日曜の夜、来週の勤務表を眺めていたら、ふと給与明細のアプリを開いてしまった
賞与の欄は悪くない、むしろ手厚いほうだと思う
でも毎月の手取りを見るたびに、なぜか胸の奥が少しざわつく
「NTTデータSMS 年収低い」と検索したあなたは、きっとそんな夜を一度は過ごしているのではないでしょうか
NTTデータグループという安定した看板の中にいて、福利厚生も整っていて、職場の人間関係も悪くない
それなのに「年収が低い気がする」と感じてしまう自分は、贅沢なんじゃないか、甘えているんじゃないか――そう自分を責めている人も多いはずです
先に結論をお伝えします
あなたが「年収が低い」と感じているその感覚は、気のせいではありません
そして、それはあなたの能力が足りないからではなく、会社の給与構造と事業のしくみがそうさせているだけなんです

年収が低いって感じる自分、ちょっと贅沢なんですかね…?安定してるのは分かってるんですけど、同年代の友達のエンジニアと比べると、なんかモヤモヤしちゃって。



贅沢でも甘えでもありませんよ。その違和感には、ちゃんと理由があります。大事なのは「気のせいだ」と打ち消すことじゃなくて、その正体を正確に知ることです。正体さえ分かれば、残るのか動くのかを、自分で冷静に判断できるようになりますから。
この記事では、転職エージェントを使い倒し、SESから受託、自社開発へと渡り歩いて年収を300万円台から900万円台まで上げてきた立場から、あなたのモヤモヤを一つずつ言葉にしていきます
- NTTデータSMSの「年収が低い」と感じる正体を、3つの要素に分解して理解できる
- なぜ年収が伸び悩むのか、その構造的な理由(給与のしくみ・等級制度・事業内容)が分かる
- 「残るべき人」と「動くべき人」を分ける判断軸が手に入る
- 運用・保守の経験が、転職市場でどう評価されるのかが分かる
- 動くと決めたとき、何から始めればリスクが一番低いのかが分かる
読み終わるころには、あなたの中の漠然とした不満が「次にやる具体的な行動」に変わっているはずです
今すぐ会社を辞める必要はありません
ただ、自分の本当の市場価値を知らないまま我慢し続けるのは、あまりにもったいない――それだけは、先にお伝えしておきます
「NTTデータSMSは年収が低い」その感覚、間違っていません


まず、いちばん大事なことから話させてください
あなたが「年収が低い」と感じているのは、データに裏打ちされた、ごく正常な感覚です
給与明細を開くたびに、ほんの少し胃が重くなる――その感覚を「自分が贅沢なだけ」と無理やり打ち消す必要は、まったくありません
ただし、ここで一つだけ正確にしておきたいことがあります
NTTデータSMSの年収は「IT業界で最低レベル」というわけではない、ということです
では、なぜこれほど多くの人が「低い」と感じるのか
その答えは「ある比較対象」と「ある給与構造」にあります
まずは、感情を一度わきに置いて、客観的な数字から確認していきましょう
NTTデータSMSの平均年収はいくら?客観的な数字で確認する


転職口コミサイトのOpenWorkでは、NTTデータSMSの平均年収はおよそ529万円とされています(正社員126人の回答・平均年齢31歳)
一方、別の口コミサイト「エン カイシャの評判」では平均およそ664万円(128人・平均年齢33.8歳)という集計も出ています
このように、集計しているサイトによって数字には幅があります
なぜ幅が出るのかというと、回答している人の年齢層も、職種も、集計の方法も違うからです
だからこそ、ひとつの数字だけを見て一喜一憂しないでください
大切なのは「どの数字が正しいか」ではなく「自分の実感とどう重なるか」です
さらにOpenWorkの集計では、同じ会社の中でも職種によって平均年収に差があることが分かります
主要なIT特化の職種ごとに、平均年収を表にまとめてみました
| 職種 | 平均年収(OpenWork集計) |
| 運用 | 約591万円 |
| 保守 | 約548万円 |
| 管理 | 約537万円 |
| エンジニア・SE | 約514万円 |
| 営業 | 約473万円 |
この職種別の平均年収を、横棒の図にして見てみましょう


