ITエンジニアの年代別平均年収というものさし。会議室で男性エンジニアが年収グラフを指して説明する

まず、IT業界全体のものさしを見てみましょう

転職サービスのdodaが公開している、ITエンジニアの年代別の平均年収です

年代が上がるにつれて、どう変化していくかを見てください

【縦棒作成】ITエンジニアの年代別 平均年収(市場相場)。20代:378万円 / 30代:499万円 / 40代:618万円 / 50代:685万円
引用元:doda「ITエンジニアの平均年収」より(閲覧時点の公開値)

IT業界全体では、20代で約378万円、30代で約499万円、40代で約618万円と、年代とともに右肩上がりに伸びていく傾向があります

ここで、あなた自身の年齢と年収を、この数字に当てはめてみてください

相場より上にいますか、それとも下にいますか

注意してほしいのは、この数字はあくまで「市場相場の目安」だということです

dodaの登録者データをもとにした集計なので、国の公的な統計とは性格が違います

それでも、「自分の年収が世の中のどのあたりにあるのか」を知る、おおまかな地図にはなります

「低い」と分かったとき、初めて”選択肢”が見える

「低い」と分かったとき初めて選択肢が見える。自宅のデスクで女性エンジニアが前向きな表情でメモを取る

相場と自分の年収を比べてみて、ズレを感じたとしても、落ち込む必要はありません

むしろ、そのズレが見えた瞬間に、あなたは初めて「選択肢」を手に入れたんです

ズレが見えていないうちは、「我慢する」か「なんとなく不安なまま過ごす」しかありません

でも、ズレがはっきり見えると、「納得して残る」「条件を変えるために動く」という選択が、現実のものになります

つまり、数字を知ることは、辞めるための準備ではありません

「自分で決めるための準備」なんです

あなたは今、選択肢を持っていますか

それとも、「なんとなく不安」のまま、その場で足踏みしていませんか

リコージャパンに「残るべき人」と「転職を検討すべき人」

リコージャパンに「残るべき人」と「転職を検討すべき人」

ここからは、いよいよ「で、自分はどうすればいいのか」という話に入ります

大前提として、転職が正解で、残るのが不正解、ということは絶対にありません

あなたが何を大事にするかによって、合理的な答えは変わります

残るのが合理的な人|安定・働き方・勤務地を最優先するなら

残るのが合理的な人。企業のオフィスで在宅勤務する30代の男性会社員が穏やかな表情で安心したように微笑む

まず、リコージャパンに残ることが合理的な人について話します

年収の話ばかりしてきましたが、リコージャパンには、年収以外のはっきりした強みがあります

働き方に関する口コミには、こんな声があります

「2023年度の平均残業時間は13.5時間。フレックスタイム制が多くの部門で適用されており、1日の標準労働時間は7時間30分」

引用元:OpenWork「リコージャパン株式会社 年収・給与制度」より

残業時間が比較的おさえられていて、フレックスやテレワークも使える

さらに、健康経営優良法人「ホワイト500」に8年連続で認定されているという実績もあります

大きなグループ企業ならではの安定性や、福利厚生の手厚さも、軽く見るべきではありません

たとえば、こんな人は残るほうが合理的かもしれません

  • 小さな子どもがいて、今は生活リズムを崩したくない
  • 住宅ローンや家庭の事情で、収入の安定を何よりも優先したい
  • 今の勤務地を離れられない事情がある
  • 残業の少なさやワークライフバランスに、強い満足を感じている

こうした価値観に当てはまるなら、残るという判断は「逃げ」でも「妥協」でもありません

自分が大事にしているものを、ちゃんと守るという、立派な決断です

転職を検討する価値が高い人|年収とスキル成長に納得できていないなら

転職を検討する価値が高い人。カフェでノートPCを開く30代男性エンジニアが真剣に考え込む

一方で、転職を「検討する価値」が高い人もいます

ここで言っているのは「転職すべき」ではなく、「一度、外の世界を見てみる価値がある」という意味です

たとえば、こんな人です

  • 同年代の市場相場と比べて、自分の年収に明らかな差を感じている
  • 昇給カーブの緩さに、もう希望が持てなくなっている
  • 今の職種で、スキルが伸びている実感がまったくない
  • 複合機事業の将来不安が、どうしても頭から離れない

