MENU
転職で後悔しないための "IT専門" 転職エージェント6選詳細はコチラ

NTTドコモビジネスは「年収低い」…と感じる現職のモヤモヤを整理する

当ページのリンクには広告が含まれています

日曜の夜、ソファに沈み込んだままスマホを握って、検索バーに「NTTドコモビジネス 年収低い」と打ち込んだ瞬間――その指先の重さ、わかります

同期はSaaS企業に転職して年収が大きく跳ね上がったらしい、合併で社名は変わったけれど自分の給与明細は何も変わらない、月曜が来るのが気が重い

そんなモヤモヤを抱えたまま、ここに辿り着いたのではないでしょうか

結論からお伝えします

NTTドコモビジネス(2025年7月にNTTコミュニケーションズから社名変更)の年収は、日本企業全体で見ればむしろ高水準です

それでも「低い」と感じるあなたの感覚は、決して間違っていません

そこには、年功序列の残存、Web系自社開発の市場相場の急上昇、55歳役職定年という長期カーブの天井という、3つの構造的な理由が確かに存在するからです

正直、ヤフー知恵袋とか見てても「NTTドコモビジネスやめとけ」みたいな煽り記事ばかりで、本当のところがわからないんですよね…

そうですよね。だからこそこの記事では、煽らずに、データと構造で冷静に整理していきます。残る選択肢も、転職を検討する選択肢も、どちらも対等に扱うのが約束です

この記事を読み終えたとき、あなたの手元には次の3つが揃っているはずです

  • 「年収が低い」と感じるモヤモヤの正体を、構造で説明できる言葉
  • NTTドコモビジネスに「残るべきか」「転職を検討すべきか」を判断する4つの軸
  • 動かなくても損しない、最もローリスクな「自分の市場価値の確かめ方」

「今すぐ辞めるべき」とは1ミリも書きません

むしろお伝えしたいのは、動く前に外の評価を知っておくことが、長く健全に働くための最大の保険になる、というシンプルな事実です

では、ここから一緒に、あなたの「年収低い」というモヤモヤを丁寧に分解していきましょう

\ 当サイトおすすめ /
IT転職エージェント 1選【経験者限定】

Geekly(ギークリー)

業界最大級のIT求人数なら
「ギークリー」がおすすめ

  • 募集求人数45,000件以上あり
    ※2026年2月時点
  • 年収700万円以上の
    ハイクラス案件も豊富にあり!
  • IT業界特化の多角的な分析による、
    精度の高いマッチング
  • 専門アドバイザー100名以上が在籍!
    支援実績22,000人以上※2026年2月時点

\ 企業の情報や選考のコツを聞ける!/

目次

「NTTドコモビジネス 年収低い」と検索する人の本音

「NTTドコモビジネス 年収低い」と検索する人の本音

「NTTドコモビジネス 年収低い」と検索する人を、私はこれまでに何十人と見てきました

共通しているのは、ある瞬間に「あれ?」とふと気づいた、というエピソードを必ず持っていることです

大学時代の同期と久しぶりに飲みに行った帰り道、SaaS企業に転職した友人が「年収1000万超えた」と何気なく言った瞬間、改札を抜けたあと足が止まった、そんな話を本当によく聞きます

あるいはX(旧Twitter)で「メガベンチャー 30代 800万」というポストを偶然見かけてしまった夜、なぜかその数字が頭から離れなくなった、というケースもあります

その「あれ?」の正体を、まずは丁寧に言語化していきましょう

OpenWorkにはこんな声が並んでいます

「給料はビミョーに良くないが、ものすごく悪いわけでもない、という微妙なライン。劇的に上がることはない」

引用元:OpenWork「NTTドコモビジネス(旧:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)年収・給与制度」から傾向を要約

この「微妙」という言葉、痛いほどわかります

「悪い」とハッキリ言われたほうがまだスッキリするのに、「微妙」だから諦めもつかない、というあの感覚です

NTTドコモビジネスを検索する人の本音は、たぶん「やめたいわけじゃない」「でも、このままでいいのかわからない」のあいだに揺れています

私もまさにそうです。”辞めたい”とハッキリ思ってるわけじゃないけど、”このままでいいのか”って聞かれると即答できないんですよね

その状態が一番健全な検索動機です。即決していない人ほど、冷静に情報を取りに来ているので、ちゃんと判断できるんですよ

そもそも「NTTドコモビジネス」とは?2025年7月の社名変更を整理

NTTドコモビジネス本社のオフィスフロアで、社名変更の通達を見つめる中堅社員3名、驚きと困惑の表情

「あれ、いつからNTTドコモビジネスって名前になったんだっけ」と思った方も多いはずです

正式に社名が変わったのは、2025年7月1日です

長く親しまれた「NTTコミュニケーションズ株式会社」という名前は、ここで「NTTドコモビジネス株式会社」へと姿を変えました

背景には、2024年7月にNTTドコモがNTTコミュニケーションズおよびNTTコムウェアを完全子会社化したという大きな流れがあります

つまり、ドコモグループの法人向け事業の中核を担うブランドとして「ドコモビジネス」が立ち上がり、その看板に合わせて社名そのものを揃えた、というのが正しい理解です(参照:NTTドコモビジネス公式「NTTコミュニケーションズはNTTドコモビジネスへ。」)

本記事では、現職社員にとっての視点を大切にしたいので、以後「NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)」と必要に応じて補足しながら書き進めていきます

NTTドコモビジネスの位置づけ(ざっくり整理)
  • 旧称:NTTコミュニケーションズ株式会社(NTTコム)
  • 新社名:NTTドコモビジネス株式会社(2025年7月1日〜)
  • 親会社:NTTドコモ(完全子会社化済み)
  • 事業:法人向け通信・クラウド・データセンター・DXソリューション
  • 従業員規模:単体で約7,000名規模(連結はさらに多い)

「年収低い」と検索する人が本当に知りたい3つのこと

自宅のデスクで深夜にノートPCの検索画面を見つめる30代男性エンジニア、眉間に皺、コーヒー片手

検索キーワードという表面の言葉と、ユーザーが内側で抱えている本音は、いつも少しズレています

「NTTドコモビジネス 年収低い」と打ち込む人が本当に知りたいことは、たぶん次の3つです

「年収低い」検索の裏にある本音
  • ① 自分の今の年収は、外部から見て妥当なのか
  • ② なぜ低く感じてしまうのか、構造的な理由を知りたい
  • ③ 残るべきか、転職を検討すべきか、判断する軸がほしい

この3つは、本記事の構成そのものでもあります

順番に丁寧に答えていきますので、安心して読み進めてください

【数字で見る】NTTドコモビジネスの平均年収は本当に低いのか?

【数字で見る】NTTドコモビジネスの平均年収は本当に低いのか?

気持ちの整理は一旦置いておいて、まずは数字を冷静に並べていきます

感情と数字を切り分けて見るだけで、モヤモヤが半分くらい晴れる人もいるくらい、これは大事な作業です

結論を先に書きます

NTTドコモビジネスの平均年収はおよそ849万円(平均年齢42.8歳、2022年度参考値)

日本人の給与所得者の平均が約460万円台と言われる中で、これは紛れもなく上位水準です(参照:よりそい転職「【2026年版】NTTドコモビジネスの年収はどれくらい?」)

では、なぜ「低い」と感じる人がこれだけいるのか――その謎を解く鍵は、後ほど詳しく触れます

ちなみに、OpenWorkに集計された口コミベースの平均年収は約707万円です

有報の数字(849万円)との差は、約140万円

この差は決して「どっちかが嘘」という話ではなく、集計対象(管理職込み/除外)や、自己申告の幅、年齢構成の違いによって生じるものです

スクロールできます
データ種別平均年収集計元
有価証券報告書ベース約849万円2022年度・平均年齢42.8歳
OpenWork口コミ集計約707万円629人分の自己申告
エンジニア・SE職限定約680万円OpenWork(222人分)

表を見て気づくのは、「エンジニア・SE職に限ると平均より低めに出る」という事実です

もしあなたがエンジニア系の職種なら、平均より低い数字を肌で感じやすいのは、まさにこの構造のせいなのです

「新卒23年目、48歳、担当課長、年収1200万円」

引用元:OpenWork「NTTコミュニケーションズ 年収事例」より

こんな事例も実在します

新卒で入って20年以上、担当課長クラスまで上がれば、年収1200万円は決して夢物語ではありません

つまり「時間をかければ年収は確実に上がっていく」のがNTTドコモビジネスの給与カーブの特徴です

ただし――「時間をかければ」という前提が、いまの30代エンジニアにとって本当に最適解かどうかは、別問題なのです

年代別の想定年収レンジを公開

企業の会議室で年収レンジが書かれたホワイトボードを前に説明する40代男性、聞き入る30代社員2名

では、年代別にどんなレンジが想定されるのかを、具体的に並べてみます

これは複数の年収集計メディアが、有報および口コミから整理した中央値レンジです

誤差はありますが、「だいたいこの帯のどこかに収まる」と思って読んでください

【縦棒作成】NTTドコモビジネス 年代別の想定年収レンジ。25歳:525万円 / 30歳:650万円 / 35歳:800万円 / 40歳:975万円 / 45歳:1100万円

