夜中の2時、ノートパソコンの画面に「選考結果のお知らせ」という件名が表示された瞬間、スクロールする指がほんの少し止まったのではないでしょうか
本文を最後まで読み終える前に、もう結果はわかってしまう
「慎重に選考させていただきました結果」の一行を見たあと、ブラウザを閉じてからのことは、正直あまり覚えていないかもしれません
NTTデータに落ちた
この一行を検索窓に打ち込んで、ここにたどり着いたのだと思います
この記事ではまず、あなたの今の気持ちに深く寄り添います
そのうえで、なぜNTTデータに落ちたのかを冷静に整理し、再挑戦するのか、それとも方向転換するのか、その判断軸を一緒に作っていきます

NTTデータに落ちました…もう僕、エンジニアとして終わりですよね?



いいですか、落ち着いてください。NTTデータに落ちた=あなたの市場価値が否定された、ではありません。NTTデータの選考は「企業との相性」を見るプロセスなんです。だから今、終わったわけじゃない。むしろ、ここから本当の戦略が始まります。
読み終わるころには、傷ついた気持ちが少しだけ軽くなっていて、明日からの一歩が、ほんの少しだけはっきり見えているはずです
NTTデータに落ちた瞬間、頭が真っ白になったあなたへ


不採用通知が届いた日のことを、もう一度だけ思い出してみてください
面接の手応えは、悪くなかったはずでした
志望動機も、自分なりに練り上げて、何度もブラッシュアップした言葉だったはず
でも、メールを開いた瞬間、たぶん指の力がすっと抜けて、画面を見つめながら、しばらくキーボードに触れられなかったと思います
同僚に「最近どう?」と聞かれても、笑って「変わらないよ」とだけ答えて、トイレに行く途中に少しだけ目が熱くなった
そんな夜があったのではないでしょうか
正直に言います
NTTデータの選考に落ちた人が、こんな気持ちになるのは当然のことなんです
そして、その気持ちを抱えながら「自分はエンジニアとして失格なのか」とまで思い詰めてしまう人は、想像よりずっと多いんです
でも、断言させてください
NTTデータに落ちたという事実は、あなたのエンジニアとしての市場価値が否定された、という意味では決してありません
外資就活ドットコムに、NTTデータの最終面接で一度落ちて、その後の経験を糧に内定をつかんだ就活生の手記が掲載されています
「最終面接で落ちたときは、本当に落ち込みました。しかしその経験があったからこそ、自分を冷静に見つめ直し、面接での本質を理解することができました。」
引用元:外資就活ドットコム「【NTTデータ内定】最終面接落ちを経験して学んだ 面接必勝の極意」より
この方の気持ち、痛いほどわかるという人が多いのではないでしょうか
本当に大事なのは「落ちた」という事実そのものではなく、その経験を「冷静に見つめ直す」ところまで運べるかどうか、ここなんです
この記事では、これから先のことを順番にお話ししていきます
- NTTデータの選考が、客観的にどれくらい厳しいのか
- あなたが落ちた本当の理由は、どのパターンに近いのか
- NTTデータに「もしも受かっていたら」の現実はどうだったのか
- 再挑戦するか、方向転換するかを決めるための判断軸
- IT市場全体は、あなたを本当に必要としているのか
- 自分の市場価値を、客観的に知るための具体的な動き方
感情に寄り添うだけで終わらせず、ここから「次の一手」までしっかり持ち帰っていただきます
そもそもNTTデータの選考はどれくらい厳しいのか


「自分だけが落とされたわけじゃない」
まずは、その事実を数字で確かめておきましょう
NTTデータの中途採用は、人材紹介会社や転職情報サイトの分析によると、応募者数は年間でおよそ16,000人、採用人数はおよそ500名、選考倍率は約30倍と言われています
あくまで民間サイトによる推定であり、NTTデータの公式発表ではない点はあらかじめお伝えしておきます
それでも、この数字を見るだけで「30人中29人は落ちる選考」だということがわかります
そしてもう一つ、選考ステップごとの通過率を確認しておきます