引用元:OpenWork「株式会社NTTデータSMS 年収・給与制度」より
図を見ると、運用職がいちばん高く、営業職との差は100万円以上あります
ただし、ここで一つ補足させてください
運用職の平均が高めなのは、夜勤手当や残業代が年収に乗っている可能性が高いからで、「運用がいちばんおいしい職種」と単純に言えるわけではありません
つまり、額面の年収には「働き方のしんどさ」も含まれている、ということです
実際、口コミを見ていくと、平均という数字よりも「毎月の手取りの実感」のほうに、生々しい本音がにじんでいます
Xや口コミサイトで実際に見つかった、現場の声を一つ紹介させてください
「基本給が少なすぎる。残業代をもらって、なんとか都内で生活できる程度。残業なしだと手取りは20万円を切る」
引用元:転職会議「NTTデータSMSの年収/給料/ボーナス/評価制度」より(20代前半・ネットワーク設計職)
この声、胸に刺さりますよね
平均年収529万円という数字だけ見ると「そこまで低くないのでは」と思えてしまうのに、現場の人は「手取りが20万円を切る」と言っている
この「数字」と「実感」のズレこそが、あなたのモヤモヤの正体に直結しているんです
「低い」と感じる正体は3つに分解できる


「年収が低い」という言葉は、実はとても曖昧です
あなたが感じている「低い」を、もっと正確に言葉にすると、次の3つの要素が混ざり合った結果なんです
- 正体①:基本給が低く、賞与に依存した給与構造(だから毎月の手取りが物足りない)
- 正体②:等級制度のせいで、昇進するまで昇給が小さい(だから若手・中堅で「上がらない」と感じる)
- 正体③:親会社NTTデータとの差が、あまりに大きく見える(だから「同じグループなのに」と落ち込む)
この3つは、どれもあなたの努力不足とは関係ありません
すべて「会社のしくみ」の話です
次の章で、この3つを一つずつ、ていねいに分解していきます
なぜNTTデータSMSは年収が伸び悩むのか【3つの構造的な理由】


ここがこの記事の、いちばん大事な部分です
もう一度、はっきりお伝えします
年収が伸び悩んでいるのは、あなたのせいではなく、会社の構造のせいです
「自分の頑張りが足りないからだ」と思い込んでいる人がとても多いのですが、それは違います
これから説明する3つの理由を読めば、「ああ、努力の方向の問題じゃなかったんだ」と、肩の力が少し抜けるはずです
理由①:基本給が低く「賞与依存」の給与構造


1つ目の理由は、給与の「組み立て方」です
NTTデータSMSは、基本給を低めに設定して、その代わりに賞与(ボーナス)で年収を組み立てる給与構造になっています
賞与は6〜7ヶ月分と、世間的に見ればかなり手厚い水準です
ところが、ここに落とし穴があります
年に2回しか入らない賞与で年収が底上げされているということは、裏を返せば「毎月の手取りは薄い」ということなんです
家賃を払い、生活費を払い、手元に残るお金を毎月見ていると、年収の数字よりずっと「自分は稼げていない」と感じてしまう
実際の口コミでも、この「毎月の手取りの薄さ」を語る声が目立ちます
「残業がない場合、月の手取り額が18〜19万円程度。一人暮らしでないと生活が厳しい」
引用元:転職会議「NTTデータSMSの年収/給料/ボーナス/評価制度」より(20代後半・サーバ運用職)
賞与は確かに手厚い、でも「毎月の安心感」とはまったく別の話なんですよね
そして、この給与構造にはもう一つ厄介な副作用があります
基本給が低いと、残業代の単価も低くなり、結果として「残業をしないと生活が苦しい」という状態に追い込まれやすいんです
「ホワイトな会社のはずなのに、なぜか残業を減らしたくない自分がいる」
もしそんな矛盾を感じているなら、それはあなたが欲深いからではなく、基本給の低さがそうさせているだけです
理由②:等級制度で、昇進するまで昇給が小さい