引用元:よりそい転職「【2026年版】NTTドコモビジネスの年収」、TalentSquare「NTTドコモビジネスの年収・役職別給与を解説」の公開データを基に整理

このグラフを眺めるだけで、いくつか見えてくるものがあります

30歳までの伸び幅は、25歳→30歳で約125万円

つまり5年間で月給ベースに直すと月10万円ちょっとしか増えない計算になります

一方で30歳→40歳の10年間では約325万円も上がる

つまりNTTドコモビジネスの給与カーブは、30代後半から急角度に上がる「遅咲き型」なのです

20代〜30代前半の人が「年収低い」と感じやすいのは、ここに原因の半分があります

「同期と比べて伸び悩んでいる気がする」のは、あなたの能力の問題ではなく、給与制度の設計そのものがそうなっているからなのです

グレード別(G6→JG3)の年収テーブル

企業の人事資料を広げて議論する4名の中堅・若手社員、深刻な表情と納得の表情が混在

NTTドコモビジネスはグレード制度を採用しています

新卒入社のスタートはG6、そこから順にG5、G4(主任)、G2(主査)、JG6(課長代理~課長)、JG3(部長)と上がっていく仕組みです

このグレードが、年収の「天井」と「床」をかなりの精度で決めてしまうのが特徴です

スクロールできます
グレード年次の目安年収レンジ
G61〜2年目400〜500万円
G53〜5年目450〜600万円
G4(主任)6〜7年目550〜700万円
G2(主査)8〜12年目750〜1,000万円
JG6(課長代理/課長)15〜20年目1,000〜1,200万円
JG3(部長)評価次第1,400万円〜

このテーブルを見ると、わかることがあります

主査(G2)に上がるまでに、新卒から8〜12年

つまり30歳〜35歳ごろまでは、どんなに成果を出してもグレードの上限に張り付く形で年収が「頭打ち」になるのです

これって、入社して5年で爆発的に成果出しても、年収だけはほぼ同期と横並びってことですか?

そうなんです。短期で報われる仕組みが、まだ完全には機能していない。これがNTTグループ全体の課題として、口コミでも繰り返し指摘されているポイントですね

2023年4月の人事制度改定について(クリックで詳細)

2023年4月、NTTドコモビジネス(当時NTTコミュニケーションズ)は人事制度を改定し、最低在籍年数の撤廃や早期昇格の制度を導入しています。これにより、能力次第ではG4→G2へのスピード昇格も理論上は可能になりました。ただし、運用面では「短期成果に対して報いる仕組みが実質ない」「年功序列の色は依然として強い」というOpenWork口コミも複数見られ、制度と現場運用のあいだにギャップがあると感じる社員も多いようです(参照:OpenWork「NTTドコモビジネス 年収・給与制度」)。

他社(NTTドコモ/KDDI/Web系自社開発)と比べてどうか?

投資銀行のフロアのような近未来的なオフィスで複数企業の年収比較資料を見比べる4名のビジネスパーソン

「自分の会社の年収が低いかどうか」は、必ず比較対象を決めて測る必要があります

何と比べるか、で答えが180度変わってしまうからです

まずは同じ通信業界の主要他社と、Web系自社開発の30代エンジニアの相場を、横並びで見てみましょう

【横棒比較作成】30代エンジニア年収レンジの比較(中央値)。NTTドコモビジネス30歳:650万円 / SIer30代平均:560万円 / Web系自社開発30代:800万円。Web系自社開発30代を強調

引用元:doda「ITエンジニアの平均年収」、Geekly「SIerで働くエンジニアの年収ランキング」、よりそい転職「NTTドコモビジネスの年収」の公開データを基に整理

この比較で見えてくるのは、シンプルな事実です

NTTドコモビジネスの30歳エンジニアは、SIer全体の平均よりは100万円ほど高い水準にいます

つまり「日本のITエンジニア」を全体として見れば、決して低くないのです

ところが、Web系自社開発(SaaS企業、メガベンチャー、外資IT等)の30代エンジニアと比べると、150万円ほど低く出る

これが「年収低い」とSNSで叫ばれる正体です

つまり、あなたが「低い」と感じていたのは、絶対的に低いからではなく、比較対象が変わってきたからなのです

NTTグループ内に視線を戻すと、NTTドコモは有報ベースで平均年収約935万円(平均年齢39.5歳、参照:corp-research「【平均年収870.4万円】NTTドコモの給与・ボーナスが高いのはなぜなのか」)

KDDIは約930万円、ソフトバンクは約782万円

NTTドコモビジネス(旧NTTコム)の849万円は、通信キャリア大手としては中位レンジに位置しています

ここで覚えておきたい結論

NTTドコモビジネスの年収は「絶対値で低い」のではなく、「Web系自社開発という比較対象が爆上がりしているために、相対的に低く見える」のが正体

なぜ年収が「低く感じる」のか?3つの構造的理由

なぜ年収が「低く感じる」のか?3つの構造的理由

数字を眺めて「絶対的には悪くない」と分かっても、それで気持ちが晴れるかというと、たぶん晴れません

むしろ「じゃあ、なんで自分はこんなにモヤモヤしているんだ?」という新しい疑問が湧いてくるはずです

ここからは、その疑問に正面から答えていきます

NTTドコモビジネスで「年収が低く感じる」のには、明確な構造的理由が3つあります

これを言語化できるかどうかで、あなたの選択肢の見え方が大きく変わります

「短期の成果に対して報いる仕組みが実質ない」「学部卒は入社後5年程度は給与テーブルが横ばいで、残業代に頼らないと年収が上がりにくい」

引用元:OpenWork「NTTドコモビジネス 年収・給与制度」から傾向を要約

こうした口コミは、決して個人の愚痴ではなく、構造から自然に生まれる現象なのです

理由①「年功序列が依然として残っている」

SIerの開発現場でグレード表を前に説明を受ける若手エンジニアと、横で頷く中堅エンジニア

最初の理由は、王道中の王道、年功序列です

NTTドコモビジネスは2023年4月に人事制度を改定し、最低在籍年数を撤廃して早期昇格を可能にしました

制度上は「実力主義」に舵を切っているのです

ただし、現場の運用は別の話です

OpenWorkで複数の社員が「短期の成果に対して報いる仕組みが実質ない」と書いているように、制度と運用にはまだ大きなギャップがあります

これはNTTドコモビジネスだけの問題ではなく、NTTグループ全体に共通する伝統的な企業文化の影響です

新しい技術スタックをガンガン学んで、社内ハッカソンで優勝しても、給料は同期と一緒なんですか?

残念ながら、短期で爆発的に上がることは少ないですね。グレードの壁という見えない天井があるんです。だからこそ、社内でグレードを上げる戦略と、社外の評価を取りに行く戦略の両方を持っておくのが現実的です

年功序列の残存が生む3つの副作用
  • 20代〜30代前半の伸び率が緩く、若手のモチベーションが下がりやすい
  • 同期との横並び意識が強く、抜きん出る評価が出にくい
  • 結果、優秀層から市場に流出しやすくなる構造的圧力が働く

理由②「Web系自社開発との市場相場ギャップが広がった」

Web系スタートアップのオープンオフィスで歓声を上げる若手エンジニア3名、開発成果に喜ぶ表情

2つ目の理由は、外側の市場が変わったことです

ここ5年ほどで、日本のITエンジニア市場は大きく構造変化を起こしました

SaaS、Webサービス、AI、クラウド、フィンテック――こうした領域で、海外資本やベンチャーキャピタルが大量の資金を入れ、エンジニアの年収相場が一気に押し上げられたのです

具体的には、Web系自社開発の30代エンジニアは年収700〜900万円帯が珍しくなく、ハイクラスでは1,000〜1,200万円のオファーも普通に飛び交います(参照:Qiita Job Change「ITエンジニアの平均年収」)

これに対してNTTドコモビジネスの30歳エンジニアは、グレードの制約で650万円前後にとどまる

差は100〜300万円

これは「NTTドコモビジネスが下がった」のではなく、「外側の市場が上がりすぎた」結果として生まれたギャップです

つまり、あなたが転職市場に出れば、同じ技術スキルでも年収が大きく上振れする可能性がある、ということを意味します

ただし、これにはいくつか条件があります

Web系自社開発で年収を上げる人の条件
  • クラウド・コンテナ・モダンな言語(Go、TypeScript、Pythonなど)に触れた経験がある
  • 「言われた仕様を作る」だけでなく、「事業課題を技術で解いた」エピソードを語れる
  • マネジメントもしくは技術リードのどちらかの経験がある
  • 転職市場での「自分の見せ方」を職務経歴書で整理できている

「市場が上がっている」ことと「自分が上がれる」ことは、同じではありません

このギャップを埋めるのが、後ほど触れる市場価値の客観的把握というステップなのです

理由③「55歳役職定年・年収約3割減」という長期カーブの天井

企業の会議室で役職定年通知を見つめる50代男性社員、複雑な表情、隣で頷く同僚

3つ目の理由は、もう少し長い時間軸の話です

NTTグループには、いまも55歳役職定年制度があります

55歳を迎えた時点で役職を外れ、ほぼ全員が子会社や関連会社への出向となり、給与は約3割減少するのが現在の運用です

【数字カード作成】NTTグループ 役職定年で年収約3割減。55歳・年収約30%減

引用元:Diamond Online「NTTは『55歳で年収3割減』の役職定年、富士通・NECは廃止も新制度はよりシビアに」、OpenWork「NTTドコモ 役職定年の声」より

OpenWorkにはこんな声もあります

「役職定年は55歳と厳密に定められており、役員まで昇進しない限り、どのような業績を残そうと子会社への出向が決まっている」

引用元:OpenWork「NTTドコモ 退職検討理由」より

つまり、グレード制度をJG6まで登ってJG3を目指せなければ、55歳から先の20年近くを「年収3割減」で過ごすことになります

これがNTTグループの長期カーブの天井です

30代〜40代前半のあなたが「年収低い」と感じる気持ちの奥底には、もしかしたらこの「天井を見てしまった」感覚も混じっているのではないでしょうか

理由④(補足)合併後の人事制度統合という”未確定要素”

企業の本社受付で社名変更後の新ロゴを見上げる社員2名、不安と期待が入り混じった表情

もう1つ、長期的な視点で押さえておきたいのが、合併後の人事制度統合という未確定要素です

2024年7月、NTTドコモがNTTコミュニケーションズとNTTコムウェアを完全子会社化

そして2025年7月、NTTコミュニケーションズはNTTドコモビジネスへと社名を変更しました

この一連の流れの中で、給与制度・評価制度・退職金制度などがどこまでドコモ本体に揃えられるのか――現時点で公式アナウンスのある範囲を超えて断定することはできません

ただ、グループ全体で人件費を抑制する方向は、ここ数年ずっと変わらないトレンドです

「合併で給与が一気に上がる」可能性は、控えめに言って高くないと見ておくのが現実的です

つまり、待っていても合併で給料が劇的に上がる可能性は低いと考えた方がいい、ってことですね

その通りです。だからこそ、自分から動いて情報を取りに行くことが大事なんです。「待つ」が一番のリスクになる、と私は考えています

それでもNTTドコモビジネスに残るべき人の特徴

それでもNTTドコモビジネスに残るべき人の特徴

ここまで読んで、「やっぱり転職するしかないのか」と感じた方もいるかもしれません

でも、ちょっと待ってください

NTTドコモビジネスには、額面年収だけでは見えない大きな魅力もあります

「動かない」という選択も、れっきとした合理的判断です

この章では、煽らずに、フェアに、残るメリットを書きます

「給与テーブルはNTTグループどこでも同じ考え方。家賃手当などの手当てがあるのは大きい」「賞与は年2回で安定して支給される」

引用元:OpenWork「NTTドコモビジネス 年収・給与制度」から傾向を要約

年収以外の「見えない待遇」を金額換算する

自宅のリビングで家計簿アプリと給与明細を見比べる30代夫婦エンジニア、表情に少し安堵

NTTグループの福利厚生は、業界トップクラスです

家賃手当、退職金、企業年金、健康保険組合、独身寮や社宅、保養所、財形貯蓄、持株会の奨励金

これらを「年間いくら相当の手厚さか」で金額換算してみると、額面年収にプラス60〜100万円相当が積み上がるケースもあります

金額換算したい”見えない待遇”
  • 家賃手当(35歳まで支給):都内勤務なら月数万円相当が年単位で大きい
  • 退職金・企業年金:終身まで含めると数千万円規模
  • 健康保険組合の充実度:高額療養費、人間ドック補助、家族手当の手厚さ
  • 各種休暇制度:育休、介護休暇、リフレッシュ休暇など、実取得率が高い
  • カフェテリアプラン:自己啓発・健康・育児補助に使えるポイント支給

もしあなたが既婚で、子育てフェーズや住宅ローン返済中なら、これらの「見えない待遇」の重みは想像以上に大きいはずです

転職先のオファー額面が「+100万円」だったとしても、福利厚生の差額を考慮すると実質横ばいになることは普通にあります

残るのが合理的な人の3つの特徴

企業の落ち着いたオフィスで満足げに笑顔を見せる40代男性社員と、隣で頷く30代女性同僚

では、どんな人が「残る」を選んでも合理的なのか

長年エンジニアキャリアを見てきた経験から、私は次の3つの特徴を持つ方には、迷わず「残る」を勧めています

「残る」が合理的な人の3つの特徴
  • ① 家族の生活基盤(住宅ローン、子の進学、介護)の優先度が高く、リスクを最小化したい
  • ② 大型インフラ・ネットワーク・公共系の領域に強い興味があり、社内で専門性を伸ばせる
  • ③ 年功序列でも、長期的にJG6(課長)以上まで登る覚悟と環境がある

“安定を取る”こと自体は悪いことじゃないですよね?家族のことを考えると、無理にリスクを取る必要もない気がして…

もちろん、まったく悪くないです。問題は”自分のフェーズで最適か”だけです。安定を選ぶなら、その上で社内で年収を最大化する打ち手を持つこと。これが残る人の正しい戦い方ですね

残るなら知っておくべき社内での年収最大化の打ち手

SIerの開発現場で資格テキストとクラウド認定証を前にやる気を見せる30代男性エンジニア、前向きな表情

残ると決めたなら、「黙って働く」だけでは年収は上がりません

社内で年収を最大化する具体的な打ち手を、戦略的に持つことが大切です

大きく3つの方向性があります

社内で年収を最大化する3つの打ち手
  • ① グレード昇格を最短ルートで狙う(特にG4主任→G2主査の壁を意識する)
  • ② 専門領域の認定資格・社内認定を取り、提案案件を引き寄せる(AWS、Azure、CCNP、CISSP等)
  • ③ 社内公募やドコモグループ内異動を活用する(給与テーブル維持+環境変化)

特に③のグループ内異動は、見落とされがちです

外に出ずに環境だけ変える、という選択肢を持っているのは、大手グループの大きな強みでもあります

転職を検討すべき人の特徴と、後悔しない判断軸

転職を検討すべき人の特徴と、後悔しない判断軸

ここからは、「転職を検討する」を選ぶのが合理的な人のサインを書いていきます

大事なのは、感情で動くのではなく、サインを冷静に読み取ることです

「年収低い」というモヤモヤだけで動くと、ほぼ確実に転職後に後悔します

転職を検討すべき3つのサイン

自宅のデスクで職務経歴書ファイルを見つめながら考え込む30代男性エンジニア、決意の表情

転職を「検討すべき」サインを3つ整理します

これは「即転職せよ」のサインではなく、「市場価値を確かめに行くべき」タイミングのサインです

STEP
給与カーブの天井が「自分の中で」見えてしまった

自分が登れるグレードの上限が、ある程度予測できてしまった瞬間。たとえば「JG6(課長)までは行けそうだが、JG3(部長)は社風的に難しい」と感じたら、生涯年収の天井もほぼ見えてしまったということ

STEP
市場相場と自分の年収のギャップが大きすぎる

特に30代エンジニアで、Web系自社開発の同世代と150万〜300万円差が開いている場合。これは「自分の市場価値」ではなく「業界構造」の問題で、放置すると差が広がる一方になる

STEP
技術スタックの陳腐化に対する社内サポートが薄いと感じる

新しい技術領域(クラウド、AI、SRE、データ基盤)に触れる機会が限定的で、5年後の自分の市場価値が下がりそうだと感じる場合。これは年収以上に怖いシグナルです

「年収だけ」で動くと失敗する。判断軸の4つの優先順位

企業の会議室で4つの判断軸を書き出すホワイトボードを囲む30代エンジニア3名、真剣な議論

転職を検討するとき、最大の落とし穴は「年収だけ」を判断軸にしてしまうことです

これをやると、ほぼ確実に転職後3ヶ月以内に後悔します

後悔しない判断軸の優先順位は、次の4つです

後悔しない判断軸の優先順位
  • 第1優先:技術スタックと事業フェーズ(モダンか/成長期か)
  • 第2優先:開発体制とカルチャー(少人数で詰みやすい組織か/心理的安全性はあるか)
  • 第3優先:年収と評価制度(基本給と賞与の構成、評価の納得感)
  • 第4優先:勤務地・働き方(リモート可否、フルフレックスの実態)

えっ、年収を第1優先にしちゃダメなんですか?年収を上げるために転職するんじゃないですか?

順番が逆なんです。技術スタックと開発体制が自分に合った会社に行けば、結果的に成果が出て、年収も後から付いてくる。年収だけで選ぶと”自社開発に転職したのに前より忙しい”という典型的な失敗をやらかしますよ

エンジニア転職で失敗する3パターン

Web系スタートアップのオフィスで疲れた表情でPCを閉じる30代エンジニア、後悔の表情、深夜の窓辺

エンジニア転職で失敗する人は、見事に同じパターンを踏んでいます

逆に言えば、このパターンさえ避ければ、後悔の確率は劇的に下がります

OpenWorkに残されている退職者の声を読むと、失敗エピソードはほぼ次の3類型に収まります

エンジニア転職で失敗する3パターン
  • パターン①:市場価値を確かめずに動く。「とりあえず辞めて転職活動」が一番危険。市場価値を客観的に査定してから初めて、自分の交渉カードが見える
  • パターン②:エージェント1社に依存する。1社だけだと、そのエージェントの得意求人にしか出会えない。「最初に紹介された企業に応募して、後で別エージェントから良い求人が来た」は、まさにあるあるの失敗例
  • パターン③:SES/受託/自社開発の構造を理解せずに移る。「自社開発=ホワイト」は幻想で、少人数の自社開発は前職より激務になることも普通にある

この3つを避けるための最強の打ち手は、シンプルです

「動く前に、外の評価を聞いてみる」

これだけで、3つの落とし穴の8割は回避できます

30代エンジニアが市場価値を確かめる、最もラクな方法

30代エンジニアが市場価値を確かめる、最もラクな方法

「動く前に、外の評価を聞いてみる」とは、言葉を変えると転職エージェントで市場価値を無料査定してもらうということです

登録自体は無料で、登録したからといって面接が始まるわけでもありません

カジュアル面談という形で、まず「自分の経歴は、市場ではどんなオファーが出る可能性があるか」を聞くだけで、現状の判断材料が劇的に増えます

特にエンジニア経験者であれば、IT特化型の転職エージェントを選ぶのが鉄則です

総合型と違い、担当者が技術スタックを正しく理解してくれるので、「JavaができますならGoの現場も紹介できますね」のような踏み込んだ会話が成立するからです

例えばIT特化型転職エージェントの中には、平均年収160万円アップの実績を持つところや、求人数が45,000件を超えるところもあり、市場価値の査定材料には事欠きません

「すぐ転職する気はない」「とりあえず話だけ聞いてみたい」

その温度感で問題ありません

むしろエージェント側も、長期視点で関係を築きたい優秀なエンジニアと話せることをむしろ歓迎します

\ 情報収集にもオススメ /

"IT専門" 転職エージェントおすすめ6選

明日から動く、3つの低リスクなステップ

明日から動く、3つの低リスクなステップ

では、具体的に明日から何をすればいいのか

いきなり退職届を書く必要はまったくありません

もっとずっと低リスクな、3つのステップを順番に踏むだけで、あなたの選択肢は確実に広がっていきます

STEP1 「不満」を「条件」に翻訳するメモを作る

自宅のデスクでノートに条件を書き出す30代女性エンジニア、整理されていく表情、夜のデスクライト

最初にやるべきは、不満を条件に翻訳する作業です

「年収低い」「成長できない」「合併が不安」――これらは全部感情であって、意思決定の道具にはなりません

これを具体的な数字や条件に翻訳すると、ようやく転職エージェントとも家族とも対等に話せるようになります

「不満」→「条件」翻訳例
  • 「年収低い」 → 「3年以内に年収◯◯万円に到達したい」
  • 「成長できない」 → 「クラウドネイティブな自社開発に2年触れたい」
  • 「合併が不安」 → 「5年後も需要のある技術領域に身を置きたい」
  • 「同期と差がついている」 → 「市場価値の自分のレンジを数字で知りたい」

STEP2 IT特化型エージェント2〜3社に同時登録する

自宅のリビングでスマホとPCを使い分けて複数のエージェントに登録する30代男性、集中した表情

次に、IT特化型の転職エージェントに2〜3社、同時に登録します

1社だけだと、そのエージェントの得意分野・取引先に偏った求人しか見えなくなるからです

同時に複数登録することで、求人の重なりと違いが見え、自分の市場ポジションが立体的に把握できます

2〜3社って多くないですか?1社に絞った方が手間が省けそうですけど…

リョウさん、それは絶対やっちゃダメなやつですよ…。1社だけだと、その担当者の力量がそのまま自分の転職結果になっちゃうんです。最低でも2社、できれば3社で比較するのが鉄則です

STEP3 カジュアル面談で「外の温度」だけ知る

オンラインカジュアル面談中の自宅デスクの30代社員、画面越しに穏やかに会話する表情、コーヒー片手

登録したらすぐに「面接!」と急かされることはまずありません

カジュアル面談という、ノーリスクの会話の場が用意されています

ここで「自分の経歴ではどのレンジのオファーが出る可能性があるか」「自分の経験は今の市場でどう評価されるか」を聞くだけで、あなたの判断材料は劇的に増えます

カジュアル面談で聞くべき3つの質問
  • 「私の経歴で、市場では年収レンジはどのくらいで評価されますか?」
  • 「私のスキルセットで、いま需要が高い・低いと感じる領域はどこですか?」
  • 「もし今すぐ動くとしたら、どんな企業群が現実的な選択肢になりそうですか?」

この3つを聞くだけで、あなたは「動く・動かない」の判断材料を、データに基づいて手に入れることができます

そして、その結果を見てもなお「やっぱり残ろう」と思えたら、それは胸を張って残る判断ができるはずです

逆に「思った以上に評価される」と分かれば、選択肢として転職を真剣に検討するスタートラインに立てます

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

ここでは、NTTドコモビジネスの年収や転職検討について、多くの方が抱える疑問にお答えします

2025年7月の社名変更で給与はどう変わりますか?

2026年5月時点で、社名変更に伴う給与体系の大幅な変更は公式アナウンスされていません。ただし、完全子会社化の流れの中で、中長期的にはNTTドコモ本体に揃える形での制度統合が進む可能性が指摘されています。短期的に給与が大幅に上がる可能性は高くないと見ておくのが現実的です。

辞める気はないけど、転職エージェントに登録だけしてもいいですか?

まったく問題ありません。むしろ、それが最も健全な使い方です。エージェント側も「すぐ動く気はない」と最初に伝えれば、長期視点で情報提供してくれます。市場価値の把握だけが目的でも、登録は完全無料です。

在職中に転職活動をしていることが、会社にバレる可能性はありますか?

大手転職エージェントには、現職企業を「閲覧ブロック」する機能があります。職務経歴書がNTTドコモビジネスの人事担当者に表示されないように設定できるので、適切に活用すればバレる確率は極めて低いです。登録時にエージェントに「現職にはバレたくない」と伝えるのを忘れずに。

転職を考えるべきタイミングはいつですか?

「年収低い」と検索したそのタイミングが、まさに情報収集を始めるベストタイミングです。動くかどうかは別として、市場価値の把握は早ければ早いほど選択肢が広がります。30代〜40代前半は、エンジニア転職市場で最も需要が高い層なので、この期間に情報を持っておく価値は大きいです。

IT特化型エージェントと総合型エージェント、どちらを使うべきですか?

エンジニア経験者であれば、まずはIT特化型を使うのが鉄則です。担当者が技術スタックを理解しているので、的外れな求人提案が減り、自分の市場価値が正確に把握できます。総合型は、業界を変える可能性を含めて広く見たい場合に併用する程度で十分です。

まとめ:年収が「低い」と感じる気持ちは正しい。だから、外の評価を知ろう

まとめ:年収が「低い」と感じる気持ちは正しい。だから、外の評価を知ろう

ここまで、長い記事をお読みいただき、本当にありがとうございました

最後にもう一度、本記事の要点を整理させてください

あなたが「年収低い」とつい検索してしまったのは、決して甘えでもわがままでもありません

そこには、年功序列の残存、Web系自社開発の市場相場上昇、55歳役職定年という3つの構造的な理由が確かに存在しています

あなたのモヤモヤは、この構造が生み出している自然な感覚なのです

本記事の3つの要点

自宅のリビングで穏やかな表情でPCを閉じる30代エンジニア、決意と安堵が混じる表情、朝の光

長い旅をしてきたので、3つだけ持ち帰ってもらえれば十分です

① 年収が「低い」と感じるのは、構造的に当然のこと。あなたの感覚は正しい

② 残るか転職するかの判断は、感情ではなく「市場価値の客観的把握」から始める

③ 無料の転職エージェント相談は、最もローリスクで効果の高い「最初の一歩」

動かなくてもいいんです

でも、外の評価を知らないまま「ここで定年まで」と決めてしまうのは、長い目で見るともったいない選択になります

市場価値を一度知っておくだけで、社内で頑張る理由も、転職を選ぶ理由も、どちらもクリアになります

いいですか、エンジニアの転職で最も大事なのは”自分の市場価値を正しく知ること”です。それさえわかれば、残る理由も、動く理由も、自分の言葉で語れるようになります

迷うなら、まず無料で外の評価を聞いてみる

迷うなら、まず無料で外の評価を聞いてみる

最後にもう一度だけ、選択肢を整理しておきましょう

「動かないリスク」と「動いてみるリスク」、長い目で見るとどちらが大きいか

無料で市場価値を確かめるだけなら、後者には金銭的リスクが一切ありません

知るだけ知って、判断は自分でする

これがエンジニアキャリアにおける、最もスマートな戦い方です

迷っている時間が長ければ長いほど、社内に残る理由も、外に出る理由も、どんどん曖昧になってしまいます

まずは話を聞くだけ、というスタンスで、IT特化型の転職エージェントに登録してみることをおすすめします

\ 情報収集にもオススメ /

"IT専門" 転職エージェントおすすめ6選



よかったらシェアしてね!
目次