給与明細のメールを開いた瞬間、スクロールする指がふと止まったことはありませんか
「富士通」という名前の重みと、画面に並んだ数字の間に、なんとも言えない距離を感じてしまう
そんな夜に、検索窓へ「富士通 年収低い」と打ち込んだ人は、決して少なくないはずです
富士通といえば、日本を代表する大企業です
安定していて、福利厚生も手厚くて、世間の人からは「いい会社にお勤めですね」と言われる
それなのに、自分の中にはずっと小さなモヤモヤが居座っている
同年代でWeb系の会社に移った友人の年収を聞いてしまった日から、その違和感はさらに大きくなった気がする
最初にお伝えしたいことがあります
その「年収が低い気がする」というモヤモヤは、決して贅沢な悩みではありません
そして、あなたの感覚はかなりの確率で「正しい」ものです

正直に言うと、富士通にいて年収の不満を口にするのって、ちょっと後ろめたいんです。恵まれてるはずなのに何を言ってるんだ、って自分でも思ってしまって。



その後ろめたさ、よくわかります。でも安心してください。あなたが感じている違和感には、ちゃんと「構造的な理由」があります。この記事では、その正体を一緒に解き明かして、残るべきか動くべきかを自分で判断できる状態まで持っていきますよ。
この記事は、富士通を「やめとけ」と煽る記事ではありません
かといって「我慢して残れ」と説教する記事でもありません
公開されているデータと、現役社員・元社員のリアルな声をもとに、「なぜ年収が低く感じるのか」をとことん構造から解き明かしていきます
- 「平均929万円」という数字と、自分の実感がズレる本当の理由
- 富士通の年収が上がりにくい3つの構造的な理由
- それでも富士通に「残る」ことの確かな価値
- 富士通エンジニアが気づいていない、転職市場で評価される強み
- 「残る」「動く」を後悔なく判断するための具体的なステップ
読み終わるころには、ぼんやりした不安が「なるほど、そういうことだったのか」という納得に変わっているはずです
それでは、一緒に整理していきましょう
「富士通の年収が低い」と感じるのは、あなただけじゃない


まず、この章では「あなたの不満は正当なものだ」ということを、はっきりさせておきたいと思います
なぜなら、ここを納得しないまま先に進んでも、心のどこかで「結局、自分の努力不足なんじゃないか」と思い続けてしまうからです
「富士通 年収低い」と検索する人の本音は、だいたい3つに分かれます
- 「平均929万円」と報道されるのに、自分の給与明細とは別世界に感じる
- 等級(社内のランク)が上がらないと年収が上がらず、その昇格が遅い
- 基本給が低く、残業代でなんとか年収を作っている感覚がある
どれか一つでも「自分のことだ」と感じたなら、この記事はあなたのために書かれています
「平均929万円の会社」なのに、なぜ満たされないのか


富士通は高給だ、というイメージはどこから来るのでしょうか
多くは、平均年収ランキングや「年収1000万円企業」といった報道です
実際、富士通の平均年収は世間一般の水準から見れば、確かに高い部類に入ります
ところが、現役の20代・30代エンジニアの「体感」は、その数字とまったく重なりません
この「ズレ」は、あなたの思い込みではありません
実際に、社員クチコミサイトには、こんな声が投稿されています
「給料が非常に低い。現時点での平均年収(800万円)は45歳以上の世代の給料が上限をあげているだけ」
引用元:OpenWork「富士通 社員クチコミ」より(マーケティング / 在籍5〜10年 / 現職(回答時)/ 新卒入社 / 男性)
この「平均は45歳以上が上限を上げているだけ」という指摘、実はかなり的を射ています
平均という数字には、ちょっとしたカラクリがあるんです
そのカラクリを次の章でていねいに分解していきますが、ここで覚えておいてほしいのは一つだけです
「平均929万円」も事実、そして「自分の実感は低い」も事実。この2つは矛盾なく両立します
この記事のゴール|「残るか動くか」を自分で判断できるようになる


この記事のゴールを、最初にはっきりさせておきます
それは「富士通を辞めるべき」と結論を出すことではありません
同じように「不満があっても我慢して残るべき」と諭すことでもありません
ゴールは、「年収が低いと感じる正体」をあなた自身が理解し、残る・動くを後悔なく判断できる材料を手にすることです
判断するのはあなた自身であって、この記事でも、ましてや他人でもありません



辞めたいわけじゃないんです。ただ、このまま何もせず数年過ぎていくのが怖くて……。でも転職するのも勇気がいるし、結局どうしたらいいか分からなくて。



その迷いは、ものすごく自然なものですよ。大事なのは、迷いを「なんとなく」のまま抱え続けないことです。まずは「なぜ低く感じるのか」を一緒に整理しましょう。正体が分かれば、迷い方も具体的になります。
迷うこと自体は、悪いことではありません
むしろ、何も考えずに「富士通だから安泰」と思考停止するより、ずっと健全です
その健全な迷いを、これから「具体的な判断」に変えていきましょう
データで見る|富士通の年収は本当に「低い」のか