2つ目の理由は、昇給のしくみそのものにあります
NTTデータSMSは、いわゆる「等級制度(グレード制)」を採用しています
これは、社員を等級(グレード)で区切って、その等級ごとに給与の幅を決めるしくみのことです
「等級制度(グレード制)」をもう少し詳しく
等級制度とは、社員を「グレード1」「グレード2」のように階層で区切り、それぞれの階層に給与レンジ(給与の上限と下限)を設定する人事のしくみです。同じ等級の中にいるあいだは、毎年の昇給があっても、その幅は給与レンジの中での小さな移動にとどまります。給与が大きく動くのは「等級そのものが上がったとき」だけ。NTTデータSMSでは、年に1回の評価(目標管理制度=MBO)をもとに昇進・昇格が決まり、近年は成果主義の要素も少しずつ取り入れられていると言われています。
このしくみのポイントは、ひとつだけです
同じ等級の中にいるかぎり、毎年の昇給は「微々たるもの」にしかならない、ということ
給与が大きく動くのは、等級そのものが上がったとき、つまり主任や課長といった役職に近づいたときだけなんです
だから、20代から30代前半の若手・中堅は「頑張っているのに、新卒のころと給料がほとんど変わらない」と感じやすい
これは、あなたの評価が低いからではありません
「等級が上がるまでは大きく上がらない」という設計に、まだ自分がいるだけなんです



つまり、どれだけ目の前の仕事を頑張っても、等級が上がらないと年収はほぼ横ばいってことですか…?それはちょっと、しんどいですね。



そうなんです。だから「努力が足りない」と自分を責めるのは、まったくの的外れなんですよ。上がるしくみがそうなっているだけ。逆に言えば、評価制度のしくみを正しく理解して「次の等級に必要なもの」を逆算できれば、社内でも年収を上げる道は見えてきます。問題は、そのしくみを誰も教えてくれないことなんですよね。
さらに、口コミでよく見かけるのが「昇進が直属の上司に大きく左右される」という声です
等級が上がらないと年収が上がらない、その等級を上げる評価が上司次第になりがち――この2つが重なると、「自分の年収が、自分でコントロールできない」という無力感につながります
年収のモヤモヤが、いつのまにかキャリア全体への不安に変わっていく――その入口が、ここにあるんです
理由③:事業構造が「運用・保守・監視」中心であること


3つ目の理由は、会社そのものの「事業の中身」です
NTTデータSMSは、ITシステムの運用・保守・監視を専門にする会社です
金融機関や官公庁といった、止まると社会が混乱するようなシステムを、24時間365日体制で支え続けています
これは、はっきり言って、とても重要な仕事です
日本中の人が使うシステムを「当たり前に動き続ける状態」に保つ――その縁の下の力持ちがいなければ、社会は回りません
だから、運用・保守の仕事を「価値が低い仕事」だなんて、絶対に思わないでください
ただ、お金の話になると、少し冷静な事実があります
運用・保守という事業は、新しいシステムをゼロから作る「開発」や、経営課題を解く「コンサルティング」と比べると、契約の単価や利益率の構造上、給与水準が跳ねにくいんです
これは個々の社員の能力とは関係ない、業界全体の構造の話です
そして、ここで多くの人がいちばん落ち込むのが「親会社NTTデータとの差」です
親会社である株式会社NTTデータの平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書をもとにした各種報道では、およそ923万円とされています
「同じNTTデータグループなのに、この差は何なんだ」――その違和感の正体が、まさにこの「事業ポジションの違い」なんです
NTTデータSMS、親会社NTTデータ、そしてITエンジニア全体の平均年収を、横棒で並べてみました


引用元:OpenWork「株式会社NTTデータSMS 年収・給与制度」、doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?」、NTTデータ2025年3月期 有価証券報告書をもとに作成
この図には、2つの大事な読み方があります
1つは、親会社NTTデータ(約923万円)との差は、確かにとても大きいということ
もう1つは、ITエンジニア全体の平均(doda調査で約469万円)と比べると、NTTデータSMSはむしろ少し上回っているということです
つまり「業界の中で異常に低い」わけではないけれど、「すぐ隣に見える親会社とは大きく離れている」――この二重構造が、あなたの「低い」という体感を生んでいるんです
ちなみに、3社は平均年齢が違います(NTTデータSMSは約31歳、親会社NTTデータは約40歳)
年齢が上がれば年収も上がるので、この比較はあくまで「立ち位置のイメージ」としてとらえてください
でも、年収だけで辞めるのは危険【NTTデータSMSの“いい所”もフェアに見る】


ここまで「年収が伸び悩む構造」を正直に話してきました
でも、ここで一度ブレーキを踏ませてください
年収という「一点」だけを見て、勢いで辞めてしまうのは、とても危険だからです
NTTデータSMSには、年収以外で評価できる点が、はっきりと存在します
これは「会社をかばっている」のではなく、口コミを冷静に読むと出てくる、まぎれもない事実です
- 賞与が6〜7ヶ月分と手厚く、年収のベースを支えている
- 住宅補助や企業年金など、福利厚生が充実している
- 有給休暇が消化しやすく、労働時間もシステムで管理されている
- 社風が穏やかで、リモートワークやフレックスタイムなど柔軟な働き方が進んでいる
- NTTデータグループとしての安定性がある
口コミの中にも、こうした安定感を肯定的にとらえる声があります
「年功序列だが決して悪くは無い」
引用元:エン カイシャの評判「NTTデータSMSの評判・口コミ」より(男性・システムエンジニア・在籍6〜10年)
これは、紛れもない一つの本音です
「年収は物足りない、でも腰を据えて、安心して働ける」――そう感じている人が一定数いるのも、また事実なんです
だからこそ、お願いがあります
年収という「数字」に怒りを感じたその勢いのまま、福利厚生・働きやすさ・安定までまとめて手放してしまわないでください
転職して年収が上がっても、毎日の働き方が地獄になったら、それは本当に幸せな選択でしょうか
不満はある、でも「辞めるほどか?」と聞かれると言葉に詰まる――そんな自分がいませんか
その「言葉に詰まる感じ」は、迷っている証拠であって、優柔不断ではありません
大事なのは、その迷いを「勘」ではなく「判断軸」で整理することです
「残るべき人」と「動くべき人」を分ける判断軸


「残るか、動くか」を勘で決めると、たいてい後悔します
そこで、ひとつの判断軸を用意しました
あくまで目安ですが、自分がどちら寄りかを考えてみてください
| 「残る」が向いている人 | 「動く」を検討すべき人 |
| 安定・福利厚生・働きやすさを最優先したい | 年収と業務負荷が見合わないと強く感じる |
| 主任・課長など、昇格が現実的に見えている | 30代前半なのに、この先の伸びしろが見えない |
| 今の配属現場の人間関係や仕事内容に満足している | 運用・保守に固定され、スキルの幅が広がらない |
| 数年単位でじっくりキャリアを積みたい | 「このまま10年いる自分」が、うまく想像できない |
右側の項目に多く当てはまったとしても、それは「今すぐ辞めるべき」という意味ではありません
「動くことを”検討”すべき」という、ただのサインです
そして、検討するためには「判断材料」がいります



結局、残るか辞めるか、どっちが正解なんですか!?早く答えがほしいんですけど!



