日曜の夜、ふと給与明細のアプリを開いた
「あれ、思ったより増えてないな」と、スクロールする指がふっと止まったこと、ありませんか
そのあとなんとなくスマホでSNSを開いたら、同年代のエンジニアが「年収◯◯万円になりました」と書いていて、画面をそっと閉じた
「ニッセイ情報テクノロジー 年収低い」と検索したあなたは、たぶん今、その会社で働いているエンジニアか、これから入る予定の人だと思います
そして、心のどこかで「自分の感じている違和感って、気のせいなのかな」と確かめたくて、ここにたどり着いたのではないでしょうか
先に、はっきりお伝えします
その違和感は、気のせいではありません。でも、あなたの能力が低いからでもありません
「年収が低い」と感じてしまうのには、ニッセイ情報テクノロジーという会社が属する「ユーザー系SIer(=親会社のシステムを専門に作る会社)」ならではの、はっきりした”構造的な理由”があるんです
この記事では、その理由を3つに分けて整理したうえで、それでもこの会社に残る価値があるのかどうか、そして「残るか動くか」を後悔なく判断するために何をすればいいのかまで、同じエンジニアの目線で正直にお話しします

ぶっちゃけ、自分の年収って低いんですかね…?まわりと比べると不安になっちゃって。



その「不安」を、なんとなくのまま放っておくのが一番もったいないんです。データと構造で、いったん冷静に整理してみましょう。読み終わるころには、自分で判断できるようになっていますよ。
読み終わるころには、漠然としていた不安が「なるほど、そういう構造だったのか」という理解に変わって、自分のペースで次の一歩を選べるようになっているはずです
「ニッセイ情報テクノロジー、年収低いかも」——その違和感は正しい


まず最初に、あなたの気持ちを否定する気は一切ない、ということをお伝えさせてください
「年収が低いと感じるなんて贅沢だ」とか「591万円ももらってて何が不満なの」とか、そういう突き放し方は、この記事では絶対にしません
なぜなら、その違和感には、ちゃんとした根拠があるからです
たとえば、こんな場面に心当たりはないでしょうか
- 入社して数年たつのに、基本給がほとんど動いていない
- 「6年目までは昇給がほぼない」と先輩から聞いて、急に先が不安になった
- 大学の同期や、SNSで見るエンジニアの年収と比べて、自分だけ取り残されている気がする
- 仕事はちゃんとこなしているのに、それが給与にまったく反映されている実感がない
どれかひとつでも「わかる」と思ったなら、あなたの感覚はおかしくありません
むしろ、自分の置かれた状況を正確にとらえている証拠だと思います
ただ、ここで多くの人が一歩を踏み外してしまうポイントがあります
それは、「年収が低い=自分の実力が足りないせいだ」と、自分を責める方向に考えてしまうことなんです
でも、それは違います
あとで詳しく見ていきますが、ニッセイ情報テクノロジーの給与の仕組みは「若いうちは上がりにくく、年次が上がってから伸びる」という設計になっています
つまり、あなたが今「低い」と感じているのは、サボっているからでも、能力が足りないからでもなく、そういう設計のレールに乗っているからなんです



えっ、じゃあ年収が低いのって、自分がダメだからってわけじゃないんですか?



そうです。ここを取り違えると、本来やるべき「構造の理解」に進めなくなります。まずは「自分のせいじゃない」と一度受け止めてください。
この記事のゴールは、「今すぐ辞めましょう」でも「我慢して残りましょう」でもありません
正しく構造を理解したうえで、残るか動くかを、あなた自身が落ち着いて判断できる状態になること
それだけを目指して、ここから順番に整理していきます
ニッセイ情報テクノロジーの平均年収は実際いくら?データで確認する