引用元:20代・30代の転職note「厳しい?NTTデータ転職組の中途採用面接対策」より
こうして並べてみると、NTTデータの選考で最大の関門は1次面接だということがはっきり見えてきます
適性検査は8割が通過し、最終面接でも7割が通過する
つまり、書類と1次面接という「最初の2つの関門」を抜けられるかどうかが、合否の分水嶺になっているということです



つまり私が落ちた1次面接って、応募者のうち7割が落ちる関門だったんですね。たしかにそれは厳しい…。



そういうことです。1次面接は「うちの会社で活躍できるかどうか」を一気に判定する関門ですから、ここで落ちる人がいちばん多い。逆に言うと、1次面接の対策を本気でやれば、合格率は跳ね上がります。
書類選考で落ちる人の特徴


NTTデータ中途の書類選考通過率は30〜40%ほどと言われています
10人応募して、3〜4人しか面接にすら進めない
これが現実です
書類で落ちる人の最大の共通点は、応募ポジションと自分の経験との「親和性」が低いまま、なんとなく応募してしまっているという点です
NTTデータの中途採用は「ポジション別採用」と呼ばれる方式で、ざっくり言うと「この部署のこの仕事ができる人」を一人ずつ採用していくスタイルです
つまり、職務経歴書のなかで「あなたが応募したポジションの仕事に、どれだけ近い経験を持っているか」が最初の関門になります
- 「大手SIerだから何となく合いそう」という感覚で応募している
- 業務内容の羅列だけで、自分が解決した課題が書かれていない
- 上流工程の経験が書かれていない、あるいは書き方が抽象的すぎる
- クラウドやデータ基盤など、NTTデータが伸ばしたい領域への接点が薄い
大手企業に強い転職エージェント「ムービン」の解説でも、こう指摘されています
「応募求人との親和性が低い」「大手SIerだから何となく合いそう」という感覚で応募すると落ちやすい
引用元:ムービン「NTTデータへ転職するには?難易度・選考対策など中途採用情報を徹底解説!」より
逆に言えば、応募ポジションを「正しく選ぶ」だけで、書類通過率は大きく変わるということでもあります
適性検査(SPI/TAL)で落ちる人の特徴


NTTデータ中途の適性検査は、SPIとTALの2種類が出題されると言われています
SPIは多くの企業が使っている総合適性検査ですが、NTTデータでは「ボーダーラインは約80%」とされていて、業界平均よりかなり高い水準です
つまり、何となく解いて「半分くらい合ってればいいや」では、まず通りません
そしてもう一つの曲者がTAL(タル)です
TALは、ストレス耐性や思考の傾向、価値観の安定性などを測る性格適性検査で、回答に一貫性がないと「ミスマッチの可能性が高い」と判定されてしまいます
「NTTデータの中途のSPIのボーダーは80%前後と言われています」「TALは、ストレス耐性やメンタル傾向、志向性を測るためWebテストです。ミスマッチ防止を目的に実施されています」
引用元:Citruth「【元社員が解説】NTTデータの中途の適性検査のWebテストはSPI。落ちた対処法は?」より
TALで落ちる人は、「受かりたい自分」を演じすぎて、本来の自分とは違う回答を選んでしまっていることが多いです
「採用担当が好きそうな回答」を狙うと、設問のなかで矛盾が生まれて、結果として一貫性が崩れる
性格検査は「正直に、ぶれずに」答えるのが最大の対策、というのは皮肉な話ですが、これがTALの本当の難しさです



えっ、性格検査ってテキトーに答えていいやつじゃないんですか!?嘘ついた方が受かりそうじゃないですか?



そこです、リョウさん。TALは「採用したい人物像」をパス/フェイルで判定するのではなく、「回答の一貫性」を見ているんです。だから、いい人ぶると逆に矛盾が出てしまう。普段の自分を、淡々と答えるのが正解なんですよ。
面接(特に1次面接)で落ちる人の特徴


そして、最大の関門である1次面接
通過率およそ29%
10人面接を受けても、7人がここで落とされる
1次面接で落ちる人の最大の共通点は、面接が「自己アピール大会」になっていることです
「私はこれができます」「これだけ実績があります」「こんなスキルも持っています」と、自分の話ばかりが先行してしまう
そして「だから御社で活躍できます」という最後のつなぎが、いつもふわっと終わってしまう
外資就活ドットコムに掲載されている、最終面接落ちを経験した内定者の振り返りに、面接の本質を突いた言葉があります
「『どれだけ自分を伝えるか』ではなく、『どれだけ企業と自分が繋がっているか』を伝えることが大切だと気づけたこと。それが私の就活の大きな転換点となりました。」
引用元:外資就活ドットコム「【NTTデータ内定】最終面接落ちを経験して学んだ 面接必勝の極意」より
たった一行ですが、ここに1次面接突破の鍵が全部詰まっています
「企業と自分が繋がっているか」
面接官が知りたいのは「あなたがすごい人かどうか」ではなく、「あなたがNTTデータでどう活きるか」なんです
もしあなたが、面接で「自分の話」ばかりして「NTTデータの話」をできなかったとしたら、それが落ちた本当の理由かもしれません
あなたが落ちた本当の理由を、4つのパターンで整理する


ここからは、落ちた理由をもう少し細かく整理していきます
NTTデータの中途採用に落ちた人には、不思議とよく似たパターンがあります
大きく分けると、次の4つです


引用元:WIZARDブログ「NTTデータの中途採用は厳しい?採用倍率と落ちる人の共通点・合格戦略」より要約
自分はどのパターンに近いか、振り返りながら読んでみてください
志望動機が「安定」「大手だから」止まりだった


NTTデータの中途に落ちる人で、一番多いのが「安定」だけを志望動機の核に据えてしまうパターンです
WIZARDブログによる選考分析でも、落ちる人の共通点の筆頭にこのパターンが挙げられています
「『安定』だけを求めている:NTTグループの安定感を志望理由のメインに据えている」「ポジション別採用であるため、その部署が求める像と合っていないと落ちる」「TAL対策を疎かにしている:SPIは得意でも、性格検査のTALで矛盾が生じると落ちる」
引用元:WIZARDブログ「NTTデータの中途採用は厳しい?採用倍率と落ちる人の共通点・合格戦略」より要約
NTTデータは、社会インフラ級の大規模プロジェクトに上流から携わる仕事が中心です
金融、公共、製造、通信
どれも「動いて当たり前」のシステムを止めずに進化させていく、責任の重い領域です
こういう仕事に向き合いたい人を、彼らは採用したい
「安定」「大手」「ネームバリュー」が動機の中心にあると、面接官は本能的に「この人はうちの仕事内容より会社の看板を見ている」と感じてしまうんです



でも、安定したいって素直に思うのって、別に悪いことじゃないですよね?嘘の志望動機を作れってことですか?



嘘をつけ、ということではありません。安定したいという気持ちは本音でいい。ただ、その奥に「どんな課題に向き合いたいのか」という当事者意識を必ず一段加えてください。「安定の中で○○の社会課題を解決したい」これが言えるかどうかで、面接の景色は変わります。
応募したポジションへの業務理解が浅かった


NTTデータの中途は、ポジション別採用です
つまり「うちで働きたいです」ではなく「この部署のこの仕事をやりたいです」と言える状態でないと、戦えません
ムービンの解説によれば、NTTデータ中途採用の主要職種は次の通りです
- SE・PM ── 40.6%
- コンサルタント ── 24.0%
- 企画・営業 ── 22.5%
そして特に伸ばしたい領域として、クラウド、データ基盤、業務変革・DX構想の上流工程が挙げられています
これらに自分の経験を、どこまで「課題ベース」で語れるか
たとえば「金融系のオンプレ環境をAWSに移行するプロジェクトで、データ移行の設計から担当した」と語れる人は強い
一方で「Javaでバックエンドを開発していました」だけだと、応募ポジションとの距離が見えづらくなってしまいます
業務内容を語るのではなく、解決した課題を語る
これが、ポジション理解の深さを示す最大の方法です
技術力はあっても「チームでの動き方」が伝わらなかった


NTTデータが手がけるシステムは、数十人から数百人規模のチームで動くものが珍しくありません
金融機関の勘定系、公共の住民情報システム、通信の課金基盤
どれも「一人で書けばできる」規模ではない
だからこそ、面接官は「この人は大人数のなかでどう振る舞うか」をすごく細かく見ています
・自分が「PM/PL」と「メンバー」のどちらの立場で動いたかを明確にしているか
・他職種(営業/コンサル/設計/開発/QA)との連携の話があるか
・課題に対して「自分が何を提案し、何を譲り、結果どう動いたか」が語れているか
・「個人成果」だけでなく「チームの成果」を語れているか
技術力に自信のある人ほど、ここでつまずきがちです
「ひとりで全部やりました」「全部自分で設計しました」というエピソードは、個人プレイヤーとしては魅力的
でもNTTデータの面接官にとっては「うちの大規模プロジェクトで、この人はチームを動かせるのか?」という不安材料に映ってしまうことがあるんです
TAL(性格適性検査)の回答に一貫性がなかった


4つ目のパターンは、書類・面接ではなく適性検査で落ちているケースです
特にTALは、何を測られているのかわかりにくく、独学では対策が立てづらいと言われています
たとえばこんなパターン
- 本当はチームより一人で集中したい派なのに「協調性が高い」と答えてしまう
- 本当はストレス耐性に波があるのに「常に冷静」と答えてしまう
- 細かい性格なのに「大局を見る」と答え、別の設問で「細部に気を配る」とも答えてしまう
1問1問は「採用担当が好きそうな回答」を選んでいるつもりなのに、全体で見ると矛盾が生まれている
TALはこの矛盾を機械的に拾うので、一貫性が崩れた瞬間に「ミスマッチ可能性が高い」と判定されてしまうわけです



つまり「いい人ぶる」より「正直に答える」方が、結果として通過しやすいということですね。



そのとおりです。TALに関しては、上手にやろうとすると逆に矛盾します。「これが自分です」と素で答えて落ちるなら、その会社とは相性が悪かっただけ。そう割り切れる人は、結果的にミスマッチを避けられるんですよ。
NTTデータの不採用通知が、あなたから奪ったもの


少し話を変えます
NTTデータに落ちた直後、頭をよぎるのは「もし受かっていたら、自分はどうなっていたんだろう」という想像ではないでしょうか
同年代より高い年収、福利厚生、社会インフラに関わるやりがい
その全部を、自分は逃したんじゃないか
そんなふうに感じている人もいると思います
その気持ちは、Yahoo!知恵袋に投稿されたある就活生の一文と、よく似ています
「ひどく後悔しています。NTTデータの推薦応募をやめてしまいました。」
引用元:Yahoo!知恵袋「ひどく後悔しています。NTTデータの推薦応募をやめてしまいました」より
応募しなかったことを後悔する人もいれば、応募して落ちて後悔する人もいる
どちらにせよ、「あの時こうしていたら」と頭の中で何度もリプレイしてしまうのは、人間として自然なことなんです
でも、ここでひとつだけ立ち止まって考えてみてください
あなたがNTTデータに受かっていたとして、本当にそこが「正解」だったのでしょうか
年収923万円が”失われた未来”ではない理由


まず、NTTデータの平均年収を客観的に確認しておきます


引用元:タレントスクエア「【独自】NTTデータの年収は平均923万円!役職別給与も解説」より(一次出典:NTTデータグループ有価証券報告書)
2025年3月期で平均年収923万円、平均年齢39.7歳
たしかに高水準です
ただし、注意しておきたいのは「平均」という言葉のマジックです
役職別の年収レンジで見ると、入社1〜2年目(G6・G5)は450〜650万円、主任クラス(G4)で600〜900万円、課長クラスでようやく1,200〜1,400万円というのが目安だと言われています
つまり、若手のうちはイメージしているほどの高給ではなく、課長以上に上がってようやく「平均923万円」を引き上げる側に回るというのが、リアルな構造です
では、この水準は「NTTデータでしか得られない」ものでしょうか
答えは、はっきり「NO」です
同じく日本を代表する大手SIerの一角である野村総合研究所(NRI)は、2025年3月期の有価証券報告書ベースで平均年収1,322万円、平均年齢39.9歳
NTTデータより400万円近く高い水準です
ここで「だからNRIに行こう」と短絡的に言いたいわけではありません
選択肢は1つではない、ということを、まず冷静に確認してほしいだけです
「もしNTTデータに受かっていたら」のIFを冷静に見つめ直す


もう一つ、向き合っておきたいのが「配属ガチャ」と呼ばれる現実です
NTTデータほどの巨大企業になると、配属される部署・プロジェクトによって働き方が大きく変わります
「ホワイト」と語る社員もいれば、「激務」と語る社員もいる
これは情報を隠しているのではなく、文字通り「部署による」のが実情です
近代化キャリアデザインに掲載されている、現役・元社員の口コミから二つ、引用しておきます
「部署にもよるが、自分は残業時間が非常に多かった。あわせて、上司となる40代以上になると残業万歳の世代のため、プロジェクトによっては非常に激務である。」(30代前半、男性、プロジェクトマネージャー)
引用元:近代化キャリアデザイン「【ひどい?】NTTデータはやめとけと言われる5つの理由と評判を口コミや競合比較から検証」より
「部署によるとは思うが、残業はかなり多かった。ワークライフバランスを求めて転職する人は多い印象。」(20代後半、男性、プログラマー)
引用元:近代化キャリアデザイン「【ひどい?】NTTデータはやめとけと言われる5つの理由と評判を口コミや競合比較から検証」より
こういう声を引用するのは、NTTデータを貶めるためではありません
「もし受かっていたら、全部バラ色だったはず」という幻想を、いったん地に足のついた状態に戻すためです
NTTデータには間違いなく素晴らしい仕事があり、優秀な人がいて、社会的意義の大きいプロジェクトがあります
同時に、激務になりやすい部署もあれば、ワークライフバランスを理由に去っていく社員もいる
これが、嘘のないNTTデータの姿です



そう考えると、「落ちた=すべてを失った」みたいな感覚って、ちょっと盛りすぎだったかもしれません。



そこに気づけたら大丈夫です。落ちた事実は変わりませんが、落ちたことで失ったものを過大評価しない。これがやり直すための最初のステップなんです。
再挑戦するか、方向転換するか──判断軸を渡します


ここからは、未来の話です
NTTデータに落ちた人が次にとる道は、大きく2つに分かれます
- 道A:1〜2年経験を積み、もう一度NTTデータに再挑戦する
- 道B:NTTデータ以外の選択肢を本気で検討する(他SIer/コンサル/自社開発/メガベンチャー/SaaS)
大事なのは、「どちらが正解」と決めつけないことです
あなたが何を大事にしたいか、どんなキャリアを描きたいかで、答えは全然変わります
それぞれの選び方を、ここから順番に整理していきましょう
再挑戦するなら知っておくべき”1年ルール”


まず、再挑戦したい方へ
NTTデータ公式のFAQには、再応募について次のように書かれています
「可能です。再応募に際しては、最新の応募書類をご提出いただく必要がございます」「ポジションや時期等により変動しますが、平均1カ月半程度となります。」
引用元:NTTデータグループ公式「経験採用 よくあるご質問」より
結論、再応募は可能です
ただし、ここに業界の暗黙のマナーが一つあります
適性検査で見送りになった場合は、最低でも1年は空けるのが一般的だと言われています
「NTTデータの適性検査に落ちた場合、再応募するなら最低でも1年後にするのが暗黙のマナーです」
引用元:Citruth「【元社員が解説】NTTデータの中途の適性検査のWebテストはSPI。落ちた対処法は?」より
では、その1年で何をするか
受かるための時間ではなく「受かるに足る経験を積む時間」だと考えてみてください
- 上流工程(要件定義/業務変革/DX構想)の経験を意識的に取りに行く
- クラウド(AWS/Azure/GCP)やデータ基盤の実務経験を積む
- 大規模プロジェクトでのチームでの動き方を、ストーリー化できる状態にする
- NTTデータの応募ポジションを「業務単位」で深く理解する
- 志望動機を「安定」から「業界課題への当事者意識」へ書き換える
同じ1年でも、ぼんやり過ごす1年と、戦略的に経験を積む1年では、結果がまったく違います
再挑戦するなら、この1年の使い方こそが本番だと考えてください
方向転換するなら知っておくべき”視野拡張”の選択肢


次に、方向転換を検討する方へ
NTTデータと近い仕事・近い年収を実現できる選択肢は、思っているよりずっと多いです


引用元:タレントスクエア「【独自】NTTデータの年収は平均923万円!」、ASSIGNメディア「【2026年最新】野村総合研究所(NRI)の平均年収は1322万円!」より要約
NRI(野村総合研究所)は、NTTデータと並ぶユーザー系SIerの双璧と言われ、平均年収は1,322万円
誤解しないでほしいのは「NRIに行けば全員1,322万円もらえる」ではなく、「同じSIer業界の中でも、これくらいレンジが違う会社が存在する」という事実です
NTTデータが本当に唯一の選択肢ではない、というのが、ここで一番伝えたいことです
もう少し視野を広げると、検討に値する選択肢はこんなふうに整理できます
- 同じSIer業界の別企業(NRI/SCSK/TIS/伊藤忠テクノソリューションズなど)
- ITコンサル(NTTデータの上流工程と地続き。Big4/アクセンチュア/SIer系コンサル)
- 自社開発企業(メガベンチャー/SaaS/スタートアップ)
- 事業会社のIT部門(製造/金融/物流などのDX推進)
NTTデータで働きたいと思っていた理由が、上流工程に携わりたいだったなら、ITコンサルの方が早く深く関われる場合があります
大規模プロジェクトに関わりたいだったなら、他の大手SIerでも経験は積めます
モダンな技術を使いたいだったなら、メガベンチャーや国内SaaSの方が圧倒的に近道です
ちなみに、NTTデータに9年勤めた元社員のnote記事には、こんな一節があります
「新卒で入って9年間勤めたNTTデータをやめた。」「入社して最初の1~3年をエンジニアとして過ごし、4~7年はITディレクターとして過ごした。異動後は、データサイエンティストとなった後、新規企画のリーダーとなり、最終的にはプロダクトマネージャーとして複数のスクラムチームをマネジメントする役割を担っていった。」
引用元:note「僕がNTTデータをやめた理由」by きむら@起業したより
NTTデータでキャリアを積み上げた人ですら、9年後には独立を選んでいるんです
NTTデータは、終着点ではなく、キャリアの選択肢のひとつ
そう捉え直せたとき、視野はぐっと広がります
どちらを選ぶにせよ「自分一人で決めない」のが最短ルート


ここまで読んできて、たぶんこう感じている人が多いと思います
「言ってることはわかる、でも自分で全部の選択肢を比較して、自分の市場価値を客観評価して、判断するのは正直しんどい」
その感覚は、まったく正常です
自分の市場価値を、自分一人で正確に評価できる人は、ほぼいません
友人に相談しても、家族に相談しても、結局は同じ業界の中の話か、別業界の話しか返ってこない
こういう時、一番現実的なのは「IT業界の中途市場を専門に見ているプロ」に、無料で相談してしまうことです
IT特化型と呼ばれる転職エージェントは、ITエンジニアの経歴を正しく読める担当者をそろえています
たとえば「Reactできます」と言った時に「フロントだけ?Next.jsは?SSR経験は?」と深掘りしてくれるような世界です
逆に、IT専門ではない総合型のエージェントだと、AWSと言っても「AWSとは何の資格ですか?」レベルの担当者に当たることがあります
NTTデータのようにポジション理解が問われる企業にチャレンジするなら、IT特化型のエージェントを使う方が、現実的に話が速いんです



でも、エージェントに登録したら、すぐに転職しないといけない気がして、ちょっと怖いんです。



その心配はいりません。エージェントへの登録も相談も完全無料ですし、「いま転職するつもりはない、市場価値を知りたい」と最初に伝えれば、それに合わせた話をしてくれます。情報収集だけして辞退する人も普通にいますよ。
NTTデータに落ちても、IT市場全体はあなたを必要としている


もう少し視点を引いて、マクロの話をします
NTTデータに落ちると、自分は社会から必要とされていない、なんていう感覚に陥りやすい
でも、IT市場全体を俯瞰するデータを見ると、その感覚は明らかに事実と違うことがわかります


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」(みずほ情報総研、2019年3月)、NTTドコモビジネス「2030年にIT人材が79万人不足する?企業はどう対策すべきか」より要約
経済産業省の試算によれば、2030年時点で日本のIT人材不足は、低位シナリオで約16万人、中位シナリオで約45万人、高位シナリオで約79万人
あくまで2019年公表の試算であり、生成AI普及後の最新動向は反映されていないという前提はありますが、それでも構造としては「IT人材は足りない方向に進む」というのが大筋の見立てです
もう一度言います
NTTデータ「1社」に落ちただけのことを、IT市場「全体」から否定されたと混同しないでください
あなたが何年もかけて積んできた経験は、別の企業から見れば喉から手が出るほど欲しい経験かもしれません
視点を一社の選考結果から、市場全体の構造に引き上げると、見える景色が変わるはずです
先ほど引用したnoteの著者は、NTTデータを辞めた理由をこう書いています
「『自分で事業を経営したい』この気持ちは絶えず頭の中にあり、いつ自己実現を果たすべきか9年間考え続けてきた。そして社会人10年目。僕の思いは抑えることができなくなっていた。」
引用元:note「僕がNTTデータをやめた理由」by きむら@起業したより
NTTデータに「入る」ことが目的だった人と、自分のキャリアで何を成し遂げたいかが先にあった人
長い目で見ると、後者の方が圧倒的に強いんです
今回の不採用は、その「目的」をもう一度言葉にし直すチャンスだと、捉え直せませんか
自分の市場価値を客観的に知ることから始めよう


ここまで、落ちた理由・想定年収・配属ガチャ・再挑戦と方向転換の両方の道・市場全体の追い風と、順番に整理してきました
もしここまで読み進めてくれたなら、最初に感じていた絶望感は、少しは色が薄れているはずです
残るのは、最後の一歩だけです
「自分は本当はどの選択肢で戦うべきなのか」を、誰かと一緒に整理する時間を持つことです
そのときに頼りになるのが、IT業界の中途市場を専門に扱う転職エージェントです
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大事なのは、こうしたサービスが基本的に 完全無料 で利用できる、という事実です
つまり、登録すれば「自分は本当はいくらで採用される人材なのか」「自分の経歴で受かりやすい会社はどこか」が、リスクなしでわかるということです



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NTTデータに落ちた経験を、次のキャリアの転換点に変える


長い記事を、ここまで読み進めてくれてありがとうございます
今日の話を、最後にもう一度だけ整理します
- NTTデータに落ちた=あなたのエンジニアとしての価値が否定された、ではない
- 選考倍率は約30倍、最大の関門は1次面接(通過率29%)。あなたが特別ダメだったのではない
- 落ちる人には4つの共通パターン(志望動機/ポジション理解/チームでの動き方/TAL)がある
- NTTデータの年収923万円は唯一無二ではない。NRIなど、上回る選択肢も存在する
- 再挑戦は1年スパンが目安。その1年でどう経験を積むかが本当の勝負どころ
- 方向転換も完全にアリ。他SIer/ITコンサル/自社開発/事業会社IT部門と選択肢は広い
- IT市場全体は構造的人手不足。あなたを必要としているのはNTTデータ1社ではない
- 自分一人で決めようとせず、IT特化型エージェントに無料相談して市場価値を客観把握する
あの不採用通知を開いた夜、あなたは何かを失った気がしたかもしれません
でも、ここまで読んで、もう一度顔を上げてくれたあなたは、もう同じあなたではない
NTTデータに落ちたという経験は、終わりの合図ではなく、自分のキャリアを本気で見直すための合図だったんです



つまり、NTTデータに落ちたことを「自分の市場価値の否定」だと受け取る必要はない、ということですね。



そうです。これは「立ち止まって自分の戦略を見直すサイン」です。むしろ、ここで一度立ち止まれた人ほど、その後のキャリアでうまく加速します。1社の不採用に縛られず、市場全体と向き合ってみてください。
もう一度、立ち止まって市場と向き合うあなたへ


「いますぐ転職する」と決める必要はありません
でも「自分はいくらで採用される人なのか」「再挑戦と方向転換、どちらの方が現実的なのか」を、プロと一緒に整理する時間を、今日のうちに15分だけ確保してみてください
下記のランキングは、IT経験者の市場価値を正しく評価してくれる、おすすめのIT特化型エージェントです
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NTTデータに落ちた経験を、次のキャリアの最大の追い風に変える、その第一歩にしてください
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それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
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