ここからは、感情をいったん横に置いて、客観的なデータで「現在地」を確認します
感情論だけで「低い」「いや高い」と言い合っても、答えは出ないからです
結論を先に言うと、富士通の年収は「世間平均より高い」のに「現役の若手・中堅は低く感じる」という、一見ねじれた状態にあります
そのねじれが、なぜ起きるのか
3つのデータで、順番にほどいていきます
有価証券報告書では平均929万円|世間平均より高いのは事実


まず、いちばん信頼できる数字から見ていきます
有価証券報告書(=上場企業が法律で公開を義務づけられている、会社の成績表のような書類)によると、富士通の2025年3月期の平均年収は929万円でした
このときの平均年齢は43.1歳です
日本の給与所得者全体の平均年収はおよそ460万円前後ですから、富士通の数字がそれを大きく上回っているのは、まぎれもない事実です
しかも、この平均年収は近年ずっと上昇傾向にあります
推移をグラフで見てみましょう


引用元:IR BANK「富士通 平均年収の推移」より
2019年3月期は798万円でしたから、6年ほどで100万円以上も上がっている計算になります
ここだけ見れば「富士通、年収上がってるじゃないか」と思えますよね
会社としては、待遇改善を進めているのは間違いありません
では、なぜあなたの実感はこのグラフと重ならないのか
その答えが、次の見出しです
それでも実感とズレる理由|「平均値のマジック」を解剖する


「平均929万円」という数字には、3つのカラクリが隠れています
1つ目は、平均年齢の高さです
富士通の平均年齢は43.1歳でした
つまり、この平均値は40代後半〜50代のベテラン社員によって、ぐっと引き上げられているということです
先ほどのクチコミにあった「45歳以上の世代が上限を上げているだけ」という指摘は、まさにこれを言い当てています
2つ目は、職種による差です
同じ富士通の社員でも、企画職とエンジニア・SE職では、年収の水準がかなり違います
3つ目は、集計のもとになっている人の違いです
有価証券報告書の数字は「全社員の平均」ですが、社員クチコミサイトの集計は「実際に回答した現役・元社員の自己申告の平均」です
この2つを並べると、ギャップがはっきり見えてきます


引用元:OpenWork「富士通 年収・給与制度」、富士通 有価証券報告書(2025年3月期)より
社員クチコミサイトOpenWorkで、約2,784人分の回答を集計した平均年収は732万円でした
さらに、エンジニア・SE職にしぼると688万円まで下がります
有価証券報告書の929万円とは、200万円以上の開きがあるわけです
もちろん、この2つは調査の方法も対象も違うので、厳密な比較ではありません
OpenWorkの数字は、あくまで回答した人の自己申告にもとづく参考値です
それでも、「公式発表の数字」と「現場のエンジニアが感じている数字」の間に、大きな谷があることは、はっきり見て取れます
あなたが「平均929万円なのに実感がない」と感じるのは、気のせいでも能力不足でもありません。平均年齢の高さ・職種差・集計対象の違いという、3つのカラクリが重なった結果です
年代別に見ると|20〜30代の年収が上がりにくいカーブ


もう一つ、年代別のデータも見ておきましょう
転職メディアが口コミや公開情報から推計した、富士通の年代別の年収目安です
これは一次情報ではなく「目安」ですが、傾向をつかむには十分役立ちます


引用元:andcareer「富士通の年収は低い?年齢・職種・役職別に徹底調査!」より(口コミ・公開情報からの推計)
20代の目安は約480万円、30代で約640万円とされています
40代で約860万円、50代で約1,050万円とピークを迎えます
このカーブを見て、何か気づきませんか
年収がぐっと伸びるのは40代以降で、20代・30代のうちは、世間が「大企業=高給」とイメージするほどには高くないんです
つまり、富士通の給与カーブは「若いうちは抑えめ、年齢を重ねてから報われる」という形をしています



えっ、でも富士通って平均929万円なんですよね?それなら20代でも、もっともらえてるはずじゃないですか!



そこが「平均のマジック」なんですよ、リョウさん。43歳の平均年収と、20代のあなたの給与明細は、まったく別の数字です。平均という言葉に惑わされず、自分の年代の現実を見ることが、判断の第一歩になります。
あなたが20代・30代なら、「低い気がする」のは当然なんです
気のせいではなく、給与カーブがそういう形をしているから、です
なぜ富士通は年収が上がりにくいのか|3つの構造的な理由


ここからが、この記事の核心です
「富士通は年収が低い」で止まってしまうと、ただの愚痴で終わってしまいます
大事なのは「なぜ上がりにくいのか」を、仕組みとして理解することです
仕組みが分かれば、「では、どうすれば上がるのか」も見えてきます
富士通で年収が上がりにくい理由は、大きく3つあります
理由①|グレード(FJ-Level)が上がらないと頭打ちになる


1つ目の理由は、給与の決まり方そのものにあります
富士通の給与は、FJ-Level(富士通レベル)と呼ばれるグレード(=社内の等級。職責の大きさを格付けしたランク)によって決まります
クチコミでも「大まかにはレベルで給与が決まる」「富士通レベルという階級で給与体系が構成されている」という声が多く見られます
このグレードごとに、年収のレンジ(範囲)がだいたい決まっています
転職メディアが整理した、グレード別の年収レンジの目安を見てみましょう


引用元:andcareer「富士通の年収は低い?年齢・職種・役職別に徹底調査!」より(口コミ・公開情報からの推計)
これはあくまで「目安・推計」ですが、構造はよく分かります
G4あたりにいると、年収はおおむね650万〜750万円のゾーンに収まります
そして、ここから上のSP(スペシャリスト)やマネージャーに上がらないかぎり、年収は基本的に頭打ちになります
どれだけ目の前の仕事をがんばっても、グレードが同じなら、年収は大きくは動かないということです
実際に、こんなクチコミがあります
「30代前半G4の最も低いサブグレードで、月平均40時間残業代込みで750万円ぐらい」
引用元:OpenWork「富士通 社員クチコミ」より(SE / 30代前半 / 在籍3年未満 / 中途入社 / 男性)
注目してほしいのは「残業代込み」という言葉です
月40時間の残業をして、ようやく750万円という計算なんです
これが、次の理由②につながっていきます
理由②|基本給が低く「残業代で年収を作る」構造


2つ目の理由は、年収の「中身」にあります
富士通の給与は、基本給の比率がそれほど高くなく、残業代と賞与(ボーナス)で年収を組み立てる構造になっている、という声が多くあります
クチコミでも「基本給がそこまで高くないので、残業時間で稼いでいる人が多い」という趣旨の声が見られます
これが何を意味するか、考えてみてください
残業が多い月は、それなりの金額になります
でも、プロジェクトが落ち着いて残業が減った月は、手取りがガクッと下がります
つまり、生活の安定が「残業の有無」に左右されてしまうということです
「定時で帰れた」とよろこびたいのに、給与明細を見ると素直によろこべない
この、ねじれた感覚に心当たりのある人は、多いのではないでしょうか
ただし、ここはフェアにお伝えしておきたいことがあります
富士通は「残業代がきちんと支払われる会社」でもあります
クチコミには「残業代は1分単位でしっかり支給される」という肯定的な声もあります
サービス残業が当たり前になっている会社が世の中にはたくさんあることを思えば、これは大企業ならではの良い面です
- 光:働いた分はきちんと1分単位で支払われる。サービス残業を強いられにくい
- 影:年収が残業時間に依存するため、残業が減ると生活が不安定になる。基本給そのものは上がりにくい
問題は「残業代が出ること」ではなく、「基本給という土台が上がりにくいこと」なんです
理由③|ジョブ型に変わっても残る「年功的な昇格スピード」


3つ目の理由は、昇格のスピードにあります
「富士通はジョブ型に変わったから、実力主義になったんでしょう?」と思っている人もいるかもしれません
確かに、富士通は2020年からジョブ型人材マネジメント(=「人」ではなく「仕事の重さ」で格付けし、報酬に反映する仕組み)への移行を進め、2022年4月には一般社員にも広げました
制度の「看板」は、確かに年功序列から変わったんです
ところが、現場のクチコミを読むと、もう少し複雑な実態が見えてきます
「従来は年功序列的な面が大きかった」「結局グレードが上がらないと変わらない」といった声が、いまも一定数あるんです
富士通の「ジョブ型人材マネジメント」をもう少し詳しく
富士通のジョブ型人材マネジメントは、社員一人ひとりの「ジョブ(職責)」の大きさや重要性を格付けし、それを報酬に反映させる仕組みです。2020年に幹部社員から始まり、2022年4月に一般社員へ対象が拡大されました。評価は「Connect評価」と呼ばれる制度に一本化され、一般社員は昇給と賞与の両方に反映されます。制度としては年功序列を脱し、職責に応じた処遇をめざすものですが、「制度の設計」と「現場での運用・昇格スピード」が完全に一致するには時間がかかる、というのが現場のリアルな声です。(出典:富士通 公式ニュースリリース、労働政策研究・研修機構ほか)
これは、富士通だけの話ではありません
大きな組織ほど、制度を変えても「運用」と「昇格スピード」が追いつくまでに、何年もかかります
制度の看板は新しくなったのに、自分が次のグレードに上がる順番は、なかなか回ってこない
その「待っている時間」こそが、若手・中堅のいちばんのストレスなのではないでしょうか



ジョブ型になったって聞いて期待したんです。でも結局、グレードが上がらないと年収は変わらないし、その昇格はなかなか回ってこなくて……。制度が変わった意味って、あるんでしょうか。



制度の方向性は間違っていないと思います。ただ、ミサキさんが感じているとおり「昇格の速さ」はまだ年功的な部分が残っているんです。だからこそ、昇格をただ待つのか、別の道で年収を上げるのか――その選択肢を比べる必要があります。
ここまでで、富士通の年収が上がりにくい3つの理由を見てきました
グレードで頭打ちになる、基本給が低く残業代頼みになる、昇格スピードが年功的
どれも「あなたの努力不足」では、まったくありません
会社の「構造」がそうなっているだけなんです
見落とさないで|富士通に「残る」という選択肢の本当の価値


ここまで読むと、「やっぱり富士通はダメなのか」と感じたかもしれません
でも、ちょっと待ってください
この章では、あえて逆の話をします
富士通に「残る」という選択肢が持つ、確かな価値の話です
年収の不満だけで会社を見ると、見落としてしまうものがたくさんあります
冷静な判断をするためには、「残る価値」も「動く価値」も、両方を天秤にのせる必要があるんです
安定・福利厚生・有給の取りやすさという「土台」