感情の話をする前に、まずは事実から確認しましょう
「低い気がする」を「実際どうなのか」に変えていく作業です
平均年収はおおむね550〜600万円台が中心


ニッセイ情報テクノロジーの平均年収は、口コミサイトによって少し数字が違います
社員・元社員の回答をもとにした主な集計値を並べてみます
| 口コミサイト | 平均年収 | 補足 |
| OpenWork | 約591万円 | 回答約270人/平均年齢32歳 |
| エン カイシャの評判 | 約574万円 | 回答96人/平均年齢32.3歳 |
| エイジレス(メディア集計) | 約579万円 | メディアによる集計値 |
| OpenMoney | 約664万円 | 中央値は約800万円 |
サイトによって幅はありますが、おおむね550〜600万円台が中心で、平均年齢は32歳前後というイメージです
ここで大事なのは、これらが「公式に発表された数字」ではなく、あくまで社員・元社員が自己申告した回答の集計値だということです
なので「ぴったり◯◯万円」と断定はできませんが、ざっくりした相場感としては十分参考になります
会社そのものの輪郭も、簡単におさえておきましょう
- 設立:1999年7月(日本生命グループのIT戦略会社として誕生)
- 従業員数:2,735名(2026年4月1日現在)
- 売上高:892.10億円(2025年3月期)
- 事業:保険・金融や医療・介護のシステム開発などを手がける「ユーザー系SIer」
引用元:ニッセイ情報テクノロジー株式会社「会社概要」より
日本生命という巨大なグループを後ろ盾に持つ、経営の安定したユーザー系SIer
この「安定」というキーワードが、実はあとで「年収が低く感じる理由」とも、「それでも残る価値」とも、両方につながってきます
職種別で見ると「エンジニア・SE」が一番低い


ここからが、あなたの「低い気がする」の正体に近づく話です
平均年収591万円という数字は、あくまで全職種をならした平均です
同じ会社の中でも、職種によって年収はかなり差があります
OpenWorkに寄せられた回答をもとにした職種別の平均年収を、グラフで見てみましょう


引用元:OpenWork「ニッセイ情報テクノロジー株式会社 年収・給与制度」より
見てのとおり、プロジェクトマネージャーやコンサルタントは850万円を超えています
一方で、エンジニア・SEは538万円と、一番下に位置しています
その差は、なんと約300万円
つまり、もしあなたが若手のエンジニア・SEなら、「平均591万円」という数字を見たときに「自分はそんなにもらってない」と感じるのは、当たり前なんです
あなたが見ているのは平均の数字、でも実際にあなたが立っているのは、その平均より下の場所だからです
そして、この会社で年収を上げる社内ルートは「プロジェクトリーダーやマネージャーといった上位の職層に上がっていくこと」になります
ただ、それには時間がかかります。なぜ時間がかかるのかは、次の章でくわしく見ていきます



同じ会社なのに、職種で300万円も違うんですね…。エンジニアって、スタート地点が低いってことですか?



正確に言うと「スタートが低い」というより「上に行くまでの待ち時間が長い」んです。そこがこの会社の年収の一番のクセですね。
業界平均と比べると「特別低い」わけではない、でも…


ここで、フェアな話もしておきます
OpenWorkの集計では、ニッセイ情報テクノロジーの平均年収591万円は、SIer・ソフト開発・システム運用といった業界の平均(約580万円)と比べると、むしろ少しだけ高いんです
つまり、数字だけを並べると「同業の中で特別に低い会社」というわけではありません
でも、あなたはここで「いやいや、それでも低く感じるんだよ」と思ったはずです
その感覚、正しいです
問題は「平均額が高いか低いか」ではなく、「いつ・どうやって上がっていくのか」にあるからです



数字としては普通なのに、なんでこんなに低く感じちゃうんでしょう?



そこにこそ、3つの「構造的な理由」があるんです。次の章で正体を全部バラしましょう。
なぜ「年収が低い」と感じるのか?3つの構造的な理由


ここがこの記事の核心です
「年収が低い」という”感覚”を、「こういう仕組みだから、そう感じるのは当然だ」という”理解”に変えていきます
理由は、大きく3つあります
理由①:6年目まで昇給が薄い「後ろ重心」の給与カーブ


1つ目の理由は、給与カーブの形です
ユーザー系SIer(=親会社グループのシステムを専門に作る会社)の多くは、給与の伸び方が「若いうちは低めで、年次が上がってから一気に伸びる」という、いわば後ろ重心の設計になっています
ニッセイ情報テクノロジーも、その典型です
社員・元社員の口コミにも、こんな声があります
「6年目までほぼ昇給がない」(女性 / SE / 在籍6〜10年)
引用元:エン カイシャの評判「ニッセイ情報テクノロジーの年収・給与」より
さらに、OpenWorkの口コミを見ていくと「いくら頑張っても給料が大きく変わらない」「4年間で基本給が5000円しか上がらなかった」といった声も見つかります
4年で5000円——これは、サボっていた人の話ではありません
まじめに働いていても、制度がそういう形になっている、ということなんです
ここで、視野を少し広げてみましょう
実は、ITエンジニアの年収は、市場全体で見ても20代から30代にかけて大きく伸びるものなんです
厚生労働省の統計をもとにした、市場全体の年代別の年収目安を見てみてください


