日曜日の夜、ベッドに入る前にスマホで給与明細のアプリを開いて、小さくため息をついたこと、ありませんか
「同期はもっともらってるんじゃないか」「この金額、本当に自分の頑張りに見合ってるのか」
そんなふうにモヤモヤを抱えたまま、また月曜の朝を迎える
「NTTデータアイ 年収低い」と検索したあなたは、きっとその”答え合わせ”がしたかったはずです
自分が感じているこの違和感は、気のせいなのか、それとも本当なのか
先に結論をお伝えします
その「年収が低い」という感覚は、気のせいではありません
- NTTデータアイの年収の実態を、数字で「答え合わせ」できる
- なぜ「低い」と感じるのか、その構造的な理由がわかる
- 「残るべきか、転職を検討すべきか」を、自分で判断できるようになる
ただ、最初にひとつだけ約束させてください
この記事は「年収が低いんだから今すぐ辞めろ」と煽る記事ではありません
NTTデータアイに残る価値も、外に出てみる価値も、どちらも公平にお伝えします

正直、年収が低い気がするんですけど、辞めるほどかって言われると自信がなくて……。このままモヤモヤ我慢するしかないんですかね?



「我慢か、転職か」の二択で考えるから、動けなくなるんですよ。実はその二択の前に、やっておくべきことがあります。一緒に順番に見ていきましょう。
読み終わるころには、漠然としたモヤモヤが、自分で選べる具体的な選択肢に変わっているはずです
それでは、始めましょう
「NTTデータアイは年収が低い」と感じるのは、あなただけじゃない


給与明細を見て、ふっとため息が出る
その感覚を、まず否定しないでほしいんです
同じように感じている人は、あなたが思っているよりずっと多くいます
企業の口コミサイトを見ていくと、NTTデータアイの給与について、こんな声が見つかります
「基本給が低い。ひたすら低い。残業代で稼がないと家庭を持っている方はキツイ」(システムエンジニア / 20代前半 / 男性)
引用元:キャリコネ「NTTデータ・アイの年収・給料・給与・賞与(ボーナス)」より
「ひたすら低い」
この短い言葉に、当時のこの人の本音が全部詰まっている気がします
基本給が低いと、そこから計算されるボーナスも、残業代の単価も、ぜんぶ引っ張られて低くなります
でも、これはあなたの努力不足のせいではありません
給与の「設計」そのものの話なんです(その理由は、このあと第3章でくわしく解き明かします)
「悪くない水準なのに動けない」という宙ぶらりんの正体


ここで、ひとつ正直な話をします
NTTデータアイの口コミを大量に読んでいくと、ネガティブな声だけが並んでいるわけではないんです
「基本給が低い」「年収が上がりにくい」という不満の声と、ほぼ同じくらい「安定している」「福利厚生はいい」というポジティブな声も出てきます
たとえば、こんな傾向の声があります
「同業他社より給与は低めだが、悪くない水準」「平社員でも年収500万円程度は安定して出る」
引用元:エン カイシャの評判「NTTデータ・アイの年収・給与」、就活会議「NTTデータ・アイ 年収・ボーナス・給与・初任給の評判」から傾向を要約
この「低めだけど、悪くはない」という絶妙な表現に、多くの人が動けなくなる理由が隠れています
もし給料が「ありえないほど低い」なら、人はむしろ迷わず行動できます
でも「低いけど、生活はできる」「不満はあるけど、福利厚生は手放したくない」という宙ぶらりんの状態だと、決断のスイッチが入らないんです
そして気づけば、また何もしないまま1年が過ぎていく
この「決められないまま時間だけが進む」状態こそ、いちばん消耗します
あなたが「動けない」のは、意志が弱いからではありません
判断するための「材料」が、まだ手元にそろっていないだけなんです
まず伝えたい「その感覚は、気のせいではありません」


「年収が低いと感じるなんて、自分の甘えかもしれない」
そう自分に言い聞かせて、フタをしようとしていませんか
でも、その「感じる」という気持ちと、「実際にどうなのか」という事実は、いったん切り離して考えていいんです
「感じること」は、あなたの心のセンサーが出しているサインです
そのサインを「甘えだ」と握りつぶす必要はありません
大事なのは、そのサインを「事実」で確かめにいくことです



わたし、ずっと「気のせいだ」って思い込もうとしてました。同期と給料の話なんて、こわくてできなくて……。



その感覚こそが、判断のスタート地点なんです。否定しないでください。次の章から、その感覚を「数字」で答え合わせしていきましょう。
数字で答え合わせ:NTTデータアイの年収の実態


では、ここから「感覚」を「数字」で確かめていきます
NTTデータアイの平均年収は、複数の口コミサイトの集計で、おおよそ550万円〜640万円のレンジに収まっています
たとえばOpenWork(社員口コミサイト)の集計では約576万円という数字が出ています
ただし、これは会社が公式に発表した数字ではなく、あくまで「社員が自己申告した口コミの集計値」です
だから「ぴったり何万円」と受け取るのではなく、「だいたいこのあたりが目安」という見方をしてください
大事なのは、平均の1つの数字よりも「年代でどう変わるか」「他と比べてどうか」という”形”のほうです
年代別に見る、平均年収の「上がり方」


まず見てほしいのが、年代別の平均年収の「上がり方」です
口コミサイトの集計を年代でならべると、こんな形が見えてきます


引用元:キャリコネ「NTTデータ・アイの年収・給料・給与・賞与(ボーナス)」の社員口コミ集計より
この図を見て、気づくことがあると思います
20代から30代にかけては、年収がぐっと上がっています
ところが、30代から40代になると、伸びはほぼ横ばいになります
ここからわかることは2つあります
- 20代のうちは、年収が低めに出やすい。これはあなたの能力の問題ではなく「年功序列の給与カーブ」の形がそうなっているから
- 30代以降は、年次が上がっても自動では大きく増えない。「年齢を重ねれば青天井で増える」わけではない
つまり「若いうちは低く感じる」のは、当たり前に起きる現象なんです
あなたが20代・30代前半なら、「低い」と感じるのは構造上むしろ自然なこと
そのうえで「この先、どこまで上がるのか」を冷静に見ておくことが大切になります
立場で変わる年収 — 子会社・業界平均・親会社


次に、視点を「外」に向けてみます
自分の年収が低いかどうかは、社内の景色だけ見ていても判断できません
「業界の中でどのあたりにいるのか」を知ってはじめて、客観的な位置がわかります
立場の違う3つの年収の目安を、ならべて見てみましょう
ひとつ注意点があります。次の図は、出典がそれぞれ異なる「参考値」を横に並べたものです。集計の方法や対象がちがうため、厳密な同じ条件の比較ではありません。あくまで”だいたいの位置関係”をつかむための図として見てください


引用元:OpenWork「NTTデータ・アイ 年収・給与制度」、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」などをもとに作成(NTTデータ本体は有価証券報告書をもとにした公開情報の数値)
この図から読み取れることを、冷静に整理します
- NTTデータアイの年収は、ITエンジニア全体の平均と比べて「極端に低い」わけではない
- ただし、親会社であるNTTデータ本体(有価証券報告書をもとに各メディアが平均900万円台と紹介)とは、たしかに大きな差がある
- 同じ「NTTデータ」の看板の中にいるのに、給与のテーブルは別物、ということ
「業界平均と比べれば、そこまでひどくない」
「でも、本体や上位のポジションと比べると、たしかに差を感じる」
——この両方が、同時に「事実」なんです
そして、社内で年収がぐっと上がるタイミングについては、こんな声があります
「課長代理くらいから年収が700を超えるが、20代や主任までは600を切ることも多い。主任になった後にいかに早く出世コースに乗れるかが重要」(開発職 / 在籍11〜15年 / 男性)
引用元:エン カイシャの評判「NTTデータ・アイの年収・給与」より
「課長代理くらいから700を超える」
裏を返すと、そこにたどり着くまでは600万円前後で足踏みしやすい、ということでもあります
では、なぜそういう構造になっているのか。次の章で、その理由を3つに分けて解き明かしていきます
なぜNTTデータアイは「年収が低い」と感じるのか — 3つの構造的な理由


ここからが、この記事のいちばん大事なところです
先に、強くお伝えしておきます
これから挙げる3つの理由は、どれもあなたのせいではありません
「年収が低い」と感じるとき、人はつい「自分のスキルが足りないからかな」と自分を責めてしまいます
でも、NTTデータアイの年収が低く感じられる背景には、もっと構造的な——つまり「仕組みそのもの」の理由があります
それを知るだけで、自分を責める必要がないことがわかります
理由①:基本給が低く、残業代に依存した給与構造


1つ目の理由は、給与の「組み立て方」です
NTTデータアイの口コミに、何度も繰り返し出てくる言葉があります
それが「基本給は低いが、残業代とボーナスで補われている」という表現です
つまり、こういう構造です
- 土台となる基本給は、低めに設定されている
- そのぶんを、残業代とボーナスが上乗せして、総年収を成立させている
- 結果、「忙しい職場なら年収はそこそこ。でも基本給だけ見ると手取りは少ない」となる
この構造には、見逃せないリスクがあります
それは「会社が残業を減らした瞬間、年収が下がる」ということです
実際に、近年こんな声が出ています
「残業がなくなったので残業代が減って苦しい。最近は残業時間を減らすよう言われる」(技術職 / 28歳 / 男性 / 在籍3〜10年未満)
引用元:キャリコネ「NTTデータ・アイの年収・給料・給与・賞与(ボーナス)」より
残業を減らすこと自体は、働き方として正しい方向です
でも、給与の構造が「残業代ありき」のままだと、残業が減った瞬間に手取りがしぼんでしまう
これは、まじめに働いている人ほど割を食う、つらい仕組みです
だからこそ、「残業代に頼らなくても、基本給そのもので評価される自分の価値はいくらなのか」を知っておくことに意味があります
この話は、記事の後半でくわしく扱います
理由②:年功序列で、若手・中堅は年収が伸びにくい


2つ目の理由は、第2章で見た「年代別の年収カーブ」の正体そのものです
NTTデータアイは、年功序列の色が強い会社だという声が多く見られます
年功序列とは、ざっくり言えば「年齢や勤続年数、役職にひもづいて給与が決まる」仕組みのことです
この仕組みのもとでは、たとえあなたが20代で大きな成果を出しても、給与テーブル上の「自分の段」を超える金額は受け取りにくくなります
頑張りが「すぐ給与に反映される」のではなく、「年次が上がってから、ゆっくり反映される」
つまり、若手・中堅のうちは、自分の市場価値より年収が低く据え置かれやすいんです
退職を検討した人の声には、こんなものがあります
「給与の伸びの無さ。昇進理由の不透明さ」(システムエンジニア / 主任 / 在籍5〜10年 / 退社済み / 男性)
引用元:就活会議「NTTデータ・アイ 退職理由・離職率の評判」より
「給与の伸びの無さ」と「昇進理由の不透明さ」が、セットで語られているのがポイントです
給与が伸びないだけでなく、「どうすれば伸びるのか」のルールも見えにくい
これでは、頑張る方向すら定められません



頑張っても、いつ報われるのか分からないって、けっこうしんどいですね……。



そうなんです。だから本当の不安は「今の金額」よりも「この先の見通しが立たないこと」なんですよ。ここは後でもう一度ふれます。
理由③:「NTTデータの子会社」という立場


3つ目の理由は、会社の「立ち位置」です
NTTデータアイは、株式会社NTTデータが100%出資する子会社です
「NTTデータ」という大きな看板の中にいる、という安心感はあります
でも、第2章の図で見たとおり、給与のテーブルは親会社とは別物です
同じグループの一員として大きな案件に関わっていても、待遇の土台がちがう
この「近いのに、遠い」距離感が、独特のモヤモヤを生みます
長く在籍した人からは、こんな声も上がっています
「子会社の立場が、ここまで肩身が狭いものとは(思わなかった)」(システム開発 / 在籍15〜20年 / 現職 / 男性)
引用元:就活会議「NTTデータ・アイ 退職理由・離職率の評判」より
このモヤモヤは、外から見ているとなかなか伝わりません
「NTTデータグループなんだから、いいじゃない」と、周りには言われがちだからです
当事者にしかわからない苦しさが、たしかにあるんです
だからこそ、社内の評価軸だけで自分を測るのをやめて、「社外の評価軸」を一度持ってみることに意味があります
その具体的なやり方は、第6章でお伝えします
そもそもNTTデータアイは、どんな会社?
株式会社NTTデータアイは、東京都新宿区に本社を置くシステムインテグレーター(=システムの企画から開発・運用までを請け負う会社)です。2008年に、NTTデータの公共分野のグループ会社4社が統合して発足しました。株主はNTTデータが100%で、従業員数は約1,600名。官公庁・自治体・医療といった「公共分野のICT」に強みを持ち、中央省庁の大規模システムや、自治体の行政システム、ヘルスケア関連システムの開発・保守を中心に手がけています。(参考:株式会社NTTデータアイ「会社概要」)
それでもNTTデータアイに「残る」価値はある — 公平に見るメリット


ここまで「年収が低いと感じる理由」を3つ見てきました
でも、ここで一方的に「だから辞めよう」とは言いません
フェアに判断するために、NTTデータアイに「残る」価値も、きちんと並べておきます
口コミの傾向を整理すると、メリットとデメリットはこう対比できます


引用元:エン カイシャの評判「NTTデータ・アイの評判・口コミ」、就活会議「NTTデータ・アイの評判・口コミ一覧」の社員口コミの傾向より作成
大事なのは、この左右の「両方」を見ることです
デメリットだけ見れば「辞めたほうがいい」と思えるし、メリットだけ見れば「残ったほうがいい」と思える
でも、本当の判断は、両方を天秤にかけてはじめてできるものです
大手グループの安定と、手厚い福利厚生


NTTデータアイの口コミで、年収への不満と同じくらい多いのが「安定」と「福利厚生」への評価です
NTTデータが100%出資する子会社という立場は、裏を返せば「経営基盤が安定している」ということでもあります
口コミでは、住宅支援制度などの福利厚生が手厚いこと、有給休暇が取りやすいことが、くりかえし評価されています
「公共系のシステムを扱うため、社会貢献という観点でやりがいを感じる」「有給休暇が取得しやすく、福利厚生も色々あって良い」
引用元:就活会議「NTTデータ・アイの評判・口コミ一覧」から傾向を要約
年収という1本の物差しだけで会社の価値を測ると、こうした要素が見えなくなります
「給料は不満だけど、休みは取りやすいし、生活は安定している」
これも、まぎれもないあなたの「資産」です
公共分野の大規模システムという「経験資産」


もうひとつ、見落としてはいけない価値があります
それは、あなたが日々向き合っている「仕事の中身」そのものです
NTTデータアイは、官公庁・自治体・医療といった公共分野の、大規模なシステムを手がけています
社会のインフラを支える大規模システムの開発・運用に関わった経験は、転職市場でもしっかり評価される「経験資産」になりえます
大きな金額の動くプロジェクトで、品質に責任を持って動いた経験は、そう簡単に積めるものではありません
問題は、その経験を「自分の言葉で価値として説明できているか」です



えっ、じゃあ無理に辞めなくても、残るのもアリってことですか?



もちろんアリです。大事なのは「知らずに、なんとなく残る」のではなく、「全部わかったうえで、自分で残ると選ぶ」こと。その違いが、これからの数年を左右します。
「残るべきか、転職を検討すべきか」を判断する前に必要なこと


ここまで読んで、こう思っているかもしれません
「で、結局、残るべきなの? 転職を考えるべきなの?」
その答えを出す前に、どうしても必要な「前提」があります
年収の不満の正体は「将来の見通しが立たない」こと


退職を検討した人の声を集めると、不満のトップは「今の年収の金額そのもの」ではないことが見えてきます
多く挙がるのは「給与の伸びの無さ」「昇進理由の不透明さ」です
つまり、本当の不安は「今いくらか」ではなく「この先どうなるか見えない」ことなんです
ここで、あなたに問いかけたいことがあります
5年後、10年後の自分の年収とキャリア、はっきり想像できますか?
もし、その絵がぼんやりとしか描けないなら——不安の正体は、まさにそこにあります
人は、金額の大小よりも「先が見えないこと」に強く不安を感じる生き物です
逆にいえば、「先の見通し」さえ手に入れば、不安はかなり軽くなります
判断の出発点は「自分の市場価値を知ること」


では、「先の見通し」はどうすれば手に入るのか
その出発点が「自分の市場価値を知ること」です
市場価値とは、かんたんに言えば「あなたが社外に出たとき、どれくらいの年収で評価されるのか」という金額のことです
これを知らないまま「年収が低い気がする」と悩むのは、定規を持たずに「この線、長い気がする」と言っているのと同じです
市場価値という”定規”が手に入ると、はじめて2つのことが判断できます
- 「市場価値より今の年収のほうが高い、または同じくらい」→ 残るという判断にも、しっかり根拠が持てる
- 「市場価値のほうが明らかに高い」→ 転職を具体的に検討する材料になる
どちらに転んでも、「なんとなく」ではなく「根拠を持って」決められるようになる
これが、市場価値を知ることの本当の意味です
「市場価値を知る」は「会社を辞める」ことではない


ここが、いちばん誤解されやすいところです
「市場価値を知る」と聞くと、「=転職活動を始める」「=もう会社を辞める」と身構えてしまう人がとても多いんです
でも、この2つはまったく別のことです
市場価値を知るのは、健康診断を受けるのに近い感覚です
診断を受けたからといって、すぐ手術するわけではありません
「今の自分の状態を、客観的な数値で把握する」——ただそれだけのことです
そして、「知ったうえで、今の会社に残る」というのは、まったく後ろ向きな選択ではありません
むしろ「全部わかったうえで、自分で選んだ」という、いちばん強い状態です
だから、市場価値を知ることは、リスクのほとんどない「第一歩」なんです
自分の市場価値を知るための3ステップ


では、具体的にどう動けばいいのか
むずかしく考える必要はありません
市場価値を知るための流れは、シンプルな3ステップにまとめられます


ひとつずつ見ていきましょう
ステップ1:これまでの仕事・技術・規模を棚卸しする


最初のステップは、自分の「これまで」を書き出すことです
具体的には、次の3つを紙やメモアプリに書き出してみてください
- 担当した案件(どんなシステムを、どんな立場で)
- 使った技術(言語・基盤・ツール・工程)
- 関わったシステムの規模(予算規模・利用者数・チーム人数など)
第4章でふれたとおり、公共分野の大規模システムの経験は、立派な「経験資産」です
でも、棚卸ししないままだと、その価値は自分の中に埋もれたままになります
「自分なんて、たいしたことやってない」と感じる人ほど、書き出してみると意外な強みが出てきます
ステップ2:IT特化型エージェントに複数登録し、客観評価を聞く


2つ目のステップが、いちばん大事です
棚卸しした内容を持って、転職エージェントに「客観的な評価」を聞きにいきます
ここでのポイントは2つあります
1つ目は「IT特化型のエージェントを選ぶ」こと
IT領域に特化したエージェントは、担当者がエンジニアの仕事を理解しているため、あなたの技術や経験を正しく「市場価値」に翻訳してくれる傾向があります
たとえばIT特化型のエージェントの中には、職務経歴書の添削や模擬面接を手厚くサポートしてくれるところや、自分の想定年収を予測できる機能を備えているところもあります
2つ目は「1社だけでなく、複数に登録する」こと
1社だけだと、そのエージェントが得意とする求人に評価が偏ってしまいます
複数のプロから意見を聞くことで、はじめて「自分の市場価値の相場観」が見えてきます



つまり、IT専門のエージェントを2〜3社使って、いろんな角度から自分の評価を聞いてみる、ってことですね。



そのとおりです。しかも相談は無料ですし、在職中のまま話を聞くだけでもOK。ここまでやって、ようやく判断の材料がそろうんです。
ステップ3:想定年収と求人を見て、自分のタイミングで判断する


最後のステップは、集まった材料を見て「判断する」ことです
エージェントから提示された想定年収と、紹介された求人を見比べてみてください
そのうえで、こう問いかけます
- 今のNTTデータアイの年収は、市場価値と比べて高いのか、同じくらいか、低いのか
- 安定・福利厚生・経験資産という「残るメリット」を足しても、その差は埋まらないのか
- 5年後、どちらの道のほうが、自分の見通しが明るいか
ここで強調したいのは、急ぐ必要はまったくないということです
材料がそろったら、あとはあなたのタイミングで決めればいい
「今は残る。でも市場価値は把握できた」——それも、立派なゴールです
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とはいえ、「棚卸し」も「複数のエージェント選び」も、ひとりで進めようとすると、つい後回しになりがちです
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正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
まとめ:年収の低さに悩むあなたへ。判断は「正しい情報」を得てから


長い記事を、ここまで読んでくださってありがとうございます
最後に、大事なポイントを振り返ります
- 「年収が低い」と感じる感覚は、気のせいではない。否定しなくていい
- 低く感じる背景には、基本給が低く残業代に依存した構造・年功序列・子会社という立場という、3つの「仕組みの理由」がある。あなたの努力不足ではない
- 一方で、安定・手厚い福利厚生・公共分野の大規模システムという「残る価値」も確かにある
- 残るか動くかを判断する出発点は、「自分の市場価値を知ること」
- 市場価値を知ることは「会社を辞めること」ではない。リスクのほとんどない、ただの現状把握
NTTデータアイで「年収が低い」と感じているのは、あなたの能力の問題ではありません
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よくある不安に、先にお答えしておきます
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正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます