評価面談の最後、上司が遠慮がちに口を開きました
「今期の昇給は……月5,000円です」
会議室のホワイトボードに映る自分の影が、やけにぼやけて見えた瞬間でした
日本ビジネスシステムズ(JBS)で働きながら、こんな経験はありませんか
大学時代の友人と飲み会で年収の話になり、自社開発企業に勤めている彼が「600万くらい」と何気なく口にする
自分はまだ400万円台で、笑って「いいなぁ」と返しながら、家に帰る電車の中でスマホに「日本ビジネスシステムズ 年収低い」と打ち込む
正直に言うと、私もJBSに在籍していた頃、毎月給与明細を見るたびに同じことを思っていました
「頑張ってるはずなのに、なんで毎年1万円しか上がらないんだろう」

SES辞めて自社開発に行けば、年収一気に上がるって聞きました!JBSのMicrosoftスキルがあれば余裕じゃないですか?



その認識、半分は本当で、半分は危ないですね。市場価値を知らずに飛び込むと、JBS時代より厳しい現場に着地することもあります。今日はそこを順番に整理していきましょう。
この記事を読み終わる頃には、次のことが整理できているはずです
- JBSの年収が業界平均と比べてどの位置にあるか、客観データで把握できる
- 「低い」と感じる構造的な理由が、自分のせいではないと分かる
- 自分のMicrosoftスキル(Azure・M365など)が市場でどう評価されるかを知る
- 残るべきか、転職を検討すべきかを冷静に判断できる5つの軸を持てる
- 後悔しない次の一歩を、リスクなしで踏み出せる
感情的に「辞めろ」とも「我慢しろ」とも言いません
あなたが自分の頭で判断するための、冷静で正確な材料だけをお渡しします
では、まず最初の問いから片付けていきましょう
日本ビジネスシステムズの年収は本当に低いのか?まずは客観データで確認


結論から先にお伝えします
JBSの平均年収は、業界全体の平均と比べると「ちょっと上」です
「えっ、平均より上なの?」と意外に思った方もいるかもしれません
そうなんです、数字だけ見れば悪くないんですよ
でも、JBS社員の多くが「自分の年収は低い」と感じている
その違和感には、ちゃんとした理由があります
まずは客観的なデータをひとつずつ並べて、答え合わせをしていきましょう
有価証券報告書ベースのJBS平均年収(約619万円)


日本ビジネスシステムズは東証プライム上場企業(証券コード5036)です
上場企業には有価証券報告書(=会社の業績や社員の平均年収などを国に提出する公式書類)の開示義務があるため、年収の数字に嘘がつけません
その公式数字がこちらです
- 平均年収:619万円(2024年9月期有価証券報告書ベース)
- 平均年齢:34.8歳
- 平均勤続年数:7.4年
- 従業員数:約2,454名
34歳で年収約619万円
こう書くと、思ったより高く感じる方が多いのではないでしょうか
ここで大事なポイントを1つ
有報の「平均」には、年収1,000万円超の管理職や役員も含まれます
つまり、20代〜30代前半の若手社員の体感年収とは、ズレが出やすい数字なんですね
同じ会社の中でも、入社4年目で年収350万円台の人もいれば、課長クラスで700万円台、部長クラスで800万円台の人もいます
「平均619万円」という数字をそのまま自分に当てはめてしまうと、現実とのギャップで余計にモヤモヤすることになります
業界平均との比較(SIer・IT業界全体)


ではJBSの平均年収619万円は、IT業界全体で見るとどの位置にあるのでしょうか
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(=日本全国の業種別・職種別の平均賃金を国が毎年調べている公的調査)」から、関連する数字を並べてみます
主要なIT業界の年収を一覧で比較してみましょう


引用元:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、日経会社情報「日本ビジネスシステムズ(5036)」より作成
数字を見ると、JBSはむしろ 平均より少しだけ上 なんですね
「えっ、ネットには『JBSは年収低い』って書いてあるじゃん」
そう思いますよね
実はここに、JBS社員が抱える違和感の正体があります



つまり、業界平均で見たら高いのに、社員は「低い」と感じる。これって、絶対値より「昇給ペース」とか「同年代との比較」とかで感じているってことですか?



その通りです。年収の「絶対値」じゃなくて「上がり方」と「天井」、それから「自分のスキルの市場相場」とのギャップが、不満の本当の正体なんですよ。
役職別・年代別の年収目安(OpenWork口コミベース)


有報の「平均」だけだと、自分の今の立ち位置がわかりにくいですよね
もう少し具体的に、現役社員や元社員の口コミから集計された役職別の年収目安を見てみましょう


引用元:OpenWork「日本ビジネスシステムズ 年収・給与制度」の口コミから集計した目安値
この表を見て、何を感じましたか
主任で547万円、係長で610万円、課長で715万円、部長で809万円
役職ごとに着実に上がってはいます
でも、おそらくあなたが感じたのは「天井が、見えてしまう」という感覚ではないでしょうか
20代でJBSに入って、課長まで上り詰めても715万円
部長になっても、800万円台
一方で、Web系自社開発企業のテックリードや、コンサルファームのマネージャーは、30代で年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません
「自分が頑張ったところで、行ける場所はここまでなのか」
そんな景色が、課長クラスの先輩を見ていると見えてきてしまうんですね
ここまでで、客観データの整理は完了です
JBSの年収は、業界平均と比べれば 「絶対値は低くない」
でも、社員が「低い」と感じる感覚も、データを見れば 「ちゃんと理由がある」
次の章では、その「ちゃんとした理由」を構造から解き明かしていきます
なぜ「日本ビジネスシステムズの年収は低い」と感じる人が多いのか


ここからは、ちょっと踏み込んだ話をします
結論を先に言うと、JBS社員が「年収が低い」と感じる原因は、大きく4つに分けられます
- 原因①:昇給ペースが緩い(月5,000円〜1万円の昇給)
- 原因②:評価制度の不透明さと「配属ガチャ」問題
- 原因③:SIerという業界構造そのものの限界
- 原因④:Microsoft案件中心ゆえの「単価相場」の縛り
これらは、あなた個人の能力や努力の問題ではありません
JBSという会社、そしてSIer業界全体の構造から生まれている問題なんですね
1つずつ見ていきましょう
昇給ペースが緩い:年1万円前後の昇給という現実


JBSの社員口コミでもっとも多い不満が、ここです
毎年の昇給額が、評価Bで月5,000円程度、評価Aでも月10,000〜15,000円程度
そして「大半の社員は評価B」とされているのが現実です


引用元:OpenWork「日本ビジネスシステムズ 年収・給与制度」の口コミから傾向を集計
月5,000円の昇給
年間にすると6万円の差です
あなたが1年間、深夜のリリース作業をこなし、顧客の理不尽な要望に対応し、後輩の面倒を見て、ようやくもらえる対価が「月5,000円」
これを 「頑張りが反映されない」 と感じるのは、あなたが弱いからではありません
むしろ、まっとうな感覚なんです
実際、こんな声がOpenWorkに投稿されています
「年収事例:入社4年目、役職なし、年収350万円。給与制度の特徴:正直低い。下手な会社の初任給より低い」
引用元:OpenWork「日本ビジネスシステムズ 年収・給与制度」より
この方の声、お読みになってどう感じましたか
入社して4年
新人ではなく、それなりに案件を回せる中堅になっているはず
それで年収350万円というのは、正直、お気持ち的にはきついものがあります
もう1つ、転職会議に投稿された具体的な数字付きの体験談を紹介します
「初任給23万円/月、年俸制で368万円スタート。4年目の終わりで年俸約411万円。月1,000円ほどしか収入が上がっていかなかった」
引用元:転職会議「日本ビジネスシステムズ 年収・給料・ボーナス・評価制度」より
4年で年俸の上昇は約43万円
つまり1年あたり、たった10万円ちょっとの昇給ペースです
同年代のWeb系企業エンジニアが、転職1回で +100〜150万円アップしているのを横目で見ると、焦りが出るのも当然と言えるでしょう



えっ、年俸が4年で43万しか上がらないって、ちょっとヤバくないですか?これ、転職して一気に上げた方がよくないですか!



その感覚は正しいです。ただ「焦って動く」と失敗します。JBSで失われるもの(社宅、福利厚生、ホワイトな働き方)もあるので、まずは全体像を冷静に見てから判断しましょう。後でちゃんと整理します。
評価制度の不透明さと「配属ガチャ」問題


昇給ペースに次いで多いのが、評価制度への不満です
JBSの評価は、半期ごとの目標達成度とコンピテンシー(=仕事で発揮した行動特性)で決まります
仕組み自体は標準的なものです
でも、問題は 「目標の難易度が、部署や上司によってバラバラ」 という運用面にあります
「昇給や昇進は、半期ごとの目標達成やコンピテンシーの部分で判断される。しかし、所属する部署や上司により目標の設定方法や難易度などが異なる印象にある」
引用元:OpenWork「日本ビジネスシステムズ 年収・給与制度」より
この口コミ、JBSに限らずSIer業界では 「配属ガチャ」 と呼ばれる構造問題です
同じ実力、同じ努力でも、配属された部署と上司によって評価の上がり方が変わってしまう
こう考えてみてください
あなたが学生時代、塾の模試で同じ点数を取っても、A先生が採点すると合格圏内、B先生だと不合格圏内になる
そんな塾、通い続けたいと思いますか
これと同じことが、社会人になってからの給与で起きているわけです
そして残念ながら、これは 「個人で解決できる問題」ではありません
会社の人事制度そのものに起因する構造的な課題だからです
解決策としては、社内異動で部署を変えるか、外に出る(=転職する)かの2択になります
SIerという業界構造そのものの限界


もう少し視点を引いてみます
JBSは独立系のSIer(=System Integrator、企業からシステム開発を請け負う会社)です
このSIerというビジネスモデル自体に、年収が頭打ちになりやすい構造があります
受託開発はクライアント先の予算で動くため、案件単価に上限がある
人月単価(=エンジニア1人あたりの1ヶ月の費用)の相場で取引が決まる
クライアントが値下げ交渉してくると、SIer側は受け入れざるを得ない
結果、SIer社員の人件費にも相場の天井ができる
これに対して、自社開発企業やSaaS企業は 「ソフトウェアそのものを売る」ビジネスモデル です
つまり、サービスが伸びれば伸びるほど、エンジニア1人あたりの稼ぎが指数関数的に増える構造になっています
この差が、JBSのようなSIerと、自社開発企業の年収天井の差を生んでいるんですね
これは JBSが悪い会社だから、ではありません
受託SIerというビジネスモデルそのものの構造です
気が楽になりませんか?「自分のせい」ではなく、「業界構造の話」だと知れば、感情的な自己嫌悪に陥らずに済みます
Microsoft案件中心ゆえの「単価相場」の縛り


JBSのもう1つの特徴が、Microsoft案件への強い特化です
Azure、Microsoft 365、Power Platform、Dynamics 365
JBS公式サイトを見ても、これらのMicrosoft製品を中心としたソリューション提供が会社の中核です
これは、社員のスキル習得という意味では大きなプラスです(=後の章で詳しく解説します)
でも、案件単価という意味では、ある種の縛りが生まれます
Microsoft案件は、市場での相場がある程度決まっています
たとえばクライアント企業がAzureの構築をJBSに依頼するとき、「Azure案件はだいたいこのくらいの予算感」という相場観で発注します
これを大きく超えて高単価で受注することは、現実的には難しい
結果、JBS社員に分配される人件費にも、ある程度の天井ができてしまうわけです
これが、コンサルファームのMicrosoft領域コンサルタント(=年収1,000万〜2,000万円)との大きな差になります
同じMicrosoft案件をやっていても、立ち位置(SIerかコンサルか)で年収天井が変わってしまうんです



つまり、JBSの社員さんがMicrosoftスキルを持っていること自体は「強み」だけど、JBSの中にいる限り、その強みを高単価に換金しにくいってことですね。



その理解で完璧です。だからこそ「スキル自体は市場価値が高いのに、社内年収には反映されない」というモヤモヤが生まれるんですよ。
JBSを安易に手放してはいけない理由:3つの隠れたメリット


ここまで読んで、「やっぱり辞めた方がいいかも」と気持ちが傾いてきた方もいるかもしれません
でも、ちょっと待ってください
感情だけで動くと、失敗します
私が現役エンジニアの皆さんに、いつもお伝えしていることがあります
「不満」と「失うもの」を、両方ちゃんと並べて見比べてから動いてくださいと
JBSには、社員が普段あまり気づいていない 「隠れた価値」 が3つあります
これを失う覚悟があるのか
それを意識しながら、読み進めてみてください
都内社宅と住宅手当:可処分所得への効果


JBSの福利厚生で最も評価が高いのが、住居関連です
具体的にはこんな仕組みがあります
- 都内に複数の社宅あり(自己負担約5万円)
- 自分名義で賃貸契約した場合は月2万円の住宅手当
- 実家暮らしでも月1万円の住宅手当
これ、計算するとなかなかインパクトがあります
都内で同じ条件の賃貸(都心ワンルーム、10万円台後半)を自分で借りた場合、月10万円以上の差が生まれます
年間で 約120万円の可処分所得への効果 です
キャリコネにはこんな口コミも投稿されています
「社宅が都内にたくさんあり、ジムや住宅手当、リモート手当などがあり、社員を大切にしている会社」
引用元:キャリコネ「日本ビジネスシステムズ 評判・口コミ」より
年収比較では見えてこない、生活実感としての「お得さ」が、JBSにはあります
転職して年収が額面で50万円上がっても、家賃補助がゼロになれば 実質的な手取りはむしろ減る ことだってあります
ここは冷静に計算してから判断する必要があります
月平均残業16時間というワークライフバランス