引用元:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?」より(厚生労働省 賃金構造基本統計調査をもとにした年代別データ)
このグラフは、あくまで「IT業界全体のおおよその目安」であって、ニッセイ情報テクノロジーの社員の年収ではありません
そこは単純に重ねて比べられないので、慎重に見てほしいのですが——それでも、ひとつ言えることがあります
市場全体では、30代後半でおよそ771万円というところまで伸びていきます
一方で、ニッセイ情報テクノロジーの全体平均は591万円、平均年齢は32歳前後
つまり問題は「今いくらか」よりも、「どの環境で30代を過ごすかによって、到達点が変わってくる」ということなんです



6年目まで我慢すれば上がるなら、待てばいいだけじゃないですか?



その「待つ」という選択も、立派な判断のひとつです。ただ、待った先にどれくらい上がるのか、外に出たらどうなのか。両方を知ったうえで待つのと、知らずに待つのとでは、まったく意味が違うんですよ。
理由②:年功序列+相対評価で、頑張りが反映されにくい


2つ目の理由は、評価の仕組みです
ニッセイ情報テクノロジーは、年功序列の色が強い会社だと、多くの口コミで語られています
「年功序列で、その枠から外れることはあまりない」(女性 / 平社員 / 在籍3〜5年)
引用元:エン カイシャの評判「ニッセイ情報テクノロジーの年収・給与」より
年功序列には、いい面もあります
「とりあえず勤めていれば、ある程度までは自動的に上がる」という安心感です
でも、裏を返すと「どれだけ頑張っても、人より大きく抜け出すことは難しい」という意味でもあります
さらに、評価制度そのものへの納得感の低さを語る声もあります
「評価、昇格制度への納得感が低い。相対評(以下省略)」(専門職 / 在籍10〜15年 / 新卒入社 / 女性 / 現職)
引用元:OpenWork「ニッセイ情報テクノロジー 退職検討理由」より
ここで出てくる「相対評価」という言葉、少し補足させてください
「相対評価」ってどういう仕組み?(クリックで開く)
相対評価とは、「あなたの成果そのもの」ではなく「まわりと比べてどうか」で評価が決まる仕組みのことです。たとえばチーム全員が前年より頑張ったとしても、評価の高い枠の人数があらかじめ決まっていれば、全員が上がることはできません。誰かが上がれば、誰かが上がれない。そういう構造なので、「自分は確かに成長したのに、評価には反映されなかった」という不満が生まれやすいんです。逆に「絶対評価」は、まわりに関係なく、決められた基準を満たせば評価される仕組みを指します。
そしてもうひとつ、見落とされがちな仕組みの切り替わりがあります
口コミによると、ニッセイ情報テクノロジーでは、おおむね5〜6年目までは残業代が支給され、その後は裁量労働制(=働いた時間ではなく成果で給与が決まる働き方)に移っていきます
「6年目を過ぎるとみなし残業となり、残業が増える一方で給与と連動しない」(女性 / 平社員 / 在籍3〜5年)
引用元:エン カイシャの評判「ニッセイ情報テクノロジーの年収・給与」より
つまり、若手のうちは「残業した分はお金になる」けれど、年次が上がると「働いた時間が給与に直接ひびかなくなる」タイミングが来るということです
この切り替わりのところで、「あれ、忙しさは増えたのに、手取りは思ったほど…」という”報われない感”を抱く人が出てくるわけです
頑張りが年収に反映されにくい——これが、2つ目の構造的な理由です
理由③:親会社・SNSのエンジニアと、つい比べてしまう


3つ目の理由は、ちょっと心理的な話です
でも、これがいちばん「じわじわ効いてくる」要因かもしれません
それは、比べる相手が近すぎるということです
口コミには、こんな声があります
「親会社と比べると低い」(男性 / 専門Ⅱ / 在籍6〜10年)
引用元:エン カイシャの評判「ニッセイ情報テクノロジーの年収・給与」より
ニッセイ情報テクノロジーの場合、すぐ隣に「日本生命」という、誰もが知る巨大な親会社があります
同じグループの中にいて、しかも待遇の差がうっすら見えてしまう
これは、心理的にかなりこたえます
そしてもうひとつの「近すぎる比較対象」が、SNSです
タイムラインを開けば「年収800万になりました」「自社開発に転職して最高です」という投稿が次々と流れてきます
それを見るたびに、自分だけが取り残されているような気持ちになる——その感覚、よくわかります



でもXだと、みんな普通に年収800万とか言ってますよ?自分、相当遅れてますよね…?



SNSは「うまくいった人」だけが声を上げる場所です。うまくいかなかった人は、わざわざ投稿しません。比べる相手を間違えると、不安だけがどんどん膨らみますよ。
ここで大事なことを、ひとつだけ言わせてください
親会社でもなく、SNSの誰かでもなく、本当に比べるべき相手は——「今のあなた自身の市場価値」です
転職市場で、あなたという経験を持ったエンジニアが、いくらと評価されるのか
その「正しい比較対象」をどう手に入れるかは、記事の後半でしっかりお話しします
【口コミ】社員・元社員のリアルな声を見てみる


ここまで構造の話をしてきましたが、「で、実際に働いている人はどう感じているの?」というのが気になりますよね
「自分と同じことを思っている人はいるのか」——それを確かめるために、リアルな声を見ていきましょう
ネガティブな声も、ポジティブな声も、どちらも正直に並べます
「年収が低い」と感じている人の声


まずは、年収への不満を語っている声からです
「当時薄給を理由に退職を決意(以下省略)」(インフラ系SE / 在籍5〜10年 / 新卒入社 / 男性 / 退職済み)
引用元:OpenWork「ニッセイ情報テクノロジー 退職検討理由」より
「近年PMレベル以下の給与水準は上がったも(以下省略)」(プロジェクトマネージャー / 在籍20年以上 / 新卒入社 / 男性 / 退職済み)
引用元:OpenWork「ニッセイ情報テクノロジー 退職検討理由」より
OpenWorkの口コミ全体を眺めていると、「10年くらい経って、やっと年収が高くなってきた印象」という声もちらほら見られます
これらの声を読んで、私が感じたことをひとつだけ書かせてください
これは、会社を叩きたいだけの声ではないと思うんです
「ちゃんと働いた分だけ、報われたい」
たったそれだけの、ごく当たり前の願いが、なかなか叶わないことへの戸惑い
その戸惑いが、言葉になって出てきているだけなんですよね
一方で「ここに残ってよかった」と感じる声もある


ネガティブな声だけを並べて終わるのは、フェアじゃありません
同じ口コミサイトには、こんなポジティブな声もちゃんとあります
- 「何もしなくても、ある程度までは年功序列で給料が上がっていく」という安心感
- 有給は取りやすく、子どもがいる人の時短勤務も積極的に使われている
- 若手のうち(おおむね5〜6年目まで)は、残業代がきちんと支給される
「年功序列」は、見方を変えれば「いきなり給料が下がる怖さがない」ということでもあります
有給の取りやすさや時短勤務のしやすさは、ライフステージによってはお金以上に価値があります
これらは、口先だけの福利厚生ではなく、実際に社員が「使えている」と語っている、本物のメリットです
ここで、私の考えをはっきり言います
年収への不満は、本物です。それは間違いありません
でも、その不満と、「この会社にある良さ」は、まったく別の話なんです
大事なのは、この2つを天秤にかけて、自分にとってどちらが重いかを冷静に量ることです
それでもニッセイ情報テクノロジーに「残る価値」はある


「年収低い」で検索した人に向けて、こういう章を書くのは珍しいかもしれません
でも、フェアな判断をするためには、「残る価値」もきちんと見ておく必要があります
ここを飛ばすと、「不満だけで勢いよく辞めて、あとで後悔する」という、いちばん避けたいパターンに突っ込んでしまうからです
安定性・福利厚生・働きやすさという確かなメリット


ニッセイ情報テクノロジーは、日本生命グループのIT戦略を担う、ユーザー系SIerです
これは、経営の安定という意味では、かなり強い立ち位置です
親会社が抱える保険・金融や医療・介護のシステムという、なくならない仕事が、安定して目の前にあるからです
口コミからわかる「残る価値」を、整理してみます
- 日本生命グループという後ろ盾による、経営の安定性
- 退職金制度や借り上げ社宅などの福利厚生
- 有給が取りやすく、時短勤務も使いやすい職場環境
- 若手期間は残業代がしっかり支給される
- 年功序列ゆえの「急に給料が下がらない」安心感
年収だけが、仕事の価値ではありません
結婚や出産、家の購入、家族の介護——人生のステージによっては、この「安定」と「働きやすさ」が、年収100万円分よりも重く感じられる時期は、確実にあります
そこを軽く扱うつもりは、まったくありません
改善の動きもある(裁量労働の超過分支給など)


もうひとつ、公平にお伝えしておきたいことがあります
会社の制度は、止まったままではなく、少しずつ動いているということです
たとえば、裁量労働制に移ったあとの残業について
これまでは、裁量労働の手当に含まれる時間(およそ23時間分)を超えて働いても、別途の手当が出ない、という不満がありました
ところが口コミによると、その超過分を支給する制度に変わり、待遇は改善方向に動いているという声があるんです
こういう改善の動きがあるという事実は、ちゃんと知っておくべきです
「この会社はもうダメだ」と決めつけて飛び出すには、まだ早いかもしれない、ということでもあるからです



じゃあ、結局のところ、残ったほうがいいってことなんですか?



そうとも限りません。私が言いたいのは「残れ」でも「辞めろ」でもなく、判断するための”比べる材料”を、ちゃんと持ってから決めましょう、ということだけなんです。
「残る」か「動く」かを決める前に——絶対にやるべきこと


ここからが、この記事の後半戦です
「残る価値」も「年収が低い理由」も見えてきた今、いよいよ「で、自分はどうするのか」を考える段階に入ります
ただ、その判断をする前に、絶対にやっておくべきことがひとつあります
自分の市場価値を知らないまま判断するのが一番危険


「残る」か「動く」かを正しく決めるには、ひとつ、どうしても必要なものがあります
それは、「比べる相手」です
そして、その比べる相手というのが、「転職市場での、今のあなた自身の価値」なんです
考えてみてください
「今の年収が低い」と感じているということは、心の中に「本来はもっともらえるはず」という基準があるはずです
でも、その「本来の基準」が何万円なのか、はっきり答えられる人は、実はほとんどいません
つまり、多くの人は「正解の数字を知らないまま、低い・低くないと悩んでいる」状態なんです
これはたとえるなら、体温計を持たずに「なんか熱っぽい気がする」と悩み続けているようなものです
測ってみれば、平熱なのか、本当に熱があるのか、一発でわかるのに



市場価値を知る、って言われても…それって、もう転職活動を始めるってことですよね?まだそこまでの覚悟は…。



いいえ、違います。市場価値を知るのは「健康診断」みたいなものです。受けたからといって、何かを強制されるわけじゃない。結果を見て、残るか動くかは、あなたが後から決めればいいんです。
市場価値を知ることと、転職することは、まったく別物です
知ったうえで「やっぱり残ろう」と決めるのも、立派な判断です
危険なのは、知らないまま、なんとなくの不安に振り回され続けることなんです
実際に動いた人はどうなった?年収100万円アップの実例


ここで、ひとつ、印象的な口コミを紹介させてください
ニッセイ情報テクノロジーから実際に転職した人が、退職検討理由として残していた言葉です
「・年収が相対的に低い?(今回の転職で年収軽く100万上がった) ・評価制度が微妙?(年功序列、資格重…(以下省略)」(SE・専門Ⅰ / 在籍3年未満 / 新卒入社 / 男性 / 退職済み)
引用元:OpenWork「ニッセイ情報テクノロジー 退職検討理由」より
「年収が相対的に低い?」——この、語尾の「?」に注目してください
この人も最初は、はっきり確信していたわけではなく、「なんとなく低い気がする」という、あなたと同じ”違和感”を抱えていたんだと思います
でも、この人はその違和感を、放置しなかった
ちゃんと動いて、確かめた
その結果が、「年収が軽く100万円アップ」だったわけです
違和感は、放置するか、確かめるか
たったそれだけの違いで、未来が変わることがある——この口コミは、それを静かに教えてくれています
ただし、誤解しないでほしいことがあります
「転職すれば、誰でも必ず100万円上がる」という話ではありません
準備をしないまま勢いで動いて、後悔した人も、現実にはたくさんいます
その「失敗するパターン」については、このあとの章でしっかり解説します
IT人材は不足している——市場はあなたをどう見ているか


「自分なんて、市場では大した価値がないかも」
そう思っている人にこそ、知ってほしいデータがあります
経済産業省が出している、IT人材の不足についての試算です


引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」より(2019年4月公表の試算)
2018年の時点で、IT人材は約22万人足りていませんでした
そして2030年には、その不足が、中位の試算で約45万人、高位の試算では約79万人にまで広がると見込まれています
これはあくまで「試算」なので、ぴったりこの数字になると断定はできません
でも、はっきりしている方向性があります
それは、IT人材は、これからも構造的に足りないということです
つまり、経験を積んだエンジニアの市場価値は、社会全体として高まりやすい状況にある、ということなんです
あなたが「自分は低い」とうつむいているあいだも、市場のほうは、IT経験者をずっと探し続けています
金融系の大規模なシステムに関わってきた経験は、決して「どこにでもある経験」ではありません
あなたが思っているより、あなたの経験には値段がついているかもしれない——それを確かめない手は、ないと思いませんか
年収アップ転職で「失敗する人」の共通パターン


ここまで読んで、「じゃあ、ちょっと外を見てみようかな」と思い始めた人もいるかもしれません
でも、その前に、絶対に知っておいてほしいことがあります
それは、年収アップを狙った転職で「失敗する人」には、はっきりした共通パターンがあるということです
逆に言えば、このパターンさえ避ければ、成功する確率はぐっと上がります
失敗パターン①:現職の年収をベースに希望年収を決める


いちばん多い失敗が、これです
「今が550万円だから、まあ、600万円くらいもらえれば御の字かな」
——こう考えてしまうことです
これの何が問題かというと、「現職の年収」を基準にしてしまっている点です
もし、あなたの本当の市場価値が700万円だったとしたら
「600万円で御の字」と考えて応募した時点で、自分から100万円を捨てていることになります
基準にすべきなのは、「現職の年収」ではありません
「市場の相場」です
そして、その相場は、自分ひとりで正確に知るのが、いちばん難しいものなんです
失敗パターン②:エージェントを使わず自己流で動く


2つ目は、すべて自己流でやろうとすることです
典型的なのが、職務経歴書です
「今やっている業務内容を、そのまま書けばいいだろう」と考えて、担当した作業をただ並べただけの書類を出してしまう
これだと、書類選考でなかなか通りません
特にユーザー系SIerの出身者は、「どの工程を、どこまでの責任で担当したのか」をきちんと言葉にできないと、その経験の価値が採用側に伝わらないんです
大規模システムの一部を担っていたという事実は、書き方しだいで、強い武器にも、ただの作業履歴にもなります



職務経歴書なんて、今の業務内容をコピペして、あとは資格でも書いとけばいいんじゃないですか?



その書き方で書類選考に落ち続ける人を、本当にたくさん見てきました。書くべきは「何をやったか」じゃなく「どんな課題を、どう解決したか」です。ここはプロの目を借りたほうが、圧倒的に早いですよ。
年収交渉も同じです
自分で「もう少し上げてほしい」と言うのは、気まずいし、相場がわからないので強気にも出られません
ここを間に立ってやってくれる人がいるかどうかで、結果は大きく変わります
失敗パターン③:1社だけ受けて即決する


3つ目は、1社だけ受けて、すぐに決めてしまうことです
1社しか見ていないと、その会社の条件が「良いのか・普通なのか・悪いのか」を判断できません
比べる相手がいないからです
さらに、IT業界には「ユーザー系」「メーカー系」「独立系」「Web系の自社開発」など、いくつものタイプの会社があり、それぞれ働き方も給与の伸び方もまったく違います
この違いを理解しないまま「年収が高そうだから」という理由だけで飛び込むと、入社後に「思っていたのと違う」というミスマッチを起こしてしまいます
複数の選択肢を並べて、じっくり比べてから決める——これが、失敗を避けるための鉄則です
3つの失敗パターンを並べてみると、ある共通点が見えてきます
どれも、「正しい情報を持たないまま動いた」結果なんです
逆に言えば、情報さえ正しく持てば、この3つはすべて避けられます
ニッセイ情報テクノロジーで年収に悩むあなたへ——今日からできる3ステップ


では、具体的に何をすればいいのか
失敗パターンの裏返しとして、「今日からできる3つのステップ」に整理しました
これは「今すぐ転職しろ」というステップではありません。「正しく判断できる状態になる」ためのステップです
まずは、自分が何をやってきたかを書き出します。
自己流の棚卸しに、プロの視点を足してもらいます。
材料がそろってから、自分のペースで決めます。
ひとつずつ、見ていきましょう
ステップ1:職務経歴の棚卸しで「市場価値」を可視化する


最初のステップは、お金も時間もほとんどかかりません
これまで関わったプロジェクトについて、次のようなことを書き出してみてください
- どんなシステムに、どの工程(設計・開発・テスト・運用など)で関わったか
- システムの規模(利用者数、扱うデータ量、チームの人数など)
- 自分はどんな役割・責任を持っていたか
- どんな課題があって、それをどう解決したか
特に大事なのが、いちばん下の「どんな課題を、どう解決したか」です
金融系の大規模システムは、止まることが許されない、責任の重い領域です
その世界で課題を解決してきた経験は、市場では立派な武器になります
書き出してみると、「自分、意外といろいろやってきたな」と気づくはずです
逆に「保守運用としか書けない」と落ち込む人もいるかもしれませんが、大丈夫です
その保守運用の中にも、伝え方しだいで価値になる経験は、必ず埋まっています
ステップ2:IT特化型の転職エージェントに無料で相談する


2つ目のステップが、この記事でいちばん伝えたいことです
ステップ1で書き出した「自己流の棚卸し」に、プロの視点を足してもらう段階です
なぜ「IT特化型」を選ぶといいのか
それは、IT業界の構造を理解した担当者でないと、ユーザー系SIerの経験を正しく評価できないからです
「ユーザー系・メーカー系・独立系・Web系自社開発の違い」や「金融系システムの経験の重み」を分かっている相手なら、あなたの市場価値を具体的な金額レンジで教えてくれます
そして、ここがいちばん大事なところです
「相談すること」と「転職すること」は、まったく別です
相談して、市場価値を聞いて、「思ったより高かった」「いや、今の会社のほうがいいな」——どう判断するかは、すべてあなたの自由です
登録も相談も無料で、ここまでにリスクは何ひとつありません
「でも、転職して本当に上がるの?」と思った人のために、データもひとつ見ておきましょう
転職サービスのdodaが、IT職種の人が転職したときに、年収が平均でいくら変わったかを調べています


引用元:パーソルキャリア「IT職種の転職前後の平均年収レポート」より(2024年2月発表)
この調査によると、IT職種では転職後に給与が上がった人の割合が約7割で、全体の約6割よりも高くなっています
もちろん、これは平均の話で、全員が必ず上がるわけではありません
下がった人もいます。だからこそ「失敗パターンを避ける準備」が大事になるわけです
でも、方向性としては「IT職種は、転職で年収が上がりやすい職種」だということは、データからも言えます
ステップ3:複数の選択肢を比べてから、残るか動くかを判断する


最後のステップは、「比べてから決める」です
エージェントは、できれば複数に登録して、IT特化型を軸にするのがおすすめです
担当者によって、紹介してくれる求人も、アドバイスの内容も変わるからです
そして、ここでもう一度、強調させてください
市場価値を知り、複数の選択肢を並べたうえで、「やっぱりニッセイ情報テクノロジーに残ろう」と決めるのは、まったく問題ありません
むしろ、それは「不安に流された判断」ではなく「材料を持ったうえでの、納得の判断」です
このステップ3のゴールは、転職することではありません
「もう、SNSの誰かと比べて落ち込む夜を、卒業すること」です



つまり、まず無料で市場価値を知って、それから自分のペースで残るか動くかを決めればいい、ってことですね。



その通りです。順番を間違えないことが大事なんです。「知ってから決める」。これだけで、後悔する確率はぐっと下がりますよ。
市場価値を無料で把握できる、おすすめのIT特化型転職エージェント


「IT特化型のエージェントに相談する」と言っても、どこを選べばいいのか迷いますよね
まずは「自分が市場でいくらと評価されるのか」を知るところから始めてみてください
ITエンジニア経験者の支援実績が豊富で、登録も相談も無料、リスクなく市場価値を確かめられる3社を紹介します
ITエンジニア経験者向け


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ITエンジニア未経験向け


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情報が多すぎて何をえらべばいいか迷ってしまう人に、寄り添ってくれる "心強い味方" になりますよ
2位 キャリアカンパニー
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キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
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- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
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研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
ニッセイ情報テクノロジーの年収に関するよくある質問


最後に、ニッセイ情報テクノロジーの年収について、よく出てくる疑問をまとめておきます
- ニッセイ情報テクノロジーの年収は、同業他社と比べて本当に低いの?
-
OpenWorkの集計では平均約591万円で、SIer業界の平均(約580万円)と比べると、数字としてはむしろ少し高いくらいです。ただし、これは全職種をならした平均で、エンジニア・SE職に絞ると約538万円と一段低くなります。「低く感じる」のは、平均額そのものより、若手のうちは昇給が薄いという給与カーブの形が大きな原因です。
- 何年目から年収が上がっていくの?
-
口コミでは「6年目までほぼ昇給がない」という声が目立ちます。おおむね5〜6年目までは残業代が支給され、その後は裁量労働制に移行していきます。年収がしっかり伸びてくるのは、プロジェクトリーダーやマネージャーといった上位の職層に上がってから、というのが実態のようです。「10年くらいでやっと高くなった」という声もあります。
- ボーナスや残業代はどうなっているの?
-
若手期間は残業代がきちんと支給されるという声が多く、この点はホワイトだと評価されています。一方で、裁量労働制に移ったあとは「残業が増えても給与と連動しにくい」という不満も出ていました。ただし、裁量労働の手当分を超えた働きに対して支給する制度に変わるなど、改善の動きも見られます。
- 年収が低いと感じたら、すぐ転職すべき?
-
いいえ、「すぐ転職」はおすすめしません。まずやるべきは、自分の市場価値を知ることです。市場価値を知るのと転職するのは別物で、知ったうえで「残る」と決めるのも立派な判断です。危険なのは、市場価値という「比べる材料」を持たないまま、不安だけで動いたり、逆に思考停止で我慢し続けたりすることです。
- ユーザー系SIerから転職するなら、どんな会社が選択肢になる?
-
同じユーザー系の他社、メーカー系SIer、独立系SIer、Web系の自社開発企業、さらに外資系IT企業など、選択肢は幅広くあります。それぞれ働き方も給与の伸び方も大きく違うので、「年収が高そう」という理由だけで選ぶとミスマッチを起こしがちです。IT業界の構造を理解した転職エージェントに相談しながら、複数のタイプを比較するのが安全です。
まとめ:年収の不安は「構造」で理解すれば、冷静に動ける


長い記事を、ここまで読んでくださってありがとうございます
最後に、お伝えしてきたことを整理します
- 「年収が低い」という違和感は気のせいではない。でも、あなたの能力のせいでもない
- 低く感じる原因は、ユーザー系SIerの「後ろ重心の給与カーブ」「年功序列+相対評価」「近すぎる比較対象」という3つの構造
- 一方で、安定性・福利厚生・働きやすさという「残る価値」も本物。全否定する必要はない
- 残るか動くかを判断するには、「自分の市場価値」という比べる材料が絶対に必要
- 失敗パターンを避けて正しく準備すれば、IT職種の年収アップ転職は十分に現実的
「年収が低い」と感じたとき、その気持ちは、2つの方向に進めます
ひとつは、不安を抱えたまま、何も確かめずに我慢し続ける方向
もうひとつは、その違和感を「確かめてみよう」という行動に変える方向です



年収が低いと感じたなら、それは「すぐ動け」のサインじゃありません。「一度、確かめてみろ」のサインなんです。確かめてから、残るか動くかは、あなたが決めればいい。それでいいんですよ。
市場価値を知ることは、転職することではありません
体温計で熱を測るのと同じで、結果を見てから、どうするかをゆっくり決めればいいんです
そして、その「測る」という行動は、登録も相談も無料で、リスクはゼロです
最後に——”確かめる”第一歩を、今日のうちに


記事を読み終えた今が、いちばん気持ちが動いているタイミングです
明日になれば、また日常に流されて、この違和感も薄れてしまうかもしれません
だからこそ、「自分の市場価値を知る」という小さな一歩だけ、今日のうちに踏み出しておきませんか
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
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- 1位 TechGo(テックゴー)
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- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
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アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
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2位 Geekly(ギークリー)
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Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
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