正解は人によって違います。そして、その正解を出すのはリョウさん自身なんですよ。私にできるのは「勘で決めないでください」と言うことだけ。判断材料さえそろえば、答えは自然と自分の中に見えてきます。次の章で、その材料の集め方を話しますね。
「動くべき人」に当てはまった人が、次に必ずぶつかる壁があります
それが「運用・保守しかやってこなかった自分に、市場価値なんてあるのか」という不安です
次の章では、その思い込みを正面から解体していきます
「運用・保守の経験は転職で評価されない」は思い込みです


「自分は運用・保守しかやってこなかったから、転職市場では通用しない」
この思い込みこそが、NTTデータSMSで年収に悩む人を、その場に縛りつけている最大の鎖です
でも、はっきり言わせてください
運用・保守の経験は「評価されない」のではなく、「棚卸しと伝え方ができていないだけ」です
ここを取り違えている人が、本当に、本当に多い
スキルが無いのではなく、自分のスキルに自分で気づいていない――これはまったく別の問題なんです



でも、僕がやってるのって障害対応とか監視とか手順書どおりの作業ですよ?「コードをバリバリ書いてました」って人のほうが、絶対評価されるじゃないですか。



その「手順書どおりの作業」を、リョウさんは少し安く見積もりすぎですね。システムが止まりかけたとき、何を見て、どう判断して、誰を動かして、二度と起きないようにどう手を打ったか。それ全部、立派なスキルです。問題は、それを職務経歴書に書けていないことだけなんですよ。
運用・保守経験が「市場価値」に変わる瞬間


運用・保守の経験が市場価値に変わる瞬間は、はっきりしています
それは、職務経歴書の書き方を「やったこと」から「解決したこと」に変えた瞬間です
たとえば、こんなふうに変わります
- NG例:「金融系システムの運用・保守、監視業務を担当」
- OK例:「24時間365日稼働する金融系システムで、障害の予兆を監視ログから検知し、影響範囲を判断のうえ関係部署と連携。再発防止策を手順に反映し、同種障害の発生をゼロに抑えた」
やった仕事はまったく同じです
違うのは「どんな課題を、どう判断して、どう解決したか」という”ストーリー”が入っているかどうか、それだけです
運用・保守で身につく力は、棚卸ししてみると驚くほどたくさんあります
運用・保守で身につく「市場価値になる力」の例
・障害発生時に、限られた情報から原因の当たりをつける「状況判断力」
・サーバやネットワークの監視を通じて積み上げた「インフラの基礎知識」
・障害の影響範囲を見極め、関係部署や顧客と調整する「コミュニケーション力」
・再発防止策を手順書やマニュアルに落とし込む「仕組み化の力」
・ミッションクリティカル(=止まることが許されない)な環境で培った「責任感とプレッシャー耐性」
これらは、自社開発企業のインフラ担当やSRE(サイト信頼性エンジニア)、社内SEなど、さまざまなポジションで「即戦力の素地」として評価されます。
実際、運用・保守からの転職を経験した人たちの声を見ていくと、ある共通したパターンが浮かび上がります
「運用・保守の経験なんて市場価値はないと思い込んでいた。でも実際は、監視や障害対応で培ったインフラの知識が、転職先で即戦力スキルとして評価された」
引用元:X(旧Twitter)・noteの運用保守エンジニア転職体験談から傾向を要約
「何もしてこなかった」のではありません
「棚卸しをしたことがなかった」だけなんです
この違いに気づけるかどうかで、転職活動のスタート地点がまるごと変わります
それでも年収アップ転職で「失敗する人」の共通パターン