JBSのもう1つの強みが、ワークライフバランスの良さです
口コミ集計によると、月平均残業時間は約16.3時間
全業種平均(約13.8時間)と比べるとやや多めですが、SIer業界全体の中で見れば 明らかにホワイト寄り です
SIer業界には、月60時間〜100時間残業の現場も普通に存在します
そう考えると、JBSは「ライフ」の方を犠牲にしすぎない働き方ができる環境と言えるでしょう
- フレックスタイム制度
- リモートワーク制度(リモート手当あり)
- 有給休暇消化率が高い
- 固定残業代(みなし残業)制度あり
転職先によっては、これらが「あって当たり前」ではなくなります
特にスタートアップや成長期のSaaS企業では、リモート制限・フレックス廃止・残業常態化というケースも珍しくありません
年収だけでなく、「時間と健康」もキャリアの資産として、ちゃんと天秤にかける必要があります
Microsoft領域の実務経験という資産


そして、これが意外と気づかれていない3つ目の隠れ価値です
JBSで日常的に触れているMicrosoft関連の技術スタック
これは、外に出ると 「市場価値の高い武器」 に変わります
- Microsoft Azureの構築・運用経験
- Microsoft 365(=Teams、SharePoint、Exchangeなど)の導入支援経験
- Power Platform(=Power Apps、Power Automateなど、業務自動化の仕組み)の構築経験
- Dynamics 365(=Microsoftの業務システム製品群)の導入経験
- 各種Azure資格・Microsoft 365資格の取得実績
JBS公式採用サイトでもこれらのスキル習得機会の豊富さがアピールされていますが、皮肉なことに、その価値が「外」で評価されたときに初めて見えてくることが多いんです
では、これらのスキルは具体的に いくらで評価される のでしょうか
次の章で、市場の数字を見ていきましょう
あなたのMicrosoftスキル、市場ではいくらで評価されるのか


ここから先は、おそらくあなたが一番知りたかった話に入ります
JBSで身につけた Azure、Microsoft 365、Power Platform といったスキル
これらが、外の世界では 「いくらの値札がついているのか」
結論から言うと、あなたが思っているより、ずっと高く評価されています
Azureエンジニアの転職市場相場(正社員600万〜1,400万円)


正社員のAzureエンジニアの年収相場は、転職市場でこのようになっています
- 正社員平均:約600万円(一般インフラエンジニアより高め)
- 経験・スキル次第で600万〜1,400万円のレンジ
- フリーランス平均:約928万円(月額単価80万〜150万)
- フリーランス最高クラス:年収2,000万円超
JBSで Azureの構築・運用を3年やってきた人なら、転職市場ではすでに 正社員年収600万〜800万円のラインに乗ってきます
これは、JBSの主任クラス(平均約547万円)を超える水準です
「自分のスキルなんて、JBSの中でしか通用しない」
そう思っているなら、それは大きな思い込みです
背景には、世界的なクラウドシフトがあります
Microsoft Azureは世界クラウド市場でシェア約23〜25%を占めており、Fortune 500企業の85%以上が採用しています
日本国内でも、官公庁・大企業のシステムが続々とクラウドに移行している最中です
その移行を担えるエンジニアは、絶望的に不足しています
あなたがJBSで「日常業務」として触れているAzureの知識は、外の企業から見れば 「喉から手が出るほど欲しい経験」 なんです
Microsoft 365エンジニア・Power Platformの需要


Azureだけではありません
Microsoft 365(Teams、SharePoint、Exchangeなど)の導入・運用経験も、転職市場で高く評価されます
- 転職市場相場:約500万〜840万円
- 国内DX需要で求人増加中
- Power Platformの構築経験者は希少性が高く、上限が伸びやすい
- Dynamics 365経験者は、業務系SaaSやコンサル領域で重宝される
特にPower Platformの経験は、現時点で経験者が圧倒的に少ない領域です
JBSで業務自動化の構築を担当した経験があるなら、それだけで差別化要素になります
業務理解の深さと、Microsoft製品の組み合わせ知識
この2つを併せ持つエンジニアは、市場では引く手あまたなんです



つまり、JBSの中だと「Microsoft案件しかない」が悩みだったけど、外に出ると「Microsoft案件できる人」が宝物扱いされるってことですね。



そうなんです。同じスキルでも、立つ場所が変われば値段が変わります。これがJBS社員の「隠れた強み」なんですよ。
「JBSで4年=社内昇給43万円」vs「転職=年収+120〜160万円」


ここで、衝撃の比較をしてみます
JBSで4年間頑張った場合の昇給合計と、転職した場合の年収アップを並べてみると、こうなります


引用元:転職会議「日本ビジネスシステムズ 年収・給料・ボーナス・評価制度」、TechGo公式公開実績より作成
JBSで4年間、評価Bを取り続けて昇給した場合の合計は約43万円
IT特化型エージェント経由で転職した場合の平均年収アップは、20代で約120万円、30代で約160万円
差は 「3倍〜4倍」 です
こう書くと「いやでも転職にはリスクがあるじゃん」と感じるはずです
その通り、そこは正直に認めます
でも、ここで重要なのは、転職するかどうかではなく 「自分の市場価値がいくらなのかを知る」 という行動そのものです
知ったうえで「やっぱりJBSに残る」を選ぶのも、立派な戦略です
知らないまま不満を抱え続けるのが、いちばん損なんですよ
残るべき人 vs 転職を検討すべき人:5つの判断軸


ここからは、もっと具体的に 「あなたはどっち寄りか」 を判断していきます
転職経験のあるエンジニアが、転職前に必ず考える5つの軸があります
順番に1つずつ、自分の状況を当てはめてみてください
軸①:年齢と転職市場の関係


エンジニア転職の市場価値は、年齢で大きく変わります
- 20代後半:ポテンシャル採用も狙える「ゴールデンエイジ」
- 30代前半:即戦力かつ伸びしろ評価。もっとも市場価値が高くなる時期
- 30代後半:マネジメント経験必須化。技術一本では選択肢が減る
- 40代以降:専門特化orマネジメント実績がないと厳しくなる
もしあなたが20代後半〜30代前半なら、ここは 「動くなら今」 のタイミングです
ただし、「動く=辞める」ではなく「動く=情報収集する」と捉えてください
30代後半以降の方は、いま社内でマネジメント経験を積みつつ、外の選択肢を持っておく戦略が現実的です
軸②:自分の「JBSでの経験密度」を棚卸しする


同じ「JBS3年目」でも、経験の密度は人によって全く違います
転職市場では、「何年いたか」より 「何を、どれだけの規模で経験したか」 が問われます
具体的には、こんな項目で自分の経験を整理してみてください
経験密度を測るチェックリスト(クリックで展開)
・担当した案件の規模(ユーザー数・トランザクション数・契約金額)
・技術スタックの幅(Azure、M365、Power Platform、Dynamics 365、各種資格)
・上流工程(=要件定義や設計など、開発の上流に位置する工程)の経験有無
・チームリーダー、PL(プロジェクトリーダー)、PM(プロジェクトマネージャー)経験
・顧客との直接折衝(=直接対面で要件をすり合わせる)経験
・改善提案・自走したプロジェクトの有無
このチェックリストで、半分以上にYesがつく方は、市場では 「動ける人材」 です
逆にほとんどNoの方は、まずは社内で経験密度を上げる戦略の方が、結果として年収アップにつながる可能性が高くなります
軸③:今後のキャリア志向(SI vs 自社開発 vs コンサル)


あなたは、今後どんなエンジニアになりたいですか
進む方向によって、最適な選択は変わります
| キャリア志向 | JBS適合度 | 転職先候補 |
| SI継続(顧客と業務を深く理解) | 高い | JBS継続 or 大手SIer |
| 自社開発・SaaS志向 | 中 | 事業会社・SaaS企業 |
| コンサル志向(上流提案) | 低い | 外資/国内ITコンサルファーム |
| フリーランス志向 | 低い | 独立 or フリーランスエージェント |
SI継続でいいなら、JBSは悪くない選択です
でも、自社開発に行きたい・コンサルに行きたい人は、JBSにいる時間が長くなるほど その業界の文化を吸収できない という機会損失も発生します
方向性が決まっているなら、早めに動く方が合理的なんですね
軸④:家族構成と転職リスクの許容度


独身か、既婚か、子どもがいるか
これは転職判断において、年収以上に重い要素です
- 独身:転職リスクを取りやすい。年収より成長・経験重視も可
- 既婚・子なし:配偶者と十分相談したうえで判断。福利厚生の差も計算
- 既婚・子あり:住宅ローン、教育費、社宅喪失リスクを慎重に検討
特にJBSの場合、社宅・住宅手当を失うインパクトが大きいことは前にも触れた通りです
年収80万円アップでも、家賃補助月8万円喪失なら、ほぼ収支トントン
逆に、年収150万円以上のアップが見込めるなら、十分に検討する価値が出てきます
感情ではなく、エクセルで計算してから動くのが鉄則です
軸⑤:JBS内のポジションと今後の見通し


最後の軸は、「JBS内での自分の立ち位置」です
正直、これを自己分析するのは結構しんどいですが、向き合っておく必要があります
- 評価される部署にいるか、レールから外れているか
- 直属上司との関係は良好か、それともストレスの源か
- 3年以内に課長代理・課長クラスが見えているか
- 今の案件は、自分のキャリアにとってプラスか
OpenWorkにはこんな声があります
「30歳ぐらいになると課長代理クラスの人たちが転職を考え始める。給料アップを狙うためにそのまま転職していくパターンが多い」
引用元:OpenWork「日本ビジネスシステムズ 社員クチコミ」より
30歳前後、ちょうど課長代理が見えてくる時期
ここで「このまま行けば自分も課長になれる」と思える環境にいるなら、残るのも有力な選択肢
逆に「今の上司の下では昇進が見えない」「異動希望も通らない」状況なら、外を見る時期に来ているサインかもしれません



5つの軸、全部一気に判断する必要はないですよ。1つずつ、自分の状況に当てはめてください。そして大事なのは、「決めきれないなら、決めない」のではなく「決めきれないなら、情報を集めにいく」ことです。
年収を上げる現実的な3つの手段


「JBSの年収が低い」と感じるあなたが、現実的に取れる選択肢は3つあります
どれが正解か、ではなく 「どれを最初に試すか」 という視点で読んでください
手段①:社内で昇進・昇格を目指す


もっとも王道の手段がこれです
JBSで主任→係長→課長→部長と昇進していけば、年収は547万→610万→715万→809万と上がっていきます
- メリット:慣れた環境、人間関係、福利厚生を維持できる
- デメリット:時間がかかる(課長まで10年前後)、ポストに限りあり
- 条件:評価される部署、評価する上司、社内政治の理解が必要
環境に恵まれている人にとっては、コストパフォーマンスが良い選択です
ただし、その「環境」が自分でコントロールできるかが鍵になります
手段②:副業・資格でスキルを上乗せ


2つ目は、本業以外でスキルを上乗せする方法です
具体的にはこんなアクションがあります
- Azure資格(Azure Administrator、Azure Solutions Architectなど)の取得
- Microsoft 365資格の取得
- GitHub・Qiita等で技術発信(=自分の専門性を社外に見える化)
- 副業(就業規則を必ず確認)
これらは即効性は低いですが、「将来の選択肢を広げる準備」として最強です
「いつでも転職できる状態」を作っておくと、社内交渉のときも自信を持って臨めますよ
手段③:転職市場で自分の価値を確かめる


そして、最も即効性の高い手段がこれです
転職市場で、自分の市場価値を確かめる
注意してほしいのは「転職する」ではなく「市場価値を確かめる」と書いていることです
具体的には、IT特化型転職エージェントに登録して、無料相談を受けるだけ
これで分かることがたくさんあります


- 自分のスキルが市場でいくらの値札か
- 同年代・同職種の年収相場
- Microsoft領域経験者向けの非公開求人
- 職務経歴書のどこを直せば評価が上がるか
- 転職するかどうかは、知ったうえで自分で決めればOK
知ってから決めるか、知らずに不満を抱え続けるか
これが、JBS社員が今この瞬間に選べる、最大の分岐点なんです
自分の市場価値を知るための具体的な第一歩


「とりあえず市場価値を知りたい」と思ったとき、最初の壁が 「どこに相談すればいいのか」 です
結論から言うと、選ぶべきは IT特化型の転職エージェント です
「総合型エージェント」(=リクルートやdodaのような全業種扱う大手)ではありません
その理由を見ていきましょう
IT特化型エージェントが必要な3つの理由


同じ「転職エージェント」でも、IT特化型と総合型ではまったく別物です
- 担当者がIT技術を理解している:「Azureできます」と言ったら「設計か運用か?どのリージョン経験?」と深掘りしてくれる
- Microsoft領域の求人を多数保有:Azure・M365エンジニア向けの非公開求人が多い
- 年収交渉に強い:IT職種の相場を熟知しているため、エージェント経由で年収100万〜200万アップの実例も
総合型エージェントは扱う業種が広いため、「AWSの経験」を「資格ですか?」と聞き返されるような担当者に当たることもあります
JBSで培った専門性をきちんと評価してもらうためには、技術を理解できる相手と話すのが鉄則です
年収交渉に強い、おすすめIT特化型エージェント3選


「いきなり登録は怖い」という方もいるかもしれません
でも、安心してください
下のサービスはすべて 完全無料 で、登録したからといって「絶対に転職しろ」と言われることはありません
「とりあえず話を聞いてみる」だけで、自分の市場価値が見えてきます
ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
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カウンセラー1人あたりが担当する人数は、10名に制限しており、手厚いフォローが約束されています



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2位 キャリアカンパニー
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IT転職エージェント
キャリアカンパニーでは「未経験者」から「実務経験が浅い若手エンジニア」までを対象に、学習支援と転職支援をまとめて受けられます
オリジナルのITスクールを併設しており、転職サポートを受ける人は無料で利用できます
- スキル診断が無料
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- 5,000人以上の実績あり
今のスキルを客観的に診断してくれるので、次にどのステージを目指すべきかが明確になりますよ
活動の目安は1ヶ月から3ヶ月となっており、スピーディーに新しい環境へ移りたい人に最適です



まだ転職するか決まっていない段階での相談も歓迎しているので、気軽に第一歩を踏み出せますね
3位 ラクスパートナーズ
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IT転職エージェント
ラクスパートナーズは、未経験での採用率が95%と高く、入社後の教育体制がとても充実しています
入社してから3ヶ月間の実践的な研修を受けられるので、現場で役立つスキルをじっくり学べます
- 未経験採用が95%
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研修ではJavaや機械学習など専門的な技術を学べるため、プロとして着実に成長ができますね
選考プロセスがとても短く、面接を受けた当日に結果を教えてもらえるスピード感も魅力のひとつです



正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
3社とも特徴がはっきりしています
年収アップ重視ならTechGo、求人数の多さで選ぶならGeekly、技術理解の深さで選ぶならレバテックキャリア
プロの目線で言うと、2〜3社に同時登録するのが定石です
1社だけだと、そのエージェントの得意分野に偏った求人しか見えなくなってしまいますからね



大事なことを言います。今日この瞬間に転職する必要はありません。ただ、自分の年収が外でいくらになるか、それを知るだけでも見える景色が変わりますよ。
日本ビジネスシステムズの年収に関するよくある質問


最後に、JBS関連でよく寄せられる質問に答えていきます
Q. JBSの平均年収はなぜ口コミと有報で違うのですか?


- JBSの平均年収はなぜ口コミと有報で違うのですか?
-
有価証券報告書の数字(619万円)は、新入社員から役員まで全社員の平均です。一方、口コミサイトの数字は20代〜30代の若手社員からの投稿が多くなる傾向があるため、平均が低く出ます。どちらが正しい・間違いではなく、見ている層が違うだけです。
Q. JBSはホワイト企業ですか?


- JBSはホワイト企業ですか?
-
「残業時間」と「福利厚生」の観点ではホワイト寄りです。月平均残業16時間、社宅・住宅手当・リモート手当が充実しています。一方で、「給与の伸び」という観点では人によって評価が分かれます。ホワイト/ブラックの二元論で判断するのではなく、軸ごとに自分の優先度と照らし合わせるのが現実的です。
Q. JBSから自社開発企業に転職できますか?


- JBSから自社開発企業に転職できますか?
-
可能です。特にMicrosoft Azure・Power Platformの構築経験があれば、自社開発企業のクラウドインフラ職や情報システム職で評価されます。ただし、自社開発はSIerと開発文化が違うため、リモート文化・スピード重視・自走を求められる環境に適応する覚悟は必要です。技術スタックだけで決めず、企業の事業フェーズや組織体制も確認することをおすすめします。
Q. 30代後半でJBSから転職しても遅くないですか?


- 30代後半でJBSから転職しても遅くないですか?
-
マネジメント経験(PL・PM)があれば遅くありません。むしろ、Microsoft領域+マネジメントの掛け合わせは希少価値が高い組み合わせです。ただし、20代と比べて選択肢は減るのも事実です。早めにIT特化型エージェントに登録して、市場の動向を継続的に把握しておくのが現実的な戦略になります。
まとめ:「低い」と感じる今こそ、自分の市場価値を知るタイミング


長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます
最後に、要点だけギュッとまとめます
この記事の要点を3つで振り返る


- JBSの平均年収は業界平均より少し上(約619万円)。ただし「昇給ペースの緩さ」と「天井が見える」感覚が不満の正体
- JBSで培ったMicrosoft領域(Azure・M365・Power Platform)のスキルは、市場で年収600万〜1,400万円のレンジで評価される高価値資産
- 残る/転職、どちらが正解かは人によって違う。確かなのは「自分の市場価値を知らないまま不満を抱え続けるのが最も損」だということ
「JBSを辞めろ」とは一切言いません
JBSには福利厚生、ワークライフバランス、Microsoft案件経験という確かな価値があります
でも、それらの価値を 「外と比較したうえで、納得して選ぶ」 ことが大事なんです
比較しないまま「なんとなく残る」のは、不満を温存することと同じです
後悔しない選択のために、今日できる一歩


もしあなたが、この記事を読み終えて「やっぱりこのままで大丈夫かな」と少しでも感じているなら、たった1つだけ行動してほしいことがあります
それは 「IT特化型の転職エージェントに無料相談する」 こと
30分の相談で、こんなことが分かります
- 自分のスキルが市場でいくらの値札か
- JBSに残った場合と、転職した場合の年収シミュレーション
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下のサービスは、JBSのようなSIer出身者、特にMicrosoft領域経験者の転職に強いエージェントを厳選しています
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ITエンジニア経験者向け


ITエンジニア経験者のみなさんが、転職で年収をあげるなら「ITに特化した転職エージェントを利用する」のが成功への近道ですよ
求人の数やサポートの質で選ばれている、人気の高い3つのサービスから確認しましょう
- 1位 TechGo(テックゴー)
- 2位 Geekly(ギークリー)
- 3位 レバテックキャリア
それぞれのサービスがもつ強みについて、ここからはくわしく見ていくことにしましょう
1位 TechGo(テックゴー)
年収800万円以上をめざすなら
「TechGO(テックゴー)」がおすすめ
年収アップに特化した
IT転職エージェント
TechGo(テックゴー)は、年収アップの交渉力に強みがあります。たとえば20代の年収だと、前職にくらべて「平均120万円」も上がっています
30代の年収では「平均160万円」も上がっており、今の給料に満足していない人に最適ですよ
- IT求人10,000件
- 年収160万円アップも
- 面接対策を何度も実施
アドバイザーを選考官に見立てた模擬面接を何度も行うので、本番で力を発揮しやすくなります
独占ルートの求人や、面接が確約された求人など、TechGoだけの特別なチャンスも豊富ですよ



完全無料となっているので、リスク無しで「プロの交渉力」に頼ることができます
2位 Geekly(ギークリー)
業界最大級のIT求人数なら
「ギークリー」がおすすめ
IT・Web・ゲーム業界に特化した
IT転職エージェント
Geekly(ギークリー)は、45,000件以上の求人をもつ、大手のIT専門転職エージェントです
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企業ごとの選考ポイントをしっかりおさえているので、効率よく内定を目指したい人に向いています
3位 レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWebに特化した求人が「55,489件」もあり、毎日更新されています
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アドバイザーによって提案に差が出ないよう、最初の面談で自分の戦略を伝えておくと安心ですよ
ITエンジニア未経験向け


ITエンジニア未経験の人は、研修や相談体制がしっかりしている転職エージェントを選びましょう
初心者の不安を解消してくれる、サポートが手厚いランキングTOP3を紹介していきます
- 1位 @PRO人
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ひとつずつ中身を確認していきましょう
1位 @PRO人(アットプロジン)
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IT転職エージェント
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3位 ラクスパートナーズ
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正社員として採用されてから学ぶスタイルなので、給料をもらいながら勉強に専念できます
あの日、評価面談で「月5,000円の昇給です」と告げられた瞬間に感じた違和感
それは、あなたが成長している証拠なんです
会社の評価より、あなた自身が、自分の価値に気づき始めている
その違和感を放置せず、データで確かめにいきましょう
あなたの選択を、心から応援しています



いいですか、エンジニアのキャリアで最も大事なのは「自分の市場価値を正しく知ること」です。それさえわかれば、JBSに残る判断も、転職する判断も、自信を持ってできるようになります。今日が、その第一歩になることを願っています。