こうした項目に多く当てはまるなら、今のまま我慢を続けるのは、もったいないかもしれません

退職を検討した人の理由を見ても、「同業他社に比べて年収が低い」「給料の上がり幅がない」といった声が上位に並んでいます

ただ、何度でも繰り返します

「検討する価値が高い」と「今すぐ辞めるべき」は、まったく別の話です

まずは情報を見る、それだけで十分なんです

どちらを選ぶにせよ、共通する「最初の一歩」

どちらを選ぶにせよ共通する最初の一歩。会議室で先輩エンジニアが若手2人に指を立ててアドバイスする

残る人と、転職を検討する人

進む方向は逆に見えますが、実はスタート地点はまったく同じです

それは、「自分の市場価値を正確に知ること」です

市場価値を知らないまま残るのは、「思考停止の現状維持」です

市場価値を知らないまま辞めるのは、「ただの博打」です

どちらも、あとから後悔しやすい選び方なんです

逆に、自分の市場価値が分かっていれば、「この条件なら納得して残ろう」とも「この差なら動こう」とも、自信を持って言えます

だからこの記事では、残る人にも転職を検討する人にも、同じ「最初の一歩」をおすすめしています

市場価値を知るのって、転職する人だけのものだと思っていました。残る人にも必要なんですね。

そうなんです。市場価値を知らずに残るのは、値段を見ずに買い物を続けるようなものですから。知ったうえで「残る」を選べば、それは納得の選択になります。

「複合機の会社にいた自分なんて」と思わないで|あなたの経験は、外で評価される

「複合機の会社にいた自分なんて」と思わないで|あなたの経験は、外で評価される

ここで、ひとつ確認させてください

「複合機の会社にいた自分なんて、どこも雇ってくれない」

もし、そんなふうに自分を低く見積もっているなら、それは大きな誤解かもしれません

リコージャパン出身者の転職先は、外資大手ITに広がっている

リコージャパン出身者の転職先は外資大手ITに広がる。外資系IT企業のオフィスで男性社員が自信ある表情で立つ

実際に、リコージャパンを経験した人たちが、どんな会社へ移っているか

転職市場の調査をまとめた記事によると、その転職先には、外資系の大手IT企業がずらりと並んでいます

Salesforce、Microsoft、AWS、VMware、Box、IBM、Oracle、HP、Dell といった名前です

「リコージャパン出身者は、Salesforce、Microsoft、AWS、VMware、Box、IBM、Oracle、HP、Dell など、大手の外資IT企業へ多く転職している」

引用元:外資転職ドットコム「リコージャパンの退職理由は?転職先は?」より要約

なぜ、リコージャパン出身者がこうした企業で求められるのでしょうか

それは、あなたの仕事を「複合機を売る・直す仕事」だと狭く捉えているのは、もしかしたら自分自身だけだからです

外から見れば、それは「法人のお客様に対して、IT機器やシステムを提案し、導入し、運用を支える仕事」です

顧客の課題をヒアリングする力、現場でトラブルに対応する力、組織を相手に信頼を積み上げる力

これらは、外資ITの法人営業やプリセールス、カスタマーサクセスといった職種で、そのまま強みになります

ただし、ここで誤解しないでください

「リコージャパン出身なら、誰でも外資に行ける」という話ではありません

あくまで「そういう道もある」という事実であって、そこに到達できるかどうかは、次にお話しする一点にかかっています

評価されるのは「経験」ではなく「言語化された経験」

評価されるのは言語化された経験。自宅のデスクで男性エンジニアが職務経歴書を真剣に書き込む

転職市場で評価されるのは、「経験」そのものではありません

「言語化された経験」です

同じ仕事をしてきた2人でも、それを職務経歴書にどう書けるかで、市場の評価はまったく変わります

たとえば、「複合機の保守を担当していました」と書くだけでは、何も伝わりません

そうではなく、「ある顧客で、どんなトラブルが起きていて、それをどう切り分けて、どう解決し、その結果どうなったか」

この「課題→打ち手→成果」のストーリーで書けたとき、初めてあなたの経験は相手に届きます

職務経歴書って、今の業務内容をコピペして貼っておけばいいんですよね?

それだと「何をやったか」しか伝わりません。大事なのは「どんな課題を、どう解決したか」です。同じ経験でも、書き方ひとつで評価は何倍にも変わるんですよ。

とはいえ、自分の経験を自分ひとりで言語化するのは、想像以上に難しい作業です

「自分にとっては当たり前」のことほど、価値に気づけないからです

だからこそ、次の章でお話しする「具体的な進め方」が大事になってきます

残る・転職する、どちらを選ぶにせよ|市場価値を確かめる3ステップ

残る・転職する、どちらを選ぶにせよ|市場価値を確かめる3ステップ

ここからは、いよいよ具体的な行動の話です

「自分の市場価値を確かめる」と言っても、何から手をつければいいか分からない、という人は多いはずです

やることは、たった3ステップです

STEP
自分の市場価値を正確に把握する

ネットの平均年収ではなく、自分のスキル・経験・年代での「具体的な想定年収」を知る

STEP
経験を棚卸しして、職務経歴書に言語化する

「担当業務の羅列」ではなく「課題→打ち手→成果」のストーリーに変換する

STEP
複数のIT特化型エージェントを比較して使う

1社に絞らず、複数の視点を取り入れて、偏りのない情報を集める

ひとつずつ、くわしく見ていきましょう

ステップ1|自分の市場価値を正確に把握する

自分の市場価値を正確に把握する。オフィスで男性エンジニアがキャリア相談を受けて頷く

最初のステップは、自分の市場価値を「具体的な数字」で把握することです

ここまで見てきたとおり、ネットの平均年収は458万円から569万円まで、サイトによって大きく振れていました

あんなにバラつく数字を、自分の判断材料にはできません

必要なのは、「あなたのスキル」「あなたの経験」「あなたの年代」をふまえた、あなた専用の想定年収です

これは、自己診断だけではどうしても精度が出ません

実際に企業がいくらで採用しているかを知っている、第三者のプロの目が必要になります

ステップ2|これまでの経験を棚卸しして、職務経歴書に言語化する

経験を棚卸しして職務経歴書に言語化する。自宅のデスクで男性エンジニアが付箋を貼りながら経歴を整理する

2つ目のステップは、経験の棚卸しです

先ほどお伝えしたとおり、評価されるのは「言語化された経験」でした

リコージャパンでのあなたの仕事を、「課題→打ち手→成果」のかたちに書き直していきます

顧客との折衝、提案、導入、トラブル対応、保守運用

そのひとつひとつに、「なぜそれをやったのか」「どう工夫したのか」「結果どうなったのか」を書き添えていく作業です

ただ、これを一人でやると、どうしても主観に偏ります

「こんなの当たり前のことだ」と、自分で勝手に削ってしまうんです

だからこそ、書類を客観的に添削してくれる相手がいると、評価される経歴書に仕上がりやすくなります

ステップ3|複数のIT特化型エージェントを比較して使う

複数のIT特化型エージェントを比較して使う。カフェで女性エンジニアが複数の資料を見比べる

3つ目のステップは、相談先を「複数」持つことです

転職エージェントを1社だけしか使わないと、その会社が得意とする分野の求人しか見えなくなります

視野が狭まったまま、「これがあなたの市場価値です」と言われても、それを信じきれませんよね

とくに、ITエンジニアやSE、カスタマーエンジニアの経験を活かしたいなら、IT分野に特化したエージェントを選ぶのが鉄則です

IT特化型のエージェントには、技術の話がそのまま通じる、想定年収を具体的に出してくれる、職務経歴書の添削や面接対策をしてくれる、といった強みがあります

たとえばIT特化型の転職エージェントの中には、20代で前職より平均120万円、30代で平均160万円の年収アップ実績を持つところや、求人を45,000件以上抱えるところ、求人55,489件で支援を通じた転職成功率96%をうたうところもあります

こうしたサービスを2〜3社、無料の範囲で比較して使うのが、いちばん効率がいいんです

エージェントは最低でも複数社、IT特化型を比較して使うんですね。

はい。1社だけだと、その会社の色眼鏡で市場価値を見ることになります。複数の意見を聞いて初めて、自分の本当の現在地が立体的に見えてくるんです。

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ポイント
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ひとつずつ中身を確認していきましょう

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カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています

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2位 キャリアカンパニー

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オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます

ポイント
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今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ

活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です

まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね

3位 ラクスパートナーズ

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IT転職エージェント

  • 元ITスクールのノウハウを活かした
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ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています

入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます

ポイント
  • 未経験採用が95%
  • 3ヶ月の実践研修
  • 選考結果は当日に連絡

研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね

選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです

正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます

まとめ|「年収が低い」のモヤモヤを、次の一歩に変える

まとめ|「年収が低い」のモヤモヤを、次の一歩に変える

ここまで、長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました

最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう

この記事の要点をおさらい

この記事の要点をおさらい。会議室で先輩エンジニアがホワイトボードの前でまとめを語る
  • 「リコージャパンの年収が低い」という違和感は甘えではなく、市場相場との正当なズレ
  • リコー本体(約860万円)とリコージャパン(口コミ集計で458〜569万円台)の年収は別物。職種別の差も大きい
  • 年収不満の正体は「昇給カーブの緩さ」「スキル停滞の不安」「将来の不透明感」の3つに分解できる
  • 残る判断も、転職を検討する判断も、出発点は同じ「自分の市場価値を知ること」
  • リコージャパンの経験は外でも評価される。ただし鍵になるのは「経験の言語化」

いいですか、いちばん大事なのは「残るか、辞めるか」を今すぐ決めることではありません。「自分の市場価値を知ること」です。それさえ分かれば、残る判断にも、転職する判断にも、自信が持てるようになります。

よくある質問(FAQ)

よくある質問。IT企業のオフィスで若手の男性エンジニアが先輩社員に身を乗り出して質問し、先輩が笑顔で答える
リコージャパンの年収は、本当に低いのですか?

口コミサイトの集計では平均458万〜569万円台で、サイトによって幅があります。ネットでよく見る「約860万円」はメーカー本体である「リコー」の数字で、販売会社の「リコージャパン」とは別物です。同年代のITエンジニア市場相場(30代で約499万円など)と照らし合わせて、ご自身の現在地を確認するのがおすすめです。

年収が低いと感じたら、今すぐ辞めるべきですか?

急ぐ必要はありません。まずは自分の市場価値を確かめてから、残る・転職するを選べば十分です。市場価値を知らないまま残るのも、知らないまま辞めるのも、後悔につながりやすい選び方です。無料でできる相談・情報収集から始めるのが、リスクの少ない第一歩です。

カスタマーエンジニアや複合機の経験しかなくても、転職できますか?

法人のお客様にIT機器やシステムを提案・導入し、運用を支えてきた経験は、外資ITの法人営業やプリセールス、カスタマーサクセスなどで評価されることがあります。実際にリコージャパン出身者は外資大手ITへ多く転職しています。鍵になるのは、その経験を「課題→打ち手→成果」のストーリーとして言語化できるかどうかです。

辞めなくてもできる「無料相談・情報収集」から始めよう

辞めなくてもできる無料相談・情報収集から始めよう。自宅のデスクで男性エンジニアが前向きな表情でスマホを操作する

この記事を閉じたあと、もし何もしなければ、来月もまた同じ気持ちで給与明細を見ることになります

でも、「確かめる」だけなら、今日からリスクゼロでできます

自分の市場価値を知ること、それは辞めるための行動ではなく、自分の人生を自分で選ぶための行動です

年収への違和感を抱えていたあなたは、もう「なんとなく不安」な場所にはいません

不満の正体を3つに分解できて、残る人にも転職を検討する人にも共通する「最初の一歩」が見えているはずです

あとは、その一歩を、あなたのタイミングで踏み出すだけです

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そこで聞いた「あなたの市場価値」が、残るにせよ転職するにせよ、これからの判断の確かな土台になります

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ITエンジニア経験者向け

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1位 TechGo(テックゴー)

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アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります

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2位 キャリアカンパニー

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キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます

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選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです

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