とはいえ、正直に言います
運用・保守からの転職で「失敗する人」も、確かに存在します
でも、その失敗には、笑ってしまうくらいハッキリした共通パターンがあるんです
| 失敗パターン | 回避策 |
| ①現職の年収を基準に希望年収を決め、本来もらえる額より低いオファーを受ける | 先に「自分の市場価値の相場」を知ってから希望年収を決める |
| ②市場価値を把握しないまま、職務経歴書を「業務内容の羅列」で出して書類で落ちる | 「やったこと」ではなく「解決したこと」で書き直す |
| ③エージェントを1社しか使わず、紹介された求人をそのまま受けてしまう | 複数社を使い、IT特化型を軸に比較検討する |
| ④年収と技術スタックだけで企業を選び、開発体制や事業フェーズを確認せずミスマッチ | 応募前に「働き方・開発体制・組織」まで踏み込んで確認する |
特に多いのが、4つ目の「中身を確認せずに飛び込む」失敗です
口コミの世界でも、こんな後悔の声が見つかります
「忙しさに給料が見合わない。ホワイト企業だと思って入社したので、こんなことならコンサルに行けばよかったと後悔している」
引用元:よりそい転職「NTTデータSMSの評判は本当にやばい?」、OpenWork「NTTデータSMSの退職検討理由」から傾向を要約
この気持ち、痛いほど分かります
でも、よく見てください
これは「転職そのもの」が悪いのではなく、「入る前に確認すべきことを確認しなかった」結果なんです
「自社開発に行けば、モダンな技術が使えて年収も上がって、残業も減って最高なはず」――そんなイメージだけで会社を選ぶと、たいてい痛い目に遭います
少人数の自社開発で、前職よりずっと忙しくなった、という話も決して珍しくありません
そして、この4つの失敗パターンには、たった1つの共通点があります
それは「自分の市場価値と、相手企業の実態を、正確に知らないまま動いている」ということです
逆に言えば、ここさえ押さえれば、失敗の大半は避けられるということでもあります
年収を上げたいなら、まず「自分の市場価値」を正確に知ることから


ここまで読んでくれたあなたに、いちばん伝えたい結論はこれです
残るにせよ、動くにせよ、すべての判断の土台になるのは「自分の市場価値を正確に知ること」です
これが分かっていないと、何もかもが「勘」になってしまいます
市場価値が分かれば、残ると決めたときには「次の等級に上がるために、社内で何を狙えばいいか」がはっきりします
動くと決めたときには「自分はどの年収帯を狙えるのか」がブレなくなり、安売りオファーをつかまされることもなくなります
どちらに転んでも、市場価値を知ることに損は一つもないんです
そして、ここが大事なところです
「市場価値を知る」というのは、「退職届を出すこと」ではありません
それは、ただの「情報収集」です――そして情報収集には、何のリスクもありません
ちなみに、運用・保守の経験者にとって、市場の風向きは決して悪くありません
経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査」では、日本のIT人材は将来にわたって不足が続くと試算されています
その試算の数字を、縦棒のグラフで見てみましょう


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書」(みずほ情報総研、2019年3月)より
この図は、2018年に約22万人だったIT人材の不足が、2030年には中位の試算で約45万人にまで広がる、という見通しを示しています
あくまで「試算値」であって確定した未来ではありませんが、マクロで見れば、IT人材を求める力は構造的に強いということです
もちろん、生成AIの普及で職種ごとに濃淡は出てきますが、それでも「あなたが迷っている間も、人材を必要としている側はいる」――この事実は、知っておいて損はありません
市場価値を知る最もリスクの低い方法は「IT特化型エージェントへの無料相談」


