「ディ・アイ・システムって、結局SES(客先常駐)の会社なんですか?」
そんな問いから、この記事を開いてくださった方が多いのではないでしょうか
結論からお答えします
株式会社ディ・アイ・システムは、SES(客先常駐)型のシステム開発・インフラ運用支援を主軸とする「独立系SIer」です
これは煽りでも憶測でもありません
東証スタンダードに上場している同社(証券コード4421)の最新の決算資料を見ると、売上の約94%が「システムインテグレーション事業」という、
業務システムの設計・開発・構築・運用保守を中心とするセグメントから生まれています
OpenWorkや転職会議など、第三者の口コミプラットフォームでも「客先常駐が多い」「現場によって大きく違う」という声が中心です
つまり、検索された方の感覚は当たっていた、ということになります

えっ、やっぱり客先常駐なんですね…じゃあやめた方がいいってことですか!?



そう急がないでください。SES=悪、と決めつけるのは早計ですよ。今のキャリアステージによっては、ここで経験を積むことが正解になる人もいます。大事なのは「自分にとってどうか」を判断できる材料を持つことです
この記事は「ディ・アイ・システムはヤバい/神企業」のような単純な決めつけはしません
上場企業として開示されている公式データ、社員クチコミの傾向、そして経済産業省などが出している公的データを、フラットに並べて見ていきます
そのうえで、「未経験」「若手」「中堅」「ベテラン」といったキャリアステージごとに、判断軸をご用意します
- ディ・アイ・システムが「客先常駐主軸の独立系SIer」である客観的な根拠
- OpenWork等の口コミから見える、給与・残業・評価制度のリアル
- 客先常駐という働き方の構造的メリット・デメリット
- キャリアステージ別「向いている人・向いていない人」の判断軸
- 在籍中の人が今すぐできる「市場価値が下がらない仕掛け」
- 転職を検討する人が、最初に踏むべき1ステップ
読み終わる頃には、「自分は今、ここで何を得て、いつどう動くか」が、自分の言葉で語れるようになっているはずです
誰かに急かされてではなく、自分のタイミングで判断できる状態になりましょう
結論:ディ・アイ・システムはSES(客先常駐)を主軸とする独立系SIerです


もう一度はっきりお伝えしておきます
ディ・アイ・システムの主軸はSES(客先常駐)型のシステム開発・インフラ構築・運用保守です
同社は1997年設立、東京・丸の内に本社を構える独立系SIer(特定の親会社を持たないシステムインテグレーター)として、長く国内のIT基盤を支えてきた企業です
ただし、最初に断っておきたいのは、「客先常駐=悪」という決めつけは、現実を見誤らせるという点です
SES(システムエンジニアリングサービス=自社で雇用したエンジニアをお客様の現場に常駐させて働く契約形態)には、未経験者が業界に入りやすいという他の業態にない強みもあれば、長く続けるとキャリアが伸び悩むという構造的な弱みもあります
この章では、まず会社の基礎情報をざっと押さえ、次に「SES/客先常駐」とはそもそも何かをやさしく解説し、最後に客観データでディ・アイ・システムの実態を見ていきます
会社の基礎情報を1分で


まず、ディ・アイ・システムの基本情報を一気に押さえてしまいましょう
- 設立:1997年11月5日
- 本社:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル15F
- 資本金:2億9,154万円
- 連結従業員数:766名(契約社員含む/2026年4月現在)
- 上場区分:東証スタンダード市場(証券コード4421)
- 事業セグメント:システムインテグレーション事業/教育サービス・セキュリティソリューション事業
ポイントは2つあります
1つ目は、規模感は中堅クラスの独立系SIerであるということ
従業員数766名という数字は、超大手SIerと比べれば小ぶりですが、上場企業として一定の体力があり、突然倒れて路頭に迷うようなリスクは比較的低い水準です
2つ目は、事業の柱が「SI事業」と「教育・セキュリティ事業」の2本であること
SI事業はまさに客先常駐を含むシステム開発・運用が中心、もう一方の教育サービスはIT研修・資格取得支援、セキュリティソリューションは製品開発と導入支援が中心です
「独立系SIer」とは?もう少し詳しく知りたい方へ
SIer(エスアイヤー)は「システムインテグレーター」の略で、お客様の業務に必要なシステムを設計・開発・運用する会社のことです。SIerは大きく3種類に分かれます。①メーカー系(NEC、富士通など、ハードウェアメーカー出身)、②ユーザー系(NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズなど、特定の親会社や業界出身)、③独立系(特定の親会社を持たず、複数業界に幅広くシステムを提供)。ディ・アイ・システムは③の独立系に分類されます。独立系の特徴は、特定の業界にとらわれず幅広い案件に関われる一方、親会社の安定した受注がない分、案件獲得の営業力が問われる点です。
出典は、ディ・アイ・システムの公式サイト「会社概要」と、上場企業情報を集約しているIRBANK「4421 ディ・アイ・システム」のページです
最新情報は変動するため、必ずご自身でも公式サイトを参照してください
「SES/客先常駐」とは何か(中学生でもわかる解説)


そもそも「SES」「客先常駐」という言葉がモヤッとしたままだと、これ以降の話が頭に入ってきません
ここで一度、できるだけやさしい言葉で整理しておきます
SES(System Engineering Service)=自社で雇用したエンジニアをお客様の現場に派遣して、決められた時間で技術力を提供する契約形態
客先常駐=SES契約に基づき、エンジニアが自分の所属会社ではなく「お客様のオフィス」に毎日通って働く勤務スタイル
かんたんに言うと、SESは「契約のかたち」、客先常駐は「働く場所のかたち」を指しています
多くの場合、両者はセットで語られますが、厳密にはイコールではありません
SES契約でも自社内に作業スペースを設ける場合がありますし、逆に派遣契約や請負契約でも客先常駐になるケースがあります



つまり、SESイコール客先常駐ではなくて、契約の種類と勤務場所の話を分けて考えればいいんですね?



おっしゃる通りです。ただ、日本のIT業界では「SES=客先常駐」とイコールで使われることが多くて、業界に入ったばかりの方は混同しやすい。だから今回は「SES(客先常駐)」とセットで表現しています
SESと派遣契約の違いも、よくある質問です
| 項目 | SES契約 | 派遣契約 |
| 指揮命令権 | 所属会社(自社)にある | 派遣先(客先)にある |
| 契約の対象 | 労働力(時間ベース) | 労働者そのもの |
| 勤怠管理 | 原則、自社 | 派遣先 |
| 働く場所 | 客先がほとんど | 派遣先のみ |
このあたりの違いは、レバテックキャリア「客先常駐=SESは誤解?両者の違いと仕組みを解説」などでも丁寧に解説されています
細かい話に思えるかもしれませんが、自分が置かれている契約形態を理解しておくことは、今後のキャリアを考える上で意外と重要です
データで見るディ・アイ・システムの「実態」


「主軸はSESです」と言葉で言うのは簡単ですが、それを裏付けるのが上場企業ならではの「開示データ」です
2026年9月期第1四半期の決算では、売上高17.66億円のうち、システムインテグレーション事業が16.69億円を占めています
比率にすると、約94%です
主要事業のセグメント別売上を、図でも確認しておきましょう


引用元:IRBANK「4421 ディ・アイ・システム」より
言い換えると、ディ・アイ・システムは「収益のほぼ全てがシステム開発・運用支援関連」の会社です
このセグメントには、お客様先に常駐してシステムを開発・保守する仕事、自社内で受託したプロジェクトを進める仕事、両方が含まれていますが、全社員が自社オフィスでがっつり自社プロダクトを作っている、というイメージとはかなり違います
もう一方の柱、教育サービス・セキュリティソリューション事業は1.12億円で、前年同期比17.0%の増収と伸びてはいますが、規模としては全体の6%程度



えっ、94%もシステム開発?じゃあほぼ全員、客先に行ってる感じなんですか?



「ほぼ全員」とまでは言い切れませんが、新卒・若手の多くがプロジェクト単位で客先常駐になる可能性は高い、と捉えておいた方が現実に近いです。仕事柄お客様先で開発するスタイルが基本になります
もう1つ、頭の片隅に置いておきたいマクロの話があります
そもそもこの先、IT業界全体ではエンジニア人材が足りるのか、足りないのか
経済産業省が公表している試算が、よく引用されます


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」より
2030年時点でのIT人材不足は、低位シナリオで約16万人、中位で約45万人、高位で約79万人と試算されています
「2030年に79万人不足」という数字だけが独り歩きしがちですが、これはあくまで一番需要が伸びたケースの試算値です
中位シナリオの約45万人不足、こちらの方が現実的なラインとして覚えておきたい数字です
この数字が示しているのは、「マクロで見れば、IT業界はあなたを必要としている」という構造的な背景です
つまり、もし今いる場所に不安があるとしても、業界全体としてはエンジニアの売り手市場が続く可能性が高い
慌てて転職する必要はありませんが、「自分には選択肢がない」と思い込む必要もまったくないんです
在籍者の声から見えるリアル:ポジティブ・ネガティブ両面


ここまでは、公式情報という「会社が表に出している顔」を見てきました
ここからはもう一歩踏み込んで、実際にディ・アイ・システムで働いている方、過去に働いていた方の声を見ていきます
口コミは、特定の人の主観なので絶対ではありません
ただ、複数の媒体で似た声が繰り返し出てくるなら、それはほぼ「傾向」と見ていい話になります
主な評価項目を、第三者プラットフォームのスコアで一覧してみましょう


引用元:OpenWork「ディ・アイ・システム 社員クチコミ」より
パッと見ても、「強い項目」と「弱い項目」がはっきり分かれているのが見て取れますね
人間関係や法令順守といった「働く環境のベース」は強い一方、待遇や長期育成、評価制度の納得感は厳しい数字
これは、SES主軸の中堅独立系SIerによくある「典型的な強み・弱みのバランス」とも一致しています
ポジティブな声:資格手当・残業少なめ・風通しの良さ


まず、評価されている部分から見ていきます
口コミプラットフォーム上で繰り返し挙がっている「ポジティブな点」は、大きく3つです
- 資格手当が手厚い:対象資格を取得すると、最大で月額3万円の手当が支給される。受験費用も会社負担となるケースがあり、勉強のモチベーションを維持しやすい
- 残業時間が比較的少ない:OpenWorkの公開データでは月平均残業時間は約12.3時間。配属先によりますが、平均値としてはIT業界の中でも残業が控えめな水準
- 風通しが良い:OpenWorkの「風通しの良さ」スコアは4.1/5.0。先輩との心理的距離が近い、ハラスメントの話はあまり聞かないという声が多い
OpenWorkに集まっている口コミの傾向を、文章でまとめると次のような感じになります
「対象資格を取れば最大3万円の資格手当がつくのはありがたい。勉強のインセンティブとして機能している。配属先にもよるが残業も少なめで、ワークライフバランスは取りやすい。社内の人間関係はフラットで、先輩との距離も近い」
引用元:OpenWork「ディ・アイ・システム 社員クチコミ」から傾向を要約
このあたりは、特に「未経験〜若手」の方にとって地味に効いてくる強みです
未経験から学びながら現場経験を積むには、勉強と仕事の両立が必須
そこで「資格を取れば手当が出る」「残業が少ないから勉強時間を確保できる」という環境は、本気でスキルを伸ばしたい時期にはありがたい後押しになります



確かに、資格手当って一見小さく見えますけど、年間36万円も差がつくと考えるとかなり大きいですよね



ええ、しかも「会社が学習を応援してくれる」というメッセージとして受け取ると、若手のうちは精神的に効きますよ。学ぶことが評価される会社かどうか、というのは長く働く上で意外と重要なポイントです
ネガティブな声:給与水準・評価不透明・現場ガチャ


一方、厳しい声もはっきりと出ています
こちらも、繰り返し挙がっているネガティブな点を3つに整理します
- 給与水準は同業比でやや低め:平均年収は出典により幅があり、日経公開で454万円、有価証券報告書で438万円、OpenWork投稿ベースで381万円。概ね400万円台前半が実態
- 評価基準が不透明:客先評価+社内面談で決まるが、明確な基準が見えないという声。年齢で一律という指摘もある
- 「現場ガチャ」が大きい:配属先で残業時間・人間関係・成長機会のすべてが変わる。SES業態の宿命とも言える課題
これらの口コミも、傾向として表現すると次のようになります
「年収は同年代の自社開発系と比べるとやや見劣りする。基本給が低めで、残業代でカバーしている印象。客先で頑張っても自社の評価にダイレクトに反映されにくい。配属先によって全く別の会社で働いているような状態になり、現場の当たり外れが大きい」
引用元:OpenWork「ディ・アイ・システム 社員クチコミ」から傾向を要約



うわ…やっぱりSESって給料低いんですね。これはやっぱりやめといた方がいいやつですか?



気持ちはわかります。でも一旦冷静になりましょう。これはディ・アイ・システム1社の話というより、SES業態全体の構造的な課題なんです。お客様からいただくチャージ単価から、営業コスト・管理コスト・利益を引いた残りが社員の給与になる。だから単価を上げるか、業態を変えるか、根本解決はこの2つしかない。「ヤバい会社」と決めつけるより、「自分はその構造の中でどう動くか」を考える方が建設的ですよ
給与に関しては、出典によって400万円台前半で開きがあるため、「絶対の正解」を示すのは難しいです
役職者を含むかどうか、回答者の年齢層、投稿者の偏りなどで数字が変わるからです
ただ、複数のソースを並べて中央値あたりを見ると、「概ね400万円台前半が実態」と捉えるのが妥当でしょう
給与水準は日本経済新聞「ディ・アイ・システムの平均年収」でも参照できますので、最新値は適宜チェックしてみてください
第三者評価をフラットに見る(OpenWork総合3.00の意味)


口コミプラットフォームの代表格、OpenWorkでのディ・アイ・システムの総合評価は3.00/5.00(上位46%)です
この数字を、どう読み解けばいいでしょうか
- 5段階評価のちょうど中間値で、突き抜けた高評価でもなければ、突き抜けた低評価でもない
- OpenWork全企業の中で「上位46%」というのは、平均よりほんの少し良い水準
- 言い換えると「平均的な独立系SIer」というポジショニングが、第三者評価から客観的に見える
大事なのは、この数字に振り回されすぎないことです
OpenWorkは社員クチコミプラットフォームとして広く使われており、信頼性は高い情報源です
ただ、投稿者の中には「離職を考えている人」「すでに退職した人」が多く含まれる傾向があります
つまり、現職で満足している人ほど、わざわざ口コミを書きません



それって、口コミサイトのスコア全般に言えることですよね?満足してる人は黙ってる、的な



その通りです。だから口コミは「絶対的な評価」ではなく「傾向のサンプル」として読むべきなんです。スコアの数字より、「どの項目が強くて、どの項目が弱いか」のパターンを見る方が、本質に近づけますよ
そう考えると、ディ・アイ・システムは「働く環境としては普通に悪くない、ただし待遇や評価制度には課題が残る、平均的な独立系SIer」という像が浮かび上がります
もちろん、これがあなたにとって「合う会社」になるかは別の話です
次の章で、客先常駐という働き方そのものをもう少し深く見ていきましょう
客先常駐という働き方の「構造的なメリットとデメリット」


ディ・アイ・システム単体の話から、いったん視点を引いてみます
「客先常駐」という働き方そのものが、構造的にどんなメリット・デメリットを持っているのか
これを理解しないと、ディ・アイ・システムを評価する判断軸が定まりません
まず、客先常駐の良い面と難しい面を、フラットに並べて整理してみましょう


引用元:GeeklyMedia「SES(客先常駐)はやめとけって本当?」、レバテックキャリア「客先常駐=SESは誤解?」から傾向を要約
「やめとけ」と言う人も、「いやSESは悪くない」と言う人も、見ているのは同じこの構造です
立場・キャリアステージによって、どちらの面が強く出るかが変わるだけ
構造的メリット:未経験からの参入・複数現場経験・大手の現場


まず、客先常駐に「構造的に備わっている」メリットを3つ挙げます
- ①未経験・若手でも業界に参入しやすい:教育機関に近い感覚で受け入れてくれる会社が多く、研修からスタートできる
- ②複数の現場で経験を積める:プロジェクトが終わると次の現場へ。1社の中で同じ業務を10年続ける、というキャリアになりにくい
- ③大手・有名企業の現場に常駐できる場合がある:自社では入社できない大手のシステム開発現場で経験を積めるチャンスがある
特に①は、未経験からエンジニアを志す人にとって大きな意味を持ちます
自社開発系の企業の多くは、即戦力採用が中心で、未経験の門は実質的にかなり狭い
その点、SES主軸の会社は、研修制度を整えた上で未経験者を受け入れ、育てながら現場に出していくモデルが多いです
「IT業界に入る入口」としては、現実的な選択肢の1つになります
②と③については、見方を変えると「武器庫を増やしやすい働き方」とも言えます
金融系、流通系、官公庁系、メーカー系、それぞれ業務知識のクセが違います
客先常駐で複数現場を回ると、特定業界に閉じない「広い経験値」が貯まります
転職市場で「ジェネラリストとして強い」評価を受ける土台にもなります
構造的デメリット:自社評価が反映されにくい・帰属感が薄い・上流に関与しにくい


一方で、構造的に避けにくいデメリットも3つあります
- ①自社の評価制度が機能しにくい:日々の働きぶりを見ているのは客先のリーダー。自社の上司は月1の面談でしか接点がなく、客観的な評価が難しい
- ②自社への帰属感が薄れやすい:オフィスに行く頻度が低く、同僚との交流が限られる。「自分はどこの社員なんだろう」と感じる時期が来やすい
- ③上流工程に関与しにくい:要件定義・設計などの「美味しい工程」は元請けが握っていることが多く、客先常駐では下流(開発・テスト・運用)が中心になりがち



③が一番怖い気がします。下流ばかりやっていると、年齢に対してスキルが見合わなくなりそうで…



鋭い視点です。市場価値は「希少性」で決まります。下流工程は数が多いから単価が抑えられがち。逆に、要件定義から関われるエンジニアは数が限られるから単価が跳ねます。だから中堅以降のキャリアでは、上流に関わる経験を意識的に取りに行くのがすごく大事なんです
特に①の評価の問題は、長く客先常駐を続ける上で見過ごせない構造的課題です
客先のお客様にとって、あなたは「ベンダーから派遣されてきたエンジニア」
どれだけ頑張っても、お客様の昇進には関係しません
かといって、あなたを雇用している自社の上司は、あなたの日々の仕事を直接見ていない
結果として、評価が「客先からの伝聞」と「面談での印象」に偏り、納得感を得にくい構造になりがちです
「客先常駐=悪」と決めつけられない理由


ここまで読んで、「やっぱり客先常駐ってデメリットが大きい気がする」と感じた方もいらっしゃるかもしれません
ただ、それでも「客先常駐=悪」と単純に決めつけるのは早計です
理由は、キャリアステージによって、メリット・デメリットの重みが大きく変わるからです
- 未経験〜実務2年未満:①のメリット(業界参入のしやすさ)が圧倒的に効く。デメリットはまだ顕在化しない
- 2〜5年(若手):②のメリット(複数現場で経験値)が効く一方、③のデメリット(上流関与の限界)が見え始める
- 5年以上(中堅):①のメリットは消え、③のデメリット(上流関与の限界・帰属感の薄さ)が深刻化してくる
つまり、「いつ、何を得るためにここにいるか」を意識しているかどうかで、客先常駐は強力な武器にも、伸び悩みの原因にもなります
次の章では、このキャリアステージ別の判断軸を、もう少し具体的に見ていきましょう
キャリアステージ別:ディ・アイ・システムが向いている人・向いていない人


ここからは、いよいよ「自分にとってどうか」を判断していくフェーズです
「ディ・アイ・システムはアリかナシか」という二択ではなく、「どのキャリアステージの人が、何を得られるか/何が物足りないか」という軸で見ていきます
4つのステージに分けて、判断軸を整理しましょう
未経験〜実務2年未満:教育・経験積みの場として有力


結論から言えば、「未経験から実務2年未満」の方にとって、ディ・アイ・システムは現実的な選択肢の1つになります
理由は、ここまで見てきた通り、SES主軸の独立系SIerは「教育機関的な側面」を持っているからです
具体的に評価できるポイントは、次のようなものです
- 研修制度・資格取得支援が一定整っている(資格手当最大月3万円)
- 残業が少なめで、業務後の自己学習時間を確保しやすい
- 東証スタンダード上場で、企業としての安定性が一定担保されている
- 未経験からでも入れる「IT業界の入口」として機能している
ただし、最初の段階で「いつまでここにいるか」「ここで何を獲得して次に進むか」を必ず意識してください
これがあるかないかで、3年後の自分の市場価値が大きく変わります



これだけは覚えておいてください。「とりあえず入った」だけでは、3年後にスキルも待遇も中途半端な状態になります。「ここで○○を身につけて、3年後には△△の業態に移る」という出口戦略を持って入った人だけが、SES経験を武器に変えられます
実務2〜5年(若手):給与と成長機会のバランスを冷静に


実務経験2〜5年の若手層になると、判断はぐっと難しくなります
このステージで考えるべき判断軸は、3つあります
①給与水準:平均年収400万円台前半は、同年代のIT系の中で「平均」のレンジ。決して高くないが、突出して低くもない
②成長機会:配属先によって大きく変わる。良い現場に当たれば、上流工程に近い経験を積める。悪い現場では、テストやドキュメント作成のループに陥ることもある
③客先依存リスク:プロジェクトが終わるたびに、次の現場が見えない不安が来る。長期プロジェクトに入れる年もあれば、半年単位で現場が変わる年もある
このステージで一番怖いのは、「気づけば3年経っていた」という時間の流し方です
客先での日々の業務に追われ、市場価値を測ることなく、ふと年齢だけが進む
気がついたら、年齢的には中堅扱いなのに、スキルセットがアップデートされていない、という状態になりかねません
このリスクを避けるために、若手のうちから「年に1度は転職市場で自分の価値を測る」習慣を持つことを強くおすすめします
これは、転職するためではありません
「自分のスキルが、外の市場でいくらの値段がつくか」を客観的に把握するためです
実務5〜10年(中堅):上流・自社開発への移行を本気で検討すべき時期


実務経験5〜10年。世間的には「ベテラン手前の中堅」と呼ばれるゾーンです
このステージでも客先常駐を続けている場合、「上流工程への関与」あるいは「業態転換」を本気で検討するべき時期です
なぜか
市場価値は「希少性」で決まる、というシンプルな原理があるからです
下流工程しかできないエンジニアは、若手が次々入ってくるため、年齢が上がるほど競合が多くなり、単価が上がりにくくなります
逆に、要件定義・基本設計に関われる、あるいはチームリーダーとしてプロジェクトを動かせるエンジニアは、母数が少ないため単価が高止まりします



でもタクミさん、客先常駐だと上流に行けないって話でしたよね?じゃあもう詰みじゃないですか…?



慌てないでください。詰みではありません。選択肢は3つあります。①現場で上流寄りの役割を取りに行く(基本設計レビューに加わる、要件のヒアリングに同席するなど)、②社内のリーダー職に手を挙げる、③自社開発・社内SEなど、上流に関わりやすい業態に移る。どれも現実的な道です
このステージで動かないと、選択肢はどんどん細くなります
40代に入ってから「やっぱり自社開発に行きたい」と動き出しても、未経験職種への挑戦は若い時より格段にハードルが上がります
逆に言えば、30代のうちなら、まだ間に合います
10年以上(ベテラン):マネジメント or スペシャリストの分岐点


実務経験10年を超えたベテラン層になると、選択肢は実は2つに絞られます
- マネジメント方面:プロジェクトリーダー、PM、自社内の管理職へ。人を動かすことで価値を出す
- スペシャリスト方面:特定技術の専門家として深掘りする。クラウドアーキテクト、セキュリティスペシャリストなど、希少性の高い領域へ
ディ・アイ・システム内に残るなら、社内の昇進ルートと、自分が描きたいキャリアが噛み合うかをチェックすべきタイミング
外に出るなら、ベテランならではの「経験×実績」を活かせる業態を選ぶ必要があります
具体的には、自社プロダクトのテックリードポジション、ITコンサルタント、SaaS企業のソリューションエンジニアなど、「マネジメント or 上流コンサル系」のポジションが、年収アップを伴う転職先として現実的な選択肢になります
在籍中の方の出口戦略:「ここで何を得て、いつ動くか」を最初から決める


ここからは、すでにディ・アイ・システムに在籍している方、あるいはこれから入社が決まっている方に向けた章です
転職メディアの多くは「外から来る人」しか想定していませんが、実際には「在籍中の人にこそ必要な戦略」があります
結論を先にお伝えします
客先常駐を続けるなら、「市場価値が下がらない仕掛け」を意図的に持つ
これに尽きます
市場価値が下がらない3つの仕掛け


客先常駐の構造的なリスクは、「日々の業務の中で、自分の市場価値が静かに下がっていくこと」です
これを防ぐために、有効な仕掛けは3つあります
受け身で配属を待たず、社内営業や案件獲得担当に「上流寄りの案件があったら回してください」と意思表示する。基本設計のレビューに加わる、お客様の要件ヒアリングに同席するなど、小さくても上流に関わる経験を貯める
業務で触れている技術を、ブログ・GitHub・勉強会などで外に出す。社外で「この技術ならこの人」と認識されると、転職時の市場価値が大きく上振れする
転職する気がなくても、年に1度はIT特化型の転職エージェントに登録して、自分の経歴で出る求人と提示年収を見る。これが「外から見た自分の価値」のリアルな指標になる



③って、転職する気がないのにエージェントに登録するのって、ちょっと申し訳なくないですか?



気持ちはわかりますが、エージェント側もそれは織り込み済みです。今すぐ動くつもりはないと最初に伝えれば、無理な勧誘はされません。むしろ「いずれ動くかもしれない優良候補者」として、長く付き合ってくれる担当者の方が信頼できます
「いつ動くか」の判断基準


「動くタイミング」を見極めるための、わかりやすい3つのサインがあります
- サイン①:同じ作業の繰り返しが2年以上続いている
- サイン②:自分のスキルセットが、過去2年で広がっていない
- サイン③:給与が、同年代の市場相場より20%以上低い
1つでも当てはまれば「黄色信号」、2つ以上当てはまれば「赤信号」です
赤信号の段階で動かないと、年齢が上がるほど選択肢が細くなっていきます
逆に言えば、サインを早めに察知して動けば、まだ十分にカードが揃っている状態で次のキャリアに進めるということ
「動く前にすべき」たった1つの準備:自分の市場価値を客観的に把握する


「動くと決めた」「動こうか迷っている」
どちらの場合でも、最初にすべき準備は1つだけです
自分の市場価値を、客観的なデータで把握する
これがないまま動き出すと、面接で年収を聞かれた時に「現職と同じくらいで…」としか答えられず、本来もらえるはずの数字を逃してしまうケースが頻発します
市場価値の把握には、IT特化型の転職エージェントへの登録が一番手っ取り早い方法です
登録自体は無料、面談はオンラインで30分から1時間程度、強引な勧誘もない時代になりました
1社だけだと担当者の主観に偏るため、2〜3社に登録して横串で見るのが鉄則です



いいですか、エンジニアのキャリアで「なんとなく」は一番危険です。あるのは「戦略」だけ。市場価値を客観的に知ることは、戦略を立てる出発点です。動くか動かないかはその後で決めればいいんです
転職を検討するなら:客先常駐から次に進むための具体ステップ


「動くと決めた」方に向けて、具体的なステップに落とし込んでいきます
客先常駐から次に進む人がよくやってしまう失敗パターンを3つ取り上げ、その回避法と一緒に整理します
失敗パターンを知っておくと、それだけで回避率がぐっと上がります
失敗パターン①:1社のエージェントだけに頼って判断する


転職活動を始めて、最初に登録したエージェントの担当者が「いい人」だった
そのまま、その人の紹介する求人だけで判断してしまう
これが、客先常駐から次に進む人の最も多い失敗パターンです
なぜダメか
エージェントごとに、得意な業界・年収レンジ・企業のタイプが違うからです
1社しか見ないと、本来あなたが選べたはずの選択肢の半分以上を、知らないまま終わってしまいます
最低でも2〜3社のIT特化型エージェントに登録し、紹介される求人の傾向・担当者のスタンス・年収提示の差を比較する
失敗パターン②:「自社開発に行けば全部解決する」と思い込む


「客先常駐から自社開発に行けば、年収もモダンな技術環境も全部手に入る」
これも、本当によく聞く幻想です
SNSやネット記事で「自社開発最高」「年収800万」という言葉を浴びすぎている結果、現実とのギャップで苦しむ人が後を絶ちません



えっ、自社開発に行けば残業もなくて年収も上がって、最高じゃないんですか!?



それは「成功事例だけが拡散される」SNSのバイアスですね。実際には、自社開発でも炎上プロジェクトはあるし、リソース不足で前職より忙しい現場もある。事業フェーズや組織体制を見ないで「自社開発」というラベルだけで選ぶと、ほぼ確実にミスマッチが起きますよ
「自社開発か受託か」というラベルではなく、「事業フェーズ(成長期/安定期/撤退期)」「開発体制(人数・チーム構成)」「技術スタックの選択経緯」といった具体情報で判断する
失敗パターン③:年収交渉をせずにオファーを受けてしまう


「内定が出た嬉しさで、提示された年収にそのまま頷いてしまった」
これも、入社後に同じポジションの中途が自分より100万円多くもらっていると知って、目の前が真っ暗になる典型パターンです
年収交渉をしないことには、2つの大きな損失があります
- 初年度の年収を逃す:交渉しないことで、本来取れたはずの年収が下がる
- その後の昇給ベースを逃す:入社時の年収がベースになるため、その後の昇給も低い水準に張り付く
自分から直接交渉するのが苦手なら、エージェント経由で交渉してもらう。「年収交渉に強いエージェント」は実在し、平均で前職比100万円以上の年収アップ実績を持つところもある
客先常駐から次に進む人が、最初に踏むべき1ステップ


3つの失敗パターンに共通する「対策」は、たった1つです
IT特化型の転職エージェントに、複数登録して情報収集の入り口にする
これだけで、3つの失敗パターンのほとんどが回避できます
例えばIT特化型のエージェントには、こんな特徴を持つところがあります
- 年収交渉に強い:20代で平均120万円、30代で平均160万円の年収アップ実績を持ち、模擬面接を回数無制限で行ってくれるところがある
- 圧倒的な求人数:IT特化型で求人数45,000件以上、年収700万円以上のハイクラス案件も豊富に扱うところがある
- 専門性の高いアドバイザー:IT特化型で求人55,000件以上を抱え、希望企業への転職成功率96%を誇り、年収予測機能まで備えるところがある
こうしたサービスは、それぞれ強みが違います
1社だけ使うより、複数の力を借りて、自分の市場価値を多角的に把握する方が、確実に良い結果につながります
下記は、IT経験者向けの専門エージェントとして実績のある3社のランキングです
登録は完全無料、強引な勧誘もありません
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
求人の数やサポートの質で選ばれている、人気の高い3つのサービスから確認しましょう
- 1位 TechGo(テックゴー)
- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
年収800万円以上をめざすなら
「TechGO(テックゴー)」がおすすめ
年収アップに特化した
IT転職エージェント
TechGo(テックゴー)は、年収アップの交渉力に強みがあります。たとえば20代の年収だと、前職にくらべて「平均120万円」も上がっています
30代の年収では「平均160万円」も上がっており、今の給料に満足していない人に最適ですよ
- IT求人10,000件
- 年収160万円アップも
- 面接対策を何度も実施
アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
業界最大級のIT求人数なら
「ギークリー」がおすすめ
IT・Web・ゲーム業界に特化した
IT転職エージェント
Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
IT業界のさまざまな職種を理解している「専門アドバイザー」が、100名以上も在籍しています
- 求人45,000件以上
- 専門家100名以上が在籍
- 支援実績22,000人以上※2026年2月時点
自分のスキルを正しく棚卸しできるため、今まで気づかなかった自分の市場価値が見つかりますよ
リモートワークや未経験歓迎など、こだわりの条件から自分にぴったりの職場もかんたんに探せます



企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWebに特化した求人が「55,489件」もあり、毎日更新されています
専門のアドバイザーによるヒアリングが手厚く、希望する企業への転職成功率は "96%" を誇ります
- 55,489件の求人
- 成功率96%の支援
- 年収予測の機能あり
職務経歴書の添削や模擬面接もしてくれるので、今の仕事を続けながらでも効率よく準備できます
自分の年収を予測できる機能など、納得して意思決定ができる仕組みが整っているのが魅力です



アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
- 3位 ラクスパートナーズ
ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
手厚いサポートなら
「@PRO人(アットプロジン)」がおすすめ
エンジニアデビューを徹底サポートする
IT転職エージェント
@PRO人(アットプロジン)は、年収アップした人の割合が「82%」と高く、ユーザー満足度が「90%」と高い評価を得ています
たくさんの求人を無理にすすめることはせず、1人あたり10社程度に絞って丁寧に支援します
- ユーザー満足度90%
- 面談時間は平均2時間
- 担当1人につき10名
キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
勉強もしたいなら
「キャリアカンパニー」がおすすめ
無料ITスクールで勉強もできる
IT転職エージェント
キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
- スクールを無料で併設
- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
働きながら学ぶなら
「ラクスパートナーズ」がおすすめ
3か月の研修で土台がつくれる
IT転職エージェント
ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます
- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
「いきなり全部に登録するのはちょっと」という方は、まず1社、気になったところから始めて、面談を受けてみるだけでも市場価値の感覚がつかめます
動かない選択をするにせよ、動く選択をするにせよ、判断材料は必ず増えます
よくある質問(FAQ)


ここまで読んでくださった方が、まだ気になりそうな疑問をQ&A形式でまとめます
- ディ・アイ・システムは客先常駐ばかりですか?自社内勤務の道はないですか?
-
主軸は客先常駐ですが、自社内のプロジェクトや管理部門のポジションも存在します。ただし新卒・若手は基本的に客先常駐になる可能性が高いと考えておく方が現実に近いです。詳細は公式採用ページや面談で必ず確認してください
- 客先常駐だと給料は上がらないって本当ですか?
-
「全く上がらない」わけではありませんが、構造的に上がりにくい面はあります。客先からのチャージ単価が原資になるため、自社開発企業のように事業成長に直結した昇給は期待しにくい。給与アップを優先するなら、上流工程に関われる案件を取るか、業態を変えるのが現実的な選択肢です
- 未経験でもディ・アイ・システムに入れますか?
-
新卒・第二新卒の枠であれば、未経験からの入社実績はあります。資格取得支援や研修制度が整っているため、IT業界の入口としては現実的な選択肢です。ただし入社後はプロジェクト単位で客先常駐になるケースが多い点を理解した上で選んでください
- 客先常駐から自社開発に転職するのは難しいですか?
-
「難しい」というより「準備が必要」です。客先常駐の経験を、職務経歴書で「やったこと」ではなく「解決したこと」のストーリーで書き直すことで、自社開発系企業からも評価されます。IT特化型エージェントの職務経歴書添削を受けると、書類通過率が大きく変わるケースが多いです
- 在籍中ですが、転職するか迷っています。何から始めるべきですか?
-
まずは「自分の市場価値を客観的に知る」ことから。転職する気がなくても、年に1度はIT特化型エージェントに登録して、自分のスキルで紹介される求人と提示年収を確認してください。これだけで、今の会社に残るか動くかの判断軸が一気にクリアになります
まとめ:「事実」を見て「判断」して「自分のタイミング」で動く


長くお付き合いいただき、ありがとうございました
最後に、この記事の要点を1枚に圧縮してお渡しします
- ディ・アイ・システムはSES(客先常駐)を主軸とする独立系SIer。1997年設立、東証スタンダード上場、連結従業員数766名(2026年4月時点)
- 強みは資格手当・残業の少なさ・風通し。弱みは給与水準・評価の不透明さ・現場ガチャ
- OpenWork総合評価は3.00(上位46%)で、突き抜けて良くも悪くもない「平均的な独立系SIer」のポジション
- 客先常駐は「未経験〜若手」には強力な業界参入ルート。一方、中堅以降は出口戦略を持って動かないと市場価値が静かに下がる
- 在籍中の方は「市場価値が下がらない3つの仕掛け」を持つ。動くか動かないかは、市場価値を客観把握してから決めればいい
ディ・アイ・システムは、決して「ヤバい会社」ではありません
同時に、「ここに入れば全部安泰」というユートピアでもありません
事実を直視した上で、自分のキャリアステージに照らして「向いているか/向いていないか」を冷静に判断する
その判断を、SNSの威勢のいい言葉や、ネット記事の煽りで揺さぶられず、自分の言葉で下せる状態を作る
そのために必要なたった1つのことが、「自分の市場価値を、客観的なデータで知る」ことです
今日できる、たった1つの行動


「市場価値を知る」と聞くと、何か大ごとに感じるかもしれません
でも、最初の一歩は信じられないほどシンプルです
IT特化型の転職エージェントに、複数登録して、情報だけ受け取る
これだけです
登録は無料、所要時間は5分程度、強引な勧誘もありません
「今すぐ動くつもりはない」と最初に伝えれば、長期的な情報収集パートナーとして付き合ってくれます
下記に、IT経験者の年収アップに強い専門エージェントを3社ランキング形式でご紹介します
1社だけだと担当者の主観に引っ張られるので、必ず2〜3社を併用してください
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
求人の数やサポートの質で選ばれている、人気の高い3つのサービスから確認しましょう
- 1位 TechGo(テックゴー)
- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
年収800万円以上をめざすなら
「TechGO(テックゴー)」がおすすめ
年収アップに特化した
IT転職エージェント
TechGo(テックゴー)は、年収アップの交渉力に強みがあります。たとえば20代の年収だと、前職にくらべて「平均120万円」も上がっています
30代の年収では「平均160万円」も上がっており、今の給料に満足していない人に最適ですよ
- IT求人10,000件
- 年収160万円アップも
- 面接対策を何度も実施
アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
業界最大級のIT求人数なら
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IT・Web・ゲーム業界に特化した
IT転職エージェント
Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
IT業界のさまざまな職種を理解している「専門アドバイザー」が、100名以上も在籍しています
- 求人45,000件以上
- 専門家100名以上が在籍
- 支援実績22,000人以上※2026年2月時点
自分のスキルを正しく棚卸しできるため、今まで気づかなかった自分の市場価値が見つかりますよ
リモートワークや未経験歓迎など、こだわりの条件から自分にぴったりの職場もかんたんに探せます



企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWebに特化した求人が「55,489件」もあり、毎日更新されています
専門のアドバイザーによるヒアリングが手厚く、希望する企業への転職成功率は "96%" を誇ります
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アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
- 3位 ラクスパートナーズ
ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
手厚いサポートなら
「@PRO人(アットプロジン)」がおすすめ
エンジニアデビューを徹底サポートする
IT転職エージェント
@PRO人(アットプロジン)は、年収アップした人の割合が「82%」と高く、ユーザー満足度が「90%」と高い評価を得ています
たくさんの求人を無理にすすめることはせず、1人あたり10社程度に絞って丁寧に支援します
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- 面談時間は平均2時間
- 担当1人につき10名
キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
勉強もしたいなら
「キャリアカンパニー」がおすすめ
無料ITスクールで勉強もできる
IT転職エージェント
キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
- スクールを無料で併設
- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
働きながら学ぶなら
「ラクスパートナーズ」がおすすめ
3か月の研修で土台がつくれる
IT転職エージェント
ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます
- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
動くか、動かないか
その判断は、市場価値を知ってからゆっくり下せばいいんです
誰かに急かされる必要はありません



大丈夫です。SES3年目で「自分には選択肢がない」と思っていた私でも、複数のエージェントで自分の市場価値を測ったところから、年収を上げる転職を実現できました。あなたの選択肢は、思っているよりずっと多いはずですよ。今日の5分の登録が、3年後の自分を救うことになります