富士通に残る最大の価値は、生活の「土台」が安定していることです
大企業ならではの安定性、手厚い福利厚生、有給休暇の取りやすさ、リモートワークの柔軟さ
これらは、毎日使っているときには「当たり前」に感じてしまうものです
でも、当たり前ではありません
有給を申請するときに上司の顔色をうかがわなくていい、体調を崩しても収入が途絶える不安がない
これは、失って初めてありがたみが分かる種類の価値です
年収という観点でも、フェアな声を紹介しておきます
「同業界の中では給与は高めだが、職種により大きな差がある」
引用元:OpenWork「富士通 年収・給与制度」より(金融営業 / 在籍3〜5年 / 中途入社 / 男性)
「同業界の中では高め」というのも、また一つの真実です
富士通の年収は、世間一般で見れば決して低くありません
あなたが感じている不満は「絶対的に低い」ではなく、「自分の市場価値や、同年代のIT技術者と比べると物足りない」という相対的なものなんです
この区別は、後で判断するときにとても重要になります
大規模プロジェクトの「スケール」は他では得られない


もう一つ、富士通に残る価値があります
それは、関わる仕事の「スケール」の大きさです
富士通は、教育機関や官公庁向けなど、社会の基盤を支えるような大規模なシステムに携わることができます
「自分が関わったシステムが、何百万人もの生活を支えている」
このスケールの仕事は、少人数のスタートアップでは、まず経験できません
そして大事なのは、この経験が「あなたのキャリア資産」として、ちゃんと積み上がっているということです
この点については、章をあらためて「3つの武器」として詳しくお話しします
ここでは「富士通の仕事には、年収の数字に表れない経験価値がある」とだけ覚えておいてください
「残る」なら、年収を上げる現実的な道はあるのか


では、富士通に残ったまま年収を上げる道は、現実的にあるのでしょうか
あります、正直にお答えすると「あるが、時間がかかる」というのが答えです
残ったまま年収を上げる道は、主に次のようなものです
- グレード(FJ-Level)を上げる:年収の頭打ちを突破するための王道。ただし昇格の順番が回ってくるまで時間がかかる
- 専門性で評価される道を選ぶ:SP(スペシャリスト)など、マネジメント以外で専門性を評価されるルートを狙う
- 社内の異動・公募で、より評価されやすい部署や役割に移る
どれも不可能ではありません
ただ、共通しているのは「受け身で待っているだけでは、なかなか実現しない」ということです
「いつか上がるだろう」と昇格を待ち続けて、気づけば数年が過ぎていた
これが、いちばん避けたい展開です
残るなら残るで、戦略的に動く必要がある
この前提を持っておいてください
富士通エンジニアが気づいていない「3つの武器」


この章は、ぜひ前向きな気持ちで読んでほしいセクションです
富士通のエンジニアの多くが、自分のことを過小評価しています
「SIer(=企業や役所のシステムを請け負って作る会社)の経験しかない自分は、外では通用しないんじゃないか」
この不安、痛いほど分かります
でも、それは事実誤認をふくんでいることが多いんです
あなたが「当たり前」だと思っている経験の中に、転職市場で評価される「武器」が、ちゃんと眠っています
武器①|上流工程・要件定義の経験は市場で評価される


1つ目の武器は、上流工程(=システム開発の最初の段階。何を作るかを顧客と決める仕事)の経験です
顧客の課題をヒアリングし、「本当に必要なものは何か」を整理し、要件定義(=顧客のやりたいことを、作るものの設計図の前段階にまとめる作業)に落とし込む
これは、富士通のような大手SIerで働いてきた人が、自然と身につけている力です
そして、この力は「コードが書けるだけのエンジニア」には、なかなか持てない希少なスキルなんです
実際、富士通からの転職先として、総合コンサルティングファームや事業会社の社内SE(=自社のシステムを担当するエンジニア)が多いと言われています
これは偶然ではありません
「顧客と話して、課題を整理して、システムの全体像を描ける人」を、こうした会社は強く求めているからです
あなたが「ただの調整役だ」と思っている仕事は、外から見れば「上流の設計ができる人材」なんです
武器②|大規模プロジェクトのマネジメント・品質管理経験


2つ目の武器は、大規模プロジェクトを動かす力です
スケジュールを管理し、たくさんの関係者の意見を調整し、決められた品質を守りきる
言葉にすると地味ですが、これができる人は、実はそれほど多くありません
特に、富士通のような会社で鍛えられる「品質への意識」は、大きな財産です
「このシステムが止まったら、社会が止まる」
そんな緊張感の中で品質を守ってきた経験は、納期とスピードを優先しがちな会社にとって、のどから手が出るほど欲しい感覚なんです
転職市場では、こうした経験が「プロジェクトマネジメント経験」「品質保証の経験」として、はっきりと評価されます
あなたが日々こなしている調整や管理の仕事は、立派なポータブルスキル(=どこの会社でも通用する持ち運び可能な力)なんです
武器③の前に|「手を動かす機会が少ない」弱点との向き合い方


ここまで「武器」の話をしてきましたが、フェアに弱点の話もします
逃げずに向き合ったほうが、結果的に強くなれるからです
転職メディアでは、富士通についてこんな指摘がされています
「開発は委託することも多く、手を動かして自ら開発に携わる機会は少ない」
引用元:キャリアアップメディア「富士通への転職で後悔しないための全知識」より
これは、事実として受け止める必要があります
大手SIerでは、実際の開発を協力会社に委託することが多く、自分でコードを書く時間が限られがちです
そのため、最新の技術をバリバリ使う自社開発の会社から見ると、「技術の手触り」の部分は弱く見えることがあります
でも、ここで大事なことを言います
「弱点がある」ことと「市場価値がゼロ」は、まったく別の話です
弱点は、対策できます
- 社内で、なるべく開発寄りの案件や役割を取りにいく
- 休日に個人開発や勉強会で、手を動かす時間を意識的に作る
- 転職するなら、いきなり最先端の自社開発ではなく「上流の強みを活かせる開発寄りのポジション」を狙う
そして、3つ目の武器は、実はここにあります
武器③は「自分の弱点を自覚し、言葉で説明できること」です
「自分は上流とマネジメントが強みで、開発の実装経験はここが弱い。だからこう補っていきたい」
これを語れる人は、面接で圧倒的に信頼されます
弱点から逃げないこと、それ自体が強みになるんです



でも僕、富士通で要件定義とか調整ばっかりで、ほとんどコード書いてないんですよ。こんなんで転職なんて、無理ですよね……。



リョウさん、その「要件定義ばっかり」が、のどから手が出るほど欲しい会社、たくさんあるんですよ。コードを書ける人は世の中に多いけど、顧客と話して要件をまとめられる人は意外と少ないんです。自分の経験を「価値がない」と決めつけているのは、もしかしたら自分だけかもしれません。
自分の市場価値を「自分のものさし」だけで測ると、たいてい低く見積もってしまいます
正しいものさしで測る方法は、この記事の後半でお伝えします
「残る」か「動く」か|後悔しないための判断軸


さて、ここまでで材料はそろってきました
富士通の年収が低く感じる構造、残る価値、そしてあなたの武器
この章では、それらを使って「残る」「社内で昇格を狙う」「転職する」の3つの選択肢を、冷静に比べてみます
大前提として、この3つに「正解」はありません
あなたの状況と価値観によって、答えは変わります
| 選択肢 | 得られるもの | 注意すべき点 |
| 富士通に残る(現状維持) | 安定・福利厚生・大規模案件のスケール | 年収は構造的に上がりにくいまま。時間が過ぎる |
| 社内で昇格を狙う | 安定を保ったまま年収アップの可能性 | 昇格の順番待ちで時間がかかる。受け身では実現しにくい |
| 転職する | 年収アップ・開発経験・新しい環境の可能性 | 安定やスケールを失うリスク。企業選びを誤るとミスマッチ |
こうして並べてみると、どれもメリットとリスクがあることが分かります
では、どうやって自分の答えを選べばいいのか
その判断軸を、順番に見ていきましょう
転職で年収が上がった人・後悔した人の「分かれ目」


まず「転職」を選んだ場合の、現実を見てみましょう
富士通を辞めて、うまくいった人の声があります
「富士通を辞めたら年収が1.5倍になり、残業も半減した。キャリアアップの踏み台としては、よい会社だと思います」
引用元:MyNewsJapan「富士通辞めたら年収1.5倍に」より(富士通を辞めて転職した20代・元SE)
「キャリアアップの踏み台としてはよい会社」という言い方が、とても象徴的です
富士通で得た経験そのものは、ちゃんと価値があった、ということなんです
一方で、転職して後悔する人もいます
後悔するパターンには、はっきりした共通点があります
それは「年収の数字だけ」で転職先を選んでしまうことです
提示年収だけを見て飛び込んだ結果、富士通にあった安定や大規模案件のスケール、教育体制をすべて失い、「こんなはずじゃなかった」となる
正直に言うと、「自社開発に行けば全部解決する」というのは幻想です
少人数の会社なら、一人あたりの仕事量が富士通より重いことだってあります
- 成功する人:自分の市場価値を正しく把握し、年収以外の判断軸(働き方・成長環境・事業の安定性)も持っていた
- 後悔する人:年収の数字だけで飛びつき、企業の開発体制や文化を確認しなかった
分かれ目は、転職そのものの良し悪しではありません
「自分の市場価値を正しく知っていたか」「年収以外の軸も持っていたか」、ここなんです
エンジニアの市場価値は、構造的に高まっている


判断するうえで、知っておいてほしいマクロな事実があります
IT人材の不足は、これから拡大していくと、公的機関が試算しています
経済産業省の「IT人材需給に関する調査」を見てみましょう


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査」より(みずほ情報総研、2019年3月公表)
2018年時点で、IT人材は約22万人不足していました
これが2030年には、中位シナリオで約45万人、高位シナリオで約79万人まで拡大すると試算されています
注意してほしいのは、これは「試算値」であって「確定した未来」ではない、という点です
「79万人」は高位シナリオの数字なので、中位の「約45万人」もあわせて見ておくのが公平です
それでも、はっきり言えることがあります
マクロで見れば、IT人材は不足する方向にあり、エンジニア経験者の市場価値は構造的に高まりやすい
つまり、あなたが「動こうかな」と迷っているなら、市場の側はエンジニアを必要としている、ということです
もちろん「全員が転職で年収アップする」とは言えません
スキルや経験、職種によって結果は変わります
でも、追い風が吹いていること自体は、知っておいて損はありません
結論を急がなくていい|まず「自分の市場価値を知る」だけでいい


ここまで読んで、「結局、残るべきか動くべきか、どっちなんだ」と思ったかもしれません
その答えは、今日この場で出さなくていいんです
むしろ、十分な情報がないまま「残る」「辞める」を決めるほうが危険です
ここで、一つだけ提案させてください
「残る」「動く」を決める前に、まず「自分の市場価値を知る」だけでいい、ということです
市場価値を知ることは、辞める前提がなくてもできます
そして、市場価値を知ると、3つの選択肢すべてが「納得して選べるもの」に変わります
- 「残る」を選ぶ場合:外の相場を知ったうえで残るので、納得感がある。不満が「諦め」ではなく「選択」になる
- 「動く」を選ぶ場合:自分の本当の価値を知っているので、年収交渉でも企業選びでもブレない
何もせずに半年が過ぎれば、半年後も同じモヤモヤを抱えたままです
でも「市場価値を知る」という一歩なら、今日からでも踏み出せます
では、その市場価値は、どうやって知ればいいのか
次の章で、具体的な方法をお話しします
自分の市場価値を正しく知る方法|IT特化型エージェントの使い方


「自分の市場価値を知る」と言っても、一人で正確に測るのは、ほぼ不可能です
転職サイトの年収診断ツールも、参考にはなりますが、ざっくりした目安にすぎません
いちばん確実なのは、転職市場のプロに、自分の経歴を見てもらうことです
その役割を担うのが、転職エージェント(=あなたの転職を無料でサポートしてくれる専門サービス)です
ただし、エージェントなら何でもいい、というわけではありません
選び方と使い方には、ちょっとしたコツがあります
なぜ「IT特化型」なのか|総合型エージェントとの違い


転職エージェントには、大きく2つのタイプがあります
あらゆる業界の求人を扱う「総合型」と、IT・Web業界に特化した「IT特化型」です
富士通のエンジニアが市場価値を知りたいなら、IT特化型を軸にするのがおすすめです
理由は、担当者の「技術理解の深さ」にあります
| 比較項目 | 総合型エージェント | IT特化型エージェント |
| 担当者の技術理解 | 担当者によってバラつきがある | IT・Web業界に精通している |
| SIer経験の評価 | 価値が伝わりにくいことがある | 上流・PM経験を正しく評価しやすい |
| 求人の幅 | 業界を問わず幅広い | IT・Web・ゲーム業界に深い |
総合型エージェントは、IT以外の求人も扱うため、担当者の技術理解にどうしてもバラつきが出ます
「上流工程の経験があります」と伝えても、その価値がうまく伝わらないことがあるんです
一方、IT特化型のエージェントは、担当者がIT業界に精通しています
富士通での要件定義やプロジェクトマネジメントの経験を、「これは市場でこう評価される」と具体的に翻訳してくれます
とはいえ、総合型がダメというわけではありません
幅広い求人を見たいときには総合型も役立ちます
大事なのは「使い分け」です
1社だけだと危険|複数社を比較して使うのが鉄則


エージェントを使うときの鉄則が、もう一つあります
それは「1社だけに頼らない」ということです
エージェント1社だけだと、その会社が得意とする分野の求人に、視野が偏ってしまいます
担当者との相性も、正直あります
複数のエージェントに登録して、それぞれが出してくる求人や年収の見立てを比べることで、はじめて「自分の市場価値の相場」が立体的に見えてきます
2〜3社に登録して比較する、これが基本です



でも、まだ辞めると決めたわけじゃないのに、在職中にエージェントに登録するのって、なんだか後ろめたくて……。会社に悪い気もして。



むしろ逆ですよ、ミサキさん。在職中だからこそ、収入の不安がない状態で、焦らず冷静に相場を見られるんです。エージェントへの相談は無料ですし、「情報収集だけ」と最初に伝えれば大丈夫。辞める前提がなくても、市場価値を知るために使っていいんです。
在職中の相談は、後ろめたいことではありません
収入という安全基地があるからこそ、冷静な目で市場を見られます
「情報収集のために来ました」と伝えれば、無理に転職をすすめられることもありません
年収アップ実績で選ぶ|経験者向けIT転職エージェント3選


では、具体的にどんなエージェントに相談すればいいのか
富士通で培った上流工程やプロジェクトマネジメントの経験を、正しく評価してくれる
そんな、経験者向けのIT特化型転職エージェントを紹介します
たとえばIT特化型の転職エージェントの中には、20代で前職より平均120万円、30代で平均160万円の年収アップ実績があるところや、求人を45,000件以上抱えるところ、職務経歴書の添削や年収予測の機能で自分の市場価値を客観的に把握できるところもあります
下のランキングから、自分に合いそうなところに、まずは無料で相談・情報収集してみてください
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
求人の数やサポートの質で選ばれている、人気の高い3つのサービスから確認しましょう
- 1位 TechGo(テックゴー)
- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
年収800万円以上をめざすなら
「TechGO(テックゴー)」がおすすめ
年収アップに特化した
IT転職エージェント
TechGo(テックゴー)は、年収アップの交渉力に強みがあります。たとえば20代の年収だと、前職にくらべて「平均120万円」も上がっています
30代の年収では「平均160万円」も上がっており、今の給料に満足していない人に最適ですよ
- IT求人10,000件
- 年収160万円アップも
- 面接対策を何度も実施
アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
業界最大級のIT求人数なら
「ギークリー」がおすすめ
IT・Web・ゲーム業界に特化した
IT転職エージェント
Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
IT業界のさまざまな職種を理解している「専門アドバイザー」が、100名以上も在籍しています
- 求人45,000件以上
- 専門家100名以上が在籍
- 支援実績22,000人以上※2026年2月時点
自分のスキルを正しく棚卸しできるため、今まで気づかなかった自分の市場価値が見つかりますよ
リモートワークや未経験歓迎など、こだわりの条件から自分にぴったりの職場もかんたんに探せます



企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWebに特化した求人が「55,489件」もあり、毎日更新されています
専門のアドバイザーによるヒアリングが手厚く、希望する企業への転職成功率は "96%" を誇ります
- 55,489件の求人
- 成功率96%の支援
- 年収予測の機能あり
職務経歴書の添削や模擬面接もしてくれるので、今の仕事を続けながらでも効率よく準備できます
自分の年収を予測できる機能など、納得して意思決定ができる仕組みが整っているのが魅力です



アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
- 3位 ラクスパートナーズ
ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
手厚いサポートなら
「@PRO人(アットプロジン)」がおすすめ
エンジニアデビューを徹底サポートする
IT転職エージェント
@PRO人(アットプロジン)は、年収アップした人の割合が「82%」と高く、ユーザー満足度が「90%」と高い評価を得ています
たくさんの求人を無理にすすめることはせず、1人あたり10社程度に絞って丁寧に支援します
- ユーザー満足度90%
- 面談時間は平均2時間
- 担当1人につき10名
キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
勉強もしたいなら
「キャリアカンパニー」がおすすめ
無料ITスクールで勉強もできる
IT転職エージェント
キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
- スクールを無料で併設
- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
働きながら学ぶなら
「ラクスパートナーズ」がおすすめ
3か月の研修で土台がつくれる
IT転職エージェント
ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます
- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
大切なのは「いきなり全部に登録しなきゃ」と気負わないことです
気になったところに2〜3社、まずは話を聞いてみる
それだけで、「富士通の自分」が市場でどう見えているのかが、はっきり分かります
富士通の年収に関するよくある質問(FAQ)


最後に、富士通の年収についてよく聞かれる質問に、まとめてお答えしておきます
- 富士通の年収は、本当に低いのですか?
-
世間一般の平均と比べれば、低くありません。有価証券報告書ベースの平均年収は929万円(2025年3月期)で、全産業平均を大きく上回ります。ただし、平均年齢が約43歳と高いため平均値が中高年層に引き上げられていること、職種差が大きいこと、グレード制度で頭打ちになりやすいことから、20〜30代の現役エンジニアが「低い」と感じやすい構造になっています。あなたの体感は、決して気のせいではありません。
- 30代で富士通の年収を上げるには、どうすればいいですか?
-
大きく3つの道があります。1つ目はグレード(FJ-Level)を上げること、2つ目はSP(スペシャリスト)など専門性で評価されるルートを狙うこと、3つ目は転職することです。社内で上げる道は安定を保てますが時間がかかります。転職は年収アップの可能性がある一方でリスクもあります。どれを選ぶにせよ、まず「自分の市場価値」を知ることが出発点になります。
- 富士通のようなSIerの経験は、転職市場で不利になりませんか?
-
不利になるとは限りません。むしろ、上流工程・要件定義の経験、大規模プロジェクトのマネジメント経験、品質管理の経験は、転職市場ではっきり評価される強みです。「開発を委託することが多く、自分で手を動かす機会が少ない」という弱点はありますが、それは個人開発や開発寄りのポジション選びで補えます。弱点を自覚し、言葉で説明できること自体が、面接での信頼につながります。
- 富士通を辞めずに年収を上げることはできますか?
-
可能です。ただし「昇格を待つだけ」だと、数年単位の時間がかかります。グレードを上げる、専門職ルートを狙う、社内公募で評価されやすい部署に移るなど、戦略的に動く必要があります。「いつか上がるだろう」と受け身で待ち続けるのが、いちばん避けたいパターンです。残るなら残るで、能動的に動きましょう。
- 転職活動は、在職中と退職後のどちらがいいですか?
-
基本は在職中がおすすめです。収入という安全基地があるため、焦らず冷静に求人や年収の相場を見られます。退職してからだと、収入が途切れる不安から、条件の見極めが甘くなりがちです。エージェントへの相談は無料で、「情報収集だけ」と伝えれば無理に転職をすすめられることもありません。辞めると決めていなくても、在職中に市場価値を知っておく価値は大きいです。
まとめ|「年収が低い」の正体を知れば、後悔しない選択ができる


ここまで、長い道のりをお付き合いいただき、ありがとうございました
最後に、この記事の要点を整理して、あなたの背中をそっと押させてください
この記事の要点整理


富士通の年収について、この記事で見てきたことを、もう一度まとめます
- 富士通の平均年収は世間より高いが、平均年齢の高さ・職種差・グレード制度・基本給と残業代の構造・年功的な昇格スピードによって、若手・中堅は「低い」と感じやすい。それは構造の問題であって、あなたの努力不足ではない
- 富士通に「残る」ことにも、安定・福利厚生・大規模案件のスケールという確かな価値がある。年収だけで会社を測ると、これを見落とす
- 富士通エンジニアには、上流工程・要件定義・大規模プロジェクトのマネジメント・品質管理という、転職市場で評価される武器がある
- 「残る」「動く」は今日決めなくていい。でも「自分の市場価値を知る」ことは、辞める前提がなくても今日できる
「富士通 年収低い」と検索したあの夜のあなたと、今のあなたは、少し違うはずです
ぼんやりした不満が、「こういう構造だったのか」という理解に変わっているなら、この記事の役目は果たせました
残るにせよ動くにせよ、まず「市場価値を知ること」から


この記事を閉じたあと、何もしなければ、半年後もきっと同じモヤモヤを抱えています
でも、「自分の市場価値を知る」という一歩なら、辞める前提がなくても、今日踏み出せます
市場価値を知ることは、「富士通に残る」という判断をするためにも役立ちます
外の相場を知ったうえで残るなら、その不満は「諦め」ではなく「納得して選んだ現状」に変わるからです
IT特化型の転職エージェントなら、富士通での上流・マネジメント経験を正しく評価し、あなたの本当の市場価値を教えてくれます
相談は無料で、在職中でも「情報収集だけ」で利用できます
まずは下のランキングから、気になるエージェントに話を聞いてみることから始めてみてください
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
求人の数やサポートの質で選ばれている、人気の高い3つのサービスから確認しましょう
- 1位 TechGo(テックゴー)
- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
年収800万円以上をめざすなら
「TechGO(テックゴー)」がおすすめ
年収アップに特化した
IT転職エージェント
TechGo(テックゴー)は、年収アップの交渉力に強みがあります。たとえば20代の年収だと、前職にくらべて「平均120万円」も上がっています
30代の年収では「平均160万円」も上がっており、今の給料に満足していない人に最適ですよ
- IT求人10,000件
- 年収160万円アップも
- 面接対策を何度も実施
アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
業界最大級のIT求人数なら
「ギークリー」がおすすめ
IT・Web・ゲーム業界に特化した
IT転職エージェント
Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
IT業界のさまざまな職種を理解している「専門アドバイザー」が、100名以上も在籍しています
- 求人45,000件以上
- 専門家100名以上が在籍
- 支援実績22,000人以上※2026年2月時点
自分のスキルを正しく棚卸しできるため、今まで気づかなかった自分の市場価値が見つかりますよ
リモートワークや未経験歓迎など、こだわりの条件から自分にぴったりの職場もかんたんに探せます



企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWebに特化した求人が「55,489件」もあり、毎日更新されています
専門のアドバイザーによるヒアリングが手厚く、希望する企業への転職成功率は "96%" を誇ります
- 55,489件の求人
- 成功率96%の支援
- 年収予測の機能あり
職務経歴書の添削や模擬面接もしてくれるので、今の仕事を続けながらでも効率よく準備できます
自分の年収を予測できる機能など、納得して意思決定ができる仕組みが整っているのが魅力です



アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
- 2位 キャリアカンパニー
- 3位 ラクスパートナーズ
ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
手厚いサポートなら
「@PRO人(アットプロジン)」がおすすめ
エンジニアデビューを徹底サポートする
IT転職エージェント
@PRO人(アットプロジン)は、年収アップした人の割合が「82%」と高く、ユーザー満足度が「90%」と高い評価を得ています
たくさんの求人を無理にすすめることはせず、1人あたり10社程度に絞って丁寧に支援します
- ユーザー満足度90%
- 面談時間は平均2時間
- 担当1人につき10名
キャリア相談には平均で2時間もかけてくれるので、自分の将来についてじっくり話し合えますね
カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
勉強もしたいなら
「キャリアカンパニー」がおすすめ
無料ITスクールで勉強もできる
IT転職エージェント
キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
- スクールを無料で併設
- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
働きながら学ぶなら
「ラクスパートナーズ」がおすすめ
3か月の研修で土台がつくれる
IT転職エージェント
ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます
- 未経験採用が95%
- 3ヶ月の実践研修
- 選考結果は当日に連絡
研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます



年収が低いと感じたあなたの感覚は、間違っていません。あとは、その「正体」を知ったうえで、自分のペースで選ぶだけです。残るのも、動くのも、どちらも立派な選択。大事なのは、納得して選ぶこと。その第一歩を、今日から踏み出してみてくださいね。
あなたのキャリアが、納得のいくものになることを、心から願っています