では、自分の市場価値は、どうやって知ればいいのか
いちばんリスクが低くて、いちばん手っ取り早いのは、ITエンジニア経験者の支援に強い「IT特化型の転職エージェント」に無料相談することです
なぜ「IT特化型」でなければいけないのか、理由があります
IT業界に詳しい担当者は、あなたの「運用・保守の経験」を聞いて、それを「何ができる人材か」に翻訳してくれます
自分一人では「運用保守しかやってません」としか書けなかった経歴が、「応募できる求人」に変わる瞬間です
逆に、IT業界に詳しくない総合型のエージェントだけに頼ると、あなたの経験の価値が担当者に伝わらず、似たようなSESの求人ばかり紹介されて終わる――そんなリスクがあります
もちろん、総合型のエージェントが全部ダメというわけではありません
ただ、IT経験者であるあなたは「IT特化型を軸に、必要に応じて総合型も併用する」のが鉄則だ、ということです
IT特化型のエージェントには、それぞれ心強い特徴があります
- 求人を45,000件以上も抱え、運用・保守経験を活かせる求人の選択肢が広いところがある
- 年収交渉に強く、20代で平均120万円、30代で平均160万円の年収アップ実績を持つところがある
- 職務経歴書の添削や、回数無制限の模擬面接など、選考対策のサポートが手厚いところがある
- 自分の年収を予測できる機能など、納得して意思決定するためのしくみが整っているところがある
もう一度言いますが、無料相談は「退職の決断」では一切ありません
「自分の経験は、外の世界でいくらの値段がつくのか」――それを聞きにいくだけで、判断材料は一気に増えます
その結果「やっぱり今は残ろう」と決めるのも、まったく立派な選択です
自分の市場価値を確かめるなら、ITエンジニア経験者の支援に強い転職エージェントから話を聞くのが近道です
求人数やサポートの質で選ばれている、人気の3社をまとめました
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正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
まとめ:年収が低いと感じるのは、あなたのせいじゃない


最後に、この記事の要点を振り返らせてください
- 「年収が低い」と感じる感覚は正しい。正体は①基本給依存の給与構造 ②等級制度で昇進まで昇給が小さい ③運用・保守中心の事業構造、の3つ
- それはあなたの能力不足ではなく、会社の構造の問題。自分を責める必要はない
- 一方でNTTデータSMSには、賞与・福利厚生・働きやすさ・安定という確かな良い面もある。年収だけで勢いで辞めない
- 運用・保守の経験は無価値ではない。問題はスキルではなく「棚卸しと伝え方」
- 残るも動くも、土台は「自分の市場価値を正確に知ること」。それが最もリスクの低い第一歩
では、明日から具体的に何をすればいいのか
難しく考えなくて大丈夫です
たった3つのステップから始めてみてください
担当した障害対応や監視業務を「何が起きて、どう判断して、どうなったか」の形でメモに書き出してみてください。これが、あなたの市場価値の原石になります。
「自分の経験だと、どのくらいの年収が狙えるか」を聞くだけでOKです。情報収集が目的なので、ここで何かを決める必要はありません。
市場価値という事実を手に入れたうえで、「残る」「動く」をゆっくり考えてください。判断材料がそろっていれば、後悔のない選択ができます。
今すぐ会社を辞める必要は、まったくありません
でも、自分の本当の値段を知らないまま、モヤモヤだけを抱えて我慢し続けるのは、あまりにもったいない
その違和感は、あなたのキャリアからの大切なサインなんです



年収が低いと感じたその違和感は、打ち消すものじゃなくて、向き合うものです。今すぐ動かなくてもいい。でも「自分の値段」を確かめにいくことだけは、早めにやっておきましょう。それだけで、見える景色が驚くほど変わりますから。あなたの選択を、心から応援しています。
最後に:あなたの「市場価値」を確かめる第一歩を


市場価値の把握から、職務経歴書の添削、年収交渉まで――一人で抱え込まず、プロに伴走してもらうのが、いちばんの近道です
ITエンジニア経験者の支援に強い転職エージェントを、あらためて紹介します
まずは「情報収集だけ」のつもりで、気軽に話を聞いてみてください
ITエンジニア経験者向け


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- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
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アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
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自分のスキルを正しく棚卸しできるため、今まで気づかなかった自分の市場価値が見つかりますよ
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企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
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職務経歴書の添削や模擬面接もしてくれるので、今の仕事を続けながらでも効率よく準備できます
自分の年収を予測できる機能など、納得して意思決定ができる仕組みが整っているのが魅力です



アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
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ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
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キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
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キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
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- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
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ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
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- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます