日曜の夜、明細の数字をぼんやり眺めながら、こう思ったことはありませんか
「楽天って、世間的には給料が高い会社のはずなのに、なんで自分はこんなにモヤモヤしているんだろう」
その感覚、まったくおかしくありません
「楽天 年収低い」と検索したあなたは、たぶん今、楽天で働いていて、自分の年収にうっすらとした不満や不安を抱えているのだと思います
同期との飲み会の帰り道、ふと年収の話を思い出してしまったり、転職サイトのスカウトメールを開くたびに「これが本当の自分の価値なのかな」と考え込んでしまったり
私は、SES(=客先に常駐して働く働き方)から受託開発、自社開発、フリーランスと渡り歩いてきた、エンジニア歴15年を超える者です
年収300万円台からスタートして、今は900万円台まで上げてきました
だからこそ言えますが、「年収が低い気がする」というモヤモヤは、放っておくと一番やっかいなものなんです

楽天って世間的には高給なはずなのに、なんで自分はこんなにモヤモヤするんですか?周りに相談しても「贅沢な悩みだよ」って言われて、余計につらいんですけど。



その「モヤモヤの正体」を、これから一緒に分解していきましょう。結論から言うと、楽天の年収は「低い」のではなく「上がる仕組みが見えにくい」だけなんです。正体がわかれば、不安はちゃんと行動に変えられますよ。
この記事を読み終わるころには、あなたのモヤモヤは「言葉にできる安心」に変わっているはずです
- 楽天の年収が「低い」と感じてしまう、4つの構造的な理由
- 有価証券報告書のデータで見る、楽天の年収の「本当の現在地」
- 「残るべきか、転職を検討すべきか」を感情ではなく事実で判断する方法
- あなたが過小評価している、楽天での経験の「市場での値段」
「今すぐ転職しろ」と煽るつもりはまったくありません
むしろ逆で、正しい情報を手にしたうえで、残るにせよ辞めるにせよ「自分で納得して選べる状態」になってもらうことがゴールです
では、いきましょう
「楽天は年収が低い」と感じているのは、あなただけじゃない


まず最初に、はっきり伝えたいことがあります
あなたが感じている「年収、低くないか?」という違和感は、あなたの努力不足でも、わがままでもありません
同じように感じている楽天社員は、驚くほどたくさんいます
「楽天=メガベンチャー=高給」というイメージが世間にある分、自分の実感とのギャップに苦しみやすい会社なんです
給与明細を見て「あれ、思ったより…」と感じた瞬間


給与明細を開いた瞬間の、あの妙な静けさを覚えているでしょうか
額面の数字そのものは、決して悪くないはずなんです
でも、手取りの欄を見て、そして「固定残業手当」という項目を見て、なんとも言えない気持ちになる
「去年と、ほとんど変わってないな」
「あれだけ忙しかったのに、これか」
明細をそっと閉じて、何事もなかったように仕事に戻る
この「明細を閉じる時の小さなため息」こそ、多くの楽天社員が共有している感覚です
不思議なのは、楽天の年収は世間の平均から見れば決して低くないのに、当の本人たちが「低い」と感じてしまうことなんです
この「ねじれ」には、ちゃんとした理由があります
「年収が低い」と感じる人に共通する3つのパターン


楽天で「年収が低い」と感じている人の声を集めていくと、大きく3つのパターンに分かれます
あなたがどれに当てはまるか、考えながら読んでみてください
- パターン①:初任給は高めだったのに、その後の「上がり幅」が小さいと感じる人
- パターン②:グレード(=社内の等級)が上がらず、年収が何年も横ばいの人
- パターン③:エンジニアなのに開発以外の業務が多く、「この働き方でこの年収か」と感じる人
どれも、共通しているのは「自分の頑張りと、年収の伸びが噛み合っていない感じ」です
実際に、社員口コミサイトのOpenWorkを見ても、似たような声が並んでいます
楽天の給与について、こんな傾向の口コミが多く見られました
「ベースは高いが、上がらない。どうすれば昇給するのかが分かりにくい。」(複数の社員クチコミから傾向を要約)
引用元:OpenWork「楽天グループ 社員クチコミ」より
この「上がらない」「基準が分かりにくい」という体感、痛いほどわかります
でも、ここで覚えておいてほしいのは、これは楽天の給与が「低い」という話ではない、ということです
正確に言うと、楽天は「年収の上がる仕組みが特殊で、自分が今どこにいるのかが見えにくい」会社なんです



私、まさにパターン②です…。気づいたら3年くらい、同じグレードのままで。自分のスキルが足りないのかなって、最近ずっと落ち込んでいて。



それ、あなたの能力の問題だと決めつけるのは早いですよ。楽天の「グレードが上がる仕組み」を知らないだけ、というケースが本当に多いんです。次の章で、その仕組みをちゃんと分解しますね。
【データで確認】楽天の年収は、本当に「低い」のか


ここからは、いったん感情を脇に置いて、公開されている数字で「現在地」を確認していきましょう
気持ちの問題と、データの問題は、いったん分けて考えたほうが冷静に判断できます
先に結論を言うと、「会社全体の平均年収」だけを見れば、楽天は決して低い水準ではありません
それでも「低い」と感じてしまうのには、別の理由があります
有価証券報告書で見る楽天の平均年収の推移


まずは、楽天グループが公式に出している有価証券報告書(=上場企業が国に提出する、お金まわりの公式な報告書)のデータを見てみましょう
有価証券報告書をもとに、過去5年間の平均年収を並べてみました


引用元:IRBANK「楽天グループ(4755)平均年収の推移」(各年の有価証券報告書データより)
このグラフから読み取れることは、2つあります
1つ目は、長い目で見れば、楽天の平均年収はしっかり上がっているということです
2021年の774万円から、2025年には850万円まで伸びています
2つ目は、それでも「2022年から2023年は微減している」という事実です(797万円→794万円)
つまり「年によっては、ほとんど上がらない」という現職社員の体感は、データとちゃんと噛み合っているんです
この数字は、あくまで「会社全体の平均」です。平均年齢も2021年の34.3歳から2025年には36.0歳へ上がっているため、「社員が年を重ねた分、平均も上がっている」という側面もあります。「エンジニア個人の年収が、このペースで自動的に上がっていく」という意味ではない点に注意してください。
エンジニア職は、楽天社内では「高い方」という事実


もうひとつ、知っておいてほしい事実があります
楽天の中では、エンジニア職はむしろ「給与が優遇されている側」なんです
社員口コミサイトのOpenWorkに集まった2,171人分の回答を職種別に見ると、こんな傾向が出ています
| 職種 | 口コミベースの平均年収 |
| 開発 | 約874万円 |
| エンジニア・SE | 約725万円 |
| 営業 | 約601万円 |
| 事務 | 約612万円 |
※OpenWorkの社員クチコミ(回答者2,171人)の職種別集計より。自己申告データのため、あくまで傾向としてご覧ください
営業や事務と比べると、開発・エンジニア職の年収は明らかに高めに出ています
つまり「楽天はエンジニアを冷遇している」という話では、まったくないんです
ただし、ここで一つ、頭の片隅に置いてほしいことがあります
「社内で高い」ことと、「転職市場で高い」ことは、まったく別の話なんです
この違いが、後半でとても重要になってきます
グレード(等級)別の年収レンジを知っておく


楽天の年収を語るうえで、絶対に外せないのが「グレード(等級)」という考え方です
楽天では、社員一人ひとりに「B」「BB」「BBB」「A」「AA」といったグレードが設定されていて、このグレードによって年収のおおよその幅が決まります
楽天の元社員が解説している、グレード別のおおよその年収レンジを見てみましょう


引用元:テンミリ転職「【元社員が解説】楽天エンジニアの『給料』は?」より(元社員による推定レンジ)
注意してほしいのは、この数字は楽天が公式に発表したものではなく、あくまで「元社員による推定レンジ」だということです
部門の業績や個人の評価によって、同じグレードでも年収には差が出ます
それでも、この図から見えてくる「構造」がとても大事です
楽天の年収は、「グレードが1段上がること」で、階段のようにガクンと上がる仕組みになっています
逆に言えば、グレードが上がらない年は、年収もほとんど動かない、ということなんです
ここまで来ると、「なぜ低いと感じるのか」の答えが、だんだん見えてきますよね
なぜ「低い」と感じてしまうのか?楽天の給与が”見えにくい”4つの理由


ここが、この記事のいちばん大事なところです
あなたが感じている「なんとなく低い気がする」というモヤモヤ
その正体は、楽天の給与が「低い」ことではなく、「中身と上がり方が見えにくい」ことにあります
見えにくくしている要素は、大きく4つです
ひとつずつ、中学生でもわかる言葉で分解していきます
理由①|年俸制で「月給の中身」が見えにくい


楽天の給与は「年俸制」がベースになっています
年俸制とは、ざっくり言うと「1年分の給与を先に決めてしまって、それを毎月などに分けて支払う仕組み」のことです
この仕組みには、メリットもあります
収入が安定して、生活の見通しが立てやすい、という点です
ですが、裏を返すと「年の途中でどれだけ頑張っても、その年の年収は基本的に変わらない」ということでもあります
頑張りがすぐ反映される実感が薄いので、「自分の働きが、給与にちゃんと結びついているのか」が見えにくいんです
「年俸制」と「月給制」の違いをもう少し詳しく
月給制は「毎月の給与を積み上げていく」考え方で、賞与(ボーナス)は別枠で会社の業績などによって変わります。一方の年俸制は「1年間の総支給額を先に決める」考え方です。賞与にあたる部分も、最初から年俸の中に含めて設計されていることが多いのが特徴です。そのため「ボーナスが出た!」という臨時収入の高揚感が得にくく、その分だけ「給与が増えた実感」を持ちづらい、という心理的な側面があります。
理由②|固定残業代40時間分が、額面を底上げしている


2つ目の理由が、おそらく一番「割に合わない感じ」の正体に近いです
楽天の月給には、「固定残業代(みなし残業)」が40時間分、あらかじめ含まれています
固定残業代(みなし残業=あらかじめ一定時間分の残業代を月給に含めておく仕組み)とは、「毎月◯時間は残業する前提で、その分の残業代を最初から月給に入れておきますね」という制度です
楽天の給与は、ざっくり「基本給+固定残業代(40時間分)+年2回の賞与」という構成になっています
ここがポイントです
求人票や明細の「月給」は、40時間分の残業代で底上げされた数字なんです
だから「月給」だけ見ると高く見えるのに、「基本給」だけで見ると、思ったほどではない、という現象が起きます
たとえるなら、定食の値段に最初からドリンク代が含まれているようなものです
合計額は立派に見えますが、「ごはんそのものの値段」は、表示価格より控えめなんです



えっ、じゃあ残業してない月でも明細に出てるあの残業代、実は最初から月給に込みってことですか!?なんか、損した気分なんですけど…。



そうなんです。だから「額面の月給」で一喜一憂するのではなく、「基本給はいくらか」「自分の時間あたりの価値はいくらか」で見る癖をつけてください。この見方ができるだけで、転職の判断軸がぶれなくなりますよ。
理由③|グレードが上がらないと、年収は何年も横ばいになる


3つ目は、すでに少し触れた「グレード」の話です
楽天では、年収を大きく上げるには、グレードを1段階上げる必要があります
ところが、このグレードは、基本的に2〜3年かけて1段階ずつしか上がらないと言われています
特に「A」から「AA」へ上がるのは、かなり難しいとされています
楽天の制度には、「グレードが下がったり、年収が下がったりすることは基本的にない」という安心感があります
ただ、その代わりに「上がるときも、なかなか上がらない」という設計になっているんです
実際に、こんな声があります
「給与は上がりにくい。」(エンジニア / 在籍3年未満 / 新卒入社 / 男性)
引用元:OpenWork「楽天グループ 年収・給与制度」より
この声を、「能力が足りないから上がらない」と読んではいけません
これは、能力の話ではなく「設計」の話なんです
グレードが上がるまで、年収はじっと横ばいになる
その「待っている期間」に、「自分は評価されていないのかな」と不安になってしまうんです
理由④|英語(TOEIC)要件という、見えない壁


4つ目は、楽天ならではの「英語の壁」です
楽天は社内の公用語が英語ということで知られていますが、これは年収にも関わってきます
口コミや元社員の解説によると、グレードを上げるには英語力が必要で、TOEIC800点以上が一つの目安になるという声があります
入社時にはTOEIC600点、その後2年以内に800点が取れないと、月給が10%カットされる、という話も語られています
※これらの数字は、口コミや元社員の解説で語られている内容です。制度の細かい条件は時期によって変わる可能性があるので、「そういう声がある」という前提で受け取ってください
ここで起きるのが、エンジニアにとって少し切ない現象です
どれだけ技術力を磨いても、英語の要件をクリアしないと、グレードが上がらない
つまり「技術の頑張り」と「年収アップ」の間に、英語という別のハードルが挟まっているんです
①年俸制で頑張りが見えにくい、②固定残業代で月給が底上げされている、③グレードが上がるまで年収は横ばい、④技術力とは別に英語の壁がある。この4つが重なって、「楽天の年収は低い」という”体感”が生まれます。でも、ここまで読んだあなたは、もう気づいているはずです。問題は「金額の高い・低い」ではなく、「自分の現在地と、これからの上がり方が見えないこと」なんです。
楽天で「年収が上がらない」と感じたとき、現職・元社員はどう動いたか


ここからは、実際に「年収が上がらない」と感じた現職・元社員の、リアルな声を見ていきます
正直に言うと、ネガティブな声も少なくありません
でも、ただ「楽天はひどい」と紹介したいわけではないんです
その声の「裏側にある原因」を一緒に見ていくと、あなたが次にどう動けばいいかが見えてきます
「上がりにくい」「評価制度が不透明」というリアルな不満


まずは、年収の伸び悩みに関する声です
「大手の中では、給与の上がり幅は低いと感じる。」(マーケティング / 在籍3〜5年 / 新卒入社 / 男性)
引用元:OpenWork「楽天グループ 年収・給与制度」より
「新卒入社だと、年収の増額が望みづらい。」(企画 / 在籍3年未満 / 男性)
引用元:OpenWork「楽天グループ 退職検討理由」より
「30代からは、正直、安定したキャリア形成が厳しいと感じた。」(営業 / 在籍5〜10年 / 男性)
引用元:OpenWork「楽天グループ 退職検討理由」より
こうした声を読むと、胸がチクッとする人もいると思います
その気持ちは、否定しなくていいです
でも、ここで一つだけ、視点を足してほしいんです
「評価制度が不透明で、どうすれば上がるのか分からない」
これは、多くの人が抱える不満です
でも、考えてみてください
社内の評価基準が見えないなら、社外の基準=転職市場の相場で、自分の値段を測ってみればいいんです
社内のモノサシが曇っているなら、もう1本、別のモノサシを持てばいい
この発想が、後半のカギになります
「エンジニアなのに会議ばかり」という後悔の、本当の原因


もう一つ、エンジニアにとって深刻な不満があります
それは「エンジニアとして入ったのに、開発以外の業務が多い」という声です
「仕事のための仕事が多すぎる(ミーティングなど)。」(IT / 在籍3年未満 / 男性)
引用元:OpenWork「楽天グループ 退職検討理由」より
「エンジニアとして採用されたのに、外部の下請けや外注を使うためのミーティングばかり。自社の社員が自分で手を動かして開発しない。メガベンチャーだと思って入社したら、中間管理職のディレクターのような仕事ばかりだった。」(楽天グループを退職した中途入社エンジニア)
引用元:MyNewsJapan「中途入社エンジニアが楽天グループを辞める前に、ぜひ伝えておきたいこと」より
この後悔、本当に多いんです
手を動かしてコードを書きたくて入社したのに、気づけば調整役ばかり
これは、エンジニアからすると、年収以上にこたえる不満かもしれません
でも、よく見てください
この失敗の本当の原因は、「楽天が悪い」ではないんです
原因は、入社前に「配属先の開発体制」「自分が実際に手を動かせる範囲」を確認しなかったことです
大きな会社ほど、部署によって開発のスタイルがまったく違います
自分でゴリゴリ書く部署もあれば、外注のディレクションが中心の部署もある
そして、この「部署ごとの違い」は、転職活動のやり方しだいで、ちゃんと事前に見抜けるんです



うわ、これ怖いです…。でも入社前に「この部署は手を動かせますか?」なんて、どうやって見抜くんですか?面接で聞いても、いい感じの答えしか返ってこなさそうで。



コツは「配属予定のチームで、自分が何を、どこまで触れるんですか」と具体的に聞くことです。そして、その情報を引き出してくれるのが、現場をよく知っているIT専門の転職エージェントなんです。一人で見抜こうとしなくていいんですよ。
それでも楽天で働く価値はある ― あなたが過小評価している”武器”


ここまで、楽天の年収の「見えにくさ」や、ネガティブな声を見てきました
でも、ここで絶対に勘違いしないでほしいことがあります
楽天で働くことには、はっきりとした価値があります
そして、その価値を一番過小評価しているのは、ほかでもない「楽天で働いているあなた自身」なんです
大規模サービス開発・英語環境・モダンな技術スタックという資産


楽天で働くと、当たり前のように身につくものがあります
毎日とんでもない量のアクセスがくる、大規模なサービスを動かす経験
社内の公用語が英語という、日本では珍しいグローバルな環境
多国籍のメンバーと一緒に開発を進める経験
実際に、17年間楽天でエンジニアとして働いたあと、スタートアップへ転職した方は、こう振り返っています
「2010年頃から社内公用語が英語になったことで、グローバルな環境でエンジニアとして働けるようになったのは、大きなメリットだった。」(楽天に17年勤務後、スタートアップへ転職した元エンジニア)
引用元:note「17年勤めた楽天のエンジニアが退職して、令和トラベルというスタートアップに転職した話」より
元社員による解説でも、楽天は「外資並みの給料の良さと、教育は日本企業並みの丁寧さを併せ持つ会社」と表現されています
「外資並みの給料の良さと、教育は日本企業並みの丁寧さを併せ持つ。」(楽天元社員による解説)
引用元:テンミリ転職「【元社員が解説】楽天エンジニアの『給料』は?」より
あなたが「毎日の仕事」としてこなしていることは、転職市場から見ると、けっこう希少な経験なんです
その経験、転職市場では「いくら」になるか知っていますか?


ここで、あなたに質問させてください
あなたが楽天で積んできた経験は、転職市場では「いくら」の値段がつくか、知っていますか
たぶん、ほとんどの人が「考えたこともない」と答えると思います
なぜなら、私たちはふだん、自分の年収を「社内の同期」や「同年代の友人」とだけ比べているからです
つまり、モノサシが「社内」と「身の回り」しかないんです
でも、本当に必要なのは、3本目のモノサシ
「転職市場の相場で、自分はいくらか」という客観的なモノサシです



自分の経験に「値段」がつくって、考えたこともなかったです。なんとなく「楽天での仕事なんて、どこでもやってることだろうな」って思い込んでいて。



みんな、最初はそう思うんです。でも、その値段を知らないまま「残るか辞めるか」を決めるのは、地図を持たずに山に登るようなものですよ。まずは自分の現在地と、市場での値段。この2つを知ることから始めましょう。
残るか、転職するか ― 判断する前に絶対やるべき1つのこと


さて、ここまで読んで、あなたの頭の中はこうなっているはずです
「楽天の年収が見えにくい理由は分かった。でも結局、自分は残るべきなのか、転職を検討すべきなのか?」
その問いに、私は「こうしなさい」と答えるつもりはありません
なぜなら、正解はあなたの状況によって違うからです
でも、残るにせよ転職するにせよ、その判断の「前」に絶対やるべきことが、1つだけあります
ステップ1|「現在地」を知る(自分の等級・評価を正しく把握する)


判断の前にやるべきことを、3つのステップに整理しました


引用元:OpenWork「楽天グループ 年収・給与制度」、テンミリ転職「【元社員が解説】楽天エンジニアの『給料』は?」の口コミ・解説の傾向を整理
まず、ステップ1は「現在地を知る」ことです
あなたは今、楽天の中でどのグレードにいますか
直近の評価は、どうなっていますか
次のグレードに上がるには、何が足りないと言われていますか
意外と、ここを「なんとなく」のままにしている人が多いんです
自分の現在地が曖昧なままだと、「残る・辞める」の判断も曖昧になります
まずは、社内の自分の位置を、できるだけ具体的に言葉にしてみてください
ステップ2|「市場価値」を知る(転職したらいくらか、を無料で見積もる)


次に、ステップ2が「市場価値を知る」ことです
これが、この記事でいちばん伝えたかった「絶対やるべき1つのこと」です
社内の評価基準が見えにくいなら、社外の相場という「もう1本のモノサシ」で自分を測ればいい
その「もう1本のモノサシ」を、無料で使わせてくれるのが、IT特化型の転職エージェントです
IT特化型のエージェントには、エンジニアの技術スタックや経験を理解したうえで、「あなたなら、想定年収はこれくらいです」と教えてくれる担当者がいます
楽天で積んだ大規模開発や英語環境の経験が、転職市場でいくらの値段になるのか
それを、お金をかけずに知ることができるんです
「エージェントに登録する=転職する」では、ありません。あくまで「情報収集」「市場価値の見積もり」のために使ってOKなんです。相談した結果、「やっぱり今は楽天に残ろう」と判断する人もたくさんいます。大事なのは、判断材料を手に入れること。動くかどうかは、そのあとで決めればいいんです。
楽天での経験を”値段”に変えてくれる、IT特化型エージェントの選び方


では、市場価値を見積もってもらうとき、どんなエージェントを選べばいいのでしょうか
ポイントは「IT・エンジニアに特化しているか」です
幅広い業界を扱う総合型のエージェントだと、担当者がエンジニアの技術を深く理解しているとは限りません
その点、IT特化型のエージェントには、こんな強みがあります
- エンジニア経験のある担当者が多く、技術スタックの話がそのまま通じる
- 大規模開発や英語環境の経験を、正しく「市場価値」に換算してくれる
- 年収交渉に強く、表に出ていない非公開のハイクラス求人も持っている
- 職務経歴書の添削や面接対策が手厚く、働きながらでも準備を進めやすい
たとえばIT特化型のエージェントの中には、20代で前職より平均120万円、30代で平均160万円の年収アップ実績を出しているところもあります
また、求人を45,000件以上抱えているところや、希望企業への転職成功率96%をうたうところもあります
もちろん、これは「すぐ転職しろ」という話ではありません
「楽天での自分の経験は、外から見るといくらなのか」を知るための、無料の情報収集の手段として使ってみてください
下に、ITエンジニア経験者向けに評判の高いエージェントをまとめました
まずは気軽に、自分の市場価値を確かめるところから始めてみましょう
ITエンジニア経験者向け


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選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
楽天に残る人・転職する人、それぞれの後悔しない動き方


市場価値を把握すると、いよいよ「残る・転職する」の判断ができるようになります
ここでは、どちらを選んでも後悔しないための動き方を、両方とも紹介します
どちらが正解、という話ではありません
あなたが「自分で納得して選べる」ことが、いちばん大事です
楽天に残るなら ― 等級と評価制度を「攻略」する


市場価値を知ったうえで「やっぱり楽天に残ろう」と決めるのは、立派な戦略的判断です
逃げでも、妥協でもありません
残ると決めたなら、やることはシンプルです
楽天の年収は「グレードが上がること」で上がる、という構造でしたよね
つまり、攻略すべきは「グレードの上げ方」です
「次のグレードに上がるには、具体的に何が必要ですか」と、評価面談ではっきり聞きます。曖昧なままにしないことが第一歩です。
技術力とは別のハードルである英語(TOEIC)は、後回しにすると詰みます。いつまでに何点取るか、逆算してスケジュールに落とし込みます。
楽天では、給与は部署の業績にも左右されると言われています。社内公募などで、勢いのある部署に身を置く選択肢も視野に入れます。
「なんとなく頑張る」のではなく、「グレードの条件を狙い撃ちで攻略する」
これだけで、年収アップの解像度がぐっと上がります
転職するなら ― 「年収だけ」で企業を選ばない


一方で、市場価値を知った結果「転職を検討しよう」と決めた場合
このときに思い出してほしいのが、さっきの「エンジニアなのに会議ばかり」という後悔です
あの失敗の原因は、「年収と技術スタックだけ」を見て会社を選んでしまったことでした
同じ失敗を、繰り返さないでください
転職先を選ぶときは、年収以外に、こんな点を必ず確認します
- 配属予定のチームで、自分が「何を」「どこまで」手を動かせるのか
- その会社の事業フェーズ(立ち上げ期か、安定期か)
- 開発文化(自社で作るのか、外注のディレクションが中心か)
- 年収の「内訳」(固定残業代が何時間分含まれているか)
こうした「求人票には書かれていない情報」を引き出すのが、現場をよく知るエージェントの役割です
そして、1社だけに任せず、複数のエージェントを比べることも大事です
1社だけだと、そのエージェントが得意な分野の求人に、視野が偏ってしまうからです



結局、楽天に残るのも、転職するのも、「ちゃんと調べてから決める」っていうのは同じなんですね。なんか、当たり前のことだけど、できてなかったです。



リョウさん、今日いちばん良いこと言いましたね。「調べてから決める」って当たり前に聞こえるけど、年収のモヤモヤって、調べないまま何年も抱え込んじゃう人が本当に多いんですよ。
まとめ|「年収が低い」という不安を、確かな行動に変える


ここまで、本当にお疲れさまでした
最後に、この記事の要点を整理させてください
「楽天は年収が低い」という言葉だけで、一喜一憂する必要はありません
楽天の年収は「低い」のではなく、年俸制・固定残業・グレード制・英語要件という4つの要素が絡んで「見えにくい」だけなんです
その見えにくさが、「なんとなく低い気がする」というモヤモヤの正体でした
そして、そのモヤモヤを「確かな行動」に変えるステップは、シンプルです
- ステップ1:現在地を知る ― 自分の今のグレード・評価・足りない条件を、具体的に言葉にする
- ステップ2:市場価値を知る ― 楽天での経験が転職市場でいくらになるか、IT特化型エージェントに無料で見積もってもらう
- ステップ3:残るか、転職するかを判断する ― 感情ではなく、手に入れた事実をもとに、自分で選ぶ
今すぐ転職しなくても、まったく構いません
でも、自分の値段を知らないまま、モヤモヤだけを何年も抱え続けるのは、あまりにもったいないです
実際に、楽天から自社開発企業やメガベンチャーへ移って年収を大きく上げた人の多くは、辞める前にこの「市場価値の確認」をきちんと済ませていました
残るにせよ、転職するにせよ、「自分で納得して選んだ」と思える未来は、ここから始まります



いいですか、覚えておいてください。年収の不安は、我慢しても消えません。でも「自分の現在地」と「市場での値段」――この2つを知るだけで、不安は”判断材料”に変わります。あなたには、ちゃんと選択肢があるんです。
まずは、リスクゼロでできる「市場価値の確認」から始めてみませんか
下のエージェントは、いずれもITエンジニア経験者の市場価値を見極めるのが得意なところばかりです
無料の相談や情報収集だけでも、あなたのモヤモヤは「次の一歩」に変わるはずです
ITエンジニア経験者向け


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- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
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アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
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アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
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ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
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ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
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- 面談時間は平均2時間
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キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
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キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
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- スクールを無料で併設
- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
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ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
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- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます